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大西忠治さんはこんなことを ④-「発問上達法」大西忠治 民衆社 1988年 ① [読書記録 教育]

今回は、わたしの教育ノートから、2月5日に続いて
キーワード「大西忠治さんはこんなことを」-「発問上達法」1回目の紹介です。


かなり以前に出版されたからでしょうか、
出版社の案内を見つけることはできませんでした。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「様々な意見が出ることをねらった発問」


・「ゆれる発問 と 動かない発問」


・「教師はだれでも『ゆれる発問』を『ゆれない発問」にかえたくなる」


・「『ゆれる発問』をゆれなくするにはアレかコレかに発問を替える」



・「①動かない発問
②子どもはゆれるが教師はゆれない発問
③子どもも教師もゆれる発問」








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☆大西忠治さんはこんなことを ④-「発問上達法」大西忠治 民衆社 1988年 ①

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◇発問
 
□発問化第一のセオリー
    
 発問化の初歩  
   齋藤喜博 向山洋一
    

 様々な意見が出ることをねらった発問  
  あいまいな所の発問化




□発問化第二のセオリー

「ゆれる発問」 
   - 教師が子どもに考えさせたいものと違ったものが混ざり込んでいる発問


「動かない発問」
   教師の求めている解答がすぐ得られるもの

   ↓

教師はだれでも「ゆれる発問」を「ゆれない発問」にかえたくなる


 教材分析によって解答を発見する
   → その解答から発問をつくる




□ゆれる発問② 

「ゆれる」のは何か,「ゆれる」のは悪いか

ゆれるのは教師?子ども?

子どもの反応のゆれを中心に考える

子どもの反応がゆれる時は
     → 教師の発問がかわらなくても

→ 「ゆれる発問」と考える
  



□ゆれる発問③ 

「ゆれる発問」 をゆれなくするにはアレかコレかに発問を替える

 ゆれて困る発問

 ゆれる発問をゆれない発問に替える

 → 選択肢
二者択一 ○×式
  



□三つの発問 

 いろいろな発問を組み合わせてやれることがプロの条件

   ①「動かない発問」


   ②「子どもはゆれるが教師はゆれない発問」


   ③「子どもも教師もゆれる発問」


「大きい発問」 …  転々と変わる発問の全体の裏側に隠れてずっと貫き流れている発問

「大きな発問」 … 「ゆれる」のが困るが,かといって変えられない発問




 A「ゆれる発問」   
   
    → 子どもに自由な思考を促す


 B「大きな発問」  
    
    → 問題の提示,思考の方向を指し示す
               
      小さな発問を補う = 助言
               
      大きな発問には助言が必要   


 C「動かない発問」

    → 既有情報の整理

思考のための材料提供
(子どもの反応を操作しすぎ一定の枠に入れ込んでしまいやすい)


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