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「話す力・聞く力が伸びる」樋口裕一 PHP 2005年 [読書記録 教育]

今回は、樋口裕一さんの
「話す力・聞く力が伸びる」の紹介です。





出版社の案内には、


「『聞く』ことと『話す』ことは、学力の基本です。とくに小学生のあいだは、勉強の基
 礎は授業中の先生の話を聞くことによってつくられますし、話すことができなければ、
 ものごとを理解していないと見なされてしまいます。実際、そうした状態が続くと、本
 当にものごとを理解できない子になっていってしまうことが多いのです。
 しかし近年、それらの能力に欠けた子どもが増えています。このことは、学力の面だけ
 でなく、仲間や友だちづくりも苦手な子になってしまうことにつながります。
 本書は、『聞く力』と『話す力』を身につけるためには、どのようなことを親と子ども
 がするべきなのかを、丁寧に解説しています。『友だちをつくる話し方を身につける』
 『人の話を聞く態度を身につけよう』『質問力をつける』『意見を言う、挨拶する、発
 表する』の4章立て。
 わが子のコミュニケーション力がミルミル伸びる例文・例題が豊富に詰まった『使える』
 一冊です。」


とあります。






今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「昔は世代を超えるコミュニティがあった」


・「友達から嫌われる話し方 
   自慢・けなす・けちを付ける・自分の優越性を大げさに
意地悪な見方・自分のことばかりしゃべる」


・「相手や状況によって言葉を使い分ける 『私』と『公』の違い」


・「相手によって話し方が違うのが会話の基本」






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☆「話す力・聞く力が伸びる」樋口裕一 PHP 2005年

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◇友達を作る話し方を身につける

 昔は世代を超えるコミュニティがあった



 今は地域のコミュニティがなくなってしまった



 意識的にコミュニケーション能力を付けることが必要
今,気持ちのギブ・アンド・テイクができなくなっている
   はかること,加減力できない



 コミュニケーションで大切なのは自己アピール
  自己アピール = 自分を他者に認めさせること



 コミュニケーション力はアイデンティティだ



「友達から嫌われる話し方」 
   自慢・けなす・けちを付ける・自分の優越性を大げさに

  意地悪な見方・自分のことばかりしゃべる



「友達を作る話し方」
相手と共通の話題・誘う・ゲームや宿題を相手に尋ねる・褒める

相手との共通点・共通の友人・出来事を話題・ニュースを教えてあげる







◇人の話を聞く態度を身につけよう

 話す力の基本は人の話をきちんと聞けること

きちんと聞く = 相づち,質問



 人の話を聞けるようにし向ける 

   会話 = ギブアンドテイク



 子どもの話に相づちを打つ 
  お母さん・お父さんが子どもの話をきちんと聞く

  時々質問を挟む 

  お父さんお母さんが聞き上手になる

  とにかく親子の会話の時間を作る 家族が仲良くできる雰囲気








◇質問力を付ける

 質問することはページめくり



 相手の言うことを正確に理解するための質問 
  
  「つまり…ということなの」



 相手に話を振って発言する機会を与える
  
   相手を思いやる



 親が子どもにどんどん質問する

   質問させることで子どもの好奇心を育てる



 苦手な話を質問でそらして自分のペースで会話を進める



 叱られて話をそらす 
   質問をすることで情報も収集できる








◇意見を言う,挨拶する,発表する

 話し方にはA型・B型がある

  結論が先 - A型

説明が先 - B型



 自己紹介では自分の名前をはっきり言う



 発表では何がポイントかきちんと理解する



 質問を考えさせることで問題発見能力を付ける



 言葉遣いで複合的な社会があると分からせる

   相手や状況によって言葉を使い分ける 「私」と「公」の違い



 相手によって言葉遣いが違うことを教える



 本音だけを通じないことを教えることが必要



 人はいくつもの顔を持っていると教える
相手によって話し方が違うのが会話の基本
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