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『こころの目で見る』鈴木秀子 清流出版 2004年 ⑤ [読書記録 一般]

「子どもが自分たちと同じように生きられるようになれば子育ては大成功。それ以上は、
 ボーナスで神さまがしてくださること。」








今回は、2月15日に続いて、鈴木秀子さんの
「こころの目で見る」の紹介 5回目です。





出版社の案内には、


「モノやお金にこだわっている限り、本当の幸せは手にできません。シスター鈴木秀子が
 説く、こころ豊かに生きる方法とは…?あなたの考え方、生き方が変わる『こころの目』
 で見ることの不思議。」



とあります。







今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「親はとかく子どもを自分本位で育てようとする」
「子供は預かりもの → 大きくなったら社会に返す」


・「親にとって子どもを育てると言うことは,自分のエゴを切り捨てる学びの機会」


・「親の務め
  ~ 目に見えない世界を,そして一人一人の人間の尊厳の大切さを伝えること」


・「アガペの愛  『お金にかえられない大切なこと』」







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☆『こころの目で見る』鈴木秀子 清流出版 2004年 ⑤

1.JPG

◇親子の壁を乗り越えるために

□子どもは親を選んでこの世に来る

 親はとかく子どもを自分本位で育てようとする

  ・親は子どもよりえらいわけではない

  ・思い通りにしようとすることこそ親が…
    

 子供は預かりもの

 → 大きくなったら社会に返す 




□子育ては自分のエゴを切り捨てる人間としての学びの場

 「親にとって子どもを育てると言うことは,自分のエゴを切り捨てる学びの機会」

 インド詩人・タゴール(1861-1941)
起こってくることを受け入れ

それをよりよいものにしていく精神こそ

人生の達人である




□親子関係から大切なことを学ぶ




□親が子どもに伝える大切なこと

 親の務め

 ~ 目に見えない世界を,そして一人一人の人間の尊厳の大切さを伝えること
                   
           ∥
           
 「こころの目」を開かせ,生きていること命があることそのもののすばらしさを伝える
 こと      

  ↓

 親自身がエゴを切り捨て「こころの目」を養うこと


 「子どもが自分たちと同じように生きられるようになれば子育ては大成功。それ以上は
  ボーナスで神さまがしてくださること。」




□太宰治の名作「津軽」にみる無条件の愛

 『津軽』 無条件の愛,無償の愛  安らぎ 穏やかさ
     

 イエス
  「あなたがあなたでいるだけでいい」 

「自分が何でもできると言うことを証明する必要はない」



 アガペの愛
    「お金にかえられない大切なこと」   




□マザコンを生まないための夫婦関係









◇死にたがる人たちの人間学
  
□増え続ける自殺と鬱病の相関関係 

 「こころのかぜ」

  ~鬱病 今や数百万人

完璧主義の人に多い


 自殺者の増加 
      
 ~ 目に見えるドゥーイングの世界・競争の世界に偏り過ぎた日本の今




□芸術作品は苦しさの表現法でもある

 川端康成の名作「伊豆の踊子」に見る青年の心の成長
   自我の確立


 あるがままの自分を受け入れる 
   人間として成長する上でどうしても必要なのが他者


「回心」するという大切なこと
  仏教    - 改心

キリスト教 - 回心 「こころを回す」

自殺 ~ 「自分はダメ」「他者もダメ」分裂

   どれもが自分にとって目に見えない財産




□起こったことには必ず意味がある

 「起こることには必ず意味がある」自分を活かすことが他者を活かすことだ


  キリスト
   「苦しんでいる人,泣く人は幸いだ。慰められるだろう。」



人は苦しみを通して人に貢献することができる

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