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『こころの目で見る』鈴木秀子 清流出版 2004年 ⑥ [読書記録 一般]

「競争心が生まれ,勝つことだけに力を注ぎすぎると負けたときに強い挫折感を味わうこ
 とになり,自分にも他者に対しても否定的になっていく。」





今回は、2月18日に続いて、鈴木秀子さんの
「こころの目で見る」の紹介 6回目です。





出版社の案内には、


「モノやお金にこだわっている限り、本当の幸せは手にできません。シスター鈴木秀子が
 説く、こころ豊かに生きる方法とは…?あなたの考え方、生き方が変わる『こころの目』
 で見ることの不思議。」



とあります。







今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「都合の悪いことはすべて消してしまいたいというこころ」


・「欲にかられた人は『こころの盲人』である」


・「わたしたちは単にモノを豊かにするため生きているのではありません。人生を活かす
  ためにモノを使う。」


・「ルールは『人に仕えるもの』であり『人を活かすもの』でなければならない」






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☆『こころの目で見る』鈴木秀子 清流出版 2004年 ⑥

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◇人を殺すと言うことはどういうことか

□都合の悪いことはすべて消してしまいたいというこころ

 なぜ人を傷つけてまで自分の弱さを認めたくない



「一人一人の人間の尊厳の大切さ」の自覚のなさ

ドゥーイングの世界には平等は何一つない

~ 小さい頃から学力,容姿,家柄などを互いに比べ合い何でも優劣が生じる世界



 競争心が生まれ,勝つことだけに力を注ぎすぎると負けたときに強い挫折感を味わうこ
とになり,自分にも他者に対しても否定的になっていく。  




□人を殺すことは自分自身を殺すこと

 殺人は,自分自身の人間性を殺す行為であり,人を殺せば自分自身も殺すことになる。

 「手」  指の付け根から指先が見える世界

      手のひらの裏が見えない世界

すべてを貫く太い骨が「愛」そして「今」という心棒



  平等  - 誰もが見えない部分から愛という果実をもらって活かされている

 ビィーイングとドゥーイング

「車輪」

   ・中心部分は回っているけれど遠目からは静止している

・回転する部分

  = 動く部分と不動の部分を連結させバランス取り


 聖書  
 「全人類はキリスト教を頭にした一つの体である」  




□聖書の「盲人を癒す」から学ぶ 

 イエスによって目を開けてもらった青年




□欲にかられた人は「こころの盲人」である

 障害や病気 … イエス 「神の業がこの人の上にあらわれるため」



 わたしたちは単にモノを豊かにするため生きているのではありません。人生を活かすた
めにモノを使う。




□人間性を大切にした生き方とは?

「姦通の女」 -「あなたがたのうち罪のない者が,まずこの女に石を投げなさい」
 人間性を大切にする人たちが一人でも増えていけば,ドゥーイングに偏りかけたこの世
の中も自然と浄化され,よりよい方向に導かれる。









◇ルールを守るとはどういうことか
  
□ルールとは人を活かすもの 

 ルールは「人に仕えるもの」であり「人を活かすもの」でなければならない
     

 基準 :「一番役に立ちお互いを大切にし合い一番快適でいられるもの」中立   



□あえてルールに背を向けたイエスの教え      

 当時のルール 
   民衆をコントロールするための道具に過ぎない




□欲を満たすためのルールから人を活かすためのルールへ

 律法学者が「ダブル・バウンディング」でイエスを陥れようとする自らのビジョンに向
かって生きるための表現法


 ルール破り
  = 無意識のうちに「人のことはどうでもいい」という考えが根付いているから



 根の部分の人のつながりを自ら断ち切りエゴだけで生きている
   ・ルール違反は自分も他者も大切にしない愚かな行為

・本当のマナーとは真の意味でゆたかな人生を歩むための人々の行動面におけるよ
    りよく生きるための表現法




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