SSブログ

「人生は廻る輪のように」E・キューブラー・ロス 角川書店 1998年 ③ [読書記録 一般]

「わたしは死ぬことは怖くありません。死にそうな患者さんの部屋に入っていくと、患者
 さんが石のように硬くなっていることがあります。しゃべる人が誰もいないんです。だ
 からそばに行くんです。時には手を握って心配することはない、死はそんなに怖いもの
 じゃないって言ってあげるんです」








今回は、2月23日に続いて、E・キューブラー・ロスさんの
「人生は廻る輪のように」の紹介3回目です。


臨死研究で知られたキューブーラー・ロスさんの自伝です。


出版社の案内には、


「スイスで過ごした少女時代、国際平和義勇軍での難民救済活動、ナチス強制収容所で出
会った蝶の壁画の謎、父の反対を押し切り医師の道へ、結婚とアメリカへの移住、末期
医療と死の科学への取り組み、大ベストセラー『死ぬ瞬間』の執筆、チャネリング、夫
との別離、体外離脱体験、詐欺及び殺人未遂被害、ヒーリングセンターの設立、放火に
よるすべての焼失…。20世紀を駆け抜けた精神科医の愛とたたかいの記録。」


とあります。







今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「患者に必要なのは薬ではなく思いやりと慰め」


・「瀕死の患者は必ず自分の死を知っているものだ」


・「死にゆく患者の言葉に耳を傾けさえすれば生について無限に多くを学ぶことができる」


・「死の告知『どんな言葉で伝えるか』 = 死は生の一部である」









<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

浜松ジオラマファクトリー







☆「人生は廻る輪のように」E・キューブラー・ロス 角川書店 1998年 ③

1.JPG

◇マンハッタン州立病院

□瀕死の患者が会いたいというとき、それは明日のことではない、今すぐのことだ

 父との関係の修復



□悲惨なマンハッタン州立病院 精神科

 患者に必要なのは薬ではなく思いやりと慰め



院長とのたたかい  
   課題を実行させ小さな御褒美


 再びの流産

 
「一般開放日」プログラム ~ 人間関係作り


 1960年6月 ケネス・ロス誕生



モンティフィオール病院へ







◇死ぬまで生きる

□末期患者との生活 

 瀕死の患者は必ず自分の死を知っているものだ



□父の死

 ~ ひとつのリアリティと別のリアリティとの意図的な往来
        
 = アンフィニッシュドビジネス

    やり残した仕事の生産







◇初めての講義

□コロラド大学に

 精神生理学研究所長 シドニー・マーゴソン教授


 マーゴソン教授 旅行中講義の代役に


 テーマ「死」
   二部構成 前半 理論的な仮説の提示

後半 仮説を裏付ける経験的証拠の提示
16歳リンダの心情


 人間として医師として
→死にゆく患者の言葉に耳を傾けさえすれば生について無限に多くを学ぶことができる







◇母性

□難産の末バーバラ誕生



□シカゴへ 

 夫  ノースウエスタン大学メディカルセンター

ロス シカゴ大学附属ビリングス病院精神科


 ヘルムート・バウム博士の教育分析 39か月



興味は医学生の教育へ







◇死とその過程について

 1965年秋 シカゴ神学校 4人の男子学生との出会い


 死の告知
 「どんな言葉で伝えるか」 = 死は生の一部である


 1967年前半~ 
   毎週金曜日「死とその過程」セミナー


 サナトロジー(死生学) - 揺籃期 最高の師 黒人の掃除婦
掃除婦 
「わたしは死ぬことは怖くありません。死にそうな患者さんの部屋に入っていくと、患
者さんが石のように硬くなっていることがあります。しゃべる人が誰もいないんです。
だからそばに行くんです。時には手を握って心配することはない、死はそんなに怖い
ものじゃないって言ってあげるんです」



自分の第一助手に


nice!(155)  コメント(0) 
共通テーマ:学校