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「地名のいわれが一気に分かる本」浅井建爾 成美文庫 2001年 ③ [読書記録 一般]

今回は、3月5日に続き、浅井健爾さんの
「地名のいわれが一気に分かる本」の紹介 3回目です。


浅井さんが、地名の由来、楽しさ、不思議などに気付かせてくれます。



出版社の案内には、


「私たちの生活と切り離すことのできない「地名」。その由来のひとつひとつを調べて
 みると、その土地に秘められた歴史や伝説、さらには崖崩れが多発する危険地帯とい
 った、日本の地形までもがわかるのだ。さあ今すぐ本書を開いて、「日本」の素顔を
 覗いてみよう。 」



とあります。






今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「坂出市に『御供所、新宮、別宮、駒止、天皇』
 崇徳上皇関連地(保元の乱後流された)」


・「『親不知』『子不知』
  平頼盛の妻が夫を慕い子供を越後に行く際波に子供をさらわれたことに由来」


・「新潟・山形県境の山『日本国』 坂上田村麻呂由来説『ここまでが日本国』」


・「『百目鬼』地名 『ドメキ』 =水流が強く流れがある所、小流流れがどよめく所
百 = 十 × 十 = トド」


・「『美女』地名
美女 ~ ビショビショ『泥寧』から」




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☆「地名のいわれが一気に分かる本」浅井建爾 成美文庫 2001年 ③

1.JPG

◇珍地名の由来
 
□香川県「天皇」地名

 坂出市
   御供所、新宮、別宮、駒止、天皇

     | (公には名前が変えられている)

   崇徳上皇関連地(保元の乱後流された)
 




□十二支勢揃いの町「北方」  

 宮崎県北方町 = 干支の町


 明治22年 戸長の古川定明が
 




□「親不知」難所

 青海町
   「親不知」「子不知」


平安末期の悲劇 
   平頼盛の妻、夫を慕い子供を越後に
その際波に子供をさらわれた


 「親不知 子はこの浦の波まくら 越後の磯の あわと消えゆく」



 今は景勝地に トンネル・シェード
 




□新潟・山形県境の山「日本国」

 「日本国」555.4m徳川家光の言葉説、

  田村麻呂説「ここまでが日本国」





□岩手県「人首」アイヌの若き酋長に因む

 岩手県江刺市「人首」ひとかべ

 田村麻呂 
  801年 アイヌ酋長の反逆 

  「人首丸」と呼ばれていた

 アイヌ衣裳 
    熊の毛皮の衣服 = 顔だけ人

   最後には敗北
 




□「狼煙」

 石川県珠洲市に「狼煙」地名 

 海域警備 - 防人が狼煙 - 起源

 → 現在 狼煙灯台
 



□「汗」フザカシ

 栃木県上三川町大字汗(旧村)


 薬師如来に由来 「汗かき薬師」

「船の札貸し」- 船着物 → フダカシのヤクシ → フザカシ
 



□「フケ」は水関連 

 ①深い 

 ②湿地 

 ③崖地のフケ

「布気、深目、福家、不毛」
 



□「地球岬」北海道室蘭市

 チキュウ 二つの岬 ホロ・チケウエ ホン・チケウエ
大 岬 小 岬


 チケウエ → チキウ → チキュウ(あて字としてのチキュウ)
 



□宇曽川(滋賀県愛知郡)
 



□「百目鬼」地名 ドメキ

「百百、百度」「堂目木、百笑」「道目木」

~ 水流が強く流れがある所、小流流れがどよめく所

 百 = 十 × 十 = トド
 



□「毛」

 上代-「毛(木)」=「生し」の義


「生」は「ナシ」で 生 → 成る

 山のある所が山梨
 



□「美女」地名

 美女 

 ~ ビショビショ 「泥寧」
 



□「御手洗」地名

 「良水」のあるところ


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