「地名のいわれが一気に分かる本」浅井建爾 成美文庫 2001年 ⑤(最終) [読書記録 一般]
今回は、3月15日に続き、浅井健爾さんの
「地名のいわれが一気に分かる本」の紹介5回目 最終です。
「地名」の不思議、楽しさを教えてくれる本です。
二昔前に出版された本ですが、お薦めです。
出版社の案内には、
「私たちの生活と切り離すことのできない「地名」。その由来のひとつひとつを調べて
みると、その土地に秘められた歴史や伝説、さらには崖崩れが多発する危険地帯とい
った、日本の地形までもがわかるのだ。さあ今すぐ本書を開いて、「日本」の素顔を
覗いてみよう。 」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「関東 = 関所の東方 = 奈良時代 鈴鹿関、不破関、愛発関以東」
「近世 箱根の関以東を「関東」と」
・「韮山(静岡県-伊豆) ニラの緑 = 葱のように青い山」
・「小海線『佐久海ノ口』『海尻』『小海』 → 海 = 湖 」
・「『クマ』 曲、隈 = 曲流した道+川
あて字として『熊』『球磨』」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「地名のいわれが一気に分かる本」浅井建爾 成美文庫 2001年 ⑤(最終)
◇「関東」と「関西」
□関東 = 関所の東方 = 奈良時代 鈴鹿関、不破関、愛発関以東
東国の勢力が強くなると「関東」と称される地域も東へ
「坂東」 = 足柄、箱根、碓氷坂の東
近世 箱根の関以東を「関東」と
◇大自然・地形名
□あすか
「あ」+「州処(スカ=川や海の砂州)」
明日香→飛鳥
「人力」 海岸砂丘に多い = 「島と同義語」
ソネ、洲、瀬、岩、礁
□保土ヶ谷
「ホトのような形をした谷」 = 女性器の形の岩
ホト = 火所 ~ 火切り臼と火切り棒
船形・穴形の地形=谷
□池袋
袋 = 洪水で作った遊水池を意味
荒川の袋
池のように大きなもの→池袋
周囲よりわずかに窪んでいる
□韮山
ニラの緑 = 葱のように青い山
ニラの緑色から
□山の中の「海」地名
小海線
「佐久海ノ口」「海尻」「小海」
海 = 湖
八ケ岳の噴火によりできた湖
昔の人々にとっては湖も海に近いものだった
□「浅間」
古代人は噴火を繰り返す火山を「アサマ」と呼んで畏敬した
9世紀初 山自体を御神体と定めて浅間神社の創建
「アサ」火山活動に代わって生じた特色地形
「マ」=場所
「アサマ」に浅間 → センゲン
□「水戸」
水の戸
□「シナ」
段丘地形 シナ2段 キザハシ
□「ほき」
断崖の箇所や山腹の嶮しい所
□「小豆」
崩崖
「あず」崖の崩れやすいところ
□「クマ」
曲、隈 = 曲流した道+川
あて字として「熊」「球磨」
□「ササ」
ササ = 水の音
音からつけられた地名
さめく→ざめく→ぞめく、ひさめく、さざめく
□日本最古の地名
奈良県桜井市大字「忍坂」 オシザカ、オザカ
地元では「おっさか」
□不思議なルーツを持つ地名誕生秘話
「金精峠」(こんせいとうげ)
峠上に「金精大明神」
金精様 カナマラ様
「梅田」は「埋田」
淀の川尻
「九」つの木工、「一色」の村が「上九一色村」
駿州中道往還
「地名のいわれが一気に分かる本」の紹介5回目 最終です。
「地名」の不思議、楽しさを教えてくれる本です。
二昔前に出版された本ですが、お薦めです。
出版社の案内には、
「私たちの生活と切り離すことのできない「地名」。その由来のひとつひとつを調べて
みると、その土地に秘められた歴史や伝説、さらには崖崩れが多発する危険地帯とい
った、日本の地形までもがわかるのだ。さあ今すぐ本書を開いて、「日本」の素顔を
覗いてみよう。 」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「関東 = 関所の東方 = 奈良時代 鈴鹿関、不破関、愛発関以東」
「近世 箱根の関以東を「関東」と」
・「韮山(静岡県-伊豆) ニラの緑 = 葱のように青い山」
・「小海線『佐久海ノ口』『海尻』『小海』 → 海 = 湖 」
・「『クマ』 曲、隈 = 曲流した道+川
あて字として『熊』『球磨』」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「地名のいわれが一気に分かる本」浅井建爾 成美文庫 2001年 ⑤(最終)
◇「関東」と「関西」
□関東 = 関所の東方 = 奈良時代 鈴鹿関、不破関、愛発関以東
東国の勢力が強くなると「関東」と称される地域も東へ
「坂東」 = 足柄、箱根、碓氷坂の東
近世 箱根の関以東を「関東」と
◇大自然・地形名
□あすか
「あ」+「州処(スカ=川や海の砂州)」
明日香→飛鳥
「人力」 海岸砂丘に多い = 「島と同義語」
ソネ、洲、瀬、岩、礁
□保土ヶ谷
「ホトのような形をした谷」 = 女性器の形の岩
ホト = 火所 ~ 火切り臼と火切り棒
船形・穴形の地形=谷
□池袋
袋 = 洪水で作った遊水池を意味
荒川の袋
池のように大きなもの→池袋
周囲よりわずかに窪んでいる
□韮山
ニラの緑 = 葱のように青い山
ニラの緑色から
□山の中の「海」地名
小海線
「佐久海ノ口」「海尻」「小海」
海 = 湖
八ケ岳の噴火によりできた湖
昔の人々にとっては湖も海に近いものだった
□「浅間」
古代人は噴火を繰り返す火山を「アサマ」と呼んで畏敬した
9世紀初 山自体を御神体と定めて浅間神社の創建
「アサ」火山活動に代わって生じた特色地形
「マ」=場所
「アサマ」に浅間 → センゲン
□「水戸」
水の戸
□「シナ」
段丘地形 シナ2段 キザハシ
□「ほき」
断崖の箇所や山腹の嶮しい所
□「小豆」
崩崖
「あず」崖の崩れやすいところ
□「クマ」
曲、隈 = 曲流した道+川
あて字として「熊」「球磨」
□「ササ」
ササ = 水の音
音からつけられた地名
さめく→ざめく→ぞめく、ひさめく、さざめく
□日本最古の地名
奈良県桜井市大字「忍坂」 オシザカ、オザカ
地元では「おっさか」
□不思議なルーツを持つ地名誕生秘話
「金精峠」(こんせいとうげ)
峠上に「金精大明神」
金精様 カナマラ様
「梅田」は「埋田」
淀の川尻
「九」つの木工、「一色」の村が「上九一色村」
駿州中道往還