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「アドラー心理学でクラスはよみがえる」野田俊作・萩昌子 創元社 2017年 ① [読書記録 教育]

「幸福の三つの条件
1 自分のことが好きであること
2 他者を信頼していること
3 社会の役に立てる人間だと感じていること」








今回は、野田俊作さん、萩昌子さんの
「アドラー心理学はよみがえる」の紹介 1回目です。



このごろよく聞くようになった「アドラー心理学」の一部を知ることができます。


出版者の紹介には、


「ロングセラー『クラスはよみがえる』のコンサイス版。アドラー心理学の第一人者の著
 者が、子どもたちが協力しあうクラス運営のオリジナルメソッドを伝授します。クラス
 がまとまらず子どもたちを怒ってばかりなのは、単に教師のスキルが足りないだけです。
 本書は、①講義、②実践、③運営の3STEPで、アドラー流の教育スキルが身につく
 しかけになっています。アドラー心理学の基本から、子どもたちを勇気づける言葉がけ、
 クラス議会のやり方まで完全マスターできます。難しいものが多いと言われるアドラー
 心理学本の中で、イラストや図表が満載でわかりやすくて役に立つクラス担任必携の一
 冊です。」


とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「すべての人間の問題、すべての不適切な行動の根本問題は、勇気を失っていることだ」


・「勇気を失っている子 
 ← 勇気づけ『エンカレッジメント』」


・「不登校(対応)の目的はいったい何か? 
  目的は未来 = 過去を変えることはできないが未来を変えることはできる」


・「教師がもちやすい5つの癖」
- 確かにそうかもしれないと納得してしまいます。








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☆「アドラー心理学でクラスはよみがえる」野田俊作・萩昌子 創元社 2017年 ①

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◇アドラー心理学って

□勇気づけの心理学

○アドラー(オーストリア)「勇気と希望の使徒」
死後 高弟 ルドルフ・トライカース「教師たちの教師」



○「すべての人間の問題、すべての不適切な行動の根本問題は、勇気を失っていることだ」



○未来の目標が現在を決める

勇気をくじかれた人間は、そのこつこつルートを通ることができなくなって、反社会的
な弱虫用の破壊的な近道を通ろうとしています


→ この近道は、結果を得るための近道にはならないのです
    

「人間共同体にとって価値ある生き方をしている場合にのみ、人は人生の諸課題を満足な
 かたちで解決できるし、自分自身満足感を得ることもできるので」


○勇気を失っている子 

 ← 勇気づけ「エンカレッジメント」






□アドラー心理学は学校教育にどういい?

○不登校の原因

 ① 社会的な原因  

    いじめられた 

    先生との相性が悪い = 外側の原因


 ② 時間的な原因論 

    不登校に陥るような性格になったのはどうしてか?

   ↓

  ×
   
○不登校の目的はいったい何か? 
 
 ◎目的を問う

目的は未来 = 過去を変えることはできないが未来を変えることはできる


 子供自身の中に目的がある

  ① 目的は未来にある


  ② 目的は子供の中にある







□あなたはどんな教師ですか?

○教師のタイプ 
     
 A ファシスト(支配者)


 B アナーキスト(無責任で何でも容認)


 C コーディネーター(民主的)






□教師がもちやすい5つの癖
 
 ①完璧癖  小さな失敗を恐れ、大きな破滅に向かっています。


②反省癖  厳しく反省すれば、明るい明日があると信じています。


③計画癖  きちんと計画し、必ず実行しなければ気が済みません。


④努力癖  目標を達成するまで全力集中してしまいます。


⑤習慣化癖 正しい習慣と正しい暮らしを自らと子供たちに強います。






□幸福の三つの条件

1 自分のことが好きであること


2 他者を信頼していること


3 社会の役に立てる人間だと感じていること


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