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「魔法の掃除13か月」平田治 三五館 2007年 ①(前半) [読書記録 教育]

今回は、平田治さんの
「魔法の掃除13か月」1回目(前半)の紹介です。





出版者の紹介には、


「『学力の低下』『学級崩壊』、果ては『いじめ自殺』……
 こうした学校の末期症状に処方箋はないのか?
 子どもの自発性を伸ばし、学力向上にもつながる『魔法の掃除』――
 その名を『自問清掃』。この独特な教育メソッドが今、注目を集めています。 」


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「『荒れている学級はやりやすい』 - 何の価値も入っていないから 」


・「指示・命令・注意をしない掃除教育」


・「3つの玉を磨く 
  ①「がまん玉」 ②「しんせつ玉」 ③「みつけ玉」 + 感謝の心」


・「教師が感動と共感を」


・「ひたすら信じて待つ 
 『指示命令注意しない』」



自問清掃については、
素晴らしいという意見もあれば、忖度を強要しているのではないかとの意見もあります。








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☆「魔法の掃除13か月」平田治 三五館 2007年 ①(前半)

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◇自問清掃とは何か

□「自問清掃とは」 

 = 心を育てる 助け合う掃除 心を磨く掃除 いじめ克服 


 自問ノート
  「荒れている学級はやりやすい」 - 何の価値も入っていないから



□学力差・能力差を超える



□指示・命令・注意をしない掃除教育

 意志力 - 「がまん玉」 

        人に迷惑を掛けないで黙って我慢とやる気


 創造力 - 「みつけ玉」 

        仕事を見つけ通して
    

 情操  - 「しんせつ玉」

        人の心を汲んで仲良く助け合って働く 



感謝清掃

正直清掃


※ ひたすら信じて待つ 
 「指示命令注意しない」



□実践する教師の苦しみ

「自問清掃」創案者・竹内隆夫先生
   長野県の元高社中学校長


 一か月ぐらいに「壁」 

 - 「人は急には変われない」

諦めないで、焦らないで







◇4月 自発性を信じて

□こんな掃除教育 「自問清掃」プラン

①「自問清掃」 指示・命令・注意を一切しない
 
   褒めない・叱らない・比べない はたらくのをやめて休んでもよい

   ◎3つの玉を磨く 
     ①「がまん玉」 ②「しんせつ玉」 ③「みつけ玉」 + 感謝の心


②「がまん清掃」 - がまんとやる気を鍛える

   どうしてもしゃべりたくなったり遊びたくなったりしたときは、邪魔にならない場
  所に行ってすわって過ごす
真面目に掃除している人の自由を奪わない


③「しんせつ清掃」 - どれほど人の話を汲めるか

  「ことばでなく行為で協力する」

   ~ ことばの連続をやめる 道具の分担もしない


④「みつけた清掃」 - 仕事を見つけ通す  

            最後の一分一秒まで


⑤「感謝清掃」 - 感謝の気持ちで働けるか

   自分のため  

   感謝の心が自分の中にあるか否か問いかける


⑥「正直清掃」 - ほんとうにはたきたいから働く
          
          判断力+福祉奉仕
  


□子どもとの出会い       

 学級開き

  ①「3つの玉の話」

     人間には「がまん玉」「しんせつ玉」「見つけ玉」


  ②人間は不思議「オオカミに育てられた子」

アマラとカマラ


  ③脳の話 前頭葉







◇5月 自発性を引き出す

□こんなに深く考えたことはなかった



□子どもの芽を潰す失敗例 
  教師が守る 

  教師が感動と共感を



□掃除を休んでもよい 

 掃除をするときはきれいな心で

「心が落ち着いた人は掃除に行きましょう」







◇6月 輝き出す子どもたち

□気働きの萌芽 

 自問清掃と無言清掃との違い

 がまん清掃からしんせつ清掃へ



□感動を掛け値なく表現する

 素直に感動しそれを伝える

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