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山本七平さんはこんなことを ①-「日本人とアメリカ人」PHP研究所 1993年(1) [読書記録 一般]

今回は、「山本七平さんはこんなことを」①、
山本七平さんの「日本人とアメリカ人」1回目の紹介です。


「日本人とユダヤ人」がベストセラーになってからどれくらい経ったでしょうか。
山本さんが亡くなられてからも随分経ちます。




出版社の案内には、


「なぜ日本人の目にアメリカは、『病める大国』と映るのか。綿密な現地取材を経て、鋭
 いペン先は、いまだ指摘されていない論点を鮮明に抉っていた。著者最盛時の埋れたル
 ポルタージュ、初の単行本化。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「『日本人は生来の悪魔』と罵られた」


・「憎んでも発言自体は封じぬアメリカ - 相手の発言は非難せず聞く」


・「やっつけてしまう理由は日本では『生意気だから」アメリカは『フェアでないから』」



浜松市の公立小中学校は本日より感染予防のため休校となります。
小学校は預かり児童はいるとはいえ、心の中に大きな穴が開いたようで大変寂しくなります。




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☆山本七平さんはこんなことを ① -「日本人とアメリカ人」PHP研究所 1993年(1)
 
1.jpg

◇アメリカ誤認  

 一貫して「病めるアメリカ」と定義



「日本人は生来の悪魔」と罵られた 

   植村環  
   32州80都市数百回



 憎んでも発言自体は封じぬアメリカ

  - 相手の発言は非難せず聞く



 帰化法改正にトルーマンの拒否権



 「生意気」と「フェアでない」の違い
  やっつけてしまえ  
      日本  「生意気だから」

アメリカ「フェアでないから」



 年功序列社会と競争社会の原理
日本での「生意気と言われまいとする自己規制」



生意気排除の序列的平均化世界の原則

   フェアは競争社会の原則
   
   隣の芝生は青い
 





◇有色人種地位向上委員会
   
 「日本人は有色人種ではない」
   アジア人であってカラードではない



 有色人種地位向上委員会の会長に白い黒人
カラードとは黒人とのこと - 会長は「白い黒人」



 アジア人との連帯は「オー・ノー」
アメリカ人の原則 プラクティカル(現実的)



 日系人も本土とハワイは別の個
個別主義 

   インディビデュアリズム = 同じ日系とは言っても個々別々を原則

   合同が有利なら連帯
 





◇企業別の日本労組 ←→ 黒人社会

 アーカイブ(連邦政府資料館)
   政府文書はすべてここに集積

30年後には一切を公開



 30年後に全資料を公開する米政府
     恥部も遠慮なく公開  
     1967「情報取得自由化法」



 情報公開法成立に努めた新聞人

  「知る権利」 対  「見せない権利」



 関係した個人の責任は事項扱いに



 「盗作しました」と堂々と電話してくる社会



 謹慎すれば許す国(日本) と 懺悔で許す国

「私は罪を犯しました」と大声でその内容を「嘘偽りなく」懺悔すれば,それ以上追及
 されないのだろう



  法に違反しておらず,違反しても事項になっていれば



◎日本人の尺度でアメリカ人を計る愚
ベネディクト女史「菊と刀」恥の文化と罪の文化



「アメリカ人に対してはアメリカ人の尺度で計らなければならない。日本人に対しては日本人の尺度で計らなければならない。」

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