SSブログ

「表現力のレッスン」鴻上尚史 講談社 2005年 ⑤ [読書記録 一般]

今回は、4月15日に続いて、鴻上尚史さんの
「表現力のレッスン」の紹介 5回目です。


鴻上さん、やわらかい本からかたい本まで幅が広い方ですね。



出版社の案内には、


「あなたの周りにもいませんか? 特別美男美女というわけではないし、ファッションが
 ばっちり決まっているわけではないけど、何だかカッコいい人。じつはその人たちは素
 敵な表現力を持っている人たちです。そして表現力は『技術』なのです。技術ですから
 練習すれば誰でも身につけることができます(もちろんプロのレベルとまではいきませ
 んが)。それなのに日本ではその技術を教える本もなければ、教える場もほとんどない
 ようです。
 それはすごくもったいないことだと著者は言います。
 ファッションやメイクの方法を身に付けるように、表現力を身に付けて、もっと魅力的
 になりませんか、と著者は言います。
 この本を読むと、誰でも楽しみながら表現力を身に付けることができます。おそらく自
 分の体や声について新しい発見もあるでしょう。そして必ず実践していただくことで、
 日々のコミュニケーションもまた、楽しくなるはずです。」


とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「鏡レッスン」


・「瞬間ポーズレッスン」


・「体会話レッスン」


・「立ち上がりレッスン」


・「まばたき視覚レッスン」




特別支援学級の指導での活かし方を考えます。






<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

浜松ジオラマファクトリー







☆「表現力のレッスン」鴻上尚史 講談社 2005年 ⑤

1.jpg

◇レッスン11  相手の体を知る

 マッサージのうまい人
  

 
 鏡レッスン
  普段やらないようなポーズ → ゆっくり動き続ける 

  リーダー交代
 
ゆっくり 間隔を短くしながら



 瞬間ポーズレッスン
AのポーズをBが瞬間的にサッと真似するレッスン

速度が違う
    Aは続けて10ポーズ → そのたびにBが真似る

終わったらBに一番好きだった(以下字が不明-ハマコウ註)
  

 たくさんのポーズをストックする 
   10種類のポーズが欲しい








◇レッスン12  体で会話する
  
 体会話レッスン

  指での会話
    「指星人」  顔は× 指だけで

   「肘星人」  肘だけで会話 → 眉,口,ベロ,肩,胸,尻








◇レッスン13  自分と相手の体を感じる
  
 立ち上がりレッスン1 
   背中合わせに座る → 手を使わないで立ち上がる



 立ち上がりレッスン2  
   正面で向かい合い座る 

   伸ばした足の裏を合わせ両手繋ぎ

   バランスを取って



 立ち上がりレッスン3
   ペン,割り箸

目を閉じてしばらく押したり引いたり
→ 指先で相手の動きを感じる

   しばらく動かしたら目を閉じたまま立ち上がる
             (お互いの呼吸で)







◇レッスン14  視覚を意識する
  
 まばたき視覚レッスン
A 目をつぶる

  B Aの左側に立つ 肘を支える(下から) 手を取る



押して歩くことを伝える

Aはゆっくり導く

BはAに見せたい風景の前で止まる



 忘れがたい風景
最初の風景を見せたら目をつぶったままAを次の風景に導く



   30秒~1分間の暗闇の世界をつくる








◇レッスン15  
  
 歩き真似レッスン
BがAの歩き方を徹底的に真似はして歩く
    手の振り方,顔の角度,足の運び方,姿勢

   AはBを意識しないで歩き続ける
Bは徹底的にAを観察して真似できたと思ったらAに「オッケーです」と伝える



   Aは横にずれて歩くのをやめる

  Bは止まらないで真似をしたまま歩き続ける



Bの歩き方はAそのもの Aは初めて自分の歩き方を知る


nice!(161)  コメント(0)