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「遊び指導の達人」家本芳郎 たんぽぽ出版 2004年 ② / 「ザ・席替え」家本芳郎 学事出版 1998年【再掲載 途中まで 2012.3】 [読書記録 教育]

今回は、4月27日に続いて、家本芳郎さんの
「遊び指導の達人」の紹介 2回目です。


家本芳郎さんが、
いろいろな場で楽しめるレクリエーションを教えてくれます。



出版社の案内には、


「遊びは子どもたちを育て、教師を成長させる、一石二鳥の活動である。授業の達人、学
 級指導の達人に通ずる『遊びの達人』になるための方法を解説。おすすめ遊び26選も
 紹介する。」



とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「明るく生き生きとした表情と明瞭な発声」


・「ユーモアのある話をするには真面目な顔をして話さないと意味がない」


・「能書きによってモチベーションを高める」


・「マイナス表現を避け 自発性を引き出す話法」







もう一つ、再掲載となりますが、過去記事から同じ家本芳郎さんの
「ザ・席替え」を載せます。
工夫して席替えをしているつもりですが、奥深いものです。




一昨日、昨日と畑作業。
草刈りをしたり、里芋を植えたりしました。
また、サツマイモの苗に水かけをし、畝を作り、苗を挿しました。
案外時間がかかりましたが、やるべきことが進んでほっとしました。
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☆「遊び指導の達人」家本芳郎 たんぽぽ出版 2004年 ②

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<遊びの話しかけ>

① 明るい表情と大きな声で生き生きと話す

 明るく生き生きとした表情と明瞭な発声


□ポイント 
  1 心に楽しいイメージを描く

2 自分の一番いい顔をする

3 目を大きく見開き微笑を浮かべながら話す

4 行きを大きく吸い大きな声で話す

5 はっきりした発声でよどみなく話す

6 手振り身振りを変えて話す

  7 自信をもって話す(頷いている子の方を見て)







② 説明しないでいきなり始める 

  やりながら教えていく

  まず遊び出す  

  真似させる






③ ユーモアを加えて場を盛り上げる

  ユーモアのある話をするには真面目な顔をして話さないと意味がない


□ユーモアのある常套句をもつ

「ジャンケンしましょう。ボクに勝ったら女子はハワイに、男子は隣の町まで連れて行っ
 てあげます」


「あわてて友達や自分の手を噛まないでください 犬になってしまいますよ」






④ 興味を刺激する解説で盛り上げる

 遊びの前に子どもの興味を刺激する話をしない






⑤ 能書きによってモチベーションを高める

 この遊びをすると「どんなに力が付くか」を誇張して説明すると、付加価値が付きモチ
ベーションが高まる


×だらだら  短く引き締めて!






⑥ マイナス表現を避け 自発性を引き出す話法 

 × してはいけません  → ○ しましょう 1 禁止系から勧誘系へ


 × しません      → ○ します 2 他動から自動へ






⑦ 評価によって遊びを盛り上げる

 ほめ言葉を!  


 × 否定的な言葉










☆「ザ・席替え」家本芳郎 学事出版 1998年【再掲載 途中まで 2012.3】

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◇教室の机といすは動かせる

□座席配置にはいろいろある 
 
 ・教師の二つの仕事

  ① 子供らの座るべき席を決め必要に応じて席替えする


  ② ①が子どもたちの手で行えるようにする




□座席配置14タイプ 

 ① 前向き型   


 ② 話し合い型   


 ③ グループ型(分団型)  

 
 ④ グループ型(密集型)


 ⑤ 演奏会型  


 ⑥ 会議型  


 ⑦ ディベート型 
 

 ⑧ 円卓型  


 ⑨ 密集型


 ⑩ 散開型  


 ⑪ 整列型  


 ⑫ 複式型 
 

 ⑬ 文字型=L字型,V字型   


 ⑭ 対面型 




□なぜ,机を真っ直ぐ並べるの?

 ・安全対策  

   避難経路が確保されている,出入り口付近は開けておく


 ・教師から全員が見えるように
   ① 教師が子ども管理 

   ② 活動参加状況を調べるため


 ・すぐにどの子の席にも行ける
  
   全員の子どもから教師や黒板が見える




◇子どもの好きな席,嫌いな席 

□指定席か自由席か 

 ・自由席の時間を保障する

    例:火金曜日の給食時



□座席決めのルール

 ・「二人並び」から「一人並び」へ


 ・身体的問題を持つ子


 ・背の高い子どもの席 - 中心を外せば …  男女混合


 ・同類同じうせず 
 
   できるだけ異質な子ども同士が並ぶように配慮


 ・朱と並べて赤くする

    「人は人を人とす」




□座りたい席,座りたくない席 

 ・座席の影響力 
 
  ① 位置 
 
  ② だれが隣か 
 
  ③ 発言の指向性

  
 

□居心地のよい席,悪い席

 ・発言の力学を考慮した座席を
 
  発言の力学

   - 発言力のある子どもを周辺に配置
          (各班に発言力のある子どもを)





◇席替えをどうするか

<以下略  「いまここ浜松」 2012年3月30日記事へ


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