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「定年までにやるべきお金のこと」深田晶恵 ダイヤモンド社 2016年 [読書記録 一般]

今回は、深田晶恵さんの
「定年までにやるべきお金のこと」を紹介します。



定年間近な自分にとっては非常に気になることです。
このごろの読書のキーワードの一つに「定年」が加わっています。



コロナ禍にある現在、より慎重に考えていかなければならないと思っています。



出版社の案内には、


「悲惨な老後を避けるために、40代で始める! 
 50代でも間に合う!住宅ローン、年金、保険、資産運用、教育費まで、『少し先の予測』
 をしておくことで将来の安心が手に入ります!」


とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「死角はクレジットカード払い 銀行引き落とし」


・「赤字補填額は90歳までの25年分」


・「『制度を知る・利用する力』と『少し先を創造する力』がないと下流老人になる」
- 自ら学ぶ姿勢が求められています。


・「社会保証制度や福祉制度の多くは『申請主義』である」
「自分で手続き」


・「医療保険 - 元が取れることはまずない」
- 調べ直して一部減額しました。


・「退職金で投資デビューするのはやめなさい」





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☆「定年までにやるべきお金のこと」深田晶恵 ダイヤモンド社 2016年

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◇老後年金200万円時代に20~30年を生き延びられるか
 
□三重苦 

 ①多額のローン
     
 ②高騰する教育費
     
 ③どんどんお金を使う消費好き
   死角はクレジットカード払い 銀行引き落とし
 


□今は高収入でも老後は年収200万円台に 
   
 65歳以降は1か月当たり25万円弱  

   赤字補填額は90歳までの25年分



□下流予備軍から下流老人へと流される理由



□年金生活者の赤字はこの5年間で26万円も増えている
 
  社会保険料のアップによる    






◇下流老人にならないための2つの力
 
□「制度を知る・利用する力」と「少し先を創造する力」がないと下流老人になる

  藤田孝典「下流老人一億総老後崩壊の衝撃」朝日新聞出版

NPO法人ほっとプラス理事



□下流老人 

  ①収入が著しく少ない

  
  ②十分な貯蓄がない


  ③頼れる人間がいない(社会的孤立)


 →制度を知る

1 利用する力がない
   
2 少し先を想像する力がない
 


□社会保証制度や福祉制度の多くは「申請主義」である
   
 ◎「高額療養費制度」
 
    69歳まで月9万円前後が最終的な自己負担額

    ↓

 ◎自分で手続き
 
 ◎「医療費控除」

   → センサーを高く!           
 


□多くの人が無知で損している
   
 → 国や会社の制度を知っていれば1000万円は浮かせられる  



□「少し先の予測」ができないと老後資金がどんどん流出していく






◇住宅ローン、教育費、消費好き…三重苦を解決するための処方箋

□40~50代の老後資金の目安は「3500万円」



□そもそもその世帯で使っている金額を1か月、1年単位で分かる人はほとんどいない
 
   手取り年収は?  



□贅沢はしていないのに年間600万円も使っている



□退職後でも支出はあまり減らせない



□「家計の健全性」は大丈夫?

バランスシートの作り方の勧め



□60歳定年前に住宅ローンがどのくらい残っているのか?
 


□家計を圧迫する教育費

トータルで一人1000万円超
 


□大学進学で教育ローンや奨学金を安易に使わない



□家計改善に効果大 = 妻が働くときに知っておきたい

 「パートの壁」の誤解

「105万円の壁」はOK

注意するのは社会保険上の130万円の壁
 


□年間の貯金はいくらできている? 共働きが陥る罠

 共働き キーワード = 「内緒」と「不干渉」







◇下流予備君の原因となる「保険」と「投資」

□売り手の言いなりは×
 


□医療保険 - 元が取れることはまずない



□個人年金保険はNG



□退職金で投資デビューするのはやめなさい



□40代から少しずつ投資の勉強をしておく



□投資はコストにこだわるのが鉄則
 


□まずは、インデックス投資からつまみ食い投資は







◇将来の安心のために今できること

□成人した子どもとの○○は子どもに一つ







◇深田晶恵

 ㈱生活設計塾クルー取締役

 ファイナンシャルプランナー

1967年生
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