山本七平さんはこんなことを ③-「宗教について」PHP研究所(1)1995年 / 「デタラメ思考で幸せになる!」ひろさちや ヴィレッジブックス 2007年 ①(上)【再掲載 2017.3】 [読書記録 宗教]
今回は、「山本七平さんはこんなことを」③、
山本七平さんの「宗教について」1回目の紹介です。
わたしに世界の中の日本を意識させてくれたのが山本七平さんです。
40年以上前のことですが。
出版社の案内には、
「親鸞における『自然』、蓮如における『組織』、内村鑑三における『日常』。クリスチャ
ンであった著者が、永遠の視座に立ち鋭く考察。日本人の宗教観に新たな視点を与える、
単行本未収の10編を収録。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「唐『儒釈道合一』 日本『神儒仏合一』」
・「メートル法 一つの基準を決める
↑↓
人間が尺度 尺度を自由自在に変える(生活基準)」
「尺度を自由自在に変える」
- ひろさちやさんの言う「ほとけさまのものさし」ですね。
再掲載となりますが、ひろさちやさんの
「デタラメ思考で幸せになる!」①上を載せます。
この時期、休日は畑作業。
昨日は、サツマイモの畝を作り、苗を挿しました。
全部で3時間ですが、ヘロヘロになってしまいました。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆山本七平さんはこんなことを ③ -「宗教について」PHP研究所(1)1995年
◇日本人と宗教
① シャーマニズム
有史宗教
唐「三教合一」
儒釈道合一
→ (日本)神儒仏合一論
神儒仏合一
②日本には「宗教法」がない
◇宗教について
□法律に始まった宗教 教会法
□イスラム
~ 宗教と法律が一体化
□ヨーロッパ
~ 宗教改革 政教分離
□宗教と言語
ギリシア語(ローマ時代の公用語)
新約聖書
旧約聖書
ギリシア語・ヘブライ語 →聖書
紀元850年頃 ゲルマン地区に
□聖書の源
ヘブライ語原典 → ミシュナー → タルムード
↓ (現ユダヤ教)
前300年
ギリシア語訳 → 新約聖書
◇神と人間の契約
□「否定的解明」契約 - バビロン補囚
ラビ 聖書解説
|
何でも細かく決めていった
□基本的発想の違い
メートル法 一つの基準を決める
↑↓
人間が尺度 尺度を自由自在に変える(生活基準)
□旧訳と新訳
パウロ 全否定 → ルター 全否定
∥
うるさい規則を全否定
↓
新しい規則を作り直す
□ルター 「人間の二つの秩序」
①内の秩序 身体的世俗的意味-世俗の法に
②霊の秩序 世俗法は干渉すべきではない
∥
国家というものを認める
(これから先は干渉してはならない)
|
教会法
□伝道師パウロの功績
ローマ市民権
① 選挙権と被選挙権
② カエサル上訴権
□開放された宗教
ユダヤ教集会所(シナゴーグ )
来たい人は来て良い - 地域社会に友達
□文書伝道の必要性
祭儀学
□キリスト教西欧進出
① 公用語にのる
② その世界において開放的
③ その世界の表記方法を知り,且つ非常に伝統的な人間がいる
|
※ ローマ法の内部においてユダヤ人がユダヤ教の法に従ってかまわないという形で宗教
体制を内部で放置
☆「デタラメ思考で幸せになる!」ひろさちや ヴィレッジブックス 2007年 ①(上)【再掲載 2017.3】
◇世間虚仮(せけんこけ)
1.世の中に役に立つ人間にならなくていいのですよ
□経済活動を活発にさせることは地球に対する犯罪行為かもしれない
~ 「世の中に役に立つ」概念は時代により違う
□仏教 → 「すべての人にレーソン・テートル(存在意義)がある」
仏教 = 出世間の教え ←→ 幇間仏教
「ほとけさまの物指し」で
2.まず,世間を馬鹿にすることから始めましょう
□「イソップ物語」のロバの話
~ 世間に振り回されている
□聖徳太子
<世間虚仮,唯仏是真> 世間ハウソダ
□現代日本 絶望的状況
~ だからこそ人々は子どもを産まない
世間を馬鹿にしよう
3.けれども,あからさまに世間を馬鹿にしてはいけません
□カフカ『変身』
ザムザはある朝突然一人の人間に変身した
□世間を心の中で密かに馬鹿にしてやる(しっかり力強く軽蔑してやる)
□イエスは世(世間)から憎まれた - 世の敵
□仏教
- 世間を馬鹿にするか,あからさまに馬鹿にせず心の中で馬鹿にする
4.では,なぜ日本人は世間に迎合するのでしょうか
□ミャンマー人の敵は5つ
「火」「水」「王」「泥棒」「あなたを愛さない人」
□大日本国憲法
兵役の義務で … 命を奪い
納税の義務で … 財産を奪い
教育の義務で … 我々の魂を奪った
国家の本質は = 税金泥棒
5.道徳なんて,馬鹿にした方がいいのです
□道徳は一時代一地域
道徳はあやふや
□道徳
~ 強い者はそれに拘束されない
~ 弱い者だけが縛られる
= 強者が弱い者いじめをするための道具
□宗教と道徳
道徳 … 一時、第一地域にしか通用しない
倫理 … 普遍的な倫理 = 高次元の道徳
(下から積み上げるもの)
宗教の真理 … 上から与えられるもの
以下〈略〉 続きはこちらへひろさちや「デタラメ思考で幸せになる」①上
山本七平さんの「宗教について」1回目の紹介です。
わたしに世界の中の日本を意識させてくれたのが山本七平さんです。
40年以上前のことですが。
出版社の案内には、
「親鸞における『自然』、蓮如における『組織』、内村鑑三における『日常』。クリスチャ
ンであった著者が、永遠の視座に立ち鋭く考察。日本人の宗教観に新たな視点を与える、
単行本未収の10編を収録。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「唐『儒釈道合一』 日本『神儒仏合一』」
・「メートル法 一つの基準を決める
↑↓
人間が尺度 尺度を自由自在に変える(生活基準)」
「尺度を自由自在に変える」
- ひろさちやさんの言う「ほとけさまのものさし」ですね。
再掲載となりますが、ひろさちやさんの
「デタラメ思考で幸せになる!」①上を載せます。
この時期、休日は畑作業。
昨日は、サツマイモの畝を作り、苗を挿しました。
全部で3時間ですが、ヘロヘロになってしまいました。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆山本七平さんはこんなことを ③ -「宗教について」PHP研究所(1)1995年
◇日本人と宗教
① シャーマニズム
有史宗教
唐「三教合一」
儒釈道合一
→ (日本)神儒仏合一論
神儒仏合一
②日本には「宗教法」がない
◇宗教について
□法律に始まった宗教 教会法
□イスラム
~ 宗教と法律が一体化
□ヨーロッパ
~ 宗教改革 政教分離
□宗教と言語
ギリシア語(ローマ時代の公用語)
新約聖書
旧約聖書
ギリシア語・ヘブライ語 →聖書
紀元850年頃 ゲルマン地区に
□聖書の源
ヘブライ語原典 → ミシュナー → タルムード
↓ (現ユダヤ教)
前300年
ギリシア語訳 → 新約聖書
◇神と人間の契約
□「否定的解明」契約 - バビロン補囚
ラビ 聖書解説
|
何でも細かく決めていった
□基本的発想の違い
メートル法 一つの基準を決める
↑↓
人間が尺度 尺度を自由自在に変える(生活基準)
□旧訳と新訳
パウロ 全否定 → ルター 全否定
∥
うるさい規則を全否定
↓
新しい規則を作り直す
□ルター 「人間の二つの秩序」
①内の秩序 身体的世俗的意味-世俗の法に
②霊の秩序 世俗法は干渉すべきではない
∥
国家というものを認める
(これから先は干渉してはならない)
|
教会法
□伝道師パウロの功績
ローマ市民権
① 選挙権と被選挙権
② カエサル上訴権
□開放された宗教
ユダヤ教集会所(シナゴーグ )
来たい人は来て良い - 地域社会に友達
□文書伝道の必要性
祭儀学
□キリスト教西欧進出
① 公用語にのる
② その世界において開放的
③ その世界の表記方法を知り,且つ非常に伝統的な人間がいる
|
※ ローマ法の内部においてユダヤ人がユダヤ教の法に従ってかまわないという形で宗教
体制を内部で放置
☆「デタラメ思考で幸せになる!」ひろさちや ヴィレッジブックス 2007年 ①(上)【再掲載 2017.3】
◇世間虚仮(せけんこけ)
1.世の中に役に立つ人間にならなくていいのですよ
□経済活動を活発にさせることは地球に対する犯罪行為かもしれない
~ 「世の中に役に立つ」概念は時代により違う
□仏教 → 「すべての人にレーソン・テートル(存在意義)がある」
仏教 = 出世間の教え ←→ 幇間仏教
「ほとけさまの物指し」で
2.まず,世間を馬鹿にすることから始めましょう
□「イソップ物語」のロバの話
~ 世間に振り回されている
□聖徳太子
<世間虚仮,唯仏是真> 世間ハウソダ
□現代日本 絶望的状況
~ だからこそ人々は子どもを産まない
世間を馬鹿にしよう
3.けれども,あからさまに世間を馬鹿にしてはいけません
□カフカ『変身』
ザムザはある朝突然一人の人間に変身した
□世間を心の中で密かに馬鹿にしてやる(しっかり力強く軽蔑してやる)
□イエスは世(世間)から憎まれた - 世の敵
□仏教
- 世間を馬鹿にするか,あからさまに馬鹿にせず心の中で馬鹿にする
4.では,なぜ日本人は世間に迎合するのでしょうか
□ミャンマー人の敵は5つ
「火」「水」「王」「泥棒」「あなたを愛さない人」
□大日本国憲法
兵役の義務で … 命を奪い
納税の義務で … 財産を奪い
教育の義務で … 我々の魂を奪った
国家の本質は = 税金泥棒
5.道徳なんて,馬鹿にした方がいいのです
□道徳は一時代一地域
道徳はあやふや
□道徳
~ 強い者はそれに拘束されない
~ 弱い者だけが縛られる
= 強者が弱い者いじめをするための道具
□宗教と道徳
道徳 … 一時、第一地域にしか通用しない
倫理 … 普遍的な倫理 = 高次元の道徳
(下から積み上げるもの)
宗教の真理 … 上から与えられるもの
以下〈略〉 続きはこちらへひろさちや「デタラメ思考で幸せになる」①上