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「下坐に生きる」神渡良平 致知出版社 1997年 前半 / 「言語学者が政治家を丸裸にする」東照二 文藝春秋 2007年 ①【再掲載 2012.11】 [読書記録 一般]

☆学校休業中の子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」



今回は、神渡良平さんの
「下坐に生きる」の紹介 前半です。




出版社の案内には、


「坐して足の裏に光を当て、一日のうちのしばらくでいい、心を丹田に置き、そこで考え
 呼吸し大宇宙の気を摂取する。この下坐行を身につけ、使命の実現のために下坐に徹す
 る人々の、豊かな生き方に触れる。」


とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「『死ぬに死ねない』世界 
 『代わってやれない辛さ』の世界」


・「念ずれば花開く」


・「小中高大どこも人間学を教えていない」


・「人生の目的は磨きに磨いて透き通るように澄んだ魂に至ること」






もう一つ、再掲載となりますが、東照二さんの
「言語学者が政治家を丸裸にする」を乗せます。
総理大臣の言葉、話し方は大切だとこのごろ強く感じています。





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☆「下坐に生きる」神渡良平 致知出版社 1997年 前半

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◇下坐に生きる 序文  坂村真民

 下坐 
   ① 下る

   ② 坐る  土の上に二人の人   対等に   仏と衆生


 下坐行





◇下坐に生きる - 一燈園の三上和志さん
  
□京都山科 一燈園(修養団体) 
   大正10(1921)年 西田天香 高弟・三上和志 



□18歳の孤児 - 病院で
結核のこと一晩  人間不信の壁  人の役に立つとは? 

   最後の頼み
    「親は子どもに小言を言うが反抗するな」

   毛布の下の合掌  合掌してその日に死んでいった
   「誰も人を責めることはできない」

    「おわびをしなければならない」
  


□ 三上和志 
  
  明治35(1902)年 東京生 広島高等工業卒(現広島大) 

大正10(1921)年 一燈園入園 昭和5(1930)奉天 - 一燈園

昭和20(1945)年 戦災孤児100人を養育

  昭和22(1947)年 帰国    昭和45(1970)年没

  著書『大地の一燈』







◇喜神を含む 先哲に学ぶ人生の知恵 - 東井義雄

□東井義雄 
  卒業証書  一人一人にエピソード ~ 励まし

  ペスタロッチ賞,世界平和賞,教育功労賞,正力松太郎賞

  平成元(1989)年3月 76歳の時に
息子の義臣さん脳溢血 - 植物人間42歳で

   「死ぬに死ねない」世界 

   「代わってやれない辛さ」の世界



□がん患者からの手紙

 返事 → 「ベッドが阿弥陀様の説法を聞く特等席。書き留めなさい」

大学ノート5冊に



□天からのメッセージ

 38歳で脳梗塞 - 寝たきり 

「人生は一回しかない」

※ どういうトラブルでも必ずメッセージがついている。そのメッセージをつかんだとき,
 トラブルの目的がかなえられる。
  


□東井先生の宗教論争      
  


□言霊の幸う国 松山・坂村真民
      
 ① 念ずれば花開く  

    努力し続けることの大切さ
    
  
 ② 大宇宙大和楽   

    大宇宙の本質=和楽
  
和合し楽しみ感謝し合い拝み合う


 大和の国は言霊の国 柿本人麻呂
      


□坂村真民 『本気』

 本気になると

世界が変わってくる

自分が変わってくる

変わってこなかったら

まだ本気になっていない証拠だ

本気な悪

 本気な仕事

ああ

 人間一度

こいつを

つかまないことには



□リハビリは自分の弱さとの闘い



□安岡正篤先生との出会い 

  有名無力,無名有力



□中村天風先生がつかんだもの

 ヒマラヤの山村・ゴルゲ村  

 天風「人間は感応体だ」受信と発信

 正宗の名刀と菜切り包丁

 胆力を作ることの大切さ
   易教 「形より上なるもの,これを道と言い,形より下なるもの,これを器という」
 日本・中国 
   実学より志を養うことに重き
 
         |
   
   小中高大どこも人間学を教えていない
  
         ∥
 
   人間を知らずして器におとしめている           


□何かの技術や資格を身に付けることも大切だが志や胆力を養うことが基本
  


□菜切り包丁が正宗の名刀に 

 

□靴下業界の宿命に挑んだ男 越智直正社長

 ダン 「靴下屋」 - 売れる商品を売るだけ

          男に必要なものは知識ではない

 創業12年で店頭公開 渡辺美樹「和民」社長
  


□瞑想がもたらすもの 

 内観は気づきの深い人間を育てる


 内観振り返り 
  ① してもらったこと

② それに対して返したこと

③ 迷惑をかけたこと

一定期間,区切って集中して

父母の愛に育まれて



□『しゃぼん玉』の歌に表現された親の愛 野口雨情童謡

 人生は恩返しだ
  


□気づきが度量を作る 

 人使いがうまい人は気配りがすごい

「働いて頂いている社員のおかげ」

 一燈園 「便所掃除修行」 多田野クレーン
  


□志が人間のレベルを決める
    
 師と友は魂の成長に欠かせない 

 佐藤一斎 『言志四録』

 森信三 肉体の誕生と魂の誕生 
      → 実践人の家 読書会

 安岡正篤 
   師友会-全国師友協会

 仕事は雑務か?
   仕事に精を出す中で魂も磨かれる

森信三
   「人生の目的は磨きに磨いて透き通るように澄んだ魂に至ること」

 古典教育の持つ意義


 佐藤一斎顕彰碑の除幕式 平成8年10月19日 岩村で 岩村町歴史資料館
  


□喜神を含んで事に当たれば人生が変わる 
  
 自分は自分が思っている以上の存在だ
  
 平成の妙好人 
   坂田道信・はがき道

森信三,徳永康起との出会い

 喜神を含む - 人生の秘訣
   甘んじて受けることの大切さ













☆「言語学者が政治家を丸裸にする」東照二 文藝春秋 2007年 ①【再掲載 2012.11】

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◇小泉純一郎の魔術

 言葉が政治を動かす



「私小泉も愛する皆さんのため」



 魔術の種は夫婦の会話にある 

  ①リポート・トーク 


  ②ラポート・トーク

 

 極北の分かりにくさ  
   竹下登の修辞学 - 学者のように分かりにくい渦巻きスタイル  

 

 会話の協調原理 
 
  ①質 
 
  ②量 
  
  ③関連性 
 
  ④話し方 

 

 郵政選挙圧勝の秘密は「疑問形」にあり
  
 

 小泉=ラポート・トークの政治家 
   漲る気迫,セリフをためる,疑問形を使う

「国民の皆さんに聞いてみたい」「なぜ」の繰り返し

素人の言葉を使った政治のプロ



 善悪二言論で国民を巻き込む
「~ます形」と「~だ形」 

   ウチを演出する フレーミングの力






◇安倍晋三の馬脚

国会所信表明演説 
   安倍の短い文節数 ←→ ダントツの長さは橋本龍之介



 文末表現から首相診断 
   消えゆく「~あります」
  


◎小泉を徹底研究していた安倍晋三 

「~します」


  明快で斬新なイメージ 
   安倍のカタカナ戦略


  安倍式 
   ①「あります」を失わない 
  
   ②「~します」の多用

   ③カタカナ語の多用

 

 顔を上げて話してほしい 
   37回もの「改革」(小泉)眼中に徴収なし         

 

 原稿のない即興の答弁を分析すると                          
がらりと変わった安倍
 
   - 答弁では「あります。「あります」「ございます」多用     


疑問形の小泉 「ございます」の安倍   
   演説と答弁の開き




>「言語学者が政治家を丸裸にする」②はこちら
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