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「差がつく読書」樋口裕一 角川oneテーマ 2007年 / 「あの言葉 戦後50年」読売新聞社 1995年 ②【再掲載 2011.12】 [読書記録 一般]


☆学校休業中の子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」





今回は、樋口裕一さんの
「差がつく読書」を紹介します。



樋口裕一さん、「学ぶ」ことについての本をたくさん出しています。
教えられることが多くあります。





出版社の案内には、


「年間数百冊を読破すると語る著者の初めての読書論。精読、多読、とばし読みといった、
 さまざまな「読書の仕方」と、効率のよい知識の活用法を伝授!目からウロコの読書
 術!」


とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「すべての本は良書である」


・「実読は発信しなければ意味はない」


・「一人の作家を追いかけよ - 小説,エッセイはただ楽しめ」


・「小説,エッセイはただ楽しめ」





もう一つ、再掲載となりますが、読売新聞社の、
「あの言葉、戦後50年」を紹介します。
わたしが生まれたのは30年代の中頃、覚えている言葉がかなりありました。
また、1964年の雑誌「東海展望」に載っていた、当時の浜松土産。
今でも残っているものが多いことに驚きました。




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☆「差がつく読書」樋口裕一 角川oneテーマ 2007年

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◇「実読」の方法
 
1 「実読」と「楽読」 




2 実読とは 

 - 直接的効用のための読書 = 効用的

  実読は発信しなければ意味はない

すべての本は良書である

 


□2つの読み 

 ① 著者の意図を正確に読もうとする読み 


 ② 正確でなくてもよい読み  

   理解しなくてよい本は多読せよ




□多読と精読の併用 

 庭野三省「多読で読解の授業を変える」明治図書




□音読は必要ない  

 音読するとスピードが落ちる




□全読と部分読 

 ① アリバイ作り読み 


 ② 独立読み 


 ③ 裏付け読み


 ④ 飛ばし読み 


 ⑤ 斜め読み




□多読から精読へ




□読み終わったら発信する

 ① 自分だけの名言集をつくる


 ② 受け売り  


 ③ 蘊蓄  


 ④ 転用


 ⑤ 読後感をまとめる






◇「楽読」の方法

□楽読

 … ただ楽しみのための読書

 → 楽読は知ってはならない世界を覗く冒険である


 本来,読書は悪徳    

 → 楽読であるからこそ本は人生を変える




□一人の作家を追いかけよ

 - 小説,エッセイはただ楽しめ
 



□だんだんと守備範囲を広げる

 評論も読む 




□小説,エッセイはただ楽しめ

 ① ストーリーを楽しめ 

 ② 人生観に共感する 


 ③ 文体を楽しむ 


 ④ 新しい世界を知る


 ⑤ テクニックを楽しむ 


 ⑥ 作家の思想を読み解く 

   
 ⑦ 作者の込めようとしていない意味を読み解く 


 ⑧ 時代を読む 


 ⑨ 自己発見する


 ⑩ 謎を楽しむ 


 ⑪ 語りの制度を考える 


 ⑫ 制度の守り 


 ⑬ 文学史的意味を考える
 



□小説,エッセイも発信に繋がる

 ① 滲み出るようにせよ 


 ② 愛情を示せ 


 ③ 名言を口にする


 ④ 文学巡りをしてみる 


 ⑤ 読後感をまとめる


















☆「あの言葉 戦後50年」読売新聞社  1995年  ② 【再掲載 2011.12】

<昭和30年代>

・55年体制     
  保革対立構造 

  左右社会党統一

民主党自由党合同  


・三種の神器
  電気洗濯機・電気冷蔵庫・テレビ


・土地に杭は打てても


・何と申しましょうか
  NHK解説者 小西得郎

・楢山節       
  1956.10.10
  
 「楢山節考」1958,1983 映画化


・もはや戦後ではない
  1956.7.17 経済白書のキャッチフレーズ


・オートメーション  
  1955.12.19「技術白書」


・三十円文化
  1956.2.19『週刊新潮』


・団地族
  1956.5.1 
  
  大阪・金岡団地 
   ~ 建て替え・老齢化問題 


・私は貝になりたい
  1958.10.31

ラジオ東京「私は貝になりたい」

感動した米人R.フリードマンの努力で国産テレビドラマ 外国放映第一号


・スプートニク・ショック スプートニク1号 
  1957.10.4

ニューヨーク株式大暴落

→NASA創設
    ~1969.7.20アポロ初着陸まで


・バレンタイン・チョコ 
  19582.12~14 伊勢丹(新宿)
  
  発案者 原邦生メリーチョコレート社長


・神風タクシー
  1955 タクシー疾走
   
  ← 固定給の低さとノルマ制


・赤線
  語源が警察の色鉛筆による線引き

1956.5.21売春防止法


・有楽町で逢いましょう
  1957.5.25 
 
  そごう開店時のキャッチフレーズ


・原始の子(火)


・一億総白痴化
  大宅壮一 1957.1.27


・聖徳太子
  1958.12.1  一万円札


・月光仮面
  1958.2.24 


・点と線
  1957.2月号~ 
  「旅」社会批評的


・夢の島
  1957.12.16  ~ 悪夢の島


・インスタントラーメン 
  1958.8.25 「日清チキンラーメン」


・こんにちは赤ちゃん
  ママにならない世の中に


・よろめき
  姦通 → よろめき → 不倫


・腹かき切っても
  1957.8.14 航空総隊誕生

源田実が挨拶


・やせたソクラテス
  1964.3.28 東大卒業式

大河内一男学長
「太ったブタよりやせたソクラテスになりたいという言葉がある。諸君がそのように決
  意した時,日本は本当にいい国になる」


・伊勢湾台風
  死者・行方不明者 5012人


・液状化現象
  1964.6.17


・国民所得倍増計画
  1960.12.27~ 
  
  十年間で二倍 池田勇人首相


・トリスを飲んでハワイへ行こう 
  壽屋 コピー


・コシヒカリ
  1956.6.19 「越の国より光り輝く」

倒れやすい - 稲熱病(イモチビョウ)に弱い


・超高層ビル
  1964.1.1高さ制限解除(31㍍ 9階まで)


・佐久間ダム
  佐久間町~豊根村 1956.8.25完工
  
  万事洋風


・人間機関車
  浅沼稲次郎 1960.10.12 遭難

演説百姓 - まあまあ居士
   ~ 立場抜きで人間浅沼に惚れ込む 


・赤胴鈴之助
  1957.1.7~ ラジオ東京




☆「東海展望」1964年より…

当時の浜松駅での土産品(新幹線開通当時)

□お菓子

 凧せんべい(磯浜) 

 うなぎパイ(春華堂) 

 メロン羊羹(ふる里)

 良っか最中(グリーンパーク)

 ふる里(ふる里) 

 知也保(春華堂)

 あげ潮(まるたや) 

 砂丘(春華堂) 



□食品
志そ巻(六軒京) 

 源馬の塩辛(源馬) 

 浜納豆(ヤマヤ)

ハゼの佃煮(?書き写しミス) 

 天龍椎茸(山本園)

メロン漬け(共栄商会)


□その他
 豆凧・豆人形(ゲームの店栗本) 

 ハーモニカ(日本楽器)

 竹細工(掛川日竹工業)

今でも残るおなじみのものもたくさん載っていました

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