「日航123便墜落遺物は真相を語る」青山透子 河出書房新社 2018年 前半 / 「神と私」遠藤周作 山折哲雄編 【再掲載 2011.7】 [読書記録 一般]
☆学校休業中の子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
今回は、青山透子さんの
「日航123便墜落異物は真相を語る」の紹介 前半です。
日航事故、大きなニュースで、映画も何本か作られていますが、
大きな疑惑があることを青山さんの本で知りました。
その一冊です。
墜落現場がなかなか特定されなかったことを不思議に思っていましたが…
出版社の案内には、
「あの事故の背景に何があったのか―ミサイル開発、追尾するファントム機、赤い物体、
機長の制服の行方…御巣鷹の尾根で、遺体は何を訴えていたのか、さらに遺物の化学分
析から何が見えてくるのか。徹底的な調査でさらに事態の真相に迫る、告発のノンフィ
クション第三弾。 」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「なぜファントム2機が墜落前の日航機を追尾していた事実を自衛隊は隠すのか?」
・「なぜ日航機の機体腹部付近に赤い物体がくっついていたのか?」
・「…ジェット燃料であんなに炭化するかね」
・「国産巡航ミサイルの洋上飛行実験中に突発的事故が起きて、日航123便の飛行中、伊
豆稲取沖で垂直尾翼周辺に異変を発生させた。即座にファントム2機が追尾して、その
状況を確認した。自衛隊はそのミスを隠すために一晩墜落場所不明とした?。」
- 真相はあくまで分かりませんが。
もう一つ、再掲載となりますが、遠藤周作さんの書いたものを山折り哲雄さんが編集した、
「神と私」を紹介します。
遠藤周作さんのことばをまとめたもの、人間を見つめる大きなヒントになります。
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☆「日航123便墜落遺物は真相を語る」青山透子 河出書房新社 2018年 前半
◇この墜落は何を物語るのか - 国産ミサイル開発の最中の事故
□上野村の桜の下で
○ なぜファントム2機が墜落前の日航機を追尾していた事実を自衛隊は隠すのか?
○ なぜ日航機の機体腹部付近に赤い物体がくっついていたのか?
○ なぜ上野村住民たちが真っ赤な飛行物体を目撃したことに注目しないのか?
○ 墜落現場が不明という報道にもかかわらず、その日の夜の内に自衛隊車両や機動隊
車両が上野村に終結したのはなぜか?
□単独機として世界最大の犠牲者
ご遺体に武器燃料をかぶったあと?
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「不都合な真実」?
□墜落直前まで国産ミサイル開発本格推進
8月 8日
「地対艦ミサイル部隊の新設」報道 1985年8月8日
地対艦ミサイルSSM-1の実験
8月10日
「SSM-1誘導飛行に成功」報道
射程 約150㎞ - 洋上訓練若狭湾海上
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藤枝市で目撃した小林美保子さんの証言と一致
「低い高度で山腹を縫うように日航機の腹部にくっついているように赤い物体が
飛行していた」様子
着々と飛行テストのスケジュール
8月11日
「国産ミサイル本格推進」報道
練習用ミサイル - 朱色 オレンジ色
中曽根首相の積極的姿勢から国産ミサイル推進
国産 ~ 赤外線追尾方式ミサイル
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8月12日相模湾にて自衛隊護衛艦「まつゆき」試運転
なぜ相模湾で?
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※ 大型爆撃機、大型輸送機をターゲットに訓練したのではないか?
※ 開発企業 → 上野村神流川発電所の設計に関わる
年に数回の稼働 ~ なぜ作ったのか?
◎ 国産巡航ミサイルの洋上飛行実験中に突発的事故が起きて、日航123便の飛行中、伊
豆稲取沖で垂直尾翼周辺に異変を発生させた。即座にファントム2機が追尾して、その
状況を確認した。自衛隊はそのミスを隠すために一晩墜落場所不明とした?。
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決定的証拠をもつ側が政府 実施が防衛庁
□刑法的アプローチ
山下徳夫もと運輸大臣との会話で事件性を痛感
◎ 最大証拠物の後部圧力隔壁は調査前に自衛隊員により、電動カッターで5分割されて
いた。
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現場保存が初期調査段階で全く為されていなかった
□公文書としての事故調査報告書は国民の信頼に値するものか
前橋地検担当検事
「この日航123便事故調査報告書はあいまいだ」と言った
- 「急減圧ありき」の整合性
群馬県警「事故原因を追究すればアメリカと戦争となる」
□航空機事故調査と警察方との覚書
□生データ開示の必要性
隠したい人間がその権限をもっているなら、いくらでも隠せるし改ざんできる
- ボイスレコーダー 一部だけ都合よく?
□真正の生のボイスレコーダー
□恐れと思考停止を超えて炭火遺体の声を聞く
筋肉や骨まで炭化
二度もえた形跡
□分厚い未公開資料
大國勉氏
「…ジェット燃料であんなに炭化するかね」
表も裏も真っ黒状態
警察による調査 … 「検視」
医師が状態を見る… 「検死」
連日夕立があるような多湿状態でなぜ真っ黒になるまで炭化したのか
山開き前の御巣鷹の尾根整備活動にて
☆「神と私」遠藤周作 山折哲雄編 【再掲載 2011.7】
◇神は存在ではなく働きである
自分の人生を「ある方向」にそっと後押ししてくれるもの
後ろから背中を押してくれるのが神
◇神はあるか否か
憎しみは愛に変わる
キリストはいやな人間の中にもいます
我々の眼から見て不幸せや,みじめに見える出来事も神の大きな尺度からは幸福を作る
種なのかも知れぬ
◇それでも神の信頼は揺るがない - 神と共に苦しんでいる
「この不幸や泪には決して意味がなくはないって,必ず大きな意味があるって…」
◇信仰について
信仰とは99%の疑いと1%の希望である
迷いがあるから信仰である
宗教の始まるところ 「すべてを委ね奉る」-人生は苦しい醜い
復活の意味 イエスの復活 蘇生
① 彼が大いなる神の生命の中で永遠に行き続けること
② 彼の教えが人々の心の中にいつまでも生き生きと再生していること
自分の人生をイエスに投影する - 人それぞれにイエス像がある
永遠の同伴者として
十字架上での叫び
「主よ彼らを許したまえ。彼らはそのなせることを知らざればなり。」
「主よ主よ、なんぞ我を見捨て給うや」
「主よすべてを御手に委ね奉る」
※ 人間にとって一番辛いものは貧しさや病気ではなく,貧しさと病気が生む孤独と絶
望の方だと知っておられた
◇愛について
愛は見捨てない
奇跡が起きるところ
奇跡とは常人のできぬ愛の行為だから
愛の力で人のために自分が死んだのも奇跡
人間の孤独感の分かち合いが大切
愛は多くの場合 現実には無力
無力ゆえにその存在は強くなった
無力なるイエス,無能なるイエス 「受難物語」
コルベ神父の死 愛のない世界に愛を作った者
愛は誰をも見捨てない
仏・フローベルの短編 愛というのは捨てないこと
マザー・テレサ
「今日の最大の病気は自分がいなくてもいい、誰もがかまってくれない,皆から
見捨てられていると感じること」
「苦しいのは誰からも愛されぬ事に耐えること」
多く愛する者は多く愛される
消極的な人間
「熱くもあらず,冷たくもあらず,ただなまぬるき」
◇罪について
罪は救いと背中合わせである
罪には再生の可能性がある
「罪」とは「再生への密かな願い」だ
ジュリアン・グリーンの小説,モウリヤックの小説
「否定」ではなく「転化」だ
仏教の善悪不二
大事なのは否定ではなく転化だ(教育も)
◎「愛の方が律法よりも神殿よりも高い」イエスの意志
罪と悪は別物
罪…再生の意志の表現
悪…自己破壊行動
人間は人間を裁けるのか
「わたしもあなたを罪に裁けない」
「神の国はあなたの中にある」
イエスの思想
① 社会的な道徳で言う罪と宗教的な罪とは違う
② 我々には本当は誰をも裁く能力などない
※ 人を裁こうとする気持ちというのは,自分が裁く相手の心の哀しみとか寂しさとい
うことがよく分かっていないこと
ものごとを決して二つに区分してみまいと私は自分に言い聞かせるようになった。善
も限界を過ぎれば悪になり,愛も限界を過ぎれば人を苦しめる。
↓
自分が正義感面や善人面をしていないようにできるだけ努めたい
為すことを為せ
どんな信者も一生の間,年齢に応じてユタの気持ちを持っている
<以下略> 「神と仏」のつづきはここから