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「55歳からの時間管理術」斎藤孝 NHK出版新書 2019年 / 東井義雄さんの言葉⑤【再掲載 2011.11】 [読書記録 一般]

今回は、斎藤孝さんの、
「55歳からの時間管理術」を紹介します。。


斎藤孝さん、いろいろなメディアに登場されますが、若々しさに驚きます。
静岡県出身の同年代。多数の出版物を出すエネルギーから励まされます。


目次のような要約に…




出版社の案内には、


「いよいよ『人生後半戦』に突入する50代半ば。仕事ファーストの生活もそろそろ卒業
 が近づき、気がつくと“暇”な時間が増えてきた。ついに手に入れた自由な時間を、ど
 のように活用すればよいか?社会に貢献する。趣味に没頭する。社交に励む…。『今や
 りたいこと』だけで予定表を埋め尽くし、これからの人生を充実させる指南の書。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「死は我々を不意打ちする(ハイデガー)」


・「速音読で知的体力を鍛えなおす」


・「満足感は苦労が大事」


・「55歳からの目的は『真善美』」


・「ラジオを聴くと心が潤う」









もう一つ、再掲載となりますが、
「東井義雄さんの言葉」⑤を載せます。
名著「村を育てる学力」で知られる東井さんの言葉は、今の教育にも生きています。





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」








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☆「55歳からの時間管理術」斉藤孝 NHK出版新書 2019年

1.jpg

◇自分の寿命を自分で決めて生きる

 死は我々を不意打ちする(ハイデガー)


 天を考えて生きれば人目は気にならない


 人から評価されず天から評価される


 55歳はゲームセットの時


 焦りを排除する


 速音読で知的体力を鍛えなおす


 人目は気にしなくてよい


 エネルギーをうまく循環させる


 向上心と幸福感


 広い世界を知る





◇55の時間割は自分で自由に決めていい

 一週間ごとの振り返りが大切


 一年をともに歩むノートをつくる


 満足感は苦労が大事





◇仕事は社会貢献を考える

 レギュラーから外されたスポーツ選手のように
   所属感が精神を安定させる


 「まあまあの人生」で満足する
   日本で暮らしていることの幸運


 どんな仕事も「上機嫌」でこなす


 いつまで働くかは自分で決める





◇好きなだけ趣味と共用に没頭する

 見るべきものはすべて見る


 55歳からの目的は「真善美」
   美に触れるには予習と復習が大切


 ライブを楽しむにも予習力





◇雑談力を磨いて社交を楽しむ

 友人は三人いれば寂しくない


 誘われたら断らない


 雑談は30秒


 ラジオを聴くと心が潤う




















☆東井義雄さんの言葉⑤【再掲載 2011.11】


◇東井義雄実践理論

1 「生きていることのただごとでなさ」「いのち」の自覚に基づき,その「いのち」の現
 れである一人一人の児童の思い方・考え方…を何よりも重視する,事故教育の立場に貫
 かれたものであること。



2 「書く」ことを中心にしてその機能を十分に生かしながら,学習内容を児童の生活上
 の問題としてたぐり寄せ,自分の問題として考えさせ分からせる,児童の内面活動を重
 視したものであること。



3 学習主体の確立と集団化の中での解放とが図られた上で展開する学習の成果のみでは
 なく,過程をも重視するものであること。





◇東井義雄人と業績

□ 兵庫県但馬地方1932年から1972年まで40年間教員生活

 「村を育てる学力」1957年5月明治図書

※ 教育ということは,言葉を換えていえば,子どもの命を大事にし、子どものいのちを
 育てること。


 綴り方(作文)
書くこと教育は,国語科の中だけにとどまらずその範囲を越えた教育実践のすべてに
 かかわる極めて重要なまた大きなものと言える。




□東井独自の
   
「ひとりしらべ」 → 「わけあいみがきあい」 → 「ひとりしらべ」


 ◎ 生活の論理と教科の論理

「生活の論理が教科の論理を生活統制して,その止揚の上に新しい、さらに発展的な生
  活の論理というものが形成されていく」




□主体的・自主的な学習活動

  価値体系は子供たちの「生活」の中に消化されて初めて「学力」となるものである。

価値はそのままでは学力ではない。それが「学力」となるためには,一度どうしても
 子どもの「生活」を通さなければならない。



  根底に興味・関心・意欲
    -情意・情動-

  ↓

◎ すべての学習を児童の身近な日常生活の中の事柄 - それだけに興 味・関心を持
 ちやすい - を書くことによって「自分に引き寄せ自分のものとして考えること」か
 ら出発させる東井義雄の「くらしの教科」が成立する。

 


□くらしの教科(日記)

 書くこと = 作文(綴り方)の意義
 

◎ 東井実践は生活指導と教科指導を区別することなくとらえ,それを「書く」ことによ
 って「自分に引き寄せ自分のものとして考える」ことを目指すものであり,独自のもの
 であるということができる。




□授業
  
1 一人調べ

 ① ざっと文を読む。

  - おおよそをつかむ -



 ② 難しい字,読めない字,自信のない字をノートに書き出す。



 ③ ノートに書き出した難しい字を調べる。



 ④ また読み通す。わかりにくい言葉の右に線。

     
 ⑤ 難しい言葉をノートに書き出して調べる。


 ⑥ 書いてあることがらを調べる。


 ⑦ 味わって読む


 ⑧ 作者の意図を考えよう。


 ⑨ 身につけ覚えるべき言葉を稽古する。(個別)


  

2 わけあい・磨きあい   説明 問い 反論

  


3 ひとりしらべ



 ◎ 宗教的とも言える厳しさが前(東井義雄さんは住職でした=ハマコウ註)

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学年はじめの三日間 ③ / 「日本プラモデル興亡史」井田博 文春ネスコ 2003年【再掲載 2012.3】 [読書記録 教育]

今回は、6月24日に続いて、わたしの教育ノートから、
「学年はじめの三日間」3回目の紹介です。



新年度の学級開き、担任はじめ教員はいろいろ考えます。

新学期スタート時のヒントを集めた要約です。








もう一つ、再掲載となりますが、井田博さんの
「日本プラモデル興亡史」を載せます。
わたしが子どもの頃、周りの男子には戦車のプラモデル作りが流行っていました。
メーカーの名を懐かしく思い出しました。
浜松には、山田卓司さんの作品を集めた「浜松ジオラマファクトリー!」があります。
ぜひお訪ねください。





◇子供たちの学習に
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☆学年はじめの三日間 ③


◇仲間の関心を広げる
  
 ① 全員の誕生日を書き込んだカレンダーを掲示


 ② 市内の文化施設を案内する一角を用意(壁面に)


 ③ 台紙 自分の幼少の写真を貼り目標を書きロッカーに
 

 ※ 学級の組織確立 + 生徒の信頼関係づくり





◇最初の出会い
  
 1 新しいスタートだと自覚させる 


 2 学習に対する心構えを伝える

   筆箱の中味
   ・鉛筆5本 ・赤青鉛筆 ・定規 ・消しゴム1個 ・名前用サインペン





◇「最初の三日間学級担任として何をすべきか」2003年 4月   道徳教育改革集団・鹿児島  内山義朗 (『正義と勇気を育てる学級&学年集団づくりNO24 最終回』より)
 

◇1日目  
 
 1 行事(新任式・始業式・学級担任等担当教諭の発表)

  ・実態把握。観察。
 


 2 教室に引率してからの全員自己紹介

  ・担任が楽しく知的に自己紹介。

   方針・考えを記した学級通信を配布。


  ・特技を一つ披露 → 「先生はただ者ではない」感

   簡単にできる手品。


  ・自己紹介後、質疑応答。

   挙手や発言・聞き方を鍛える。 


  ・全員各々自己紹介。




 3 座席の決定

  ・名簿順の座席表を前日黒板に。


  ・担任発表、始業式が終わった後、座席表通りに腰掛けることを指示。


  ・座席は,名簿順,その後視力等を考慮して調節。

   その席で困る子に理由を発表させ、代わってもいい子と交代。


  ・「最初の二週間はこれでいきます。二週間後席替えします。」




 4 自己紹介ゲーム

  ・自己紹介ゲーム(個対個)


  ・手順(道徳教育改革集団代表・深澤久氏が最近いつも講座で紹介する方法)

   (1)B5の四つ切り大の紙,一枚に自分のよいところを書かせる。


   (2)一人でいる人を見つけて握手をする。


   (3)ジャンケンをして負けた人から自己紹介をする。
     (氏名とよいところ)


   (4)「よろしく」と言って,握手をする。


   (5)別な人を探して,(1)~(3)を行う。


  ・子どもの人間関係把握。




 5 連絡

  ・毎日持ってくるもの連絡。


  ・赤鉛筆・のり・はさみ・鉛筆5本以上・定規・コンパス・分度器・辞書                           (覚え方「あのはえ,じこ,ぶじ」)。


  ・明日の予定を記入させる。

  ・予定帳配布の際、
   「もらった時に何と言えばいいでしょう?」
   「後ろに渡すとき何と言えばいいでしょう?」と尋ねる。
    列ごとに配布。「どうぞ。」「ありがとう。」の言葉のやりとり。
  

  ・記名。机間観察し、ていねいな子を誉める。


  ・「明日の連絡をします。何をしたらいいですか?」と問う。メモをとらせる。














☆「日本プラモデル興亡史」井田博 文春ネスコ 2003年【再掲載 2012.3】

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◇プラモデルとの出会い
 
□今井科学   

 サンダーバードシリーズ



□世界最初   

 1936年 イギリスで 
        
 フロッグ社 「ペンギン」シリーズ名1/72
   
 

□井田氏    

 昭和24年から 井筒屋模型部

 輸入品中心 

 昭和33年 国産初プラモデル マルサン商店

 

□セルロイド不買がプラモデルを生んだ

 セルロイド

  → プラスチック

  ソフトビニール


 マルサン商店 
  アメリカのコピー商品から 「ノーチラス」

 

□商品名「プラモデル」の誕生

 プラモデル 
  「和製英語」 マルサン登録商標


 プラモデル商標 
   昭和43年「三ツ星商店」 → 昭和50年組合に   



□フジテレビ 

 10:30~ 「陸と海と空」 → 売れ行き増
   
 

□日模の急追  

 日模  ニチモ 「伊号潜水艦」

 

□様々なメーカーの参入 第一次ブーム

 三共、三和の低価格プラモデル
三共 昭和38~ ピーナッツシリーズ 1/150 30円

三和 Mシリーズ 50円


 ミドリ、渥美産業、YMC
   
 

□キャラクターモデルの誕生

 昭和35年11月 イマイ 「鉄人28号」「アトム」


 イマイ 昭和23~  昭和34 今井科学 今井英一氏
 


□「戦車のタミヤ」の登場

 昭和35年 田宮模型
   箱絵・小松崎茂氏

 

□動くのがプラモデル?



□マブチが支えた日本のプラモデル

 マブチは玩具用がスタート



□プラモデルメーカー

 玩具派生
   
  → マルサン バンダイ トミー など


 科学教材から

  → 静岡のメーカー



  静岡 木曽・飛騨良質な木材生産地が近く豊かな水運で集める

  ↓

  木材加工業  



□教材用加工がプラモデルへと発展

 タミヤ 

 ハセガワ 

 青島文化教材 

 フジミ模型 

 イマイ

 

□イマイとタミヤの激突 

 昭和38年から


 同じ静岡  
   箱絵は タミヤ・小松崎茂 イマイ・高荷義之



イマイは昭和44年に倒産







◇プラモデル 大人の成熟した趣味へ  

□プラプレーンコンテスト



□画期的なウォーターラインシリーズ

 静岡4社 「ウォーターラインシリーズ(WL)」

アオシマ 

  タミヤ 

  ハセガワ 

  フジミ


 1/700の軍艦模型

→ 集めて眺めるシリーズ

 

□ガンダム登場

 バンダイがイマイを購入

  →  バンダイブランド



□クルマの売れる時代






◇プラモデル 新しい時代へ

□新メーカー 

 旧共産圏



□中国 

「トランペッター」 1/24 零戦



□日本 

 ファインモールド 

 ビットロード 

 ブラッツ


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