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キーワード「江戸の旅人たち」 / 「日本史はこんなに面白い」半藤一利 文藝春秋 2008年【再掲載 2013.6】 [読書記録 歴史]

今回は、わたしの教育ノートから、
キーワード「江戸の旅人たち」を紹介します。



今回は、わたしの教育ノートから、5月17日に続いて、
キーワード「参観会・懇談会資料」14回目の紹介 須長茂夫さんの本の要約です。



読書記録を要約してまとめたものです。
時間と手間は大変掛かりますが、
その分記憶の糸を頼りに、記憶を引き出すことができます。






今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「木賃宿   米と木賃を払えば飯を炊いて出してくれる」


・「旅人を野宿させる世の中ではなかった」


・「江戸時代は不便ではあるがおおらか」


・「日本では金を支配者に贈ることで自己の地位を高め一般民衆から離れていくようにな
  る」






もう一つ、再掲載となりますが、半藤一利さんの
「日本史はこんなに面白い」を載せます。
それぞれがおもしろく感じているところが何かを知るのも面白いことです。



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☆キーワード「江戸の旅人たち」

◇江戸の旅人たち
  
□曽良 
  


□貝原益軒 
  


□筑紫紀行(吉田重房)町人



□野田泉光院(山伏)「日本九峰修行日記」



□菅江真澄  

 三河生まれ 円空と同じ道を

 欠点 ・お金を書いていない

  ・批判がない



□河井継之助「塵壺」








◇芭蕉の旅
 
□嘘が多い

 俳諧 連歌のように3,6句よんで一つにする 二人以上で

  |


 民衆の旅は自由

一週間に一回ぐらい風呂

漢文学 武士  儒教…仁義礼智信
 

 
□和文学 町人  もののあはれ

「俳諧坊主を泊めている」

 

□ 身分ではなくその人の本質を見極めてやっている



添え状で泊めてくれる

手紙 … 日数はかかるが間違いなく届く
 


□宿 旅籠  食事がでる宿

 木賃宿   米と木賃を払えば飯を炊いて出してくれる

 千人宿   自分たちだけで炊いて食べる宿(追い込み宿)
 


□芭蕉の旅  
  名所古蹟を見る

  自分と同じ考えの人を求めて歩いた



旅人を野宿させる世の中ではなかった












◇野田泉光院の旅「日本九峰修行日記」
 
□文化9年(1812)9月3日~文政元年(1818)11月6日

  6年2か月



□野田成亮(泉光院)

  山伏 1756から1835
  
  山伏 本山派 京都聖護院が本山  天台宗 

当山派 山科 醍醐寺が本山 真言宗



  仏教系 鎮護国家 妻帯・丸坊主ではない

  - 半俗半僧
 


□九峯 

 英彦山 

 石槌山(四国) 

 箕生山(摂津) 

 金剛山 

 大峰山 

 熊野山

 富士山 

 羽黒山 

 湯殿山



 門付け・托鉢をして歩く

年宿制度 慣行
 


□江戸期 厳しい旅 と 緩やかな旅 民家 

 お金を出しても断られるところとお金を取られるところ 


□熊本県 

  橋かけ技術高い オランダ系



□江戸時代 

  不便ではあるがおおらか



□泣き男



□川争い 

  境が変化する



□道徳 

 モラルが国,社会によって違った



日本人の考えた信仰は抜け道がある
 


□浪人 

 お金で位を買う(藩の仕事はないが苗字帯刀)

  |

日本では金を支配者に贈ることで自己の地位を高め一般民衆から離れていくようになる
(ヨーロッパは対抗する)

 → 世話になるとお返し
 


□托鉢 

 札を分ける

 鐘を鳴らして経文を唱える
 


□六部 

  国々を回っている



□九州 

 開放性 

 泊めてくれる
 


□三田尻 

 宮市の天満宮の祭り 初天神


 大名行列 

  一日だけ大名に

侍の家から道具を借りてくる(岩国 徳山)

|

 貸さなくてはならない
何千人の大名行列に(普通五百人ぐらい)-十倍
 


□藩毎に気風が違う 

 九州 おおらか

 防州 せちがらい

 芸州 もっとせちがらい
 


□安芸藩 

 貨幣経済の浸透 

 せちがらい



□浜田藩 

 おだやか
茶   奈良  茶を醗酵させて団子状に固めた物

  鎌倉  茶の葉をよく干して粉にした物

  室町  茶を焙した物
 

 善根宿 
   無料で泊めてくれるところ

  また宿のないところにはきれいな御堂がある

   |

      百姓としては泊めてあげたいが藩のおふれで



「あそこに泊まってくれ」御堂
 


□菅江真澄 

  三十歳で三河を出て七十六歳で秋田にて死ぬ

 土地土地によって藩の政治の在り方が違っていて宿の問題にしても泊めてくれる

  → 禁制であっても内緒で泊めてくれる

  お堂に泊まるのは許されていた
 


□地主 

 出雲  田部家 桜井家 米原家
    
 但馬  大石家 家督と預かり地  

 高野豆腐 但馬からの出稼ぎ多い










☆「日本史はこんなに面白い」半藤一利 文藝春秋 2008年【再掲載 2013.6】

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◇中西進

聖徳太子は「文武両道の行動する思想家」だった



◇安野光雄

 「平家物語」は戦いの虚しさを伝えてかくも美しい



◇高野睦郎

権力を極めた人の辞世ほど「この世は虚しい」と言う



◇嵐山光三郎

「古池や…」の句は時代に対する俳諧師・芭蕉の戦略だった



◇高橋克彦

蝦夷のリーダー「アテルイ」はなぜ日本史から抹殺されたか



◇井沢元彦

 「神を目指した男」織田信長は空前絶後の革命家だった



◇諸田令子

徳川家康だって女の前ではだらしなくごろ寝していたのです



◇荒俣宏

妖怪が近くへやってくるのは、あなたが「貧乏で寂しいとき」です



◇井上章一

ヒトラーは20ctのベルリンに巨大な○○宮を建てようとしていた



◇原武史

戦争中も祈り続けた昭和天皇 彼はいったい誰のことを祈ったのか



◇北康利

戦後憲法はこうして生まれた 白州次郎が見た占領下の日本
 戦争放棄はマッカーサーの発案だった 

   戦争放棄は世界に誇れるプリンシプル

白州次郎 - 大局観を以て最後まで筋を通した人間



◇川本三郎

チャンバラ映画の魅力は「禁欲の美学」である
時代劇への入口は錦之助の「笛吹童子」


 リハーサルなしでやった「椿三十郎」の決闘 

   時代劇では殺陣しだい-久世竜

東映-足立玲二郎 きれいな殺陣


 世間に逆らう孤独な戦い-「股旅もの」は美しい

「水戸黄門」~権力を振りかざす

市川雷蔵-悲愴美  

   ヤクザ映画の男の美学は禁欲
  

 男は黙って我慢する


 時代劇の裏に負けゆく者の物語がある

「ひとり狼」「たそがれ清兵衛」「雨あがる」「椿三十郎」



◇宮部みゆき

橋と河童と人情と

江戸の下町言葉 - 三河言葉と共通する表現
手練れ(てだれ) 性質(たち) 先に(せんに)
    小商人(こあきんど) 昨夜(ゆうべ)

   
  かつての下町
   ~ 隅田川の東側 = 両国の一部と深川あたり


 下町の川と橋は物語の宝庫

橋-別れの橋、出会いの橋、死への跳躍台


 深川の河童と両国の河童



◇丸谷才一

戦争と艶笑の昭和史

戒厳令下の谷崎訳「源氏物語」と安倍定事件

 昭和前期は野蛮な時代  

    朝日「下肢部」毎日「局所」ハトロン紙に包んで

    裁判官の性的無知


 満州建国の裏側で



◇半藤一利
1930東京生  

 東大文卒-文藝春秋 「週刊文春」「文藝春秋」編集長

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