谷昌恒さんはこんなことを②-「ひとむれ第8集」評論社 1994年 (2) / 「給食の力」幕内秀夫・鈴木公子・清水修 風濤社 ①【再掲載 2012.11】 [読書記録 教育]
「個性は一人で放っておいたからといって豊かに育つ面のではない。多くを吸収し,多く
の人にもまれる中で育つもの。」
「これからの自由主義社会に勝者の論理が支配して,すべてその尺度だけで裁断するよう
になったら恐ろしい」
今回は、6月 7日に続いて、わたしの教育ノートから、
「谷昌恒さんはこんなことを」②を紹介します。
評論社「ひとむれ第8集」の要約 2回目です。
出版社の案内には、
「教護院・北海道家庭学校真の愛に貫ぬかれた教育の軌跡。傷ついた少年たちの心を変革
しようと願う教育の姿を伝え、大きな感動と共感をよんだ、珠玉のエッセイ集。 」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「私は何も知らない。その自分の無知を知ることから本当の勉強が始まる。」
・「子供にだけ罪を負わせ,免れて恥じることのない大人がいるのではないか」
・「怒りに愛が欲しい 怒りに憎しみがあってはいけない」
もう一つ、再掲載となりますが、幕内秀夫さん、鈴木公子さん、清水修さんによる、
「給食の力」①を載せます。
この度の学校休業を経験することにより、給食のありがたさに改めて気付きました。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆谷昌恒さんはこんなことを②-「ひとむれ第8集」評論社 1994年 1994年(2)
<1992年>
◇児童福祉週間に
□スウェーデン人教授
どうしてこんなに行儀がいいのだ
「個性は一人で放っておいたからと言って豊かに育つ面のではない。多くを吸収し,多く
の人にもまれる中で育つもの。」
スウェーデン 高齢福祉社会
50年間に犯罪6~7倍
貧窮犯罪から裕福犯罪へ
林竹二
「私は何も知らない。その自分の無知を知ることから本当の勉強が始まる。」
|
生きることの意味を問い,厳しくまた温かくありたい
|
自由とか自主とかの議論はむしろ末節
◇祈り
「子供にだけ罪を負わせ,免れて恥じることのない大人がいるのではないか」
□家庭学校
1914年創設
1919年礼拝堂建立 森のチャペル
自己中心からの変化を
「身に降りかかってきた災難を誰の上にも降る雨だと思い,さり気なく受け止めたいと思
う。とるにたらないこの自分にも,さんさんと太陽のふりそそいだ晴れた日もたくさん
あったではないかと深い感謝の思いを忘れまいと思う。」
◇年末の願い
□谷昌恒
1922(大正11)年7月4日生まれ
勝者の論理
- 大国は力による正義の守護神としての役割
その都度誰かが悪者に仕立てられた
ホメイニ・フセイン・カダフィ
↓
戦争の度に正義
フルブライト元上院議員
奨学金 戦争は何十年と続く憎しみと恨みを残すだけだ |
※ これからの自由主義社会に勝者の論理が支配して,すべてその尺度だけで裁断する
ようになったら恐ろしい
◇怒
怒るな! そして怒れ!
相手が悪いのではなく自分が悪い
怒りに愛が欲しい
怒りに憎しみがあってはいけない
◇真の勇気
山本周五郎「三十二刻」
疋田図書 宇女(うね)一人息子主馬の嫁
山脇長門と疋田図書との対立-佐竹家に使える(秋田)
長門が疋田家を攻める
佐竹義政(藩主の弟)かけつけ鎮める
|
疋田家に賛辞
☆「給食の力」幕内秀夫・鈴木公子・清水修 風濤社 ①【再掲載 2012.11】
◇日本の食事はこの50年でこんなに変わった
□二大テーマ
①「食育」 教育委員会
②「地産地消」農協・市
□この五十年で米を食べなくなった
~ 先進国で最低の食糧自給率
□現在の食生活の常識
ご飯が減って輸入小麦が増えた
日本人はトウモロコシ民族?
□食事を変えよう
→ 給食を変える
◇子どもは知っている
□学校給食法 第2条
目標
① 日常生活における食事について正しい理解と望ましい習慣を養うこと
② 学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うこと
③ 食生活の合理化、栄養の改善及び健康の増進を図ること
④ 食糧の生産、配分及び消費について正しい理解に導くこと
□子どもは体でものを食べる
←→ 大人は「こころ」でものを食べる
(アルコール、たばこ、砂糖)
◇ヒトは何を食べる動物か
□子どもが好きなのは
- じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ
□子どもが嫌いなのは
- セロリ、ピーマン、ネギ、ミョウガ、シソ
= おなかがいっぱいにならないから
□ヒトは「水」に「デンプン」を増やしながら成長する動物
□副食は主食を補うもの
= 副食に好き嫌いがあっても生きていける
□子どもの飲み物
→ 3つ ①水 ②麦茶 ③番茶
□戻れる場所を子どもに教える
→ ご飯・みそ汁・漬け物の朝ご飯
◎飲み物は水・麦茶・番茶
◎清涼飲料水は与えない
◎ご飯をしっかり食べさせる
◎朝食はご飯・みそ汁・漬け物
〈子どもの歯を守る〉
◇食事で病気を克服
□食事療法との出会い 大塚誠之輔(新潟県柏崎市の歯科医)
「卵と牛乳と砂糖をやめて、玄米+野菜」
□食事で引き出された自然治癒力
◇歯から考える健康十箇条
① ご飯をきちんと食べる
② 液で満腹にしない
③ 未精製のご飯を食べる
④ 副食は季節のもの中心で
⑤ 動物性の食品は控える
⑥ 揚げ物は控え目に
⑦ 発酵食品を食べる
⑧ できる限り安全な食品を
⑨ 食事はゆっくりよくかんで
<だからこそ完全米飯給食>
◇理想の学校給食を目指して
□家庭の食生活を嘆いても何も変わらない
□最大の矛盾
全国平均週に2.9回の米飯給食
米飯給食の導入支援予算 2000年に廃止
□パンの危うい安全性
「パンをやめよう」殺虫剤・残留農薬・食品添加物
→ ポストハーベスト農薬 = 小麦輸送時にまく農薬
|
◎給食は予算が限られているから外皮に近い部分が使われる
① 残留農薬
② パンを食べると油だらけになる
□社員食堂でパンを出すところはない
□理想的な米飯給食
十日町市私立天使幼稚園の献立
<学校給食Q&A>
◇牛乳
毎日出さなくてもいい 200mlは目安
助成金有り 200mlに3.1円
牛乳を別時間に出すことにより残飯が減る
の人にもまれる中で育つもの。」
「これからの自由主義社会に勝者の論理が支配して,すべてその尺度だけで裁断するよう
になったら恐ろしい」
今回は、6月 7日に続いて、わたしの教育ノートから、
「谷昌恒さんはこんなことを」②を紹介します。
評論社「ひとむれ第8集」の要約 2回目です。
出版社の案内には、
「教護院・北海道家庭学校真の愛に貫ぬかれた教育の軌跡。傷ついた少年たちの心を変革
しようと願う教育の姿を伝え、大きな感動と共感をよんだ、珠玉のエッセイ集。 」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「私は何も知らない。その自分の無知を知ることから本当の勉強が始まる。」
・「子供にだけ罪を負わせ,免れて恥じることのない大人がいるのではないか」
・「怒りに愛が欲しい 怒りに憎しみがあってはいけない」
もう一つ、再掲載となりますが、幕内秀夫さん、鈴木公子さん、清水修さんによる、
「給食の力」①を載せます。
この度の学校休業を経験することにより、給食のありがたさに改めて気付きました。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆谷昌恒さんはこんなことを②-「ひとむれ第8集」評論社 1994年 1994年(2)
<1992年>
◇児童福祉週間に
□スウェーデン人教授
どうしてこんなに行儀がいいのだ
「個性は一人で放っておいたからと言って豊かに育つ面のではない。多くを吸収し,多く
の人にもまれる中で育つもの。」
スウェーデン 高齢福祉社会
50年間に犯罪6~7倍
貧窮犯罪から裕福犯罪へ
林竹二
「私は何も知らない。その自分の無知を知ることから本当の勉強が始まる。」
|
生きることの意味を問い,厳しくまた温かくありたい
|
自由とか自主とかの議論はむしろ末節
◇祈り
「子供にだけ罪を負わせ,免れて恥じることのない大人がいるのではないか」
□家庭学校
1914年創設
1919年礼拝堂建立 森のチャペル
自己中心からの変化を
「身に降りかかってきた災難を誰の上にも降る雨だと思い,さり気なく受け止めたいと思
う。とるにたらないこの自分にも,さんさんと太陽のふりそそいだ晴れた日もたくさん
あったではないかと深い感謝の思いを忘れまいと思う。」
◇年末の願い
□谷昌恒
1922(大正11)年7月4日生まれ
勝者の論理
- 大国は力による正義の守護神としての役割
その都度誰かが悪者に仕立てられた
ホメイニ・フセイン・カダフィ
↓
戦争の度に正義
フルブライト元上院議員
奨学金 戦争は何十年と続く憎しみと恨みを残すだけだ |
※ これからの自由主義社会に勝者の論理が支配して,すべてその尺度だけで裁断する
ようになったら恐ろしい
◇怒
怒るな! そして怒れ!
相手が悪いのではなく自分が悪い
怒りに愛が欲しい
怒りに憎しみがあってはいけない
◇真の勇気
山本周五郎「三十二刻」
疋田図書 宇女(うね)一人息子主馬の嫁
山脇長門と疋田図書との対立-佐竹家に使える(秋田)
長門が疋田家を攻める
佐竹義政(藩主の弟)かけつけ鎮める
|
疋田家に賛辞
☆「給食の力」幕内秀夫・鈴木公子・清水修 風濤社 ①【再掲載 2012.11】
◇日本の食事はこの50年でこんなに変わった
□二大テーマ
①「食育」 教育委員会
②「地産地消」農協・市
□この五十年で米を食べなくなった
~ 先進国で最低の食糧自給率
□現在の食生活の常識
ご飯が減って輸入小麦が増えた
日本人はトウモロコシ民族?
□食事を変えよう
→ 給食を変える
◇子どもは知っている
□学校給食法 第2条
目標
① 日常生活における食事について正しい理解と望ましい習慣を養うこと
② 学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うこと
③ 食生活の合理化、栄養の改善及び健康の増進を図ること
④ 食糧の生産、配分及び消費について正しい理解に導くこと
□子どもは体でものを食べる
←→ 大人は「こころ」でものを食べる
(アルコール、たばこ、砂糖)
◇ヒトは何を食べる動物か
□子どもが好きなのは
- じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ
□子どもが嫌いなのは
- セロリ、ピーマン、ネギ、ミョウガ、シソ
= おなかがいっぱいにならないから
□ヒトは「水」に「デンプン」を増やしながら成長する動物
□副食は主食を補うもの
= 副食に好き嫌いがあっても生きていける
□子どもの飲み物
→ 3つ ①水 ②麦茶 ③番茶
□戻れる場所を子どもに教える
→ ご飯・みそ汁・漬け物の朝ご飯
◎飲み物は水・麦茶・番茶
◎清涼飲料水は与えない
◎ご飯をしっかり食べさせる
◎朝食はご飯・みそ汁・漬け物
〈子どもの歯を守る〉
◇食事で病気を克服
□食事療法との出会い 大塚誠之輔(新潟県柏崎市の歯科医)
「卵と牛乳と砂糖をやめて、玄米+野菜」
□食事で引き出された自然治癒力
◇歯から考える健康十箇条
① ご飯をきちんと食べる
② 液で満腹にしない
③ 未精製のご飯を食べる
④ 副食は季節のもの中心で
⑤ 動物性の食品は控える
⑥ 揚げ物は控え目に
⑦ 発酵食品を食べる
⑧ できる限り安全な食品を
⑨ 食事はゆっくりよくかんで
<だからこそ完全米飯給食>
◇理想の学校給食を目指して
□家庭の食生活を嘆いても何も変わらない
□最大の矛盾
全国平均週に2.9回の米飯給食
米飯給食の導入支援予算 2000年に廃止
□パンの危うい安全性
「パンをやめよう」殺虫剤・残留農薬・食品添加物
→ ポストハーベスト農薬 = 小麦輸送時にまく農薬
|
◎給食は予算が限られているから外皮に近い部分が使われる
① 残留農薬
② パンを食べると油だらけになる
□社員食堂でパンを出すところはない
□理想的な米飯給食
十日町市私立天使幼稚園の献立
<学校給食Q&A>
◇牛乳
毎日出さなくてもいい 200mlは目安
助成金有り 200mlに3.1円
牛乳を別時間に出すことにより残飯が減る