「教師の資質」諸富祥彦 朝日新聞出版 2013年 ⑩(最終) / 「先生、本を読んで」 村上淳子 ポプラ社 1999年 [読書記録 教育]
「今は確かに教師受難の時代です。仕事量は増え多忙化し、不登校の子、発達障害の子、
意地悪な子、突然切れ始める子など難しい子供も増えています。保護者との関係も難
しくなり、同僚や管理職も支えてくれないことが多くなってきました。自分は一人ぼ
っちだ。もう辞めてしまいたい。そう思うこともあるでしょう。
けれども教師ほど魂を打ち込めるすばらしい仕事はありません。教師は他の仕事では
決して得られないすばらしい感動を与えてくれる仕事です。…略…だからこそ、今は
辛くても、どうか教師を辞めないでください。いつかまた前のように笑顔で子どもた
ちと接することができるようになるときがきっと来ますから…」
今回は、6月15日に続いて、諸富祥彦さんの
「教師の本質」の紹介10回目 最終です。
諸富祥彦さん、現場の状況を社会に発信してくれることをありがたく感じています。
出版社の案内には、
「教師の不祥事が取りざたされる今、本当に優れた教師は何をしているのか?いじめへの
ずさんな対応、体罰、暴言…教師の問題が注目されている現代で、本当に求められる
資質とは何なのか。『教師を支える会』代表として、全国の学校の問題に取り組んで
きた著者が、最先端の教師像を説く。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「PISAの限界 調査問題と質問紙 → 見えない能力の半分も測定できない 」
・「ディベート → 大人でも答えが出ない問題について子どもに本気で討論させる」
・「ミッション(使命感)・パッション(情熱)・リスポンシビリティ(応答可能性)」
・「教師ほど魂を打ち込めるすばらしい仕事はない」
「先生、この本読んで」 村上淳子 ポプラ社
もう一つ、再掲載となりますが、村上淳子さんの
「先生、本を読んで」を載せます。
読み聞かせで知られる、静岡県の村上淳子による読み聞かせ図書の紹介です。
少し古い本が多いのですが、わたしが子どもたちに読んできた本もあります。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教師の資質」諸富祥彦 朝日新聞出版 2013年 ⑩(最終)
◇新たな時代に求められる教師の資質(2)
□問題を自分で発見する能力
※『ワークシフト孤独と貧困から自由になる働き方の未来図』プレジデント社
2025世界中で働き方の大転換(ワークシフト)
上司がいて部下がいるといった階層システムはもう無くなり、それぞれの人間が専
門家となり寄り集まってチームで自由なプロジェクトを組ながら仕事をしていくスタ
イル…予測だが
「問題を発見する能力」
□OECDによる「新しい能力」観
DeSeCoプロジェクト 「キー・コンピテンシー」
ある職務において卓越した業績を生み出す原因となっている個人の基底的特徴
カテゴリー1 道具を相互作用的に用いる
カテゴリー2 異質な人々から鳴る集団で相互的に関わり合う
カテゴリー3 自律的に行動する
□「脱ゆとり教育」の背景にあるもの
PISA
カテゴリー1に含まれる言語・シンボル・テスト
カテゴリー2、3は軽視
□PISAの限界
調査問題と質問紙 → 見えない能力の半分も測定できない
□Responsibleな人間であること
「応答可能」+「責任を負う」+「引き受ける」
□「生きる力」を育てる新しいタイプの道徳授業
□「自分で問題を発見し解決する力」自然教室道徳授業バージョン
90年代半ば千葉県野田市小5「リスくんはどっちが幸せでしょうか」
ディベート
→ 大人でも答えが出ない問題について子どもに本気で討論させる
□「総合的学習」は何のためにあるのか
答えなき問い
① 国際・情報・環境・福祉・健康
② 地域の伝統文化、行事、生活習慣、経済、産業(ローカル)
③ キャリアなどの個人的課題
□「問い」を引き受けた子ども
※『答えなき時代を生き抜く子どもの育成』奈須正裕・諸富祥彦 図書文化社
□「持続可能な社会」の担い手を育てる
ミッション パッション リスポンシビリティ
使命感 情熱 応答可能性
□子どもと関わる全ての大人に必要な資質
◇おわりに
□ぜひ「教師を応援していただきたい」
□教師ほど魂を打ち込めるすばらしい仕事はない
「今は確かに教師受難の時代です。仕事量は増え多忙化し、不登校の子、発達障害の子、
意地悪な子、突然切れ始める子など難しい子供も増えています。保護者との関係も難
しくなり、同僚や管理職も支えてくれないことが多くなってきました。自分は一人ぼ
っちだ。もう辞めてしまいたい。そう思うこともあるでしょう。
けれども教師ほど魂を打ち込めるすばらしい仕事はありません。教師は他の仕事では
決して得られないすばらしい感動を与えてくれる仕事です。…略…だからこそ、今は
辛くても、どうか教師を辞めないでください。いつかまた前のように笑顔で子どもた
ちと接することができるようになるときがきっと来ますから…」
◇諸富祥彦
①気付きと学びの心理学研究会 カウンセリング
②教師を支える会
③子どものこころを育て教師の力量を高める現場教師のためのグループ
HP 明治大学HP「心理臨床センター」
1963年 福岡県生
1986年 筑波大学卒 1992年博士課程修了
千葉大学教育学部助教授
明治大学文学部教授 教育学博士
『教師の悩み解決塾』
☆「先生、本を読んで」 村上淳子 ポプラ社 1999年
≪著者が読み聞かせ・読書指導に用いたテキスト≫ (著者・書名共五十音順)
◇日本と世界の名作
阿川弘之 「煙管」
芥川籠之介 「蜘蛛の糸」「父」「杜子春」「トロッコ」「鼻」「手巾」
「魔術」「蜜柑」「羅生門」
青島武郎 「小さき者へ」「一房の葡匂」
伊藤左千夫 「野菊の墓」
井上 靖 「弧猿」「しろばんば」
井伏鱒二 「山椒魚」
オー・ヘンリー「最後のひと葉」
開高 健 「裸の王様」
菊池 寛 「入れ札」「恩讐の彼方に」
小泉ハ雲 「耳なし芳一」「雪女」
志賀直哉 「城の埼にて」「小僧の神様」「正義派」「清兵衛と瓢箪」
「母の死と新しい母」
島木健作 「赤蛙」
下村湖人 「次郎物語」
太宰 治 「走れメロス」「富嶽百景」
壷井 栄 「牡蠣の木のある家」「板道」「二十四の瞳」
「母のない子と子のない母と」
永井龍男 「黒い御飯」
夏日漱石 「坊っちやん」「夢十夜」「吾輩は猫である」
原 民喜 「夏の花」
宮沢賢治 「オッペルと象」「よだかの星」
武者小路実篤 「愛と死」「友情」
モーパッサン 「首飾り」
森 鴎外 「最後の一句」「山椒太夫」「高瀬舟」
吉川淳之介 「童謡」
◇絵本
いそみゆき 『ポロ』長新太絵/ポプラ社/1998年
大塚勇三 『スーホの白い馬』赤羽末吉絵/福音館書店/1967年
儀間比呂志 『ふなひき太良』岩崎書店/1971年
グリム 『おおかみと七ひきのこやぎ』フエリックス・ホフマン絵
/瀬田貞二訳/福音館書店/1967年
斎藤隆介 『三コ』滝平二郎絵/福音館書店/1989年
『ソメコとオニ』滝平二郎絵/岩崎書店/1987年
『八郎』滝平二郎絵/福音館書店/1969年
『花さき山』滝平二郎絵/岩崎書岳/1969年
『ひさの星』岩崎ちひろ絵/岩崎書店/1972年
『ふき』 滝平二郎絵/岩崎書店/1998年
佐野洋子 『100万回生きたねこ』講談社/1977年
『すうすうすう』リブロポート/1990年
たばたせいいち・先天性四肢障害児父母の会
『さっちゃんのまほうのて』偕成社/1985年
土家由岐雄 『かわいそうなぞう』武部本一郎絵/金の星社/1970年
新美南吉 『ごんぎつね』箕田原二郎絵/ポプラ社/1969年
『てぶくろをかいに』若山憲絵/ポプラ社/1970年
バーレイ(スーザン)『わすれられないお<りもの』
小川仁央訳/評論社/1986年
パスカ一リア(レオ)『はっぱのフレディ-いのちの旅-』
みらいなな訳/島田光雄絵/童話屋/1998年
肥田美代子 『ゆずちやん』石倉欣二絵/ポプラ社/1995年
舟崎克彦 『はかまだれ』村上豊絵/ひくまの出版/1984年
松谷みよ子 『わたしのいもうと』味戸ケイコ絵/偕成社/1988年
マンチ(ロバート)『ラヴ・ユー・フオーエバー』
乃木りか訳/梅田俊作絵/岩崎書店/1997年
三橋節子 『雷の落ちない村』小学館/1977年
季錦玉 『さんねん峠』朴民宜絵/岩埼書店/1981年
◇児童向け読み物
大石 真 『風信器』集団読書用テキストA16
/全国学校図書館協議会/1975年他
大川悦生 『あかあさんの木』ポプラ社/1989年
「火のなかの声」(『あかあさんの木』所収)
丘 修三 「あざ」(『ぼ<のお姉さん』所収)
「歯型」(『ぼくのお姉さん』所収)
『ぼくのお姉さん』偕成社/1986年
小川未明 『赤いるうそくと人魚』偕成社文庫/1978年
川村たかし 『山へいく牛』偕成社文庫/1983年
斎藤隆介 『ベロ出しチヨンマ』理論社/1967年
スペドヘリ(セシリア)『わたしたちのトビアス』山内清子訳/偕成社/1978年
高木敏子 『ガラスのうさぎ』金の星社/1977年
萩坂 昇 「十二支からおちたねこといたち」
(『光村こども図書館1年・第5巻』所収)光村図書出版/1992年
浜田広介 『むく鳥のゆめ・泣いた赤おに』
講談社のおはなし童話館19/1990年 他
◇教室でよく取り上げた詩人
石垣りん
茨木のり子
河合酔茗
草野心平
新川和江
高村光太郎
谷川俊太郎
峠 三吉
真壁 仁
吉野 弘
◇教科書から
阿久 悠 「ガラスの小びん」光村図書・小6/1992年
伊集院静 「まき割り」三省堂・中2/1997年
井上ひさし 「握手」学校図書,光村図書・中3/1993年~
遠藤周作 「白い風船」教育出版・小6/1971年~1989年
工藤直子 「友情はいつのまにかほっこり」三省堂・中1/1987年
高橋正亮 「ロシアパン」学校図書・小6/1992年~
トルストイ(レフ)「とびこめ」
西郷竹彦訳/光村図書・小4/1977年,1989年
野坂昭如 「凧になったお母さん」三省堂・中3/1978年~
※ 『火垂るの墓』新潮文庫/1974年
林 京子 「友よ」教育出版・中2/1981年~1987年
別役 実 「空中ブランコ乗りのキキ」三省堂・中1/1978年~
※『丘の上の人殺しの家』ススキコージ絵/リフロポート/1981年
向田邦子 「字のないはがき」光村図書・中2/1987年~ 「」
※「お辞儀」(『父の詫び状』より)文藝春秋社/1978年
安岡章太郎 「幸福」光村図書・中2/1984年
「サーカスの馬」学校図書・中2/1987年~
光村図書・中2/1972年~1978年
山川方夫 「夏の葬列」教育出版・中2/1977年
山本周五郎 「内蔵允留守」光村図書・中1/1978年~1990年
米倉斉加年 「大人になれなかった弟たちに…」光村図書・中1/1987年~
魯 迅 「故郷」竹内好訳/光村図書・中3/1965年~ 他
※「小さな出来事」(『阿Q正伝・狂人日記』より)
岩波文庫/1955年
(1999年現在)
※教科書の関連で読んだ図書
意地悪な子、突然切れ始める子など難しい子供も増えています。保護者との関係も難
しくなり、同僚や管理職も支えてくれないことが多くなってきました。自分は一人ぼ
っちだ。もう辞めてしまいたい。そう思うこともあるでしょう。
けれども教師ほど魂を打ち込めるすばらしい仕事はありません。教師は他の仕事では
決して得られないすばらしい感動を与えてくれる仕事です。…略…だからこそ、今は
辛くても、どうか教師を辞めないでください。いつかまた前のように笑顔で子どもた
ちと接することができるようになるときがきっと来ますから…」
今回は、6月15日に続いて、諸富祥彦さんの
「教師の本質」の紹介10回目 最終です。
諸富祥彦さん、現場の状況を社会に発信してくれることをありがたく感じています。
出版社の案内には、
「教師の不祥事が取りざたされる今、本当に優れた教師は何をしているのか?いじめへの
ずさんな対応、体罰、暴言…教師の問題が注目されている現代で、本当に求められる
資質とは何なのか。『教師を支える会』代表として、全国の学校の問題に取り組んで
きた著者が、最先端の教師像を説く。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「PISAの限界 調査問題と質問紙 → 見えない能力の半分も測定できない 」
・「ディベート → 大人でも答えが出ない問題について子どもに本気で討論させる」
・「ミッション(使命感)・パッション(情熱)・リスポンシビリティ(応答可能性)」
・「教師ほど魂を打ち込めるすばらしい仕事はない」
「先生、この本読んで」 村上淳子 ポプラ社
もう一つ、再掲載となりますが、村上淳子さんの
「先生、本を読んで」を載せます。
読み聞かせで知られる、静岡県の村上淳子による読み聞かせ図書の紹介です。
少し古い本が多いのですが、わたしが子どもたちに読んできた本もあります。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教師の資質」諸富祥彦 朝日新聞出版 2013年 ⑩(最終)
◇新たな時代に求められる教師の資質(2)
□問題を自分で発見する能力
※『ワークシフト孤独と貧困から自由になる働き方の未来図』プレジデント社
2025世界中で働き方の大転換(ワークシフト)
上司がいて部下がいるといった階層システムはもう無くなり、それぞれの人間が専
門家となり寄り集まってチームで自由なプロジェクトを組ながら仕事をしていくスタ
イル…予測だが
「問題を発見する能力」
□OECDによる「新しい能力」観
DeSeCoプロジェクト 「キー・コンピテンシー」
ある職務において卓越した業績を生み出す原因となっている個人の基底的特徴
カテゴリー1 道具を相互作用的に用いる
カテゴリー2 異質な人々から鳴る集団で相互的に関わり合う
カテゴリー3 自律的に行動する
□「脱ゆとり教育」の背景にあるもの
PISA
カテゴリー1に含まれる言語・シンボル・テスト
カテゴリー2、3は軽視
□PISAの限界
調査問題と質問紙 → 見えない能力の半分も測定できない
□Responsibleな人間であること
「応答可能」+「責任を負う」+「引き受ける」
□「生きる力」を育てる新しいタイプの道徳授業
□「自分で問題を発見し解決する力」自然教室道徳授業バージョン
90年代半ば千葉県野田市小5「リスくんはどっちが幸せでしょうか」
ディベート
→ 大人でも答えが出ない問題について子どもに本気で討論させる
□「総合的学習」は何のためにあるのか
答えなき問い
① 国際・情報・環境・福祉・健康
② 地域の伝統文化、行事、生活習慣、経済、産業(ローカル)
③ キャリアなどの個人的課題
□「問い」を引き受けた子ども
※『答えなき時代を生き抜く子どもの育成』奈須正裕・諸富祥彦 図書文化社
□「持続可能な社会」の担い手を育てる
ミッション パッション リスポンシビリティ
使命感 情熱 応答可能性
□子どもと関わる全ての大人に必要な資質
◇おわりに
□ぜひ「教師を応援していただきたい」
□教師ほど魂を打ち込めるすばらしい仕事はない
「今は確かに教師受難の時代です。仕事量は増え多忙化し、不登校の子、発達障害の子、
意地悪な子、突然切れ始める子など難しい子供も増えています。保護者との関係も難
しくなり、同僚や管理職も支えてくれないことが多くなってきました。自分は一人ぼ
っちだ。もう辞めてしまいたい。そう思うこともあるでしょう。
けれども教師ほど魂を打ち込めるすばらしい仕事はありません。教師は他の仕事では
決して得られないすばらしい感動を与えてくれる仕事です。…略…だからこそ、今は
辛くても、どうか教師を辞めないでください。いつかまた前のように笑顔で子どもた
ちと接することができるようになるときがきっと来ますから…」
◇諸富祥彦
①気付きと学びの心理学研究会 カウンセリング
②教師を支える会
③子どものこころを育て教師の力量を高める現場教師のためのグループ
HP 明治大学HP「心理臨床センター」
1963年 福岡県生
1986年 筑波大学卒 1992年博士課程修了
千葉大学教育学部助教授
明治大学文学部教授 教育学博士
『教師の悩み解決塾』
☆「先生、本を読んで」 村上淳子 ポプラ社 1999年
≪著者が読み聞かせ・読書指導に用いたテキスト≫ (著者・書名共五十音順)
◇日本と世界の名作
阿川弘之 「煙管」
芥川籠之介 「蜘蛛の糸」「父」「杜子春」「トロッコ」「鼻」「手巾」
「魔術」「蜜柑」「羅生門」
青島武郎 「小さき者へ」「一房の葡匂」
伊藤左千夫 「野菊の墓」
井上 靖 「弧猿」「しろばんば」
井伏鱒二 「山椒魚」
オー・ヘンリー「最後のひと葉」
開高 健 「裸の王様」
菊池 寛 「入れ札」「恩讐の彼方に」
小泉ハ雲 「耳なし芳一」「雪女」
志賀直哉 「城の埼にて」「小僧の神様」「正義派」「清兵衛と瓢箪」
「母の死と新しい母」
島木健作 「赤蛙」
下村湖人 「次郎物語」
太宰 治 「走れメロス」「富嶽百景」
壷井 栄 「牡蠣の木のある家」「板道」「二十四の瞳」
「母のない子と子のない母と」
永井龍男 「黒い御飯」
夏日漱石 「坊っちやん」「夢十夜」「吾輩は猫である」
原 民喜 「夏の花」
宮沢賢治 「オッペルと象」「よだかの星」
武者小路実篤 「愛と死」「友情」
モーパッサン 「首飾り」
森 鴎外 「最後の一句」「山椒太夫」「高瀬舟」
吉川淳之介 「童謡」
◇絵本
いそみゆき 『ポロ』長新太絵/ポプラ社/1998年
大塚勇三 『スーホの白い馬』赤羽末吉絵/福音館書店/1967年
儀間比呂志 『ふなひき太良』岩崎書店/1971年
グリム 『おおかみと七ひきのこやぎ』フエリックス・ホフマン絵
/瀬田貞二訳/福音館書店/1967年
斎藤隆介 『三コ』滝平二郎絵/福音館書店/1989年
『ソメコとオニ』滝平二郎絵/岩崎書店/1987年
『八郎』滝平二郎絵/福音館書店/1969年
『花さき山』滝平二郎絵/岩崎書岳/1969年
『ひさの星』岩崎ちひろ絵/岩崎書店/1972年
『ふき』 滝平二郎絵/岩崎書店/1998年
佐野洋子 『100万回生きたねこ』講談社/1977年
『すうすうすう』リブロポート/1990年
たばたせいいち・先天性四肢障害児父母の会
『さっちゃんのまほうのて』偕成社/1985年
土家由岐雄 『かわいそうなぞう』武部本一郎絵/金の星社/1970年
新美南吉 『ごんぎつね』箕田原二郎絵/ポプラ社/1969年
『てぶくろをかいに』若山憲絵/ポプラ社/1970年
バーレイ(スーザン)『わすれられないお<りもの』
小川仁央訳/評論社/1986年
パスカ一リア(レオ)『はっぱのフレディ-いのちの旅-』
みらいなな訳/島田光雄絵/童話屋/1998年
肥田美代子 『ゆずちやん』石倉欣二絵/ポプラ社/1995年
舟崎克彦 『はかまだれ』村上豊絵/ひくまの出版/1984年
松谷みよ子 『わたしのいもうと』味戸ケイコ絵/偕成社/1988年
マンチ(ロバート)『ラヴ・ユー・フオーエバー』
乃木りか訳/梅田俊作絵/岩崎書店/1997年
三橋節子 『雷の落ちない村』小学館/1977年
季錦玉 『さんねん峠』朴民宜絵/岩埼書店/1981年
◇児童向け読み物
大石 真 『風信器』集団読書用テキストA16
/全国学校図書館協議会/1975年他
大川悦生 『あかあさんの木』ポプラ社/1989年
「火のなかの声」(『あかあさんの木』所収)
丘 修三 「あざ」(『ぼ<のお姉さん』所収)
「歯型」(『ぼくのお姉さん』所収)
『ぼくのお姉さん』偕成社/1986年
小川未明 『赤いるうそくと人魚』偕成社文庫/1978年
川村たかし 『山へいく牛』偕成社文庫/1983年
斎藤隆介 『ベロ出しチヨンマ』理論社/1967年
スペドヘリ(セシリア)『わたしたちのトビアス』山内清子訳/偕成社/1978年
高木敏子 『ガラスのうさぎ』金の星社/1977年
萩坂 昇 「十二支からおちたねこといたち」
(『光村こども図書館1年・第5巻』所収)光村図書出版/1992年
浜田広介 『むく鳥のゆめ・泣いた赤おに』
講談社のおはなし童話館19/1990年 他
◇教室でよく取り上げた詩人
石垣りん
茨木のり子
河合酔茗
草野心平
新川和江
高村光太郎
谷川俊太郎
峠 三吉
真壁 仁
吉野 弘
◇教科書から
阿久 悠 「ガラスの小びん」光村図書・小6/1992年
伊集院静 「まき割り」三省堂・中2/1997年
井上ひさし 「握手」学校図書,光村図書・中3/1993年~
遠藤周作 「白い風船」教育出版・小6/1971年~1989年
工藤直子 「友情はいつのまにかほっこり」三省堂・中1/1987年
高橋正亮 「ロシアパン」学校図書・小6/1992年~
トルストイ(レフ)「とびこめ」
西郷竹彦訳/光村図書・小4/1977年,1989年
野坂昭如 「凧になったお母さん」三省堂・中3/1978年~
※ 『火垂るの墓』新潮文庫/1974年
林 京子 「友よ」教育出版・中2/1981年~1987年
別役 実 「空中ブランコ乗りのキキ」三省堂・中1/1978年~
※『丘の上の人殺しの家』ススキコージ絵/リフロポート/1981年
向田邦子 「字のないはがき」光村図書・中2/1987年~ 「」
※「お辞儀」(『父の詫び状』より)文藝春秋社/1978年
安岡章太郎 「幸福」光村図書・中2/1984年
「サーカスの馬」学校図書・中2/1987年~
光村図書・中2/1972年~1978年
山川方夫 「夏の葬列」教育出版・中2/1977年
山本周五郎 「内蔵允留守」光村図書・中1/1978年~1990年
米倉斉加年 「大人になれなかった弟たちに…」光村図書・中1/1987年~
魯 迅 「故郷」竹内好訳/光村図書・中3/1965年~ 他
※「小さな出来事」(『阿Q正伝・狂人日記』より)
岩波文庫/1955年
(1999年現在)
※教科書の関連で読んだ図書