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教育技術「体育」⑥ / 教育講演会「教育相談の心-カウンセリングの基礎」諸富祥彦(明治大学文学部教授) 平成19年6月26日 於:静岡県総合教育センター【再掲載 2012.4】 [読書記録 教育]

今回は、6月19日に続いて、わたしの教育ノートから
キーワード「教育技術-体育」の紹介 6回目です。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「新聞紙を使って楽しくできる運動を四つ」
- レクリエーションにも使えます。


・「帽子でファールの印」
- 簡単に判断できますね。



かなり以前指導していた部活動、ミニバスケットボールを思い出しました。







もう一つ、再掲載となりますが、諸富祥彦さんの教育講演会の要約を載せます。
昨日まで、10回に渡って紹介した「教師の本質」の著者、諸富祥彦さん。
現場の状況を社会に発信しています。
静岡県教育委員会主催の教育講演会に希望して参加したときの記録です。
教師として大切なこと3つ。今でも覚えています。
トローンとした雰囲気づくり、簡単なようでなかなか難しいことです。
「心の第2担任制」、何回か提案しましたが、悉く受け入れられませんでした。
経験することなく現役を終えてしまいそうですが、もう一がんばり!








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☆教育技術「体育」⑥

◇ジャンケン
 
 ①ジャンボジャンケン  

   身体全体を使ってグーチョキパーを表現しよう


 ②ロンドン橋

  ダイナミックなゲーム化 
   両手十秒 
   片手十秒 
   ジャンケン勝負






◇新聞紙パフォーマンス
 
□発問  

 新聞紙を使って楽しくできる運動を四つ言いなさい

1 尺取り虫

2 胸において走る   落ちないように

3 片手につけて走る 落ちないように

4 スケート等






◇バスケットボール
 
□バスケットボール
 
◎ポイント 
 ① 基本的な動きは毎時間行う

② 動きのポイントは小出しにする

③ 動きのポイントは毎時間繰り返して行う

④ 動きのポイントは三択問題で
  
 ・30秒シュート

 ・オールコートドリブルシュート

 ・シュートのとき板のどこに

 ・ドリブルは手のどこで

 ・ボールをもったらまずどこを見る

 ・パスを上手するには

 ・ドリブルをして進行するにはどうしたらよいか

 ・リードの仕方

 ・敵を上手に抜く方法

・敵に抜かれたときに
 


□技能別グループ(上手・下手) 

 1 力の差がない

 2 ボールにふれる機会を増やして攻撃をする頻度を高くする



□ゲームのさせ方
   
 1 どのチームかすぐ分かる  ゼッケン 

 2 試合時間は3~5分間の流し

 3 1チーム2試合

 4 係分担 審判二人 時計一人 得点・その他

苦情を言わないことを約束

 5 インターバル 一分間 一分たったら始める

 6 欠席者・見学者がいてもメンバー補充はしない
 


□ミニバス

 チーム作りのアイデア

①30秒シュートで

②ジグザグドリブルの速さで
× 男女混合,身長
 


□グループ分け
  
 1 教師によるもの 
    ① 身長順 
    ② 能力別 
    ③ 出席順 
    ④ 生活班
    ⑤ 地域別

 2 子供によるもの キャプテンが代表で
① 均質 
    ② 仲間はずれは× 
    ③ 男女比同じ
 


□ゲーム
○壁パスバスケット
外に出たボールをパス(ボールを取ったら移動しない)


 ○逆転バスケット
フリースロー合戦(5・3・1点)
 


□リバウンド  
  ゴールに蓋をする



□ファール   
  ゲームシャツの場合

  帽子で印  
    1ファール 白帽子(相手フリースロー1本)

2ファール 赤帽子(相手フリースロー2本)

3ファール 退場



















☆教育講演会「教育相談の心-カウンセリングの基礎」諸富祥彦(明治大学文学部教授) 平成19年6月26日 於:静岡県総合教育センター【再掲載 2012.4】 

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◇教育相談の心 

- スキルも大事だが心がまず大切

□大切なのは子どもたちのための心のスペース

 先生がまとわりつける存在に,邪険にしない。

 うじうじしている子,孤立している子が寄ってこられる

 = 大事なのは寄ってきてもらえること





◇教師にとって大切なこと3つ

 ① トロンとした雰囲気を持つこと

  ◎ 脱力している,ボーッとしていること 

   ・ 職員3~4人に一人くらいいてほしい

   ・ 皆がピリピリしていると雰囲気が悪い

 ・ ムーミン,トトロのような雰囲気
    
    ~ 少し太っているくらいがいい

   
  ◎ 教師の大敵は忙しさ

   ・ 10年前より書類は2倍以上

   ・ 教室に入る前に変身

    → トローンとした雰囲気を作る

   ・ 切り替えも大切  =  ビシッとした雰囲気


  ◎ どの子に波長を合わせるか 
 
   = おとなしい,いじいじしている子に合わせる



 
 ② 持ち味を出す

  ◎リーダーシップ
 
   ~  近頃の小学校,前面に学級目標を大きく掲示してある

   ・ 大きく書くことが大切

   ・ 生き生きとしたクラス
      - 掲示物に黄色・オレンジ色多用

  |

  インテリアに留意 → 黄色を生かす


  ◎「おまえたちが必要だ」

   ・ ルールを守れないときはしっかり叱る

   ・ 厳しさの中にあたたかさがある教員

     おまえのことが必要だ。協力して欲しい


  ◎いい校長

   = 一人一人にリーダーシップを発揮してやる気を出させる

     一人一人に「あなたが必要だ」と熱いメッセージを送る


  ◎持ち味  - 教員に必要な二面      
   ①リーダーシップ  と ②カウンセリングマインド
 
    そのバランスで4型に分類 
      A型○○ B型○× C型×○ D型××



  ◎どの型の教員にも守って欲しいこと

   「発言中は最後までしっかり聞く」こと

     口を挟ませない   

   ↓

   一度崩れるとなし崩し的になってしまう


  ◎持ち味を生かすとは

   ・ いい点を伸ばすこと
     持ち味はかえられない  
      まじめはまじめでいい


  ◎B型 
    
    B型を生かしたカウンセリングマインドを身に付けて欲しい


  ◎C型 ルール作りを身に付けてほしい

     最近,転任した人に問題を持つクラスを持ってもらうことが多い




③チームワークを大切にする

  ◎ ABCDタイプ,いろいろな型の人がいるからいい



   「心の第二担任制」


  ◎ 教育相談週間が有効 
     年に一回でも 
     評判がいい

   ・ 全教員の氏名をあげ,3人に○をつけさせる

   ・ 子どもが選んだ先生と教育相談(悩みがなくてもいい,雑談OK)
      担任には言いたくないこともある

       一番の人気は校長先生

       99%はうまくいく

       連係プレー



 ※ 「不思善悪」 

  ー 善悪を考えないことが大切 
 
  = 気持ちを分かってやる
(辛い思いを分かってやる)

  「待つ姿勢」 - 待つ心も大切





◇その他の話題から

 ・ A県では毎年,○○県一荒れた学校の生徒指導主事との対談

   全員5時に帰宅したらよくなった = 教師の疲弊


 ・ B市の毎年研究発表の小学校
  
     帰宅は毎日午前二時


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