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「子どもの発達が気になったらはじめに読む発達心理・発達相談の本」加藤弘通・岡田智 ナツメ社 2019年 ⑥ / 「学校ごっこ」永六輔 NHK出版 1997年 ② 【再掲載 2011.11】 [読書記録 教育]

今回は、7月16日に続いて、加藤弘通さん、岡田智さんの、
「子どもの発達が気になったらはじめに読む発達心理・発達相談の本」の紹介 6回目です。



発達心理、発達相談について書かれた本です。
子どもの健やかな発達を願うことはどの方も思うことです。



出版社の案内には、


「『発達心理学』と『発達相談知』の知識に照らしながら、『子どもに起こっていること』
 や『子どもの気持ち』を、いつもと少し違う視点から理解し、どうやって子どもに接し、
 生活の場面で工夫していけばよいかを具体的に解説しています。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「(いじめ)軽度のうちに何らかの対応することが重要」


・「学校に行かないことのデメリットを説くよりも、その理由に耳を傾けできていること
  に着目することが大切」


・「誉める・叱るの前に子供の感じ方に目を向けていくことが必要」





もう一つ、再掲載となりますが、永六輔さんの
「学校ごっこ」②を紹介します。
いかにも永さんらしい視点。多くを教わります。
おすすめの本です。




☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」








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☆「子どもの発達が気になったらはじめに読む発達心理・発達相談の本」加藤弘通・岡田智 ナツメ社 2019年 ⑥

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◇「発達」から派生する「問題」

□子供が「いじめ」にあった時
 
 ◎ いじめへの対応の仕方は年齢や被害の深刻さによって変わる
 

 どのように対応するのが正解?
   
  先生に言えば解決するのですか?
     「先生に言うだけでは不十分」
  
      軽度のうちに何らかの対応することが重要
   

 深刻化の要因
    
   1 加害者にいじめの被害体験があるとき
 
   2 学級崩壊やあれが起きているとき
 
   3 教師が認知しながら解決に向かっていないとき
 
   4 被害者に加害体験があるとき
 
   5 加害者と被害者との関係がよくないとき
 
   6 被害者と教師との関係がよくないとき





□「不登校・行き渋り」が起きた時

 ◎ 学校に行かないことのデメリットを説くよりも、その理由に耳を傾けできているこ
  とに着目することが大切
  
 対応① デメリットの強調より理由を探る
  

 対応② 子どもが理由を言えるように関係を改善する
  

 対応③「できていること」に注目する








◇「発達相談」とは?

□相談するということ
 
 ◎上手に専門家を活用するのが大切
 

 子育てを「孤独な闘い」にしてはいけない


 相談で初めに話すこと
  

 相談で不都合が起こることは?



□家族について

 ◎ 子供にとっては家族も大切な環境であり、その環境を整えるためには、大人の心と
  体の余裕が重要となる。


 子どもは様々な「関係」の中で育つ




□小さな子育て(支援)のすすめ

 ◎子育てや支援は伴走すること


 大人と子供の「対等ではない」関係

 誉める・叱るの前に
   誉める・叱るの前に子供の感じ方に目を向けていくことが必要




□相談や支援と向き合えなくなったら

 大人の心と体の余裕について

 前向きにゆるゆると時にはお休みも















☆「学校ごっこ」永六輔 NHK出版 1997年 ② 【再掲載 2011.11】

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◇ものには何でも歴史がある

□日の丸はどこから来たか? 

 大変優れたデザイン・御朱印船

 幕府は日の丸 VS 官軍は錦の御旗



太政官令で国旗にしよう
→ 賊軍の旗は国旗にできないと拒否


沖縄 日の丸は薩摩の船印
→ いじめるだけいじめた



 ◎ 世界中どこの国を探しても,闘った賊軍側の旗を国旗にしている国はない

  = 徳川家の旗印




□「君が代」は古代中国の旋律にのって

 そろわない歌  

 = 雅楽 中国の音楽に五七五七七のリズムを無理矢理伸ばしたから揃わない




□お茶は世界史を書き換えた

 イギリスはどんどんお茶を買った

  → 高く阿片を売りつけた
 
 アヘン戦争 





◇脳みそに関する二つの話

□「脳みそ健康法」人間は忘れっぽい

「寝る前にその日に食べたものを朝から思い出してから寝る」



 体が覚えている 脳の刺激になる
10年間老人性痴呆から遠ざかる




□「脳死」ってなあに

 全部が死んでいるわけではない 

 髭・爪が伸びる




□「臓器移植」は宗教観の違いから

 キリスト教 - 死んだら体はモノ


 ドナー ターナー 旦那
 




◇森を大事にしよう

□鮭は森の魚 

 植物プランクトンは森の奥から海に出てきて大陸棚で育つ


 森と海は恋人 = 川はラブレター



□生態系はつながっている



□森に広葉樹林を取り戻そう

 ブナがなくなった


 針葉樹 - 間伐が大切 根はまっすぐ

広葉樹 - 根っこも横に広がっている






◇三波晴夫さんの話

□沖縄人はなぜ長寿か? 

 ① 温暖 

 ② 伝統的食事 ブタ 

 ③ 歌って踊る



 ◎ 歌って踊れる高齢者ソングを




□苦労人 三波晴夫

 戦前 浪花節 南條文若



シベリヤ拘留 3年間
 → 収容所を回り浪花節 
   バラライカやアコーディオン
西洋の楽器で歌った



□フォークシンガー 三波晴夫



□音楽療法士 三波晴夫
 







◇今日子ちゃんの宿題

□岸田今日子 

 登校拒否児

父 岸田国士(作家)

 先生は何もない日記帳に全部○

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