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「大学への教育投資と世代間所得移転」樋口美雄・萩原里沙 勁草書房 2017年 / 「志について」 鍵山秀三郎 (中学生に向けての講演会より) 出典不明 ②(後半)【再掲載 2016.8】 [読書記録 教育]

今回は、樋口美雄さん、萩原里沙さんの
「大学への教育投資と世代間所得移転」を紹介します。



46ページまでしか読んでいませんが、課題がわかります。




出版社の案内には、


「いまや4年制大学に進学する人が5割を超えるようになったが、その半分の学生が貸与
 型奨学金を利用している。この現実から、はたして日本における「教育の機会均等」は
 どこまで進められているのか。世帯間の所得格差が拡大するなか、貧困の親から子への
 連鎖を断つため、十分な制度は用意されるようになっているのか。等々を考察する。」


とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「アメリカは所得階層の固定化が進展している」
「日本は所得格差も大きい部類に入り、世代間所得の固定化も進展している」


・「日本は(家庭の)高等教育機関の負担が大 - 教育の家計支出が51.6%」


・「生涯給与の学歴間格差→高卒を100とした場合、日本は1.52倍(OECD平均1.60倍)」


・「2000年代以降、東京圏と非東京圏とで進学率の差が拡大(特に東北地方)」




教育の機会均等とよく言われますが、スタートの条件をそろえる必要があると思います。
奨学金なしでは、わたしは教員にはなれませんでした。
奨学金の言葉を聞くたびに、ありがたく感じると同時に、奨学金の改善を望みます。





もう一つ、再掲載となりますが、鍵山秀三郎さんの、
「志について」②を載せます。
「してもらう幸せ」「できる幸せ」「してあげる幸せ」、
子どもたちに伝えたい言葉です。





夏期休業中、年休等の休みに農作業をたくさんしました。
サツマイモの収穫が主だったわけですが、自分ながら暑い中頑張ったと思います。
サツマイモを利用して、鬼まんじゅうを作りました(妻にも手伝ってもらって)。
2回目の今回は、家族からも好評でした。
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☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
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☆「大学への教育投資と世代間所得移転」樋口美雄・萩原里沙 勁草書房 2017年



◇教育投資は所得階層を固定化するのか

1 親の所得と子供の所得の相関

□アメリカ
  グレート・キャビン曲線

  所得格差の大きな国ほど、親の所得が子供の所得に与える影響は大きい

アメリカは所得階層の固定化が進展している


  
□日本   
  所得格差も大きい部類に入り、世代間所得の固定化も進展している





2 親の学歴と子供の学歴 

□世代間の所得格差の固定化

 
□要因
 ① 親の所得による教育格差

先進国の中の中間

大-米国・伊国  小-北欧





3 子供の教育に要する費用を誰が負担しているか

□日本は高等教育機関の負担が大

 コロンビア、チリに次いで3番目

教育の家計支出が51.6%





4 生涯給与の学歴間格差

 高卒を100とした場合、日本は1.52倍(OECD平均1.60倍)









◇親の所得と大学進学率

1 はじめに


2 大学進学率の推移

男子 1954  13.3% 2000年代  50%超   2014  55.9%

女子 1954 2.4% 1975 12.7% 2014 47.0%

女子短大2014 24.6%





3 地域による大学進学率の違い

 2000年代以降、東京圏と非東京圏とで進学率の差が拡大(特に東北地方)





4 大学進学に関する制度の変遷





5 家計と家計を取り巻く環境の変化

労働市場の二極化





6 親の所得と大学進学

世帯主平均年収を100としたとき

1990年 女私立161  男私立136  国立125前後



2015年 差が無くなってきている  平準化



 国立大 
  低収入世帯 - 人文社会教育学系の割合が高い

   ・遺伝的側面

  ・環境的側面           

~p46まで













☆「志について」 鍵山秀三郎 (中学生に向けての講演会より) 出典不明 ②(後半)【再掲載 2016.8】


◇「三つの幸せ」について

 人間は一人の例外もなく、幸せに生きたいという願望を持っています。


 しかし、どうしたら幸せな生き方ができるのか。具体的にわからない人も多いのではな
いかと思います。


 そこで、私がGLAの高橋佳子先生から教わった「三つの幸せ」をご紹介します。


 幸せな生き方をするための参考にしてください。




 幸せには三つあるといわれます。



 一つ目の幸せは、してもらう幸せです。


 皆さんが赤ちゃんのとき、お腹が空いたといっては泣き、オムツが濡れたといっては泣
きました。


 するとお母さんが飛んできて、おっぱいを飲ませてくれたり、オムツを替えてくれまし
たね。


 そのとき皆さんは幸せでした。


 これが「してもらう幸せ」です。




 二つ目は、自分でできるようになった幸せです。


 字が書けるようになった。


 一人で自転車に乗れるようになった。


 サッカーがうまくなった。


 これが「できる幸せ」です。


 何でも自分でできるようになると、偉くなった気がして嬉しいものです。





 でも、その次の幸せがあります。

 それが、「人にしてあげる幸せ」です。

 人がしてほしいことをしてあげれば喜ばれますね。そんな人は頼りにされます。


 人に物を差し上げる、自分の身体と時間を使って何かして差し上げる、相手の喜こぶし
て相手の喜びをわが喜びとする。



 「してあげる幸せ」は三つの幸せのなかでも最高の幸せです。



 さあ、皆さんも「してもらう幸せ」から「できる幸せ」へと進み、そして「してあげる
幸せ」を味わえる人になってください。



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