谷昌恒さんはこんなことを⑪-「ひとむれ」第6集 谷昌恒 評論社 1991年(4) 「教育力の原点」谷昌恒 岩波書店 1996年 / 「ペンは剣よりも強し」小泉信三 恒文社 ② 1997年【再掲載 2012.9】 [読書記録 教育]
今回は、8月22日に続いて、わたしの教育ノートから、
「谷昌恒さんはこんなことを」の紹介 11回目です。
「ひとむれ」第6集の要約の4回目に加え「教育力の原点」の要約です。
出版社の案内には、
「今日の教育からはじき出されつまずいた少年たち―。厳しく温かい愛で彼らの傷ついた
心に迫り変革しようと願う教育の姿を伝える、感動のエッセイ集。」
「社会からはじき出された子どもたちと共に生活することが、戦場に散った学友から托さ
れた使命であるとして、戦後以来50年深く静かな情熱をもって実践し続けた著者が、
出会った子どもたち、教育のことなどについて綴る。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「手を使うと頭が発達する」
・「自分の幸せの日に、人の不幸を忘れない。
自分の不幸な日に、人の幸せを羨まない。」
・「大人も心を開いてこそ子供も心を開く」
「大きな愛情と根気強い忍耐」
もう一つ、再掲載となりますが、小泉信三さんの
「ペンは剣よりも強し」②を載せます。
小泉信三さんは、近代経済学の立場からマルクス批判をする著名な学者でした。
また、皇太子の教育参与として知られる元慶應義塾塾長としても知られます。
マスコミのあり方について考えさせてくれます。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆谷昌恒さんはこんなことを⑪-「ひとむれ」第6集 谷昌恒 評論社 1991年 (4)
◇収穫感謝の日に
□流汗悟道
手を使うことは人間が最高の動物であることの何よりの証拠
|
手を使うと頭が発達する
「仕事が好きか?」分岐点
→ 野外での勤労
<1989年>
いつまでもいつまでも少年たちの味方でありたい
昭和43年 東京家庭学校から分離独立
昭和44年 家庭学校に着任 佐山先生
☆「教育力の原点」谷昌恒 岩波書店 1996年
<戦後50年を経て>
◇人の痛みを知る
北九州市民の碑文(長崎馬町教会)
自分の幸せの日に、人の不幸を忘れない。
自分の不幸な日に、人の幸せを羨まない。
◇信頼
この世に生きて私たちはお互いを傷つけ合っている
= 傷はいつもお互いのもの
子供と大人の距離
~ 子供大人相互に責任がある
信頼される職員像 = 信頼する職員像
子供を信じ、お年寄りを信じ、いつも深く人々を信じている人
人を信じて人から信じられる
(双方からの歩み寄りが大切)
◇熱い心の通い合いを
心の扉には取っ手は内側にしか付いていない
= 相手の心の内側をのぞき込むことはできない
モーリス・ドベス『教育の段階』
「子供であることは手を差し出すことだ」
大人も心を開いてこそ子供も心を開く
|
私たちはいわばその人間関係の幅だけ問題を受け止めることができる
∥
自分の幅でしか子供の問題を受け止められない
(子供の行動も氷山の一角)
|
大きな愛情と根気強い忍耐 ×性急さ
☆「ペンは剣よりも強し」小泉信三 恒文社 ② 1997年【再掲載 2012.9】
◇速報と進歩主義
□取材競争
→ 記者に寝食を忘れさせ、記者を鹿を追うて山を見ぬ漁師にする
∥
記者の取材突進には警戒すべき心理的側面がある
( = バスに乗り遅れまいとする心理) = 戦前の大政翼賛会入党も
□新聞人
- 進歩主義への気兼ねを持っている
(例) 国語国字問題の取り扱い = バスの乗り急ぎで出たもの
◇信義の国
□信義の人でありたい
→ 日本も信義の国であるべき
◎条約を守る → 中華人民共和国より中華民国を!
大戦争 蒋介石総統
「怨みに報いるに徳をもってする」声明
◎当時 ある人は言った
「日本は武器の戦いに敗れ、また道義の戦いにも敗れた」
∥
蒋介石総統が日本に対して示した「高義と寛大」
↑
◎小泉信三
「数は大切であるが国際信義は人口統計によってなされるべきものではない」
◇プライバシーの問題
□プライバシー尊重
所有の不可侵、住居の不可侵、私生活の不可侵
|
※ のぞき見に類するものを報道の自由として公表することは許されるべきではない。報
道も創作も大切なものだが人の生活はもっと大切である。
↓
※ 私事を暴かれたものの不快とこれを暴いたものの満足とは、はかりにはかけられぬ
□言論の不平等
被害者は発表機関を持たない
∥
ラウド・スピーカーを持つものと持たないものとが、ラウド・スピーカーの効能につ
いて議論するようなもの
|
※ 報道は自ずから節度を持つべき!
ドロシー・レヤード『女皇の治世』(1955)
「我々は自分の私生活のプライバシーを主張するように、他人のそれをも尊重すべ
きであろう」
◇強い者には強く、弱い者には優しく
「強い者には強く、弱い者には優しくあれ!」
↑↓
□新聞 弱い者には過酷で強い者には遠慮する
(例)軍隊に関する記事評論
※ もし軍部が強大で横暴である時には沈黙し、自分の国の陸海軍が外国軍によって爆破
されても、爪も牙も抜き去られてしまってからあたかも倒れた者の上に石礫を打つよう
にまた愚弄している。
自衛隊・警察が不当な扱いを受けている
学問の自由は大学が独占すべきものではない
|
日本国民は等しく学問の自由を保障されている
大学よりも日本憲法
「谷昌恒さんはこんなことを」の紹介 11回目です。
「ひとむれ」第6集の要約の4回目に加え「教育力の原点」の要約です。
出版社の案内には、
「今日の教育からはじき出されつまずいた少年たち―。厳しく温かい愛で彼らの傷ついた
心に迫り変革しようと願う教育の姿を伝える、感動のエッセイ集。」
「社会からはじき出された子どもたちと共に生活することが、戦場に散った学友から托さ
れた使命であるとして、戦後以来50年深く静かな情熱をもって実践し続けた著者が、
出会った子どもたち、教育のことなどについて綴る。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「手を使うと頭が発達する」
・「自分の幸せの日に、人の不幸を忘れない。
自分の不幸な日に、人の幸せを羨まない。」
・「大人も心を開いてこそ子供も心を開く」
「大きな愛情と根気強い忍耐」
もう一つ、再掲載となりますが、小泉信三さんの
「ペンは剣よりも強し」②を載せます。
小泉信三さんは、近代経済学の立場からマルクス批判をする著名な学者でした。
また、皇太子の教育参与として知られる元慶應義塾塾長としても知られます。
マスコミのあり方について考えさせてくれます。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆谷昌恒さんはこんなことを⑪-「ひとむれ」第6集 谷昌恒 評論社 1991年 (4)
◇収穫感謝の日に
□流汗悟道
手を使うことは人間が最高の動物であることの何よりの証拠
|
手を使うと頭が発達する
「仕事が好きか?」分岐点
→ 野外での勤労
<1989年>
いつまでもいつまでも少年たちの味方でありたい
昭和43年 東京家庭学校から分離独立
昭和44年 家庭学校に着任 佐山先生
☆「教育力の原点」谷昌恒 岩波書店 1996年
<戦後50年を経て>
◇人の痛みを知る
北九州市民の碑文(長崎馬町教会)
自分の幸せの日に、人の不幸を忘れない。
自分の不幸な日に、人の幸せを羨まない。
◇信頼
この世に生きて私たちはお互いを傷つけ合っている
= 傷はいつもお互いのもの
子供と大人の距離
~ 子供大人相互に責任がある
信頼される職員像 = 信頼する職員像
子供を信じ、お年寄りを信じ、いつも深く人々を信じている人
人を信じて人から信じられる
(双方からの歩み寄りが大切)
◇熱い心の通い合いを
心の扉には取っ手は内側にしか付いていない
= 相手の心の内側をのぞき込むことはできない
モーリス・ドベス『教育の段階』
「子供であることは手を差し出すことだ」
大人も心を開いてこそ子供も心を開く
|
私たちはいわばその人間関係の幅だけ問題を受け止めることができる
∥
自分の幅でしか子供の問題を受け止められない
(子供の行動も氷山の一角)
|
大きな愛情と根気強い忍耐 ×性急さ
☆「ペンは剣よりも強し」小泉信三 恒文社 ② 1997年【再掲載 2012.9】
◇速報と進歩主義
□取材競争
→ 記者に寝食を忘れさせ、記者を鹿を追うて山を見ぬ漁師にする
∥
記者の取材突進には警戒すべき心理的側面がある
( = バスに乗り遅れまいとする心理) = 戦前の大政翼賛会入党も
□新聞人
- 進歩主義への気兼ねを持っている
(例) 国語国字問題の取り扱い = バスの乗り急ぎで出たもの
◇信義の国
□信義の人でありたい
→ 日本も信義の国であるべき
◎条約を守る → 中華人民共和国より中華民国を!
大戦争 蒋介石総統
「怨みに報いるに徳をもってする」声明
◎当時 ある人は言った
「日本は武器の戦いに敗れ、また道義の戦いにも敗れた」
∥
蒋介石総統が日本に対して示した「高義と寛大」
↑
◎小泉信三
「数は大切であるが国際信義は人口統計によってなされるべきものではない」
◇プライバシーの問題
□プライバシー尊重
所有の不可侵、住居の不可侵、私生活の不可侵
|
※ のぞき見に類するものを報道の自由として公表することは許されるべきではない。報
道も創作も大切なものだが人の生活はもっと大切である。
↓
※ 私事を暴かれたものの不快とこれを暴いたものの満足とは、はかりにはかけられぬ
□言論の不平等
被害者は発表機関を持たない
∥
ラウド・スピーカーを持つものと持たないものとが、ラウド・スピーカーの効能につ
いて議論するようなもの
|
※ 報道は自ずから節度を持つべき!
ドロシー・レヤード『女皇の治世』(1955)
「我々は自分の私生活のプライバシーを主張するように、他人のそれをも尊重すべ
きであろう」
◇強い者には強く、弱い者には優しく
「強い者には強く、弱い者には優しくあれ!」
↑↓
□新聞 弱い者には過酷で強い者には遠慮する
(例)軍隊に関する記事評論
※ もし軍部が強大で横暴である時には沈黙し、自分の国の陸海軍が外国軍によって爆破
されても、爪も牙も抜き去られてしまってからあたかも倒れた者の上に石礫を打つよう
にまた愚弄している。
自衛隊・警察が不当な扱いを受けている
学問の自由は大学が独占すべきものではない
|
日本国民は等しく学問の自由を保障されている
大学よりも日本憲法