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「恵みあれば」鈴木秀子 中央公論新社 1999年 ③ / 「自分を磨く読書術」ハイブロー武蔵 大和書房 2007年 ① 【再掲載 2013.6】 [読書記録 一般]

今回は、わたしの教育ノートから、9月8日に続いて、鈴木秀子さんの
「恵みあれば」3回目の紹介です。





出版社の案内には、


「自分だけが恵まれず、不幸だと感じたことはありますか? 満たされない、味気ない毎
 日だと思ったことはありますか? しかし、恵みはすべての人に訪れているのです。あ
 るがままの自分を見つめ、魂の奥深いところでの自分と他者とのあたたかいつながりに
 気づいたとき、新たな生がはじまる。」


とあります。



今回は、一房の葡萄(1)の紹介です。





もう一つ、再掲載となりますが、ハイブロー武蔵さんの
「自分を磨く読書術」を載せます。
この本を読み、ほとんど読まないのですが、漫画本を見たくなりました。




☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「恵みあれば」鈴木秀子 中央公論新社 1999年 ③

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◇一房の葡萄(1)


<2つの絵の具>


 『一房の葡萄』は、軽井沢を終焉の地として、自ら命を絶った有島武郎(1878-1

923)が、忍び寄る死の気配を感じつつ綴った、生きることへのラブレターです。


 心の深みから立ち上らせた、人生に託した希望でした。


 彼の人生は、生きるための理想を追いつづけたものでした。


 彼は、魂を満たす高いものを、生涯をかけ、激しく追い求めた作家でした。高きを憧憬
するあまり、あるがままの現実にも自己にも満足できず、ついに天上へ飛翔してしまった
のです。


 それは、大正の知識人の悲劇を一身に体現したできごとでした。



 『一房の葡萄』は大正10年、童話雑誌に掲載されました。


 創作の絶項期が陰りを見せはじめ、暗い世情の中、苦悩に沈む武郎の心には、横浜の港
を眺めて過ごした幼い頃の思い出が、鮮やかに蘇っていたのでしょうか。


 心和む風景描写から、物語は始まっています。







 ぼくは小さい時に絵をかくことがすきでした。


 ぼくの通っていた学校は横浜の山の手という所にありましたが、そこいらは西洋人ばか
り住んでいる町で、ぼくの学校も教師は西洋人ばかりでした。


 そしてその学校の行きかえりには、いつでもホテルや西洋人の会社などがならんでいる
海岸の通りを通るのでした。


 通りの海沿いに立って見ると、真青な海の上に軍艦だの商船だのがいっばいならんでい
て、煙突からけむりの出ているのや、檣(ほばしら)から檣へ万国旗をかけわたしたのや
があって、目がいたいようにきれいでした。                                                  (角川文庫 以下同)









 エキゾチックな横浜の港の風景が、色彩豊かに目の前に繰り広げられていきます。


 遠くの見知らぬ国から来た船や、これから広い世界に出ていく船の色とりどりの美しさ
は、子どもの心を限りなくときめかせるものでした。


 生き生きしている子どもの心は、創造意欲に満たされていきます。


 「ぼく」はその海の風景を絵に措いてみたいと思いつづけます。


 しかし、透明な海の藍色や帆前船などの水際近くに塗ってある洋紅色は、どうしても、
自分の絵の具ではうまく出すことができません。


 2歳年上で背の高いジムほ、絵は「ぼく」より下手でしたが、彼の持っている舶来の上
等な絵の具を使うと、みちがえるようにきれいになるのでした。


 あんな絵の具を持っていれば、自分だってもっと海の景色を、ほんとうに海に見えるよ
うに描いてみせるのになあと「ぼく」は思っていました。


 ジムが持っているのは、12色の絵の具が、小さい墨のように四角な形にかためられて、
軽い木の箱の中に、2列に並んでいるもので、どの色も美しく、とくに、藍と洋紅はびっ
くりするほど色鮮やかでした。


 「ぼく」はジムの絵の具がほしくてほしくてたまらなくなりました。


 胸が痛むほど、ほしかったのです。


 しかし、「パパにもママにも買ってくださいと願う気になれないので、毎日毎日その絵
の具のことを心の中で思いつづけるばかりで幾日か日がたちました」


 親にほしいとねだれないのは、よくあることです。しかし「パパにもママにも買ってく
ださいと願う気になれないので」というさりげない告白には、有島武郎が生涯にわたって
抱えていた、内面の葛藤がこめられています。

                          次回「一房の葡萄(2)」に続く
















☆「自分を磨く読書術」ハイブロー武蔵 大和書房 2007年 ① 【再掲載 2013.6】

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◇本は劇的に人を変え成長させる

□本が人を変える 
  
 吉田松陰「読書最も能く人を移す 畏るべきかな書や」

 
 ソロー『森の生活』




□パレートの法則(80:20の法則)を読書に活用する

 リチャード・コーチ『人生を変える80対20の法則』  
     費やした時間の80%はわずか20%の成果しか生まない

  自分にとって大切な20%の本は絶対に慎重に選ぶべきだ




□幸福な人生を見出す読書

 成功とは? 
  ① よい人間関係を作ること

② 自分のやりたいこと,生き甲斐を見つけること




□幸福への道 
   
 ① 毎日運動する習慣,汗を流す習慣を持つ


② 知的な遊びをする。本を読んでは知的な友人とおしゃべりしたり,日記、エッセイ
  を書くなど


 ③ こころの刺激をする。コンサート,美術館,映画館 等


④ 他人のために,何かをやること。ちょっとした親切


⑤ 友人とあう。食事でも散歩でも


⑥ 自分をもてなす。好きなこと,楽しいと思うことのリストアップ 

      毎日少なくとも一回は自分を喜ばす

   
 ⑦ 自分を祝福する




□人は劇的に変わり成長できる 第二の誕生

 ルソー「第二の誕生」
   人は,一夜にして変わることができる




□人との出会い,本との出会いで変わったわたしの人生

 小室直樹

 「本を読み続け,志を高めている人が,あるショッキングな体験をすることで,突然飛
  翔することがある」



 
□原因と結果との関係を知り,活用する

 野口嘉則『鏡の法則』 原因はあなたの心の中にある


 井上雄彦『スラムダンク』


 ジェームズ・アレン『原因と結果の法則』




□仁と愛の人になる 
 
 吉田松陰
  「仁者に敵なし」「仁人は天下に敵なし」

  
 仁の人
 「いつも自分を省みて,修養していく人。他人には愛情深く,その人に応じた思いやり
  と励ましができ,ここぞというときの勇をもつような人」


 孟子
 「至誠にして動かざる者は,未だこれ有らざるなり」




□人のよい面を見て伸ばす人になる

 井上ひさし 『四千万歩の男』   
 
  
 隆慶一郎 『死ぬことと見つけたり』




◇友と本は選ばなければならない

□友と本を選ぶ規準 
 「医者と弁護士は選ばなければならない」
 
 「君子は交遊を慎む」  

  河盛好蔵 『人とつき合う法』




□人生を無駄にしない本選びの基準

 満田拓也『メジャー』  
 
  
 井上雄彦『バガボンド』 



 ※本を選ぶ基準 
  
   ① 元気になる,人生が分かる点楽しくなる本


② 向上心のある著者の本


③ 日本の国と日本人が好きな著者の本


④ 自己顕示欲が強くなく,お節介をせず,ベタベタとうるさくない本


⑤ 誠実な著者の本




□本の著者を友とする - 読書尚友

 孔子
 「述べて作らず,信じて古を好む」

わたしは,昔からある古典,即ち先王の道を整理して述べているのであって、創作を
 しているのではない




□正しい生き方をしてこそ真の成功である

『ユダヤ人大富豪の教え』


 『フランクリン自伝』


 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
 

『七つの習慣』正直は最良の策




□読んだ本のことを語り合える友がいるってすばらしい




□マンガは人を動かす
  
 井上雄彦『バガボンド』  
 
  
 バロン吉元『柔侠伝シリーズ』 『ドカベン』


小山ゆう『がんばれ元気』  


  長谷川法世『博多っ子純情』


御厨屋さと美『裂けたパスポート』


  西岸良平『三丁目の夕日』


弘兼憲史『課長島耕作』




□松下幸之助
  
 水道哲学 = よい電気製品を水道のように安く人々に供給したい




□世界に通じる日本文化

 『キャンディキャンディ』

 『ドラえもん』

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