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「ヒキコモリ漂流記完全版」山田ルイ53世 角川文庫 2018年 ③(最終) / 「橋本治が大辞林を使う」橋本治 三省堂 2001年【再掲載 2014.2】 [読書記録 一般]

今回は、9月 9日に続き、山田ルイ53世さんの
「ヒキコモリ漂流記完全版」の紹介 3回目 最終です。


お笑いタレントの山田ルイ53世さんが、かつてひきこもりの生活を送っていたことは、
ラジオ番組で知っていました。
引きこもっていた状態にどうしてなってしまったのか、
また、そこからどう抜け出したか記されています。


一人一人状況が違うでしょうが、ひきこもりから抜け出すヒントとなる本です。

自分も、そうなっていて不思議はないと思いました。




出版社の案内には、


「早くから神童と呼ばれ、いやらしくも巧みに自分を演出、見事名門中学に入学した無敵
 秀才少年は、なぜ突然引きこもり、望遠鏡で街を眺め、成人の日にテレビで夢を語る同
 級生を、部屋で見つめることになったのか。「なんにも取りえがない人間が、ただ生き
 ていても、責められへん社会、が正常です」と優しく語るお笑い芸人が、文才をスパー
 クさせ綴る挫折と再生の半生。七転び八起き、人生はやり直せる!日本一笑えて泣ける
 生き方指南。」


とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「『普通』というのは皆が思っているより相当高い状況である」


・「ひきこもりの話をする際、美談テイストの着地を好む記者の方は多い」
「いやあ、あの6年間は完全に無駄でしたね」


・「ほとんどの人間は、ナンバーワンでもオンリーワンでもない。」


・「ただ生きていてもせめられることのない社会に!」






☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「ヒキコモリ漂流記完全版」山田ルイ53世 角川文庫 2018年 ③(最終)

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◇大学での日々

□松山 

 中学生からいきなり大学生に


 唯一の目的 = 飛木こり生活に終止符を打つこと
    
 
 履修ガイダンスから始まる
 



□愛大生の位置 

「普通」というのは皆が思っているより相当高い状況である
    

 安堵もしながら、反面失った6年間を思い、気持ちも沈んだ
    

 情緒のまち 松山  


 ゾンビのように甦ったプライド - 家庭教師のバイト
愛大生 「賢い学校の子」として認知 ~ 国立大学ブランドパワー


 家庭教師 




□金丸という男 
   バックパッカー アルバイト:プール監視と伊予柑収穫 合コンも社会性


芸人ごっこ
短大の文化祭で漫才をやらないかと金丸が誘いかけてきた

   受けたと勘違いして芸人ごっこが始まる


金丸の緊張
吉本のゴングショーに挑戦  大失敗


 裏切りのドライブ
カーコの運転で 金丸君~小説家が夢


 

□パラレルワールド

 薄いガラス一枚隔てたパラレルワールドにいるような、誰とも心の底からはかみ合わな
い間隔が常にあった。隣にいても隣にはいない。

- 根本的にリセットするには芸人になるしかない


 親に黙って松山の部屋を解約 - 突然と消えた


 東京のNSC お笑いの養成所
 



□上京してホームレス

 入居できるまで一週間高架下で野宿(立体交差道路)


 23~4時 横になって眠り4時から徘徊
 



□養成所

 ボロアパート  家賃1万5千円 四畳半一間 大塚

その後三畳8千円の部屋に10年近く住む
   

 養成所 赤坂 歩いて通った-4時間 お金がなかった

入居時3千円 500ミリリットル3本のポカリスエットで一週間

1万8千円泥棒にやられた

 


□緑の人との出会い

 卒業前に養成所を辞める 
   社会の歯車になるのも難しい、立派だ


 同期の市井が樋口を連れてきた 
   トリオに誘う
 



□リセット人生

 人生が軽かった
 



□ツールド・借金

 消費者金融で50万円の借金 → やがて300万円超に


 ごみ人生 - 債務整理 - 少し楽になった
 



□0人間

 市井が辞め、樋口とコンビ  
   市井は大学に籍を置き芸人に
  

 2005年ごろからぽつぽつ深夜のテレビに
 


□三畳八千円風呂なし念仏有り
 



□ボロアパートからさらにボロアパートに
 
 数百メートル離れたところ
   

 勝浦荘 5部屋中2部屋のみに在居
 



□大家さんとの攻防

 大家さんとよく喧嘩
  「女一人からだって舐めないでね」


 部屋を出る前、最大2年分の家賃を滞納
ジャブのように細かな恩を売っておく
 



□バンドマンの死

 工事現場の荷揚げの仕事
 



□浮気と乾杯
   
 一度売れて 

 2008年 仕事の帰りに寄り道 地元の駅に







◇引きこもり親になる

 親になって娘に命名・百夏(ももか)
 

 謎の見せ本の正体・ごみ






◇あとがき 文庫版あとがき

 売れない芸人が本を出した

 お決まりのパターン
  「でも、その6年があったから、今の山田さんがあるんですよね。」
 
   - ひきこもりの話をする際、美談テイストの着地を好む記者の方は多い
 
              |

  「いやあ、あの6年間は完全に無駄でしたね」 → 不評
 

 ほとんどの人間は、ナンバーワンでもオンリーワンでもない。
 
         |


 ただ生きていてもせめられることのない社会に!    























☆「橋本治が大辞林を使う」橋本治 三省堂 2001年【再掲載 2014.2】

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◇辞書よりも前に生きた言葉がある

□私の言葉が変なわけ

 江戸から立ち上がる言葉


日本語の反逆者 自分の文章


「子供の言葉」しかなかった


標準語の中で


子供の言葉、大人の言葉、「子供同士のコミュニケーション」=自分のルーツ

今の若者の悲劇は「友達同士のため口だけ」の世界


  ※ 「子供の言葉」を「大人の言葉」に育て上げる


 東京弁と標準語は違う

  標準語 ~ その人の生まれ育った環境を隠すのに役立つ


 鶴屋南北との出会い





◇話し言葉を構築する

言葉はそれ自体自己主張である - 話し言葉の必要性


「崩す」と「作る」 言葉は伝染する


言葉の乱れは社会情勢の変化である


方言は土着した古い日本語である
  → 平安時代、地方に言葉が定着


日本語は常に検討が必要とされる 日本語は発展途上


思索は苦闘で磨かれる


言葉は権力でもある





◇外に出て行く言葉、出て行かない言葉 

モノローグ(ひとりごと)とダイアローグ(対話)


モノローグしか持たない人間


ダイアローグの存在に気付かない人間






◇身体としての言葉
問題は「話し方」である


モノローグは敬語を持たない


敬語は「人との距離」を表す
敬語=人との間の適正な距離


「うざい」は敬語を待望する


言葉をどうとらえるか
「蜻蛉(あきづ)」の何が問題なのか 蜻蛉(かげろう)

「あきず」とは? 
途中まで(P120)

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