SSブログ

「定年後のお金の不安をなくす」大江英樹 SOGOHOREI ① / 「笑い声に包まれた旅立ち」 三谷幸喜 『2011 ベスト・エッセイ』光村図書 より⑩【再掲載 2014.9】 [読書記録 一般]

今回は、大江英樹さんの、
「定年後のお金の不安をなくす」1回目の紹介です。



定年がすぐ目の前に迫ってきました。
本屋さんで「定年・・・・」のタイトルがあると非常に気に掛かります。




出版社の案内には、


「定年前後、預貯金ほぼゼロ。それでも、どうにかなる!!シニア3万人以上の相談を受
 けてきた著者による究極のマネー術。」


とあります。






今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「老後不安の正体 → 最大の不安は『わからないこと』」


・「俗説を切り捨てる」


・「「節約する」重視ではなく『徹底して無駄を省く」
   = 『入』と『出』の把握」


・「共通
  (1) 支出を見直すこと
  (2) 可能な限り働き続けること
  (3) 公的な補償の仕組みをよく知っておくこと」












☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg







<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。











☆「定年後のお金の不安をなくす」大江英樹 SOGOHOREI 2019年①

1.jpg

◇人生100年でもお金がない

1 老後不安の正体
   
□金融機関とマスコミが不安を煽るから
   


□破綻論や不安論はカッコよく聞こえるから受ける
     
 不安を煽る評論家の多くは実際に定年後の生活を経験していない
 
       |

 最大の不安は「わからないこと」

   ① どれくらいお金が入るか       収入 年金 

   ② どれくらいお金がかかるかわからない 支出

   ③ どれくらいあれば安心かわからない






2 俗説を切り捨てる
 
「老後は一億円必要」
 


「定年時に3000万円ないと老後は破綻する」
    
  アンカリング効果 

  金額が具体的
 


「老後は
  一億円必要」の怪しさ
    
  65~90歳までの25年間で6600万円の年金を受け取る
    
  本当に一億円かかるのか?
      老後にかかる生活費はその人の暮らしぶりで変わる
 


「定年時に3000万円ないと老後は破綻する」の根拠
    
  本当にその通りか?






3 年金だけでも生活できる

◎「あんしん お気楽 年金15万円のゴージャス生活」中野敏矢 ぱる出版
    (金融業界が最も恐れる本)
    

 耐乏生活ではない

  「節約する」重視ではなく「徹底して無駄を省く」

   = 「入」と「出」の把握






4 60歳貯金ゼロ いったいどうすればいいのか?
  
 サラリーマンと自営業とでは考え方や方法が異なる
  


 共通
  (1) 支出を見直すこと
    
  (2) 可能な限り働き続けること
    
  (3) 公的な補償の仕組みをよく知っておくこと
 


 年金は終身 ~ とても頼りになるもの








◇年金は破綻しないのか?

1 年金は「貯蓄」ではなく「保険」

 ① 最大の不幸は「長生きすること」
   
   公的年金は終身 ~ 死ぬまでもらえる


 ② 障碍者 → 障害年金


 ③ 自分が死んでしまう


 公的年金
  ※ 国民年金 ― 保険料の半分は税金から
    
  ※ 厚生年金 ― 勤め先の会社が半分を負担



 ◎「人生100年時代の年金戦略」田村正之  日経新聞
  「ちょっと気になる社会保障」勁草書房
  「いま知らないと絶対損する年金50問50答」太田啓之 文芸春秋





2 年金が破綻しない理由
  
 現役が高齢者を支える制度
 
   ↓

 ① 年金の支給開始年齢を遅らせる

  60歳 → 65歳


 ② 保険料を増やす

    2004~2017 引き上げ
 

 ③ 年金受取額を少なくしてもらう

    マクロ経済スライド  デフレ下 発動されず




3 公的年金 3つの勘違い

 ① 年金財政は赤字である  
  
    赤字は国の一般会計


 ② 年金の運用は失敗ばかりしている

    長期 分散投資


 ③ 年金保険料未納者が4割もいるのだから年金は破綻する 
  
    実際の未払い率は2.3%
 
    4割は1号被保険者の4割




4 年金は意外と融通が利く便利な仕組み
    
  60歳から受け取り可能 70歳からも
  
   ~ その人の考え方次第
  

  年金の支給請求は5年さかのぼることができる


















☆「笑い声に包まれた旅立ち」 三谷幸喜 『2011 ベスト・エッセイ』光村図書 より⑩【再掲載 2014.9】

1.JPG

 去年の暮れに祖母が94歳で他界した。


 世田谷の家で、母と二人暮らしをしていた祖母。あまりの元気ぶりに、ひょっとしたら
永遠に生き続けるのではないかと思われていたが、最期はあっけなかった。


 病院嫌いのはずなのに、よほど身体がきつかったのか、自分から入院すると言い出した。


 検査の結果は、肺がん。


 既に手術は無理な状態で、年齢的なことを考えると抗がん剤も難しかった。入院してか
ら9日後の朝に容態が急変した。



 5人の子供たちに見守られ(子供と言っても全員60歳以上だが)、眩いばかりの朝日
に包まれて、祖母は静かに息を引き取った。



 その光景は、僕ら親族が、いずれ訪れる祖母の最期の、こうであったらいいなと漠然と
思っていたイメージに限りなく近かったような気がする。



 別れが近付いた時、一族が枕元に並んで順番に別れを告げた。



 まず長女である母が、祖母に感謝の言葉を述べた。


 それから年齢の高い順に並んだ母の弟妹たちが、それぞれの思いを祖母の耳元で語った。


 ひとつひとつの言葉に重みがあり、まるで優れた舞台劇を観ているようだった。


 4番目の叔父の番になった時、彼はしばし悩んでから


「うーん、全部先に言われて、もう言うことがない」


とぼやいた。



 病室内の空気が一瞬にして柔らかくなった。それ以降は、なんとなく面白いことを言わ
ないといけないような雰囲気で、僕ら孫たちの番になった時はもはや、お題が「ユニーク
な別れの言葉」の若手芸人大喜利みたいになっていた。



 初期の感動的なシーンはどこへやら。母までもが


「そうだ、もうひとつ言うことがあった」


と再び列に並んだりと、もうやりたい放題。


 どんな時も感動のまま終わらず、最後は笑い声で締めるあたりが、我が家らしかった。



 僕は子供の頃、祖父母と暮らしていた時期が長かったので、性格や趣味嗜好には祖母の
影響が大きい。


 使ったものを元へ戻さない、自分が食べているものをやたら人に食べさせたがる。それ
はすべて、妻に指摘されて初めて気づいた、僕と祖母の共通項だ。


 靴下をいつも半足だけなくしてしまうところまで、そっくりだった。



 祖母が他界した後、遺影用の写真を選ぶため、僕だけ先に実家に帰った。


 祖母のベッドの枕元に旧式のゲームボーイを見つけた。


 10年以上前に僕が買ってあげたもの。祖母はこれでオセロをやり続けた。他のゲーム
には目もくれず。そして彼女の言葉を信じれば、常に勝ち続けた。


 そんなところも僕に似ている。


 凝り性なところ、そして一つの事にこだわり続けるところ。



 スイッチを入れると、祖母の対戦相手たちが画面上に勢揃いした。


 彼らは、いつもとは違う人間に呼び出され、心なしか戸惑っているように見えた。


 僕は祖母の死を伝え、そして一番弱そうな女子高生キャラを選んで、祖母を偲んで追悼
試合を行った。


 完敗だった。


 めちゃくちゃ強い。


 こんな奴らを相手に、祖母は日々戦っていたのか。



 長年祖母の相手をしてくれていたその少女に感謝の言葉を述べ、僕は静かに電源を切っ
た。
            みたに・こうき(劇作家)「朝日新聞」1月8日・夕刊

nice!(160)  コメント(0) 
共通テーマ:学校