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キーワード「新津」⑧-「潮かおる浜の里」(2) / 「教師だからできる5分間カウンセリング」 吉本武史 学陽書房 2000年【再掲載 2012.2】 [読書記録 郷土]

今回は、10月6日に続いて、わたしの教育ノートから、
キーワード「新津」8回目の紹介です。



新津地区のことをまとめた「潮かおる浜の里」の紹介、2回目です。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「禅定山大通院  臨済宗方広寺派の中本山」


・「隆盛時 末寺59か寺も - 修行道場」


・「光勝院の山門 … 赤門」
- 光勝院のすぐ南側にわたしも通っていた赤門幼稚園があったのですが、
  この春、閉園されました。コロナ禍で式も開催されず、寂しく感じています。




「教師だからできる5分間カウンセリング」を載せます。
確かに、教師にしかできないカウンセリングの仕方があるように思いました。



<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト




☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆キーワード「新津」⑧-「潮かおる浜の里」(2)

<中世(2)>
  
◇新津地区の各村名の由来

①新橋(にっぱし)村  

 高塚池と沼田池の中間に新しい長い橋が架けられたことにちなんで新橋と名付けられた
と言い伝えられる



②小沢渡(こざわたり)村

 当地北部に沼地など小さな沢が多く,それを渡って往来したことから名付けられたと言
い伝えられる



③倉松(くらまつ)村

 当時の倉松の庄屋は俗に名主代官といわれ,領主大沢家の代官も兼ね,特に名字帯刀を
許され,年貢の取り立てをしていた。その年貢米を入れる百俵倉が村の真中の松林に囲ま
れていた所に建てられていたことから名付けられたと言い伝えられる。



④堤(つつみ)村   

 当地の海岸に防波堤があったので名付けられたと言い伝えられる。



⑤米津(よねづ)村 

 米津の「津」は「湊」,「舟溜まり」のことと言われる。昔,ここら米が海上輸送された
ので米津と呼ぶようになったと言われている。また,米は砂を意味し砂丘に囲まれた湊と
いう説もある。



⑥法枝(のりえだ)村  

 法が仏法を意味し,仏教が栄えたところと伝えられる。乗枝とかかれた地名のように,
入江で海苔を枝につけて採っていたところからという言い伝えもある。



⑦田尻(たじり)村  

 浜名平野の南端にあり,稲作が行われる田圃の終わりという意味の「田の尻」が地名と
なったとも伝えられる。

 





◇禅定山大通院
 
□臨済宗方広寺派の中本山  本尊は千手観音像

 


□隆盛時 

 末寺59か寺も - 修行道場

 境内 約8000坪(約2.6ヘクタール)

 山林 約8万6千坪(約28.4ヘクタール)

 田  約  2千坪(約0.66ヘクタール)




□建物  

 禅堂・開山堂・舎利殿・庫裡・山門・堂宇

 見事なすばらしい寺院

 → 上野寛正寺のモデルとも言われる




□応永八年(1401)足利義時の時代

 無文元選禅師の三世法孫・的伝一着大和尚により開山
1401年 ~ 1417年2月29日



 その後弟子により浜松東南部に59か寺
多くの寺が光勝院の法系




□大通院には四つの塔頭寺院(たっちゅうじいん)                                 
 = 大きな寺の境内にある小さな寺

 光勝院・智勝院・泰雲院・竜樹院
 → 残っているのは光勝院のみ




□大通院の山門 … 黒門
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 光勝院の山門 … 赤門




□的伝大和尚遷化後

 … 末寺の住職が輪番制で

明治8年までに370世




□大正15(1926)年10月3日

 火災 山門以外の堂宇を焼失



※ 第二次大戦後の農地改革法が施行されるまでは境内が維持されてきたが,同令が出て
 からは不在地主の土地として二束三文で処理されてしまった。

  大通院の名残 - 昭和11年「土地法典」















☆「教師だからできる5分間カウンセリング」 吉本武史 学陽書房 2000年【再掲載 2012.2】

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◇教師だからできる心のケアを目指して

1.教師だからできる関わり方を大切に 

  カウンセラーにはできない、教師ならではの関わり方

  ① 児童・生徒との接点,様々な時間と場面で持ってくる


  ② 授業 心のケア 様々な工夫ができる
  



2.今までの経験をこそ足場にしよう

教師としてのリソース(資源,財産)

① 児童生徒を一つにまとめる力量


  ② 学習指導の実を上げる手腕と努力


  ③ 集団としての児童生徒への関わりの見事さ
 



3.効果的なコミュニケーションはそのまま心のケアに

 教師がカウンセラーになる必要はない
教師には教師としての心のケアの方法ができる



カウンセリングの本質は援助的なコミュニケーションである

  → 援助的なコミュニケーション = カウンセリングとしての援助
 



4.コミュニケーションの楽しさを児童生徒にまず伝えたい

 <聞き上手>

 <コミュニケーション上手>


◎ 学校は「最初の社会」
家庭という小さな生活単位から出て多用な他者と出会う場であり,そこで体験し蓄積
 していくことは大きいものがある。



  一人一人がその中でもまれ、時に傷つきもし、また包まれながら他者を気遣い癒せる
 存在となっていく



  心の傷ついた子どもたちもまた,他者との輪の中でケアされていくことこそが、自然
 で望ましい(個別のカウンセリングよりも)
 



5.ブリーフセラピー(短期心理療法)から学ぶもの

 C.ロジャース「カウンセリング(来談者中心療法)」
 
  - 広く学校現場で



◎ 最近ブリーフセラピーの台頭

  → 未来に焦点

  
□学級担任だからできる心のケア

「担任だからこそ」の利点

  ① 総合的情報量

   
  ② 一緒に生活する時間が長い

※ 集団としての力を利用しやすい,一人のメッセージを一般化して伝える

= 強制的に話ができる




◇教師にできる心のケア7つのポイント

ポイント1 児童生徒のリソースを大切に

◎ 問題にとらわれすぎない柔軟なものの見方



ポイント2 「変化」と「解決」を求めて

  <以下 略>

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