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キーワード「新津」⑨-「潮かおる浜の里」(3) / 「困った児童への言葉かけ指導」赤坂真二 学陽書房 2006年 ①(前半)【再掲載 2013.2】 [読書記録 郷土]

今回は、10月13日に続いて、わたしの教育ノートから、
キーワード「新津(しんづ)」9回目の紹介です。



新津地区のことをまとめた「潮かおる浜の里」の紹介、3回目です。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「伊場遺跡の大溝跡が田尻の入り江に続いていた」


・「倉松山寿福寺の開祖は初代藤原菊丸
  =本多肥後守忠実(本多平八郎忠勝の叔父)の長男
以後本多家が法灯を守ってきた」


もう一つ、再掲載となりますが、赤坂真二さんの
「困った児童への言葉かけ指導」①(前半)を載せます。
一斉指導に乗ってこられない子供への指導、言葉かけをどうしたらよいかのヒントです。





<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト




☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆キーワード「新津」⑨-「潮かおる浜の里」(3)

<中世(3)>

◇田尻湊の権利復活運動

□田尻東 

 馬込側沿いに 田尻新田・法枝新田

 
その西側に「舟付」「中瀬」「瀬」地名


 昔から湊としての機能
伊場遺跡の大溝跡が田尻の入り江に続いていた

米津 白羽湊の地名

浅田・太子渕の松



□1625年 
 新原村(現在の浜北区)の堤防新造
   → 天竜川の流れが変わった

田尻湊の衰退 → 掛塚湊の発展

※ 田尻の回船問屋権利を失う


 200年後 江戸に訴えるも却下

 



◇新津小学校

 第二大学区第十一番中学区内第五十五番小学新橋学校


 明治六(1873)年7月15日開校
新橋・堤・小沢渡・倉松・米津・法枝・田尻・浅田・明神野・東明神野の10か村



大通院の一部を教室にして


 明治七(1874)年9月 浅田村・田尻村に分校

 



◇倉松山寿福寺

□初代藤原菊丸  

 本多肥後守忠実(本多平八郎忠勝の叔父)の長男


 元亀三(1572)年三方原合戦に参加し父を失う
無常を感じて仏門に

  → 専修寺 第十二世尭慧上人の弟子に


 初代三十歳の時 東国に旅立つ
倉松に立ち寄り足病で難儀
下位彦右ヱ門に助けられる

   堀江村の下位彦右ヱ門が倉松を開発(1569)
開発してから13年後のこと




   津波前三か寺の中心寺の再興を念願して初代に吐露



意気投合して 本山に赴き山号を得る



以後本多家が法灯を守ってきた



□第五代     
 
 享保9(1724)年 ~ 大戦前 
  倉松大念仏(とったか)

遠州大念仏とは違う



□現在の鐘楼 

 明治元年(1868)


 菊の御紋入りの瓦 ー 専修寺の法主が代々門跡

 





◇地名  

□「堤千軒」 
   堤町西外れ 強風と飛砂よって

北~西に細長く延びていた


 
□ 「鯨川」
   倉松町と堤千軒の間



□「八幡山」
   六所神社北(小沢渡町)












☆「困った児童への言葉かけ指導」赤坂真二 学陽書房 2006年 ①(前半)【再掲載 2013.2】

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◇プロローグ

□困った子供を理解するには

Ⅰ 原因を追及するのではなく、目的論に立つ
1 ますます難しくなる学級経営


2 原因さがしは有効か


3 目的論に立つ


4 教室における子どもの目的
    「自分の居場所の確保」


 5 (略)


 6 (略)


7 問題行動のメカニズム
     子どもの問題行動は適切な行動をする意欲がくじかれてしまった結果起こって
    くるものといえないか



適切に行動する意欲とともに適切に行動する方法を教える。







Ⅱ「困った子ども」への対応ポイント 

 1 子どもの目的を考える  相手役は → 教師? 友達?

  子どもの目的を考えよう。子どもの目的を知るには、「相手の感情」に注目しよう。



 2 不適切な行動に注目しない
 
  不適切な行動には、まず声を掛けて、様子を見よう。
   改善が見られなかったら、注目するのはやめよう。



 3 適切な行動に注目する

「フルタイムの困った子どもはいない。探せば必ず適切な行動は見つかる。また、
    見つかるだけでなく、作り出して注目しよう。」



 4 適切な行動を教える
適切な行動を教えるときは、焦らず、少しずつ挑戦させよう。失敗しても責めず
に、「できたところ」や「やろうとした努力の姿勢」に注目して励まそう。



 5「解決すること」よりも、まず「寄り添うこと」 

高学年女子 - 人間関係のトラブルを抱えている

  → 彼女たちと協力しながら解決しなければならない

※ 解決しようとするよりも、まず徹底して寄り添い、信頼関係をつくるプロセス
    で解決策が見えてくる。




〈事例①〉

◇教師に反抗する子ども

 ① 注意しない      

     ひとことふたこと声を掛けてから授業に入る 



② 速やかに授業を始める 

     穏やかに、あっさりと



 ③ 授業に参加したときを見逃さない

     「おっ、よく知っているね」

     「今の意見、鋭い」 



 ④ 注意、叱責以外の言葉掛けを増やす


⑤ (略)


 ⑥ 対等な立場で 

     ○「~してくれてうれしい」  △「~してえらいね」

○「~してほしい」      △「~しなさい」








◇授業中、まわりにいたずらをする子ども

① 授業続行 

  「みなさん、あきらさんが今泣いているけれど、あきらさんはもう少し落ち着いた
   ら、ちょっとがまんしてくれる?先生はこのあと忙しいので、協力してもらえるか
   な」



 ② 言葉掛けを変えてみる

「あきらさん、話を聞いてくれませんか。」-お願い

     → 聞く様子がなかったら、かまわず授業を続ける



③ よい姿を探す 
     
   授業中参加していたら上手に取り込む
     

  「今のところもういっぺん言って」                                                         
     (都合がいいところだけ、と腹は立つが、妨害されるよりはまし)   

 ④ 叱るとき以上の感情を示す                         

   迷惑を掛けない時間 

  「あきらさん静かに授業に参加してありがとう。先生、すっごく気分がよかったよ」   


 ⑤ ときには厳しく 

  「あきらさん、○○さんの迷惑です。やめなさい」               

                                                                                                                     → ※ ひるんでいたら                          
  
「あきらさんのやっていることがおかしいと思う人は手を挙げて」
                        (信頼関係がつくられてから)






◇授業中立ち歩く子(略)



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