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「『何から読めばいいか』がわかる全方位読書案内」齋藤孝 ウェッジ 2014年 / 「さらば ゆとり教育」寺脇研 光文社 2008年 ①【再掲載 2012.7】 [読書記録 一般]

今回は、わたしの教育ノートから、齋藤孝さんの
「『何から読めばいいか』がわかる全方位読書案内」を紹介します。





出版社の案内には、

「必要なのは、知識の量ではなく、『現実の世界』と『教養の世界』をどうつなげるか。
 教養を完全に自分のものにしていくための、大人のための読書案内。」


とあります。


齋藤さんの書きぶりで、どの本も読みたくなってしまいます。





もう一つ、再掲載となりますが、寺脇研さんの
「さらばゆとり教育」①を載せます。
「ミスターゆとり教育」として責任を一人負わされた感のある寺脇さん。
寺脇さんの教育に対する強い思いを知ることができます。
「ゆとり教育」が続いていたら今は…。どうでしょうか。






<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「『何から読めばいいか』がわかる全方位読書案内」齋藤孝 ウェッジ 2014年

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◇はじめに
教養…範囲が膨大  本質をとらえて理解すること…□□観

詳しい人ほど驚くことができる

<歴史観>
1日本史

ステップ1 教科書で全体像を把握する



ステップ2 図解シリーズ、新書、文庫などで「知の欠損部分」を補う



 ステップ3 自分なりの歴史観を持つ



□大人の学び直し本 

 「日本史総覧」金箱吉明 東京法令出版


 「面白いほどよく分かる日本史」鈴木旭 日本文芸社


 「詳説日本史図録」日本文芸社


  網野善彦さんの本


 「天孫降臨」大山誠一 NHKブックス


 「もう一度読む山川日本史」五味文彦 山川出版社


 


□用語集で選ぶ

 「山川用語集」 電子辞書勉強法

用語 → ジャンプしながら調べていく

 
 

□日本の近現代史を学ぶ

 「戦後政治史第三版」石川真澄 岩波新書
               
    戦後民主主義はちゃんと理解されたのか


 「日本政治史-外交と権力」北岡伸一 有斐閣


 「金谷の日本史なぜと流れが分かる本 近現代史」金谷俊一郎 ナガセ
    

 「試験に出る日本史-これだけはつかめ」五十嵐和敏 青春出版 


 「資料政経2014」山岡幹郎 


 

□歴史の裏側を知る

 「陸奥宗光」岡崎久彦 PHP文庫


 「ある明治人の記録~会津人柴五郎の遺書」石光英人 中公新書
    

 「大久保利通」佐々木克 講談社学術文庫 


 「西郷隆盛と氏族」落合弘樹 吉川弘文館


 「言志四録」佐藤一斎 講談社学術文庫  人生の指南書
    

 「茜色の空-哲人政治家大平正芳の生涯」辻井喬 文春文庫
     

 

□太平洋戦争を知る 

 「図解太平洋戦争」御厨寿一 西東社
    

 「コミック昭和史」水木しげる 講談社文庫
    

 「きけわだつみのこえ-日本戦没学生の手記」岩波文庫 



 
□民俗学から歴史を知る














☆「さらば ゆとり教育」寺脇研 光文社 2008年 ①【再掲載 2012.7】

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◇黄金の90年代 失われた00年代
 
□Golden’90s and Lost ’00s

 

□「みんな違ってみんないい」'90年代の到来  

 1992年 「偏差値をなくそう」

 → 2002「ゆとり教育」スタート
  
 

□PTAが潰した「サッカーくじ」の売り上げ 

 

□当初はPTAが猛反対した「学校五日制」

 

□小泉内閣誕生から現場が大混乱に

 2001.4~ 
  ※ 限られたエリートが政策を牛耳るようになった

'90sは民を信じる風潮だった 
  ※「トライやるウィーク」兵庫県から

 

□21世紀における教育をどうするのか?
 




◇学力低位論争とゆとりバッシング

□基礎学力の低下だけが問題なのか

 ゆとり教育

 - 基礎学力の低下には目をつぶってでも行うという考えの上詰め込み教育が問題視さ
  れていた時代

 

□公立校と私立校の格差拡大

 教育2002年問題へ 

   内容3割減,円周率は3を利用…

 

□大学生の学力低下論争が社会問題化

 

□学力低下の根拠となった国際調査

 

□ついに転換を迫られたゆとり教育 
    
 PISA = リテラシーが問われる調査

 

□全国学力テストが43年ぶりに復活

 

□瞬間的学力が低下するのは当たり前





◇ゆとり教育こそ理想教育である

□「ゆとり教育」の出発点は大人たちにあった

 1987年臨教審 
  

 4つのキーワード
   ① 少子高齢化

   ② 国際化

   ③ 科学技術の進歩

   ④ 情報化

 

□戦後の「画一平等」が残したものとは?

 濡れ落ち葉(樋口恵子) 
  - 定年後男性のふがいない姿


 戦後
  ~60歳まで働ける人間をつくること

 

□人生80年時代に必要な「生涯学習」とは?

 60歳からの人生を生きぬく力を付けることも教育

 

□進学率の上昇と偏差値による序列化

 1975年 戦後教育の大きな転換期(進学率の上昇が95%で止まった)

 

□多様化した価値観が進学に及ぼす影響 

 質的欲求への変化

 

□偏差値を重視する制度からの転換 

 偏差値輪切りシステムが機能不全に

 

□業者テスト廃止は鳩山文相の英断

 

□小・中で嫌いをつくらず,高で好きを伸ばす

 

□国際化に対応するとは? 
   
 語学ではなくグローバルな視点をもってある分野の能力を磨くことこそ重要な国際化対


 

□求められるのは情報化の中でのリテラシー

 

□いくら情報があっても判断できなければ意味はない

 

□コミュニティの一部としての学校の在り方

 

□住民が学校を利用する時の問題点 
    
 ルールはみんなで
  
 

□子どもの将来を地域全体で考える





◇教育論争を巡る左翼と右翼 

□右翼系と左翼系の言論人の基盤の違い 
    
 右・保守系代表 櫻井よし子



□ゆとり教育はエリート主義ではない 
    
  櫻井よし子 =  右翼・保守系 + エリート主義

 

□わたしに受験勉強のルサンチマンなどはない

「男はつらいよ」

 

□「ゆとり教育」の施主は国民である

 

□左翼は「公平」だけで「公正」を考えない

 

□「わきまえること」が何より大事

 

□エリート主義者たちに使い捨てにされた
   
 教育で格差を是正することなどできない

 最大の弊害 = 世の中のルサンチマンが溜まっていくこと

 

□「退職金をもらってとんずら」と書かれて

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