読書ノート「宿題」① / 「信は力なり」山口良治 旬報社 1998年 ①【再掲載 2013.5】 [読書記録 教育]
齋藤浩さんの「教師という接客業」(草思社)を読んでいます。
三十数年の間に小学校は大きく変わったことを改めて感じています。
表紙裏に次のように書かれています。
「『学校もサービス業としての意識を持つべきだ』といったことが声高に語られるように
なって、学校は『子どもを教育する場』という本来の役割から逸脱してしまった。公的
機関=サービスを提供する場所という『曲解』がまかり通るようになってしまった」
具体的に、その『曲解』が示されています。
この本を書き上げる勇気と覚悟、立派だと思います。
このような表記もありました。
「文科省の調査によると、小学校教員の採用試験の倍率が
令和元年(2019)度は2.2倍、最も高かった平成12年(2000)度の12.5倍の五分の一ほど、
というから、その低調ぶりには驚くばかりだ」
最終章の「脱接客業宣言」、教育関係者は読むべき内容だと感じました。
再掲載記事ですが、山口良治さんの「信は力なり」①を載せました。
わたしは感動しますが、現在の教育現場では何と言われるのでしょう。
今回は、わたしの教育ノートから、
キーワード「宿題」 1回目の紹介です。
三十数年前からの教育ノート。古い記録が多いことを御承知願います。
今回紹介分から強い印象に残った言葉は…
・「家事を覚える宿題」
・「宿題は過去の遺物」
「もっと学校でしかできないことの指導を」
・「つまずきをすぐ指導
3~5分間で40人に○つけ(志水廣さんの○つけ法)」
・「生涯教育時代に宿題は不要
学校は多くの仕事をかかえるべきでない」
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
◇子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆読書ノート「宿題」①
◇家事を覚える宿題
○ご飯焚き
○おにぎり作り
○みそ汁作り
○車洗い
○茶碗洗い
○風呂掃除
○窓拭き
○洗濯物干し
○トイレ掃除
○ぞうきんがけ
◇宿題は過去の遺物
校外での子どもの生活に学校が口を出すことはできない
↓↑
学校は多くをかかえすぎ
◎ もっと学校でしかできないことの指導を
◇宿題の目的と性質
□目的
子どもが自ら学習意欲を出して,面白がって自ら学ぶようにすること
□性質
①「授業の不十分な点の補足」×
②「学習成果の定着」「授業の中での宿題の点検」が大切
③「学習習慣」の定着
↓↓↓
①「限定された復習」
②「宿題のやり方を授業中時間を割いてしっかり教える」
③「授業の確認作業」
④範囲・分量は計画的に
⑤具体的指示
◇算数の宿題
45分最後の5分間に2問の練習問題を
↓
つまずきをすぐ指導
3~5分間で40人に○つけ
◇宿題の目的
□有田和正
子どもが学習意欲を出して面白がって自ら学ぶようにすること
やる気のある子-「自由」
やる気のない子-「問題」
□市毛勝夫
① 限定された復習
② やり方を授業中に指導
③ 毎日の宿題は当日の「授業の確認作業」とするのが基礎
④ 範囲・分量は計画的に決めておく
⑤ 予習~内容を具体的に指示
⑥ 夏休みの宿題は「凡人努力型」の子どものため
天才型・秀才型はやらなくてもよい
なまけ型もやらなくてもよい
□志水廣
○つけ法で
□森一夫(大阪教育大)
・自分の努力が認められるような宿題
・自分の成長が実感できるような宿題
□酒井臣吾(北海道教育大 函館校)
生涯教育時代に宿題は不要
↑
学校は多くの仕事をかかえるべきでない
☆「信は力なり」山口良治 旬報社 1998年 ①【再掲載 2013.5】
◇まえがき
◎「人生というステージで戦うのは子供自身であって親や教師ではない」
↑
「子供の熱狂的なファンとなって、子供が人生を戦い抜く力を鍛える場を与えてやらなけ
ればならない」
|
人には人間という雄大な「自然」が残されている。
「冒険」を楽しむスポーツがある。
◇「よき敗者たれ」残り10分、涙の結束力で勝利
◎ 目に見える劣勢を刎ねのけるために必要なのは「気持ちの上で上回ること」
「グッド・ルーザー」=良き敗者
「すばらしい感動をありがとう」
◇「栄光は心の中に」人を活かす
◎ 私はこの子供たちの側にいたい
問題児 ・彼等は寂しいのだ
・大人にかまってもらいたくて突っ張るだけ
◎はじめは誰もがときめいていた
◎教師の使命感 「その子の将来を見通して」
風呂敷のどこでもいい - 一箇所をつまんで引き揚げてやる
|
そうすると全体がつられて上がってくる
↑
※ 教師がその子に自分の良さを気付かせることができるか
◎屈辱に耐え道を拓け
ラグビー部員に毎日日記を書かせ「交換日記」を20年以上
バイス・キャプテンの留年 → プロジェクトチームに合格
◎「みんなごめんな」
悔しさに耐えさせて次の起爆剤とする
◎学校の役割
「知識をたくさん詰め込むことでも公式をたくさん覚えることでもなく、将来長い人間を
生きる人間としての力をつけてやること」
◎教科の力、魅力を伝えたい
この教材で子供たちにこれを伝えたいという熱い思いがあって真剣に向かっていけば必
ず伝わる
|
※「体育は誰にも言い訳できない所がすてきなんだ。何の飾りも付いていない本当の自
分と対話できるんだ」
◎私たち指導者はルールにこだわる
得意な子に限って体育嫌いの子をカバーする余裕を持った子が少ない
→ ルールを変えて試合を!
三十数年の間に小学校は大きく変わったことを改めて感じています。
表紙裏に次のように書かれています。
「『学校もサービス業としての意識を持つべきだ』といったことが声高に語られるように
なって、学校は『子どもを教育する場』という本来の役割から逸脱してしまった。公的
機関=サービスを提供する場所という『曲解』がまかり通るようになってしまった」
具体的に、その『曲解』が示されています。
この本を書き上げる勇気と覚悟、立派だと思います。
このような表記もありました。
「文科省の調査によると、小学校教員の採用試験の倍率が
令和元年(2019)度は2.2倍、最も高かった平成12年(2000)度の12.5倍の五分の一ほど、
というから、その低調ぶりには驚くばかりだ」
最終章の「脱接客業宣言」、教育関係者は読むべき内容だと感じました。
再掲載記事ですが、山口良治さんの「信は力なり」①を載せました。
わたしは感動しますが、現在の教育現場では何と言われるのでしょう。
今回は、わたしの教育ノートから、
キーワード「宿題」 1回目の紹介です。
三十数年前からの教育ノート。古い記録が多いことを御承知願います。
今回紹介分から強い印象に残った言葉は…
・「家事を覚える宿題」
・「宿題は過去の遺物」
「もっと学校でしかできないことの指導を」
・「つまずきをすぐ指導
3~5分間で40人に○つけ(志水廣さんの○つけ法)」
・「生涯教育時代に宿題は不要
学校は多くの仕事をかかえるべきでない」
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
◇子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆読書ノート「宿題」①
◇家事を覚える宿題
○ご飯焚き
○おにぎり作り
○みそ汁作り
○車洗い
○茶碗洗い
○風呂掃除
○窓拭き
○洗濯物干し
○トイレ掃除
○ぞうきんがけ
◇宿題は過去の遺物
校外での子どもの生活に学校が口を出すことはできない
↓↑
学校は多くをかかえすぎ
◎ もっと学校でしかできないことの指導を
◇宿題の目的と性質
□目的
子どもが自ら学習意欲を出して,面白がって自ら学ぶようにすること
□性質
①「授業の不十分な点の補足」×
②「学習成果の定着」「授業の中での宿題の点検」が大切
③「学習習慣」の定着
↓↓↓
①「限定された復習」
②「宿題のやり方を授業中時間を割いてしっかり教える」
③「授業の確認作業」
④範囲・分量は計画的に
⑤具体的指示
◇算数の宿題
45分最後の5分間に2問の練習問題を
↓
つまずきをすぐ指導
3~5分間で40人に○つけ
◇宿題の目的
□有田和正
子どもが学習意欲を出して面白がって自ら学ぶようにすること
やる気のある子-「自由」
やる気のない子-「問題」
□市毛勝夫
① 限定された復習
② やり方を授業中に指導
③ 毎日の宿題は当日の「授業の確認作業」とするのが基礎
④ 範囲・分量は計画的に決めておく
⑤ 予習~内容を具体的に指示
⑥ 夏休みの宿題は「凡人努力型」の子どものため
天才型・秀才型はやらなくてもよい
なまけ型もやらなくてもよい
□志水廣
○つけ法で
□森一夫(大阪教育大)
・自分の努力が認められるような宿題
・自分の成長が実感できるような宿題
□酒井臣吾(北海道教育大 函館校)
生涯教育時代に宿題は不要
↑
学校は多くの仕事をかかえるべきでない
☆「信は力なり」山口良治 旬報社 1998年 ①【再掲載 2013.5】
◇まえがき
◎「人生というステージで戦うのは子供自身であって親や教師ではない」
↑
「子供の熱狂的なファンとなって、子供が人生を戦い抜く力を鍛える場を与えてやらなけ
ればならない」
|
人には人間という雄大な「自然」が残されている。
「冒険」を楽しむスポーツがある。
◇「よき敗者たれ」残り10分、涙の結束力で勝利
◎ 目に見える劣勢を刎ねのけるために必要なのは「気持ちの上で上回ること」
「グッド・ルーザー」=良き敗者
「すばらしい感動をありがとう」
◇「栄光は心の中に」人を活かす
◎ 私はこの子供たちの側にいたい
問題児 ・彼等は寂しいのだ
・大人にかまってもらいたくて突っ張るだけ
◎はじめは誰もがときめいていた
◎教師の使命感 「その子の将来を見通して」
風呂敷のどこでもいい - 一箇所をつまんで引き揚げてやる
|
そうすると全体がつられて上がってくる
↑
※ 教師がその子に自分の良さを気付かせることができるか
◎屈辱に耐え道を拓け
ラグビー部員に毎日日記を書かせ「交換日記」を20年以上
バイス・キャプテンの留年 → プロジェクトチームに合格
◎「みんなごめんな」
悔しさに耐えさせて次の起爆剤とする
◎学校の役割
「知識をたくさん詰め込むことでも公式をたくさん覚えることでもなく、将来長い人間を
生きる人間としての力をつけてやること」
◎教科の力、魅力を伝えたい
この教材で子供たちにこれを伝えたいという熱い思いがあって真剣に向かっていけば必
ず伝わる
|
※「体育は誰にも言い訳できない所がすてきなんだ。何の飾りも付いていない本当の自
分と対話できるんだ」
◎私たち指導者はルールにこだわる
得意な子に限って体育嫌いの子をカバーする余裕を持った子が少ない
→ ルールを変えて試合を!