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「発達障害の子のためのすごい道具」安部博志 小学館 2017年 ④ / 「千年震災」都司嘉宣 ダイヤモンド社 2011年 ① 【再掲載 2012.1】 [読書記録 教育]

「知識やスキルより人と関わる力を!」





今回は、12月16日に続いて、安部博志さんによる、
「発達障害の子のためのすごい道具」4回目の紹介です。




出版社の案内には、


「『できない』は道具を使うことで解決します。発達障害の子が困っている多くのことは、
 市販されている適切な支援グッズを使うことで解決します。
 できないことをその子の努力だけで解決しようとすると、親子ともに強いストレスにさ
 らされます。必要なのは、その子を手助けしてくれる道具です。
 ところがそのことを知らない保護者の方は多く、また支援グッズの使用感も千差万別で
 す。
 本書は、自らも子どもたちのためにオリジナルのグッズを手作りしている特別支援教育
 の第一人者、安部博志先生が、専門家の視点で本当に役立つ支援グッズを厳選!
 わが子の『困り感』に適切な支援グッズを探す手がかりとなる一冊です。
 適切なグッズは親が叱る場面を減らし、親自身のストレスも軽減。
 親子の関係の悪化も防ぎ、一石二鳥です。
 ~本書にはたとえば、こんな道具がのっています!
 ◎ハサミをうまく使えない子に→指を使わず手ではさむハサミ
 ◎あと何分がわからない→残り時間が見える時計
 ◎場違いな大声を出す→声の大きさを見える化したカード」


とあります。




つかえそうなものがこんなにあるんだと感心しました。
検索するとどんなものかわかるかもしれません。


もう一つ、再掲載となりますが、都司嘉宣さんの
「千年震災」①を載せます。
昔のことを知ることは大切だと思いました。






<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト



☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。








☆「発達障害の子のためのすごい道具」安部博志 小学館 2017年 ④

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◇人とうまく関われない子に

□場違いな声を出す

 声メーター 150円

  ボリュームの見える化

  発達障害サポートショップFLYBIRD 017-742-9722




□自分の気持ちが分からない

いまどんなきもち?  オープン価格

感情の見える化

大阪府人権教育協議会 06-6789-8422




□すぐにカッとなる

ストレスリリーサー  アイシン精機

   ギュッと握ってクールダウン




□気温の変化でパニックを起こす 

ホット&クールエコジェル  500円 

   夏は冷蔵庫、冬はレンジ 

発達障害サポートショップFLYBIRD 017-742-9722




□感情のクールダウンができない子

ミミクリーペット  3,200円 

   タカラトミーアーツ 0570-041173

話し掛けるとかわいい声でそのまま再生

※特別なときだけ使う




□すぐに落ち込む

見る目を変える自分をはげますかえるカード 3,900円 

トビラコ tobiraco

   ネガ → ポジ

ウォルポケットに入れて




□癇癪を起こす

◎ふれあい囲碁7 2,000円   

NPO法人えじそんくらぶ 0429-62-8683

ルールの簡単なゲームで切り替え練習




□人の話を聞けない、自分を表現できない

◎きいてはなして はなしてきいて トーキングゲーム 2,500円

カードの質問に答える、答えを黙って聞く

トビラコ tobiraco(トビラッコ?)

※無理強いはダメ




□言葉で自分の意志を伝えられない

感電式タイプの音声ペンG-Speak+シールBASIC版 9,074円




※ 知識やスキルより人と関わる力を!














☆「千年震災」都司嘉宣 ダイヤモンド社 2011年 ① 【再掲載 2012.1】

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◇千年に一度の震災の正体

1千年に一度の震災の正体

<貞観の震災以来の出来事>

□「三大実録」に記録 869(貞観11)年

陸奥国で大きな地震 → 津波



当時の陸奥国は今の青森・岩手・宮城・福島 
    隣国は常陸国



◎ 今回の震災との一致



 陸奥国の国府 
   多賀城(今の仙台と塩竃の間)

城下にまで津波の記録



1142年ぶり 原著 「海を去ること十数里」50~100里
                                                                                                                                                                                                                                                □津波の時に立つ火柱

 三大実 「流光昼のごとく」といしう表現

↑  

地下のメタンガスが出て火? メタンハイトレート


1611(慶長16)年の慶長三陸津波でも

今回のものは5百年間隔で起きるのかもしれない


                                            
つくば市の産業総合研究所  今回早速砂集め
                                                                         

 東北大・今村文彦先生

昨年度、千年に一度はやってくる連動型の津波地震を解明しようというミレニアム
  津波に関する研究



 名貞観の津波 と 沖縄の八重山



 連動型の巨大地震
   今回 三陸沖 + 宮城沖 + 福島沖

◎1707年 
 
    ※土佐清水で14mの津波 10~15m級の津波

※当時も津波が来るまで約30分

三陸・田老の防潮堤(18m)無意味ではなかった 
津波の勢いが消されていた




□「想定外の大津波」
江戸時代 1611年(慶長16年)の慶長の大津波
今回より規模は小



   これ以外にも4回 それほどたいした津波ではない

       安政 3(1856)年 震源 三陸~北海道
① 一人二人は遊んでいる(ニュース)

  ② 車で逃げてはいけない

③ 5階建て以上のビルに避難する





□失われていく国土





□ 高知市 
  1回南海地震が起きると1.2m沈下 60㎝は戻らない

岬の先端以外の海岸は大きな地震の後沈下する


  今回の津波は二重構造
日本沿岸近くで40~50mすべった 半径50㎞以内の狭い範囲





□2つの地震が被害を増幅させた
「稲むらの火」小学校教科書に復活 ヤマサ醤油の本家本元の話

◎ 南海地震 100年おき 前回1946年は小 → 次回

◎ プロ・アマを通じて前兆現象が報告されていない
東海地震の想定はM8.4 今回はM9.0  8倍

巨大地震の前後に活断層が残る





□連動する巨大地震
長野県の地震は余震ではなく応力場の急変により誘発された地震

安政大地震  お寺の記録

液状化    旧河川跡地

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「もう一度読みたい子どものための文学」西本鶏介 ポプラ社 2014年 ⑥ / 「正月の神様」(宮本常一『見聞巷談』八坂書房 2013年より)【再掲載 2014.1】 [読書記録 教育]

今回は、12月15日に続いて、西本鶏介さんの
「もう一度読みたい子どものための文学」の紹介 6回目です。





出版社の案内には、

「『母子の愛憎』『動物への愛』『子どものユートピア』『探偵小説のヒーロー』など、そ
 のテーマにふれた内外の作品を二点ずつとりあげ、比較対照的に解説。異なる時代や環
 境で描かれた作品の本質から、人間らしく生きることの意味を考える。」


とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「『花さき山』斎藤隆介 滝平二郎 岩崎書店」

- わたしは斎藤隆介さんの本に弱いのです。
  国語では「もちもちの木」、道徳ではこの「花さき山」が教科書に取り上げられます。
  いかにも民話風な物語、それを飾る滝平二郎の切り絵が好きなのです。
  特に好きなのは、「ベロだしチョンマ」です。
  子どもたちに読むたびに泣いてしまいそうになります。 


・「『賢者の贈りもの』Оヘンリー ポプラポケット文庫」

-短編集の一つですが、思い出に残ります。
 夫婦の互いへの思いやりが切ない話です。

 





もう一つ、再掲載となりますが、歩く民俗学者と言われた宮本常一さんの
「正月の神様」を載せます。
あと2週間で新年を迎えます。一つ賢くなった気がします。








<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「もう一度読みたい子どものための文学」西本鶏介 ポプラ社 2014年 ⑥

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◎「百羽のツル」花岡大学 戸田デザイン研究所
   
 当たり前みたいな心と心のつながり




◎「きずついたつばさをなおすは」ボブ・グラハム 評論社
   
 ウィルのやさしさとそれに共感する両親




◎「人はなんで生きるか」トルストイ 岩崎文庫
   
 民話に託して語られた悟りの哲学




◎「花さき山」斎藤隆介 滝平二郎 岩崎書店
   
 小さい子供がさらに小さい子供のために必死で我慢する

 愛




◎「賢者の贈りもの」Оヘンリー ポプラポケット文庫
   
 切なくも美しい恩愛の物語




◎「きつねとぶどう」坪田譲治 金の星社
   
 「親思う心に勝る親心」

 「おかさんありがとうございました」




◎「わがままな巨人」オスカー・ワイルド 偕成社文庫
   
 どんな人間も神の使徒となりることを教えてくれる




◎「ぼんさいじいさま」木葉井悦子 ヒワケン出版
   
 自然とともに生きその自然の中へ還っていく喜び














☆「正月の神様」(宮本常一『見聞巷談』八坂書房 2013年より)【再掲載 2014.1】

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 お正月ァんどこまで

 坂東山の麓まで

 木っ葉のような餅しょって

 油のような酒しょって

 ござったござった (栃木)




 昔の人は、正月には正月様という神様がいて、それがどこか遠いところからやって来る
ものだと信じていました。


 その正月様はどんな神様だったでしょうか。



 鹿児島県に屋久島では正月様を年の神と言っており、年の神は山から下って来るもので、
白いひげをはやし竹蓑を着たものと、赤いひげをはやして棕櫚蓑(しゅろみの)を着たもの
とがいて、袋をかついで子供のいる家々をまわり子供がわるいおこないをしないようにい
ましめて行きました。



 同じ鹿児島県の甑島ではその年神様が子供たちのためにお餅を持って来てくれたといい
ます。サンタクロースに大変似たところがあります。



 秋山県男鹿半島のなまはげという鬼の姿をした神も子供のいる家をおとずれて怠けも
の、親の言うことをきかない子をいましめて行きますが、なまはげの「なま」は「なまみ」
のことで、炬燵などに長いあいだあたっていると赤いあざのようなものができますが、そ
れのことで、「はげ」ははぎとることです。


 つまり怠け者をいましめることなのです。



 家々の前に立てる門松も正月の神を迎える目じるしだったのです。


 東北地方では12月27、8日ごろに山へ門松の木を伐りにいきますが、これを松迎え
といい、松を伐るにも拝んでから伐り、それを家の前まで持ってかえって前の畑に立てて
おき、大晦日に改めて門口に立てます。


 神はこの松を目じるしにしてその家を訪れるものと信じられていました。


 そして正月神は先祖様であるとも信じられており、また鬼の姿をしているとも考えられ
ています。


 愛知県三河地方の山中に古くからおこなわれる花祭という古風な祭にはたくさん鬼がで
ますが、幸福な春をもって来るものとして、鬼の大将の榊鬼は尊敬されていました。


人びとは正月神を迎えて一年中の幸福や健康を祈りました。


 関東地方では目なしだるまを買って来て、願望がかなうと目玉を書き入れて神社の境内
におさめる風習がありますが、そのだるまを売るための市が方々にひらかれて大へんにぎ
わいます。


 そのほか幸福や健康を祈るための行事は方々に見られますが、大阪市今宮の十日戎など
は商売繁昌を祈るためにごったがえしてにぎわいます。



 正月がすぎると神様はまた遠くへ帰って行くと考えられ、15日にそれまで飾ってあっ
た門松や注連縄をはずし1カ所に集めて焼きました。


 これをトンド・ドンド・左義長などと言い、長野県地方では三九郎焼きとも言っていま
す。


 正月の神はこの火の煙に乗って帰ると信じられ、子供たちは書き初めの紙を火で焼き、
その灰が高く上ると字が上手になるといわれています。

             (「花椿」復刊175号、資生堂、昭和39年12月)


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「私の教育観」学研教育ジャーナル編集部 2000年 ② / 「心と脳の正体に迫る」天外伺朗・瀬名英明 PHP 2005年 【再掲載 2011.11】 [読書記録 教育]

今回は、12月8日に続いて、学研教育ジャーナル編集部による
「私の教育観」の紹介 2回目です。



出版社の案内には、

「秋山仁、金田一春彦、俵万智、山田洋次…。37人の著名人が自らの生い立ちや天職を
 得た動機などを語り、学校・家庭・社会の教育問題へ提言する。『教育ジャーナル』掲
 載の『ひと・模様』(途中改題)をまとめる。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「学級崩壊は社会問題 =  欲望社会の行き着く所 → アイデンティティのある社会を!」


・「日本の外国語教育の特異性 = 外国をユートピアとしてみてしまう」


・「ばらまき英語教育をやめる」


・「光にもナイフにもなる教師の一言」








もう一つ、再掲載となりますが、天外伺朗さん、瀬名英明さんの
「心と脳の正体に迫る」を載せます。






<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg






<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「私の教育観」学研教育ジャーナル編集部 2000年 ②

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◇里中満智子 1948大阪生 
  
◎「学校を自分の生き方がイメージできる場に!」


 社会全体の絶対的な倫理観を
シンプルな価値観で生きていけるのがよい


 子ども 一人の人間として
 学校を責める前に家庭の責任を






◇清水義範 1947名古屋生 愛知教育大学卒
  
◎「褒める教育をしてください」

 教師にならずに小説家に


 黙視できない教育問題
「全員名先生であることを期待する人だったら給料を倍にしないとダメですよ」
 
  「ここだけは自分がやるんだ」というものをもつべき

             ∥

※ 教師一人一人が、自分なりのものを一つでも良いから持っていて、子どもとかかわっ
 てもらいたい
    
                 +

       「自分は○○の教師である」と言えるものを            
  

 学級崩壊は社会問題
   欲望社会の行き着く所 ←→ アイデンティティのある社会を!


 褒め方の上手,下手  
   能力を褒める


 恩師に認められた才能 浅野孝之先生








◇鈴木孝夫 1926東京生 慶應大学名誉教授

◎「情報の輸入から情報の国外発信」

 日本の外国語教育の特異性 = 外国をユートピアとしてみてしまう


 島国という地理的条件 日本が抱える制度疲労
  

 英語は選択科目でよい 
   日本のように外国語を知らなくても一般の人は何も困らないという国は幸運
   
           ↓↓
                 
   ◎  幸運を活用すべき       

   △  ばらまき英語教育をやめる
  

 国外発信三つのポイント 
①disclosure  情報を英語で伝える

   ②accountability 説明責任 

   ③manifesto 理念の発信
  

 日本こそユートピア ~ 自然との共生
   日本の良さこそ発信すべき 







◇妹尾河童 1930神戸生
  
◎「あの先生のときとの出会い」


 同じ目の高さで話してくれた父
   澤地久枝さんの強い願い


 恩師との50年ぶりの交歓
  「嘘つきじゃない先生」


 「少年H」に書かなかったこと






◇田部井淳子 1939福島県生
  
◎「自然体験学年」のすすめ

 
 恩師・渡辺先生の教え方


 光にもナイフにもなる教師の一言


 山岳環境保護 
  
  → ◎人間としての五感を磨け!












☆「心と脳の正体に迫る」天外伺朗・瀬名英明 PHP 2005年 【再掲載 2011.11】

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◇天外伺朗

 本名:土居利忠 

 1942年兵庫県生 
    東北大学卒 - ソニー  CD,アイボ

「ホロトロピックネットワーク」主宰 
  ヒニー・インテリジェンス・ダイナミクス研究所長




◇瀬名英明  

 1968年静岡県生 東北大学大学院薬学 

 1995年「パラサイトイブ」





◇意識は脳の産物か

すべての生命は意識を持っている



瞑想することは植物に近付くこと



宇宙全体が一つの生命体



生きているときも「あの世」にいて,肉体が消滅すると「あの世」だけに…



「死後の世界」は実在しない

死んだとたんに時間はなくなる ~ 永遠の時間にとけ込む



修行は脳内麻薬を出す方法論



臨死体験は時間を超えて

木内鶴彦氏「臨死体験の時は空間的にも時間的にもどこでも行ける」



愛が脳を活性化する

  食事時にも出る「愛のホルモン」



宇宙人に誘拐される人々 アブクダクション

ジョン・E・マック『アブクダクション宇宙に連れ去られた13人』ココロ

  アブクダクションも脳内麻薬の作用なのか?   

  意識の成長・進化



 UFOは無意識のイメージがかたちになったもの



 アブクダクション経験者は教祖的になりやすい





◇意識と無意識

心とは意識と無意識を統合したもの



左脳がフロイト 右脳がユング



すべての物質が消えるオメガポイント

「集合的無意識の集合的無意識化」 = 永遠の世界



インターネットに未知の情報が流れている



科学的には分からないけれどよく起こること サブリミナル効果





◇意識を科学する

意識は時間と気で解明できる

  「時間とは何か」「気とは何か」



あらゆる記憶は真空中に貯蔵されている

ベルクソン「現在の中に過去と未来がたたみ込まれている」
         アカシック・レコード



 現代物理学に不足している「時間」と「気」の問題

アインシュタイン時間(歪む)とニュートン時間(一定)



 「気」とは何か

  西洋にも「気」の概念はある

 「意識」をどのように科学するか





◇コンピュータは心をもつか

 生物と機械の違いとは何か



 知性を作るにはまず身体が必要 AIBOへの感情移入



 ロボットに意識を感じる瞬間



 友達ロボット「ドラえもん」の条件



 システム製作者の知性 = ロボットの知性



 真空にはすごい情報が集まっている



 何十億年分の暗号解読が一瞬で解ける量子コンピュータ


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共通テーマ:学校

「発達障害の子のためのすごい道具」安部博志 小学館 2017年 ③ / 「子どもより親が怖い」諸富祥彦 青春出版社 2002年 ④(最終)【再掲載 2011.12】 [読書記録 教育]

今回は、12月13日に続いて、安部博志さんによる、
「発達障害の子のためのすごい道具」3回目の紹介です。




出版社の案内には、


「『できない』は道具を使うことで解決します。発達障害の子が困っている多くのことは、
 市販されている適切な支援グッズを使うことで解決します。
 できないことをその子の努力だけで解決しようとすると、親子ともに強いストレスにさ
 らされます。必要なのは、その子を手助けしてくれる道具です。
 ところがそのことを知らない保護者の方は多く、また支援グッズの使用感も千差万別で
 す。
 本書は、自らも子どもたちのためにオリジナルのグッズを手作りしている特別支援教育
 の第一人者、安部博志先生が、専門家の視点で本当に役立つ支援グッズを厳選!
 わが子の『困り感』に適切な支援グッズを探す手がかりとなる一冊です。
 適切なグッズは親が叱る場面を減らし、親自身のストレスも軽減。
 親子の関係の悪化も防ぎ、一石二鳥です。
 ~本書にはたとえば、こんな道具がのっています!
 ◎ハサミをうまく使えない子に→指を使わず手ではさむハサミ
 ◎あと何分がわからない→残り時間が見える時計
 ◎場違いな大声を出す→声の大きさを見える化したカード」


とあります。



2コマ透明傘は便利そうです。






もう一つ、再掲載となりますが、諸富祥彦さんの
「子どもより親が怖い」④を載せます。
出版から20年近く経っていますが、貴重な提言が生かされている状況にはなっていない
と感じています。






<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト



☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。










☆「発達障害の子のためのすごい道具」安部博志 小学館 2017年 ③

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◇じっとしていられない子に

□じっとしていられず急に走り出す

リッチェル ポーチュ 2WAY チェアベルト 1,600円

  ㈱リッチェル

 迷子紐でコントロール




□椅子をがたがた揺らす

 豆椅子ボール(4個セット) 1,000円

 ㈱カーボーイ  0475-55-7802




□座布団ごと椅子から滑り落ちる

 滑り止めシートを接着する




□傘をさすと前が見えなくなる

 2コマ透明傘 1.280円

 弘文堂本店 075-931-2672




□手荷物を振り回す

てぶランポケットナイロン 3,800円
   
 ポーチをランドセルに固定 両手があく

 未来工房結 050-3825-6723




□衝動的、力の加減ができない

ボトルチップス  1,500円  平和工業林

ミミンガ     2,400円  タカラトミー   

 調整力を養う














☆「子どもより親が怖い」諸富祥彦 青春出版社 2002年 ④(最終)【再掲載 2011.12】   1.jpg
〔出版社の内容紹介〕

 逆ギレ、わがまま、陰口、いじめ・・・・・・子どものような親の言動が、いま、学校現場を
混乱させている。多くの教師は「親が悪いから子が荒れる」と考えるが、一方の親は「教
師が子どもをダメにする」という。すれ違う「親」と「教師」の心の壁を取り除くことは
できるのか。岐路に立つ学校教育に、カウンセラーからの提言。




◇親と教師で行う学校改革13の提言

[提言1] 親こそ教育の主体である。学校はあくまでサポート役と心得よう。
 
 ・学校任せから脱却しよう 
   
   生きる力 = サバイバル力


 ・新しい体制への「産みの苦しみ」

   学校選択制 → 教育の二極化


 ・学校を休ませて旅行に行くのは是か非か





[提言2] 親と教師,必要なのは信頼できる関係づくり

  ・教師は親の話を聞くこと 
  
    聞く聞く


  ・教師にお願いをする手紙の書き方

『担任への不満穏便解決マニュアル』学陽書房





[提言3] チャータースクールが学校を変える

  ・市民全体で運営する公立学校

    単線型→複線型





[提言4] 開かれた学校づくりには,外部から入る人間と教師の双方に相手の視点に立
 つ姿勢が必要

  ・PTAが鍵を握る


 ・父親が子どものためにやれること


 ・スクールカウンセラーとしての体験


 ・学校を知らない民間人登用の問題





[提言5] 教師は保護者との関係づくりに積極的に打って出よう

  ・自分を語り合って親しくなる





[提言6] 教師は教科のプロである以前に人間のプロであろう

  ・カウンセリングの技法を身に付けよう

「授業」+「人間関係」


  ・「親を変えよう」とは思わないこと





[提言7] 教師受難の時代。自らを支える場所を確保しよう

  ・悩める教師が学校を救う 「弱音を吐ける職員室づくり」

    ホッとできる職員室を!





[提言8] 学校に「心のゆとり」を取り戻そう

  ・笑いが消えた職員室


  ・水曜日の午後を休みにした公立中学校
    
     千葉市立小中台中学校

「水後タイム」





[提言9] 「不適格教員制度」「人事考課」が日本の学校をダメにする

  ・人権無視の横行の恐れがある 

     適正なシステムの整備を!


  ・職員室から逃走する教師たち

     東京都のシステムに問題あり





[提言10] 読み・書き・計算の反復学習は基礎学力の定着のみならず,落ち着きある
 心を育てるにも有効である

  ・学習量の3割減は行きすぎ





[提言11]進路教育で子どもの人生への意欲・動機づけを高めることが学力向上の最短
 コース

  ・生きる力と基礎学力は表裏一体


  ・将来設計の実現に向けた「ドリカムプラン」


  ・ゲストティーチャー





[提言12]学校に「こころの教育」の専門家を置き,人生の基本的な構造を身に付けさ
 せよう

  ・クラス担任だけでは荷が重い





[提言13]「自分を大切にする心」「他者を大切にする心」「集団・社会に貢献する心」
 「人間を超えた地点から自分を見つめる心」の4つの心を育てよう

  ・自分のミッションを実感できる人間に

①自分を大切にする心

②他者を大切にする心

③集団や社会に貢献する心

④人間を超えた地点から自分を見つめる心






【理想の人間像】

◎「自分を大切にし,なりたい自分を自己決定でき,それを目指すプロセスの中で,他者
や社会に貢献する喜びを実感できる人間」




◇諸富祥彦さん(執筆当時)

 千葉大学教育学部助教授

 1963年福岡生 筑波大卒 同大学院博士課程修了

 「教師を支える会」代表


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「もう一度読みたい子どものための文学」西本鶏介 ポプラ社 2014年 ⑤ / 「掃除道」鍵山秀三郎 PHP 2005年【再掲載 2013.12】 [読書記録 教育]

今回は、12月 6日に続いて、西本鶏介さんの
「もう一度読みたい子どものための文学」の紹介 5回目です。





出版社の案内には、

「『母子の愛憎』『動物への愛』『子どものユートピア』『探偵小説のヒーロー』など、そ
 のテーマにふれた内外の作品を二点ずつとりあげ、比較対照的に解説。異なる時代や環
 境で描かれた作品の本質から、人間らしく生きることの意味を考える。」


とあります。




読書意欲を刺激されます。




もう一つ、再掲載となりますが、鍵山秀三郎さんの
「掃除道」を載せます。
年末に向けて頑張ります。






<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。








☆「もう一度読みたい子どものための文学」西本鶏介 ポプラ社 2014年 ⑤

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◇愛

◎「葉っぱのフレディいのちの旅」レオ・パスカーリア 童話屋
   きょうまで何のために生きてきたか 




◎「しでむし」舘野鴻 偕成社
   命をつなぐ営み




◎「わすれられないおくりもの」スーザン・バーレイ 評論社
   愛される生き方とは何か




◎「ますとおじいさん」浜田広介 世界文化社「浜田広介童話集」
   孤独に耐えていきながらも村人に対するおじいさんのあたたかな思い

  


◎「じごくのそうべえ」田島征彦 桂米朝上方落語地獄八景より 童心社
   死から逃れたい人間の本音 軽業師と山伏と医者




◎「さんねん峠」李錦玉 岩崎書店フォア文庫
   誰もが共感できる素朴であたたかな昔ばなし




◎「銀河鉄道の夜」宮沢賢治 ポプラポケット文庫




◎「ぼくはねこのバーニーがだいすきだった」ジュディス・ホースト 偕成社
   悲しみから立ち直ろうとする思い




◎「くまとやまねこ」湯本香樹実 河出書房新社




◎「おじいちゃんわすれないよ」ヘッテ・ウェステラ 金の星社
   大好きだったおじいちゃんの別れと向き合う




◎「ねんねしたおばあちゃん」かこさとし ポプラ社




◎「いのちのおはなし」日野原重明 講談社
   おはなし絵本 「いのちはきみたちの持っている時間だ」
   時間をどう使うか




◎「さいこうのいちにち」ジーン・ウィルス 評論社
   あのねママ、ぼくどうして生まれてきたか知ってる?ぼくね、ママに会いたくて生まれてきたんだよ。
      川崎洋『ママに会いたくて生まれてきた』読売新聞社 1996
  カゲロウの一日 たった一日の命でも命の重さを知り、生きることの喜びに感謝











☆「掃除道」鍵山秀三郎 PHP 2005年【再掲載 2013.12】

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◇掃除道
イエローハット … 交通安全の黄色をイメージ
掃除で社風は変わる



◇掃除の基本・心構え
掃除用具をきちんと揃える
   3mmクレモナロープ 

   25㎝にして結び目をライターであぶる

名前を書く


 工夫しながら掃除する   
   ゴミ袋に詰め込むゴミ 側面からゴミをはき中心へ


 トイレ掃除 熱湯を使う
  「カネヨン」よくふってバケツに500円玉くらい
→ 熱湯を注いで泡立てる

  道具  カネヨン,スポンジ,亀の子たわし,リングブラシ,歯ブラシ
 水こし用フック,雑巾,ホース,サンドメッシュ


  手洗い場から 散布-泡立て-洗い磨き(スポンジ)


  床   亀の子たわし-丸く軽く早く・自由に


  壁面  スポンジで



  小便器
    ① 一回流す

    ② 水こし用フックで水こしを取り洗剤のバケツに

    ③ ホースで水洗いしながら,ブラシであらかた汚れを取る

    ④ 便器の底の水をスポンジですくい取り掃除する

    ⑤ バケツの洗剤,スポンジでゴシゴシ洗う

    ⑥ スポンジで取れない水あかや尿石はナイロンたわしで

    ⑦ 水こしはタオルの上で磨く

    ⑧ 水こしは最後に沸騰した湯の中に入れる



  大便器 
    ① 便座を取り外す

    ② 1回水を流し汚水を吐き出す

    ③ リングブラシで汚れをあらかたこすり取る

    ④ 便器にたまった水をスポンジで押し込み,残りを吸い出す
    ⑤ その上でバケツの洗剤を含ませたスポンジでゴシゴシ

    ⑥ 取れない汚れはナイロンたわし(サンドメッシュ)
道具片付け 汚れの少ないナイロン類からたわし,スポンジへ
たわし・スポンジはバケツの手で水を掛け,外で絞る

壁と便器の仕上げ ホースで水洗いしながら壁を洗う



水洗しタオルで吸い取る
        


  トイレ掃除の効用 
    ① 謙虚な人になれる 

    ② 気付く人になれる

    ③ 感動の心を育む

    ④ 感動の心が芽生える

    ⑤ 心を磨く






◇日本を美しくする会
平成5年11月 東海神栄電子工業社長 田中義人氏


 「掃除に学ぶ会」平成5年11月6日~7日 日本大正村で
トイレ掃除を通し「心の荒み」「社会の荒み」をなくす


 「便教会」第1回 平成13年8月4日~5日 知立市で
碧南高校教諭 高野修滋氏
福岡県元中学校長 十時宏徳・笑子氏


掃除に学ぶ会


  広島県警の取り組み 竹花豊さん





◇掃除で何が変わったか-学校編
広島県立安西高校


群馬県富岡市教育委員会の事例
「自問清掃」で掃除を励行 岩井榮壽教育長


 佐賀県立鳥栖高校


 広島市立二葉中学校


 掃除と選挙の事例 中田宏


 「日本を美しくする会」

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キーワード「新津」21-「ふるさと新津」新津婦人学級 昭和57年3月5日発行(6) / 『新版 静岡県伝説昔話集』(上巻)静岡県女子師範学校郷土研究会編 1994年 ⑫【再掲載 2018.4】 [読書記録 民俗]

今回は、11月30日に続いて、わたしの教育ノートから、
キーワード「新津」21回目の紹介です。

新津婦人学級による「ふるさと新津」6回目の紹介です。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「初エビス   たきたてのごはんつぶで札をはる」
- ご飯粒で札を貼ったことは覚えていますが、懐かしいなあ。


・「8日神送り 
  早朝男の子が笹竹と鉦
家々の軒先をはらい村外れまで行き厄神送り出す 12月8日」
- 浜松市南部の五島地区の「おんべ」、今でも続いているでしょうか。


・「9月 十五夜 『お月見』『芋名月』
 10月 十三夜 『豆名月』『栗名月』」
- 芋と豆ですね。


・「地の神様 新藁と青竹で祠をつくる そこに砂を盛って赤飯を12個
以前は『こんこんさま』キツネの鳴き真似をしながら各家のおむすびを下げて回った」
- 遊び仲間で、近所の赤飯むすびをもらいに回ったものでした。自分の家のものを食べ
 られなくなったことを覚えています。わたしたちが最後の世代でしょうか。「地の神様」
 は浜松ならではの風習と言われています。家の敷地の北西にほこらでお祀りしています。
 死んでから50年たつと地の神様となって家を護るとも聞きました。父が存命中は毎年
 新藁でほこらをつくっていましたが、今はホームセンターで買った物をおまつりしてい
 ます。11月15日と記されていますが、12月15日ではないかと思われます。そう、明日で
 す。お赤飯、うれしいです。狸は見られるようになったということですが、狐はまだか
 えってきていません。


先週に引き続き、土・日曜日に生け垣の剪定。
北西角は何年かサボっていたので、枝がひどく伸びていました。
それを電動ノコギリで処理しました。高い脚立上での作業を3時間ずつ。
右腕がパンパンになってしまいましたが、気持ちよく新年を迎えられそうです。
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もう一つ、再掲載となりますが、
「新版 静岡県伝説昔話集」(上巻)⑫を載せます。
火の玉は子どもの頃見た覚えもあり、話をよく聞きましたが、
このごろは聞かなくなりました。
神ヶ谷は「うなぎパイファクトリー」の近くです。





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☆子供たちの学習に
文部科学省の
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆キーワード「新津」21-「ふるさと新津」新津婦人学級 昭和57年3月5日発行(6)


◇新津の年中行事

1.正月行事 

 門松・注連縄,餅つき,年越し,元旦,お供え割り,小正月




2.エビス講 

 1月20日(初エビス)
    夕方下におろして東向きにおまつりする

たきたてのごはんつぶで札をはる


 11月20日 同上




3.節分

 餅つき,ナタ餅・ヤタ餅,ヤイカガシ,豆まき(神棚に供えてから)




4.八日餅  

 8日神送り 

 早朝男の子が笹竹と鉦
家々の軒先をはらい村外れまで行き厄神送り出す 12月8日



5.雛祭り

 よもぎ餅




6.彼岸   

 鴨江観音 - 先祖供養

 3・8・9月は祝い事を控えた




7.端午の節句

 戦後生活改善運動 - 鯉のぼりは一組だけと申し合わせ

 菖蒲と蓬を束ねて軒先に飾り菖蒲湯

 柏餅 ヨシまき




8.虫除け  

 6月1日朝 門口の両側にイチジクの葉

 その上で束にした線香を焼く




9.七夕

 月遅れ8月7日

 七夕飾りの前に胡瓜・茄子・南瓜




10.丑浜
 
 土用の丑の日「丑浜」

 男子は海水を浴びて浜ごり

 帰りに潮の華(浜砂)手ぬぐいに包む

 昭和18・19年頃までは屋台も並ぶほど盛んだった




11.お盆

[施餓鬼]
   内施餓鬼と寺施餓鬼 
      死者が男なら四角の白布袋に名前と米一升 仏さまに供える

死者が女なら三角の白布袋に名前と米一升 仏さまに供える


[お盆]
  8月13日~16日

13日 夕方「迎え火」松を焚く 
     夜中に墓前でも焚く

  14日 お寺参り
     この日「盆切り」

  15日 初盆の家 昼頃「送り火」
仏前の灯明から松明に火をうつす
送り火の後,会食

  16日 供え物 サトイモの葉に包み精霊送り
夕方仏供養~送り火


[倉松大念仏]
戦前まで倉松町では鉦・太鼓で賑やかだった
寿福寺は三方原合戦ゆかりの寺




12.お月見

  9月 十五夜 
  「お月見」「芋名月」
縁側にヘソ団子(12個)農作物(サトイモ,サツマイモなど)ススキと共に満
   月に供える

    団子の替わりにサトイモの皮をむいたものも…

  10月 十三夜 
   「豆名月」「栗名月」
毛イモ 枝豆 ススキ




13.亥の子餅 

 10月亥の日

 「亥の子ボタ餅」大きなぼた餅を作り仕事を休む

 休養をとる必要からか?




14.神さまのお発ち

  11月1日早朝 餅をつき重箱に入れ神棚に祀る
  = 神さまのお弁当
のし袋にお金,御神酒と共に

  新津地区は11月





15.地の神さま 

 11月15日「イヌイヅマ(乾隅)」
新藁と青竹で祠をつくる

そこに砂を盛って赤飯を12個

 ※以前は「こんこんさま」キツネの鳴き真似をしながら各家のおむすびを下げて回った
 
  → 昭和30年頃「生活改善運動」で風習廃止
(しかし,倉松町では昭和45年頃まで残っていた-ハマコウ註)




16.庚申講

 道教の思想 青面金剛本尊

 [倉松]新縄でなった縄を輪の形にする 
 前浜で浄めた板を渡して鴨居から下げその上にお供え物
「ナム ホンテン タイシャワ ショーメー コンゴードージ」三回唱える
その後,会食
ごはん,みそ汁,煮ず和え(大根,人参,蓮根,椎茸,油揚げ,蒟蒻,昆布),
     飛竜頭または油揚げの煮しめ,おつば
2か月に一度 信仰と娯楽
倉松では昭和38年頃まで続いていた





17.お日待ち

 夕方集まって会食をし,伊勢皇太神宮や秋葉大権現をおまつりしてから夜通し雑談,太
陽が昇ってから氏神様にお参りしたり太陽を拝んでから解散する。

 まち = まちごと「神のおそばにいる」

 神と共に夜を明かす

 寄り合いと同















☆『新版 静岡県伝説昔話集』(上巻)静岡県女子師範学校郷土研究会編 1994年 ⑫【再掲載 2018.4】

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5 祟りと怨霊、妖怪塚と墓



(1)八十松火 (浜名郡神久呂村神ケ谷・現浜松市)
 神久呂村神ケ谷には、昔から八十松という怪火が出現して人を驚かしている。しかも今
もって時には現れるといわれている。


 神ケ谷神田原の水神様のお池から源を発して、神ケ谷の東の谷を南流し、入野村早土の
総氏神様と片葉の葦で有名な一本松の間に出て、それから堀留に通じる運河と佐鳴湖に通
じる川と合流して浜名湖に注いでいる清流がある。


 これを同地ではただ「川」と呼んでいる。


 神ケ谷本村の南方の田の中に「お休み場」という所があり、その東方は高台地で墓地と
なっている。


 この間をその清流が流れているので、墓地に通じる橋を中橋と呼んでいる。


 土地の人の恐れているその八十松火は、この川の下の方から現れて、以前はこの中橋ま
でであったが、現今ではずっと上の方まで上って来るという。


 数十年前、当地の島村某という者が、若い元気にまかせてその正体を見届けようと、あ
る夕方、お休み場まで出掛けた。


 当時そこには4人抱え位の大松が一本あったので、その大木の根に身をひそめて怪火の
出現を待っていたが、なかなか出ないので帰ろうとして、ふと下手の方を見ると、彼方か
ら小さな白い火が動いて来るのが見えた。


 某は、にわかに元気が出て、

「おのれ、正体を見届けて村人を驚かさん」

と息を殺して待っていた。


 怪火は川岸を次第に上に来た。


 そして中橋付近に来ると、不意に方向を転じてお休み場の方に真一文字にとんで来て、
某との距離約2、3間(約3.6~5.4m)まで来ると、また突然に逆戻りをして下
手の方へ走った。


 元気者の島村某も、その火が近づいた瞬間には流石に驚き恐れて、堅く目を閉じて急に
総身がぞっと冷たくなった。


 やがて目を開いた時には付近には火影も見えず、はるか下手の方に走り去った時であっ
たから、やっと生き返った思いで急ぎ逃げ帰ったという。


 現今の古老の間にも、その八十松火を見たものが多いという。


 この八十松火について次のような物語が残っている。




 昔、八十松という小僧が、主人の金を持って某地に使いし、この川の近くで失くしてし
まったので、小僧は大いに驚き思案にくれた結果、ついに主人にその訳を正直に物語り平
身低頭してその罪を謝った。


 それを聞いて主人は大いに怒り叱責したので、小僧は無念やる方なくてついに自殺した。


 その怨霊が、夜な夜なこの川の付近に現れて、先に失くした金子を求めるのである。
                                 (本田みち)


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「発達障害の子のためのすごい道具」安部博志 小学館 2017年 ② / 「奇蹟は自分で起こす」鈴木秀子 海竜社 ② 2007年【再掲載 2013.11】 [読書記録 教育]

今回は、12月10日に続いて、安部博志さんによる、
「発達障害の子のためのすごい道具」2回目の紹介です。




出版社の案内には、


「『できない』は道具を使うことで解決します。発達障害の子が困っている多くのことは、
 市販されている適切な支援グッズを使うことで解決します。
 できないことをその子の努力だけで解決しようとすると、親子ともに強いストレスにさ
 らされます。必要なのは、その子を手助けしてくれる道具です。
 ところがそのことを知らない保護者の方は多く、また支援グッズの使用感も千差万別で
 す。
 本書は、自らも子どもたちのためにオリジナルのグッズを手作りしている特別支援教育
 の第一人者、安部博志先生が、専門家の視点で本当に役立つ支援グッズを厳選!
 わが子の『困り感』に適切な支援グッズを探す手がかりとなる一冊です。
 適切なグッズは親が叱る場面を減らし、親自身のストレスも軽減。
 親子の関係の悪化も防ぎ、一石二鳥です。
 ~本書にはたとえば、こんな道具がのっています!
 ◎ハサミをうまく使えない子に→指を使わず手ではさむハサミ
 ◎あと何分がわからない→残り時間が見える時計
 ◎場違いな大声を出す→声の大きさを見える化したカード」


とあります。


タイムタイマーパーソナルを教室で便利に使っています。


発達障害をもつ人に便利なものは、他の人にももちろん役立ちます。
幼児や年配者にも。

検索してどんな物かお確かめください。




もう一つ、再掲載となりますが、鈴木秀子さんの
「奇蹟は自分で起こす」②を載せます。
鈴木秀子シスターは生きる上で大切なことを易しく教えてくれます。




<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
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☆子供たちの学習に
文部科学省の
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「発達障害の子のためのすごい道具」安部博志 小学館 2017年 ②

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◇不安になって混乱しやすい子
□音に敏感でパニックを起こしやすい子

 イヤーマフ、デジタル耳栓


 3MPRLTORイヤーマフXIA オープン価格  
㈱スリーエムジャパン  0570-011-321

 
 デジタル耳栓MM100 4,980円 
㈱キングジム  0120-79-8107




□耳掃除を嫌がる子

 ベビー粘着綿棒50本入り オープン価格 
㈱ビジョン  0120-741-887
   

 ふれるだけできれいに  こすらずに押す




□薬をうまく飲めない

 らくらく服薬ゼリー オープン価格 
㈱龍角散




□排泄の仕方で戸惑う

トイレにいってみよう! 1,500円 
㈱アドプラス  

 絵カード




□「あと何分」を意識できない

タイムタイマーパーソナル(オーディブル) 5,800円
㈱アクセスインターナショナル 03-806-9611
   
 一目で分かる




□一日の見通しが立てられない 

 スケジュールポケット3点セット 2,800円
㈱アドプラス

 絵カード 壁掛けスケジュール













☆「奇蹟は自分で起こす」鈴木秀子 海竜社 ② 2007年【再掲載 2013.11】

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◇ミラクルステップ4 自分を好きになってください

「あなたは自分自身が好きでしょうか。自分が好きになると自分を大切にします。失敗し
 ても,この失敗から何を学ぼうかと自分と相談するようになります。」



 見えない世界の幸せ  
   子どもが感謝してくれるような何かが自分でできる - 感謝



 あなたは自分が好きですか あなたのことが大好きと子どもに感じ取らせる

 ドロシー・ノルテ 
① 子どもは親の公平さと正直さを見て育つと,真実と正義を身に付けていきます。   

  ② 子どもは親の辛抱強さを見て育つと,耐えることを学びます。          

  ③ 子どもは励まされて育つと自分に自信を持つようになります。           

  ④ 子どもは適切に褒められて育つと,人に感謝できる子どもになっていきます。   

  ⑤ 子どもは自分の存在を認められて育つと自分が好きになります。         
  


 自分を好きになろう 自分の名前を好きになろう





◇ミラクルステップ5 自分が知らない,自分の良さを輝かせるのは

「あなたが自分の長所を認めることができたら,次はあなたの家族,友人,回りの人たち
 の宝探しをしてみてください。それぞれのすばらしさを認め合うこと,それが自分のす
 ばらしさになります。」  


 知らなかった自分のすばらしさ
一枚の紙 
    「ここにみんなの名前を書きなさい」
  
    
    「今からみんなの観察力と人を見抜くテストをします」
        
   
    「一人につき一分間…いい・好きだと言うことを書きなさい」

    翌日,先生が一人一人綺麗に書き写して渡した

    戦場へも持って行った  
      マークは生涯,財布の中にその紙を 
40人分 マークの良さが40個





◇ミラクルステップ6 自分を責めないで

「わたしたちは死ぬまで固有の使命に基づいたいろいろな課題が起こってきます。それを
 乗り越え,乗り越えしながら,ひとまわりも二回りも大きくなっていくのです」



 一人一人に使命がある  「なぜ」 → 「どうしたいか」           
 
   自分を責めない(自分を責めると落とし穴にはまる)              

  
 期待を消してみる 「この期待を消します」と宣言               
 
   ついやりすぎてしまい,不自由で辛くなる                 

   失敗しても失敗するのが人間                        

  「自分を大切にして,命を大切にもてなし,御自分の存在を大切に」     

   自分を大切にすることを学んだ人は回りで苦しんでいる人にエネルギーを送る 

  「幸せになっていいんだよ」と自分に評価を与え続けよう
   




◇ミラクルステップ7 命があるだけで希望がある                  

「わたしは,与えられた障害故に神に感謝します。これらの障害を通して,わたしは,自
 分を,仕事を,そして神を見だしたのですから」ヘレン・ケラー          

  

 希望の元は命  
   「生命ある限り希望がある」(キケロ)               
  
   人生は遠くの水平線を見ているようなもの
    = 水平線の向こうには海が続いている     
      「生命ある限り希望はある」           

  

 人間は何と強いものか
   先のことは心配しないで,今命があるという事実に目を向ける時に私たちは、今、
  本当に自分を活かすことができます。

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谷昌恒さんはこんなことを⑲(最終)-「ひとむれ」第6集 谷昌恒 評論社 1991年(12) / 「昭和30年代」 塩田潮 平凡社新書 2007年 ①【再掲載 2013.2】 [読書記録 教育]

今回は、12月2日に続いて、わたしの教育ノートから、
「谷昌恒さんはこんなことを」の紹介19回目 最終の紹介です。


19回にわたって細々と紹介してきましたが、
谷さんから多くのことを学ぶことができました。




出版社の案内には、


「家庭からも地域からもはじき出された少年たち相手の教護院・北海道家庭学校の三代目
 校長として四半世紀。『焼け石に水かもしれない。でもね,そこに火傷をしている子が
 いるなら,やっぱり水をかけてやらなくては…』『心の扉は内側からしかひらかれない』
 『人の痛みを知ろうよ…』温かいまなざしで少年たちと共に生きる日々を語る。」


とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「怒るときは真剣に怒ってほしい。震え上がっている子供に父親の胸の痛みを隣人
  がそっと告げる。そうありたい。」


・「人間は素直さが何より」


・「私たちはしきりに子供たちに自己主張を奨め、実はこの臆病犬ばかりを育ててきたの
  ではないか」


・「人の喜びを我が喜びとすることが至難
~ この人生、人の喜びを素直に喜ぶことができたら盤石」






もう一つ、再掲載となりますが、塩田潮さんの
「昭和30年代」①を載せます。
わたしが生まれた昭和30年代、ほんのわずか残っている記憶を探りました。





<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト




☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg






<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。








☆谷昌恒さんはこんなことを⑲(最終)-「ひとむれ」第6集 谷昌恒 評論社 1991年(12)

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◇社会全体の教育力

 85名の定員 年間約40人の出入り 在校は平均約2年


 課題 「家族関係をよくする」


 ※ 怒るときは真剣に怒ってほしい。震え上がっている子供に父親の胸の痛みを隣
  人がそっと告げる。そうありたい。



◇人間は一人一人違う

 子供の間の友情を信じる 
 
  ~ 世の中は不公平で不平等にできている



 この世に生きていくことはその不平等に耐えていくこと



 ※ 人間は一人一人違うという事実をそのまま受け入れること

 ※ 人間は素直さが何より
  

 自己主張 
   私たちはしきりに子供たちに自己主張を奨め、実はこの臆病犬ばかりを育ててきた
  のではないか


 ニーバー(米国・心理学者) 
・変えることのできないものを素直に受け入れる心の落ち着きがほしい

・変えることのできないものは、敢然と変えていく勇気がほしい

・変えることのできるものを、できないものとを見分ける懸命さがほしい

  |

 ※「天国についてのすべて」
天国は平等ではありません。平等の世界は退屈です。

    振り仰ぐことも励むこともない世界では死の退屈が支配します






◇人の喜び、我が喜び
  
 生活が陶冶する
   ペスタロッチが教え留岡幸助が敷衍した原理

生活の実体、協働し共同する生活の事実


 教育とは感化すること


 善意は冷徹な論理にまことに弱い
  

 人の喜びを我が喜びとすることが至難
 ~ この人生、人の喜びを素直に喜ぶことができたら盤石

私たちの失意、焦燥、不平の多くは人の喜びと関わっているから
  

※報徳主義
 「私たちは天と地と人の、有り余る恵みを受けている。私たちは全力を尽くして、そ
  の万分の一にも報いなければならない」














☆「昭和30年代」 塩田潮 平凡社新書 2007年 ①【再掲載 2013.2】

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◇昭和34年春の4つの出来事

□1955年体制 
  
 昭和30.11.15 自由民主党 対 左右社会党の統一

 

□もはや戦後ではない 
  
 植木等と石原兄弟 S31.1芥川賞
   
 

□ピークの昭和39年 
  
 池田勇人の広島演説 - 所得倍増

 

□ミッチーブーム 
  
 東海道新幹線起工式 

 東京オリンピック招致決定 - 東龍太郎都知事1959年


 
□黄金の1960年代 
  
 対決の岸 → 寛容(?=ハマコウ)と忍耐の池田 経済にシフト

 「黄金時代」の4つの代表選手

 昭和34年 
  ① 池田所得倍増論 

  ② 皇太子成婚 

③ 東海道新幹線起工

  ④ 東京オリンピック招致 






◇池田勇人の選択 所得倍増という実験

□月給二倍論 
  
 → 「月給二倍」から「所得倍増」へ 
    中山伊知郎の賃金倍提唱

 

□2つの所得倍増プラン 
  
 不運から強運へ 

 池田前半生は不運 当選一回で蔵相

 

□所得倍増政策の産みの親 
  
 下村治 マルクス経済学では説明がつかない

 

□下村と「在庫論争」 
  
 高橋亀吉 
   → 木曜会の「七人の侍」経済で日本を変える





◇プリンス明仁の恋-「心の師」小泉信三

□「皇室に新しい血を」 
  
 小泉信三(東宮職御教育参与)

 

□軽井沢のテニス 
  
 S33.7.23葉山 天皇2人の結婚に同意

 

□「仲人役」小泉信三  
  
 テニス仲間郁沃会
   8.15天皇のゴーサイン

 東宮職御教育参与 小泉信三 S21.4.1~
S20.5.25 空襲で顔面と右手に大やけど 6ヶ月入院

両まぶたは動かなくなった
寝るときは手ぬぐいで目隠し
 
    
 近代経済学の立場からマルクス批判

→ スター学者 
     昭和天皇が小泉を望む
昭和天皇は皇太子を小泉の手に託した

 

□「アメリカの民主主義」に負けた

 小泉信三 明治21.5.4 芝区三田生

 父・信吉
   紀州藩下級武士→明治20慶應義塾塾長
 
 6歳で父を失う
   → 母親共々諭吉に引き取られ邸に移り住む

 大卒後、独・英に3年余留学
  → 27歳で慶大教授

 昭和8年 45歳で塾長

 

□皇室にとっての羅針盤

 文部大臣を蹴って東宮職御教育参与に就任

S22.4.27 初めて皇太子と会った

 ※ 戦争で一人息子の小泉信吉を失い、自身も重傷を負いながら、なお無私の心で皇室
  に尽くそうとした

 整えられた結婚 恋愛結婚問題 
  小泉信三「恋愛ではないがアレンジド・マレッジだ」

 菊のカーテンの向こう側 
  学習院・常磐会の反対 → 婚約成立後は「美智子妃いじめ」

 美智子妃の「心の師」


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「主婦とサラリーマンのための経済学」朝日新聞経済部 2000年 後半 / 「学校教育うらおもて事典」佐藤秀夫 小学館 2000年 ①【再掲載 2016.9】 [読書記録 一般]

今回は、12月7日に続いて、朝日新聞経済部による、
「主婦とサラリーマンのための経済学」後半を紹介します。


20年前の出版(多分その頃読みました)と、古い本ですが、
要約を読み直して勉強になりました。


出版社の案内には、


「お金は、財政は、雇用は、モノは、日本経済は本当に大丈夫なのか? 預金者、納税者、
 勤労者、消費者などの立場から、『不安の時代』の『処方箋』を探り出し、提示する。
 朝日新聞連載『脱・不安の経済学』に加筆。」


とあります。


今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「国民所得比社会保障給付率 英独仏の半分強」


・「レーガン『税金は痛みを伴うべきだ』 痛税関が高いほど意識が高まる」


・「『一生を会社に捧げろ』と求めたのに
リストラ鬱病の増加-人為的  いじめで自主退職に」


・「米国-専門・責任がはっきりしているため『三遊間のゴロ』には手を出さない。」


・「大量の人員削減はトップの判断ミスの結果。自分がまず退職金なしで辞める
 べきだ。人員削減で業績が向上しても功績ではない。」




「学校教育うらおもて事典」佐藤秀夫 小学館 2000年 ①【再掲載 2016.9】


もう一つ、再掲載となりますが、佐藤秀夫さんの
「学校教育うらおもて事典」①を載せます。
「大学」と「大学校」の違いがわかりました。







<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト



☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「主婦とサラリーマンのための経済学」朝日新聞経済部 2000年 後半

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◇財政は大丈夫か?

□「箱もの」につぶされる

自治体の台所事情悪化

「箱もの」が福祉を押しつぶす
最低制限価格をなくし業者に談合を辞めさせれば工事費は15%は安くなる




□「火の車財政」より先に増税

 韓国 - 構造改革に成功

 日本の借金 600兆円 - 99年末GNPの108.5%

※ 無駄遣いと批判されようが動き出したら止まらない公共事業の縮図 = 建設国債

   公共事業費 米英独仏  2~3%
日本      7%

 ※ 国民所得比社会保障給付率 英独仏の半分強



□無駄な施設はつくらない

 ニュージーランド  
    バランスシート(賃貸対照法)
「現金主義会計」 → 「発生主義会計」
正しい資産評価


 オーストラリア 
   予算正直法




□巣くう公共事業体(複合)

 巨大な橋・海底トンネル → 何百億円事業に群がる企業



 ※「ことがかなえば甘い蜜を皆で分け合おう」 = システム化した利権の構造




□サラリーマンは納税者か

 源泉徴収 
  - 4217万人(1997)民間のみ

ナチスドイツに範


 レーガン「税金は痛みを伴うべきだ」
痛税関が高いほど意識が高まる




□消費税が柱でいいのか

 益税の問題

 消費税の「逆進性」

 優遇税制の再点検を
利子分離課税をなくし総合課税に ←→ 最高税率引き下げ?

 






◇雇用は大丈夫か

□「リストラ時代」を生き抜け

「一生を会社に捧げろ」と求めたのに
リストラ鬱病の増加-人為的  いじめで自主退職に

解雇のルールを法で明確に!

社育よさらば!




□退職金も「貢献度」次第

 前払い制度増加

 ポイント制 - ぶんどり合戦




□終身雇用で悪いのか?

 「グローバル競争」の名の下に崩されようとしている。

↑↓

 ※米国- 専門・責任がはっきりしているため「三遊間のゴロ」 には手を出さない。

        ↑↓

 ドイツ  ワークシェアリング(一人一人の仕事量を削る一方賃金も減らす) 「ワークシェアリング」導入企業も



 ※ 大量の人員削減はトップの判断ミスの結果。自分がまず退職金なしで辞
  めるべきだ。人員削減で業績が向上しても功績ではない。




□能力・開発自分だけで 

 自分でキャリアデザインを
 
 大丈夫? 失業の安全網

 労組は雇用を守れるか

 値切られる女性労働力
   急増する派遣労働

 起業 誰だって怖い
「二足のわらじ」を会社が認める「階段」を

 





◇モノは大丈夫か

□個人情報インターネットを乱舞  

 法規制も必要




□社会への願いも投資に託す  

 行動する株主

「社会的責任投資」日本でもエコファンド




□食べ物の「素顔」知りたい

 顔の見える関係




□ゴミリサイクルは曲がり角

 メーカーは最終責任を負っていない

 使い捨ての価値観を見直して




□つくる,売る責任を明確に  

 PL法




□介護の市場化 

 急ピッチ












☆「学校教育うらおもて事典」佐藤秀夫 小学館 2000年 ①【再掲載 2016.9】

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◇一条校  

□正規の学校 = 学校教育法・第一条規定 

 文部省所轄
 小学校・中学校・高等学校・大学・聾学校・盲学校  
養護学校・高等専門学校・中高一貫校(中等教育学校)



□「正規の学校」観 

 専修学校と各種学校は含まれない


 各種学校への道を選ぶ
自由学園(羽仁もと子)
   文化学院(西村伊作)
   明治学院



 在日外国人学校には極めて冷たい
   国権主義的教育観
 




◇中学校

 三等区分 
   大中小 ~ 明治日本の開発

  
 中学入学 
   他の社会的特権性は認められなかった
 




◇大学校  

□大学校 = 文部省以外の官公庁所管の学校の名称


□「大学」の登場
   1886年 森有礼の「諸学校令」

最頂点-帝国大学に

   「校」をつけない


□文部省の縄張りから外れたもの

 警察大学校,防衛大学校,防衛医科大学校,海上保安大学校

~ 無視できない
 




◇予備校  
 
□進学の予備 = 自校の専門教育課程への予備課程に他ならなかった
       

□受験の予備 
  
 公正な選抜 → 入学時の選抜試験の厳密化に収斂



 ヨーロッパのような「二つの国民」の形成回避

  ↓

 ※ 受験予備 激烈化


□予備校の成立 

 私立大学によるものが多かった
 





◇父母会(保護者会)

□父兄,保護者そして父母


□「父兄」の系譜

 1872年「学制布告書」最初で最後



□「父母後見人等」から「学級児童保護者」へ

 1879「教育令」   -   父母及後見人等

 
 1890「第二次小学校令」-  学齢児童ヲ保護スベキ者


 1891「文部省令」
  保護の内容
①就学させる義務主体

     ②授業料納入

父母 → 父母及戸主 → 後見人 → 後見人及戸主

   
 1900「第三次小学校令」
   学齢児童保護者


□「父兄会」と「母姉会」

 父兄の存在? 
  
 親と学校との関係 = 特殊日本的事情

※親の協力のありよう

 
□制度管理・教育内容=「オカミの学校」


□維持・運営面  =「地域の学校」

 教員給与 1940年まで地域負担



  親の金銭的・労働的な協力が不可欠



     
□家族財産に権限を持つ「父兄」集団の協力

 戸主会・父兄会が深く関わった

①ハード担当 「父兄会」年一回

②ソフト担当 「母姉会」しばしば
父兄会の母姉会化

   
 1920年~
名目上は「母姉会」の解消,「父兄会」への吸収だったが,実体的には「父兄会」
  の解体,母姉会への単一化という矛盾に満ちた過程であった。

       ∥
    
□母姉のみの父兄会は戦前から

西日本では「育友会」と呼ばれる

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「発達障害の子のためのすごい道具」安部博志 小学館 2017年 ① / 「トンでも本の世界中」と学会 楽公社 2011年 ①【再掲載 2012.10】 [読書記録 教育]

今回は、安部博志さんによる、
「発達障害の子のためのすごい道具」1回目の紹介です。




出版社の案内には、


「『できない』は道具を使うことで解決します。発達障害の子が困っている多くのことは、
 市販されている適切な支援グッズを使うことで解決します。
 できないことをその子の努力だけで解決しようとすると、親子ともに強いストレスにさ
 らされます。必要なのは、その子を手助けしてくれる道具です。
 ところがそのことを知らない保護者の方は多く、また支援グッズの使用感も千差万別で
 す。
 本書は、自らも子どもたちのためにオリジナルのグッズを手作りしている特別支援教育
 の第一人者、安部博志先生が、専門家の視点で本当に役立つ支援グッズを厳選!
 わが子の『困り感』に適切な支援グッズを探す手がかりとなる一冊です。
 適切なグッズは親が叱る場面を減らし、親自身のストレスも軽減。
 親子の関係の悪化も防ぎ、一石二鳥です。
 ~本書にはたとえば、こんな道具がのっています!
 ◎ハサミをうまく使えない子に→指を使わず手ではさむハサミ
 ◎あと何分がわからない→残り時間が見える時計
 ◎場違いな大声を出す→声の大きさを見える化したカード」


とあります。



文字だけのカタログのような要約になってしまいましたが、
特別支援学級担任としてはほしいものがたくさんありました。
障害をもつ人だけでなく、万人に役立つ道具が紹介されています。


もう一つ、再掲載となりますが、と学会の
「トンデモ本の世界X」①を載せます。
「トンデモ本」という言葉をこのごろ聞かなくなってしまいましたが、
「トンデモ本」ならではの楽しみ方もあると思っています。




<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト



☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「発達障害の子のためのすごい道具」安部博志 小学館 2017年 ①

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◇手先が不器用な子に
□hert bridge smock(ハートブリッジスモック)
 
 スナップボタン・ループ・ボタン2cm・ボタン1.3cm 

 4種×半袖・長袖

 3,600~4,200円

  ㈱東京リハビリテーションサービスハートブリッジプロジェクト 03-5577-5915




□靴ひもが結べない

 キャタピラン(伸縮型靴ひも)908円

  ㈱ツインズ  
   
 こぶつき伸縮型靴ひも
   穴に通してぴたっと止まる

 ※エプロンの紐など太い紐で練習を!




□服をきれいにたためない

 たたみ方れんしゅうボード 2,500円

㈱トビラコ tobiraco   

 段ボールでできたおり方ボード




□食べ物をよくこぼす

エジソンのフォーク&スプーンケース付 1,000円

㈱ケイジュインー 0120-41553




□飲み物をよくこぼす

 ベビージョルン ベビーカップ(2個セット) 1.800円

広くて倒れにくいシリコン製の底 持ちやすい

O-BABY.net ㈱グランドプレインターナショナル 0561-62-4187

※テーブルに置く 手にしたまま遊ばない




□折り紙を折れない

おりやすいおりがみ 629円

模様入り折り筋 25cm四方

㈱山桜

※折る回数が少ない物から

※完成形を見せる




□はさみをうまく使えない

Casta カスタ 1.500円

手で挟むだけ 刃はカバー付 

㈱長谷川刃物 075-22-1511

   ※たくさん体験




□カッターの力加減が分からない 

キリヌーク オープン価格

刃先はたった数ミリ-圧力調整が可能

㈱オルファ  06-6972-8101




□定規で真っ直ぐに線を引けない

 Qスケール15 2,644円

定規が固定  目と手の供応動作が苦手

㈱Q コムQオンラインショップ




 ※ 挑戦はゴールに近いところから











☆「トンデモ本の世界Ⅹ」と学会 楽工社 2011年 ①【再掲載 2012.10】

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◇第1章 ベストセラー&有名人の本 山本弘

□「いいこと言ってるじゃん、石原さん!」
 
◎石原慎太郎「スパルタ教育」光文社 1969年 by山本弘

 ○差別発言  

 ○100か条 - 反社会的な提言が多い

(例)12子どもを殴ることを恐れるな    


   34いじめっ子に育てよ


   23ヌード画を隠すな 

   → えっ 今の発言とは大違い


25本を読んでいいものと悪いものに分けるな

山本氏 筒井康隆、山田風太郎


39子どもに酒を禁じるな  


46子どもの不良性の芽を摘むな

東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例

→ 小説と実写、映画は規制の対象外


   50友達が一人もいない子とを褒めてやれ


54子どもが夢中になっているときに就寝を強制するな


55子どもの部屋は足の踏み場がなくても整理するな


   60子どもに戦争は悪いことだと教えるな


64お辞儀の仕方を教えるな 


   75よその子に怪我をさせても親が謝りに行くな


   81先生を敬わせるな 


100父親は夭折することが理想である 




 ○ひどい石原慎太郎

  「完全な遊戯」1957 知的障害者女性拉致


  「処刑の部屋」1956 薬を使って眠らせ→模倣犯

  ※小説で何をやってもいいがマンガでそれをやるのは許されない
 
    = 御都合主義ではないか

陳腐で通俗的な逆説過多



 ※ちばてつや
 「文化が興るときにはいろいろな種類の花が咲き、地の底で根としてつながっている。
  根を絶つと文化が滅ぶ」






□「韓国は性犯罪大国か?累計90万部のマンガが描くウソ」
 
◎山野車輪「マンガ嫌韓流」普遊舎 2009 by山本弘
  

 ○強姦事件 1998~2000 
 
  韓国16位(1000人当たり0.126件) 
 

  日本58位(0.018件)



 ○殺人事件      
 
  韓国38位(1000人当たり0.0196件)  
 
  日本60位(0.005件)


◎ 日本の犯罪が世界の国々の標準より異常に少ない

   日本は世界でもまれに見る安全な国     



 ○韓国・朝鮮人  
 
  キャラクターは情けない顔・悪党面で描かれている
 
      ∥  

  作者の醜い内面






□「シリーズ90万部突破『食卓の向こう側』の向こう側」
 
◎「食卓の向こう側1~4」西日本新聞社「食くらし」取材班 2004
  

 ○西日本新聞 
 
 「コンビニ弁当をエサにしたら奇形の子豚が生まれた!?」

 「親子の会話がないと子どもが性的にだらしなくなる!?」



※ フードファディズム(食べ物や栄養が健康に与える影響を課題に信じること)
「農薬・添加物に殺される」竹熊宣考氏(69)
ADI

  ↑

 唐木英明氏(東京大学名誉教授)

 「例えば、今、ドッグフードにまで入り込んでいる無添加食品が無添加ではない食品よ
  りも健康によいという科学的根拠はまったくゼロです。しかし、消費者に無添加の方
  が健康によいという誤解を与えて売っている。わたしは、これは詐欺商法に近いので
  はないかと思っておりますが、こういったものが消費者にまた誤解を広げて添加剤は
  怖いと思わせる」



 ○「食べ物で子どもが凶暴に」
 
 ※ こうした偏見に満ちたマスコミの報道を見るうちに、筆者は「食品に関する怪しい
  安全情報のたぐい」が大嫌いになってしまった



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読書ノート「宿題」⑤(最終) / 「節度の経済学の時代」内橋克人 朝日文庫 2006年 (上)【再掲載 2016.5】 [読書記録 教育]

今回は、12月 5日に続いて、わたしの教育ノートから、
キーワード「宿題」 5回目の紹介 最終です。

三十数年前から、古い記録が多い 教育ノートのまとめです。



今回も「自学」システムについての紹介です。


それこそ、自主学習(純粋な?)に役立ちます。







もう一つ、再掲載となりますが、内橋克人さんの、
「節度の経済学の時代」(上)を載せます。
出版当時(2006年)、内橋さんが心配していた通りに、
世の中が動いているように感じてしまいます。





<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





◇子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
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休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
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 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆読書ノート「宿題」⑤(最終)

◇自学システム
 
□ 子どもは教師が作った自学メニューからテーマを選択し番号を付けて2ページに組み
 立て毎日出す。



□ 教師はテーマをメニューというかたちで紹介し提出された自学ノートには赤ペンを入
 れて返す。
 


□自学システムの単純化

 Aメニュー  思考を要するメニュー


 Bメニュー  知的作業テーマ


 Cメニュー 「その日の反省・評価」「明日の目標」



 1 復習的メニュー 

   その日の学習や生活から「学び」を組み入れていくメニュー

ドリル的練習もここ


 2 予習的メニュー 

   次の学習の問題を考えたり討論中の意見を考えるメニュー


 3 発展・総合メニュー

   

<Aメニュー  思考を要するメニュー>

 1 今日の授業から 国算理社他(丸写しは×)

① 授業でしたポイントをまとめる(ポイント学習)


   ② 今日間違った問題をもう一度解く(賢い学習)


   ③ 残った問題について自分の考えを書く(考える学習)


   ④ 残った問題について調べる 追求する (追究学習)


   ⑤ 明日する予定の所を自力でする(予習)


 2 □□で発見したこと(授業 歩いていて テレビ 本)


 3 □□でなるほどと思ったこと


 4 問題作り


 5 私の読書法


 6 問題集を解く


 7 知的クイズ作り


 8 漢字の勉強法 私の工夫


 9 テスト調べ 私の工夫


 10 □□がうまくなるコツ


 11  ことわざ集め


 12 都道府県覚え(私の工夫)
   


<Bメニュー  知的作業テーマ>

 1 漢字スキル テスト調べと自己テスト


 2 間違いやすい漢字を五つ


 3 今日の本読み「   」を□回


 4 漢字テストで間違った漢字を覚え 自己テストをする


 5 こだわり発見 漢字□つ


 6 計算スキル□問と直し


 7 計算スキルと難しい問題5つ


 8 新聞 ニュースで出てきた地名を地図帳で探す


 9 今畑で育っている野菜5つ
   


<Cメニュー 「その日の反省・評価」「明日の目標」>

 1 今日の挨拶 私の努力


 2 今日した良いこと


 3 今日の手伝い いつもと違うところ


 4 なわとび 今日の頑張り 進歩


 5 その他の運動 スポーツ 今日の頑張り 進歩
   


<Dメニュー 自己メニュー+1>

 1 自分で考えたメニュー

 2 先生に一言(質問等)








◇エコーノート
  
◎予定 + 日記  
  例「母親への手紙」「□□であった△△」漢字50字以上(5年)

  ※教育ノート1巻2ページ参照













☆「節度の経済学の時代」内橋克人 朝日文庫 2006年 (上)【再掲載 2016.5】

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◇市場競争至上主義を超えて

□「エンデの遺言」に寄せて - 地域通貨の深い意味

  マネーが地域を踏みつぶす = マネーの暴力
   → 「根源的なお金の問い直しを」 

  「利が利を生む」サイクル 

  「地域通貨」を生み出す共生の思想





□到来した「高度失業化社会」とは何か

「失業防波堤」の決壊 


 高度失業化社会 5つの特徴 
  ① 恒常的リストラ 

  ② 働かせ方の自由拡大

③ 社会的コストの増大 

  ④ 職能の崩壊




  
□「人間を無駄にする」社会  

「社会の分裂」が進む


 サラリーマンが「請負業」に
  「合理化」の究極の姿


 新しい日本型貧困
強い企業を支えているのはそれを支える幾多の零細企業





□変質する資本主義への警鐘

 バブル期に似た米株髙,ゆるむ厳格な節度と規律


 メガに対抗するのに,またメガを形成





□手放しの規制緩和を憂う

 深化する社会病理,安易すぎる自己責任論 ←→ 裏にあるべき取引禁止項の明確化





□アメリカの何がモデルなのか - 現実直視を避ける首相の「楽観主義」

 危うさ秘める好景気 

 財政赤字とカラス気





□急増する非正期雇用に歯止めを

 新しい時代の動き方? = 展望無き大企業回復

 失業,自殺,犯罪の発生率はバブル期に進む
       
「働く自由」と「働かせ方の自由」の峻別を!       





□「人間排除の経済」から「人間復興の経済」へ

「普通に,そして真っ当に行きたいと願う人々を決して足蹴にしてはならない」





□「投機資本主義」への主体的対応こそ再生の道

 国際投機資金がねらい打ち,二重の危機に振り回される日本


 IMFの優等生が受難
   リ・レギュレーション(再規制)が始まる


「実の経済」を再生しよう





□「妖しげな時代」の表象

 - 「生産」優位社会のリスク





□雪印事件と規制緩和 

 事前規制から事後チェックへの潮流



 ひとたびHACCPの承認施設になれば後は企業の自己責任 
 
  ↓

  ・個々の生活者,消費者の暮らしや安全を視野の外に投げ捨ててよいのか
            
  ・市場競争による効率化,合理化,経済効果だけの尺度ですべてを律する世の中であ
   って本当によいのか  


≪規制緩和に名を借りた企業行動完全自由化運動がいかにうさんくさいか≫





□真の改革とは何か - ネオ・リベラル改革への警鐘

「神は細部に宿り給う」(アビ・ワールブルク)

第二のアルゼンチン化への警鐘


 燃えさかった「規制緩和」一辺倒派  

   規制緩和は正義か?
     

 食の安全にも …  「事前規制から事後チェックへ」
         

 ×「総合規制改革会議」    
トップはオリックスの宮内義春 - 経団連が基盤
→「小さな政府」礼賛論


 「事前規制から事後チェック」への奔流は何をもたらしたか


グローバリズム - 排出する「貧困マジョリティ」

本質は「作らせない… 買わせる」


 「低位平準化」を進めるWTO 
   近づく「高度失業化社会」失業者500万人時代


 「一人勝ち世界」 100人の内99人が敗者に 
         「ウィナー・テークス・オール」


  規制緩和のあるべき姿 - 「私物化」と「個人主義」とは違う



□テロは世界をかえたか

 問われる世界構造 
  イスラムは対極に 

  資金シフトの光と蔭 

  競争と強制の並立


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「私の教育観」学研教育ジャーナル編集部 2000年 ① / 「澄んだ瞳の悲しみ」 小川洋子 『2011 ベスト・エッセイ』光村図書 2011年 より ⑦【再掲載 2014.2】 [読書記録 教育]

今回は、わたしの教育ノートから、学研教育ジャーナル編集部による
「私の教育観」の紹介 1回目です。



出版社の案内には、

「秋山仁、金田一春彦、俵万智、山田洋次…。37人の著名人が自らの生い立ちや天職を
 得た動機などを語り、学校・家庭・社会の教育問題へ提言する。『教育ジャーナル』掲
 載の『ひと・模様』(途中改題)をまとめる。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「教師は子どもの人生の応援団長たるべき」
「『教師五者論』 学者,医者,役者,易者,芸者」


・「『両親が和して子どもに関心があり愛情を十分に注いでいる』家庭から非行に走る子は少ない」


・「差をなくす = 我が子だけかわいいとする親のエゴイズム」


・「親が『いい学校』から『いい会社』への神話にとりつかれている
    <それぞれのディファレントを発見するのが教育>」








<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。








☆「私の教育観」学研教育ジャーナル編集部 ①

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<学校教育>
◇秋山仁 1946東京生 東海大学教授
  
 教師 = エキサイティングな職業


 恩師・福地先生に憧れて
   教師は子どもの人生の応援団長たるべき

  大学教員  … 学問固有の面白さやすばらしさを伝える

小中高教員 … 若者の将来を作るかけがえのない場面に立ち会う仕事

   = 若者を育てる


 まず社会が変わらなければ


 少子化,マルチメディアと教育


 教科の楽しさを教えるのが教師
教師がどのくらい素晴らしい人生を歩んでいるか



教師自らがいつも輝いていなければ  教師=世間知らず?


 秋山 - 「教師五者論」学者,医者,役者,易者,芸者





◇佐木隆三 1937朝鮮生
  
 崩壊過程の子どもを救うのは学校しかない
  

 超常現象をあおるマスコミ 
   輪廻転生


 家庭環境の欠陥を補えるのは…
「両親が和して子どもに関心があり愛情を十分に注いでいる」家庭から非行に走る子は少ない」



◎家庭環境の悪い子を救うのが学校,先生
  

 子どもは危険信号を発している → 教師が自分を見せる,さらけ出す
    子どもたちを愛しているという信号を  


 更正の道を閉ざさないように


 他人の子どもを叱る勇気を! 
   子どものためになる大人に





◇櫻井よしこ 1945ベトナム生
  
「教師と生徒とは平等ではありません」


 内気な子ども時代
   大分県→新潟県


 間違った戦後教育 
  間違いの原因 
   ① 文部省下 画一化された教育

   ② 日教組が力を入れた誤った平等主義


 そがれる子どもの向上心
   差をなくす = 我が子だけかわいいとする親のエゴイズム


 権利の裏には義務と責任
   人間は善悪両面を備えているもの


 言うべき時にははっきり言う
「人間にとって恥を忘れた行為はいけないことだ」



◎教師自身,悔いのない教育を





◇佐高信(まこと) 1945山形県生
  
「教師は生徒の砥石となれ」 
  

 教師は干物か生ものか? 
   佐高の父は国分一太郎の先輩 

→ 教師は干物の世界に住んでいる


 まるで文部省の写し絵


 教育をダメにする要因
親が「いい学校」から「いい会社」への神話にとりつかれている
    <それぞれのディファレントを発見するのが教育>  

→ 教師自身が自分のディファレントの発見を
  

 久野収の教え

















☆「澄んだ瞳の悲しみ」 小川洋子 『2011 ベスト・エッセイ』光村図書 2011年 より ⑦【再掲載 2014.2】

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 1月11日、アムステルダム郊外でミープ・ヒースさんが亡くなった。


 100歳だった。


 朝、その新聞記事を目にした瞬間、私は目を閉じ、ただ偉大な何ものかに向かって祈る
しかなかった。



 ああ、これでまた一人、アンネ・フランクについて語れる人が役目を終え、去っていか
れたのだと思うと、寂しくてならなかった。



 ミープさんはアンネの父親、オットー・フランク氏が経営していた会社の従業員で、第
二次大戦中、フランク一家が隠れ家に潜んだ際、その生活を援助した女性である。



 アンネが4歳の時からフランク一家と交流を持ち、オットーの人間性に絶対の信頼を寄
せていた


 ミープさんは、彼らの秘密を守ることを約束する。ユダヤ人を援助する罪について念を
押そうとするフランク氏をさえぎり、ただ一言「迷いはありません」と答える。



 この時2人の間には、言葉では言い表せない何かが通い合ったと、ミープさんはご自身
の著書「思い出のアンネ・フランク」(深町眞理子訳)の中に書いている。


 しかし一口に援助と言ってもそれは並大抵なことではない。


 厳しい食糧事情の中、配給切符を持たない彼らを飢えさせないためには、町中を歩き回
り闇市の長い行列に並ぶ必要があった。


 倉庫に泥棒が入ったり、屋根が壊れたり、建築検査があったり、密告の恐怖は常に付き
まとい、心の休まる時がない。


 にもかかわらず隠れ家の人々の前では、不安を悟られないよう朗らかに振る舞う。


 誰かの誕生日にはちょっとしたプレゼントを用意し、少しでも隠れ家生活を潤いあるも
のにしよう、何よりアンネをはじめとする子供たちに喜びを与えようと努める。


 しかも、こうした行為すべてに、彼女白身の命の危険が伴っていた。




 アンネ・フランクという一人の少女の書いた日記が本になり、60年以上世界中で読み
継がれているのは、偶然の結果ではない。


 アンネの人生最後の2年間に、成長と思索の時を授けた、支援者たちの命がけの行為が
あってこそなのだ。


 1944年8月4日、秘密警察によって隠れ家の人々が連行されたあと、ミープさんは
床に散らばったアンネの日記を拾い集め、戦後オットーが帰ってくるまで厳重に保管した。


 隠れ家の中で最も貴重なものは何か、ミープさんだからこそ正しい判断ができたのであ
る。




 取材のため私かアムステルダムのミープさん宅を訪ねたのは、1994年の初夏だった。


 丁度サッカーワールドカップのアメリカ大会が開催中で、町のあちらこちらにオランダ
を応援するオレンジの旗が掲げられていた。


 ご自宅はそんな町中の賑わいから外れた、静かな通りにあった。


 隣に自転車屋さんがあったのが忘れられない。


 潜行する日の早朝、ミープさんはアンネの姉のマルゴーを自転車で隠れ家へ案内する。


 オランダ人に成りすますため、マルゴーはユダヤ人に課せられていた黄色い星のワッペ
ンを外し、禁止されていた自転車に乗って町の中心部を走った。


 しかしミープさんは決してひるまなかった。


 もし捕まったらという恐怖より、助けを必要としている人に今自分のこの手を差し出さ
なければ、という意志の方がずっと強かった。


 あの日二人が乗ったのも…と思わせる飾り気のない頑丈そうな自転車が、店先に並んで
いた。


 きちんとした生活ぶりがうかがえる小さなアパートに、85歳のミープさんは一人で暮
らしておられた。


 アンネと、前年に亡くなったご主人の肖像画が2枚、壁に飾られていた。


 持参した花束を、アンネの母エーディトから譲り受けたという花瓶に活けて下さった。


 ミープさんは美しかった。堂々としていた。自分が正しいと信じることをやりきった人
だけが持てる、美しさだった。


 そしてそのきりっと澄んだ瞳の底には、大事な友人たちを失った悲しみが横たわってい
た。


 サインをお願いしようと、付箋だらけになった『思い出のアンネ・フランク』を差し出
した時、ミープさんは心からの優しい笑顔を見せて下さった。


 遠い日本からなぜわざわざ訪ねてきたのか、不思議な思いがあったのかもしれない。し
かし、いかにも読み込まれたその本を見て、安心してくれた様子だった。


 最後、頬を寄せてお別れの挨拶をした時、たぶんもう二度とお目にかかることはできな
いだろうと思った。一生に一度しか出会えない大事な人と、自分は出会えたのだ、という
幸運に胸を一杯にしながら私はさようならを言った。




 私の小説をフランス語に翻訳してくれているローズ・マリーから、ミープさんの死を悼
むメールが届いた。


 『アンネの日記』とミープさんとの出会いが、私の小説の根底にいかに大きな影響を与
えているか、翻訳者だからこそ気づいていたのだろう。


 こうして共に悲しめる人がいることに感謝しながら、私は叫び手を合わせたのだった。


             おがわ・ようこ(作家)「毎日新聞]2月8日・夕刊

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