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「もう一度読みたい子どものための文学」西本鶏介 ポプラ社 2014年 ③ / 「憎まれ役」野中広務・野村克也 文藝春秋 2007年 ② 【再掲載 2012.12】 [読書記録 教育]

今回は、11月29日に続いて、西本鶏介さんの
「もう一度読みたい子どものための文学」の紹介 3回目です。





出版社の案内には、

「『母子の愛憎』『動物への愛』『子どものユートピア』『探偵小説のヒーロー』など、そ
 のテーマにふれた内外の作品を二点ずつとりあげ、比較対照的に解説。異なる時代や環
 境で描かれた作品の本質から、人間らしく生きることの意味を考える。」


とあります。




読書意欲を刺激され、どの本も読みたくなります。






もう一つ、再掲載となりますが、野中広務さん、野村克也さんの、
「憎まれ役」②を載せます。
お二人とも鬼籍に入られましたが、今なお、言葉には力が感じられます。




<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「もう一度読みたい子どものための文学」西本鶏介 ポプラ社 2014年 ③

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◇力

◎「風の又三郎」宮沢賢治 ポプラポケット文庫
   
 9月1日(二百十日)から7日までの1週間

 高田三郎

 日本の風土性





◎「風にのってきたメアリー・ポピンズ」PLトラヴァース 岩波少年文庫
   
 ナース 

 イギリス中流以上 ~ 家事から家庭教師

 優れたファンタジー






◎「だれも知らない小さな国」佐藤さとる 講談社青い鳥文庫
   
 ユートピアへのあこがれ  

 秘密の王国へのあこがれ
   
 日本の風土に根差した小人





◎「ピーター・パン」JМバリー 角川つばさ文庫
   
 ユートピアへの夢  

 ネバーランド
   
 ユートピアのすばらしさと命をなくした不幸な子供たち





◎「はなをくんくん」ルース・クラウス 福音館書店
   
 春の花の匂い





◎「くまのがっきやさん はるかぜのたいこ」安房直子 金の星社





◎「トム・ソーヤーの冒険」マーク・トゥエイン 新潮文庫
   
 いたずら者であってもたくましい行動力で夢を追い続けるトム





◎「それいけズッコ三人組」那須正幹 ポプラ社
   
  1978.2~2004.12 50巻 24万部以上
   
  お説教なし、励ましあるのみ
   
  どんなにズッコケていても健全なモラル
   
  正義感を振りかざさない





◎「月とべっそう」今西祐行 ポプラポケット文庫
   
  月へのロマン





◎「ぼくお月さまとはなしたよ」フランク・アッシュ 評論社
   
 「こだま」でお月さまと話せた  

  お月さまとの対話





◎「ちいさなくれよん」篠塚かをり 金の星社
   
  自分を犠牲にしてまで他者のために頑張ろうとするくれよんのやさしさ














☆「憎まれ役」野中広務・野村克也 文藝春秋 2007年 ② 【再掲載 2012.12】

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◇這い上がりながら言う格差社会批判・機会均等論
 
◎「順調に来た男には想像力が足りない」 野中広務
 
 
◎「どんな人間にも一日は二十四時間しか与えられない」 野村克也
 


1 格差社会では野村・野中もはい上がれなかった 野中広務

  二世議員に人々のくらしが見えるのか

  小沢一郎  → 小選挙区制 

  小泉純一郎 - テレビ政治

  
 

2 貧しさは経験したくないけれど,悪いことでも恥ずかしいことでもない 野村 
  心の中は貧しくなかった


 

3 エリートこそ自制すべきだ 年金問題に見える心ない処理 野中広務

  感謝の気持ちが心配りを教えてくれる


  順調に来た男には想像力が足りない

 


4 周りの人の犠牲で,野球ができるようになった  野村 克也

 「病弱な母ちゃんを楽にしてあげたい」


 野球部廃止に反対して生徒会長に 峯山高校   恩師・清水義一氏
母,兄,清水先生,チームメイト,上級生,鶴岡監督…のおかげ


 どんな人間にも一日は二十四時間 
   ライバルより2~3時間余計に個人練習


 

5 名選手,必ずしも名監督ならず「勝ち組」必ずしも名政治家ならず 野中広務  
     
  勝ち組という嫌な言葉 

 


6 固定観念は罪,先入観は悪  野村克也

  慰めの言葉を禁止したスワローズ時代


  甘やかされた子どもは健全に育たない
   - 阪神がそうだった


 「負けに不思議な負け無し」配球について


 「ボールに明確な意志を伝える」







◇負けない野球,負けない政治 戦略論

◎「全ての政治は負けないことから始まる」 野中広務


◎「弱者が勝つには無形の力に頼むしかない」 野村克也

 

1 全ての政治は負けないことから始まる  野中広務

  議会政治とは国会議員の数が基本だ


  自公連立こそ長期不敗の戦略だった

 



2 負けない戦い方,弱小チームにはこれしかない 野村克也

  チーム力とは有形と無形の総合力だ

 


3 勝負は準備の段階で付いている  野中広務

  二枚舌,変節漢と呼ばれても耐え抜く

 


4 弱者が勝つには無形の力に頼むしかない  野村克也

  長年の信用も,失うときは瞬間だ


  松井秀喜を抑えるデータ作り

 


5 何を以て「負け」とするか,それが勝負の奥の深さだ加藤の乱  野中広務

  混乱を収めるには 「傷は小さく,心は高く」







◇V9巨人軍こそ日本と自民党の理想だった 組織論

◎「自民党はファンを大切にした革新集団だった」 野中広務


◎「巨人は球界の紳士ではなくなった」 野村克也

 
1 第2次長嶋政権以降に巨人は球界の紳士ではなくなった  野村克也

  子どもの前でカンチョーごっこ  
     

  巨人偏重主義から地域重視に転換を
  



2 ファンを大事にした革新集団,それが自民党だった 野中広務 

  派閥が個性的政治家を育てていた  


  議員はサラリーマンではない




3 久万オーナーを激昂させたチーム改革の直言  野村克也

  中心なき組織は機能しない 金本のすごさ


  清原は野球への考え方が間違っている

 


4 国会の出席率がわたしの運命を変えた  野中広務

  国会に出席し続けたことを見ていた人物

 


5 組織の健康法とわたしの「カメの健康法」  野村克也

  引退後は体を動かさない







◇人材篇

1 人の値打ちは失敗から立ち上がるかどうかで決める  野村克也

  楽天・山崎絶好調の秘密


 「革命を起こせ」の一言が江夏を変えた

 


2 弱者が大敵に勝つ法則 

  それは分析と懐柔だ 野中広務
                             

  味方につけなくても敵に回さない

 


3 野球が好きか?新人を見極めるポイントはこれだ  野村克也
 
  好きな物を最後まで残した選手・赤星

 


4 時には全てをなげうつ覚悟が勝利を呼び込む  野中広務

 


5 一流は弁解せず,二流は責任を転嫁する  野村克也

 


6 小泉と同じ時代にバッチを付けていたくない
               
  - それが引退の真相  野中広務

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