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「主婦とサラリーマンのための経済学」朝日新聞経済部 2000年 前半 / キーワード「作文」① 「作文嫌いはこうして生まれる」戸田唯巳 明治図書 1992年【再掲載 2012.10】 [読書記録 一般]

今回は、朝日新聞経済部による、
「主婦とサラリーマンのための経済学」前半を紹介します。




出版社の案内には、


「お金は、財政は、雇用は、モノは、日本経済は本当に大丈夫なのか? 預金者、納税者、
 勤労者、消費者などの立場から、『不安の時代』の『処方箋』を探り出し、提示する。
 朝日新聞連載『脱・不安の経済学』に加筆。」


とあります。


今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「日本の外交の3S 
  ①スリープ(寝ている) ②スマイル(意味不明の笑い) ③サイレント(沈黙)」


・「勝者の裏には必ず敗者がいる」


・「大切なのは結果を公表し地域住民に金融機関を選択させること」


・「欧米の保険業界は『チェリー・ピッキング(サクランボ摘み)
  =『おいしい客』だけください」


・「家計簿を付けよう。欲しい物はコツコツためて買う」



もう一つ、再掲載となりますが、戸田唯巳さんの
「作文嫌いはこうして生まれる」を載せます。
「とにかく書かせる」しかないとわたしも思います。
そのためには、励ましながら指導する工夫と時間が必要ですね。




<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト



☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。











☆「主婦とサラリーマンのための経済学」朝日新聞経済部 2000年 前半

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◇銀行頭取4つの条件

 ①「先例はあるか」


②「他行はどうしているか」


 ③「大蔵省は」


 ④「きみはどう思う」





◇日本の外交

 3S 
  ①スリープ(寝ている)

  ②スマイル(意味不明の笑い)

  ③サイレント(沈黙)


 ※誰とも敵対関係を作らない = 八方美人


 

◇はじめに 

 1990年代 
  キーワード「市場経済」「グローバリズム」  

 自己責任の時代

 2000年度 38%国債 ←→ セーフティネットは不十分
 



◇お金は大丈夫か?

□株に引き込まれるアメリカ市民

 401K 「確定拠出型年金」自己責任で運用

 資産運用の競争社会

 英国は失敗

 共通「自由競争」と「自己責任」

 ※ 勝者の裏には必ず敗者がいる
 


□住宅ローンだけ残った

「家」を買える時代じゃない

 → 地価安定・賃貸住宅の充実

グローバルスタンダードに



□金融商品 

 「損した私が悪い?」



□銀行融資身勝手すぎない?

 米国 地域再投資法CRA

   → 私企業としての「健全性」と「公共性」のバランス


 ◎米国には銀行融資に関する情報開示 - 格付け 

 - 地域住民が分析する「もの申す回路」がある

     ↓

 ※ 大切なのは結果を公表し地域住民に金融機関を選択させること


「隣人の目」で経営を見張ろう

   行政だけでなく地域社会が監視する仕組みを!



□「おいしい客」だけください

 欧米の保険業界
   「チェリー・ピッキング(サクランボ摘み)」


真っ赤に熟れた実だけ選び出す



 ※ おいしいどこ取り


 → 郵便番号(21Pコード)による保険料の算出(米国)
   富裕度が分かる


 米国の銀行
   米国バンク・ポストン(顧客の選別)



□「借金まみれ」乗り越えて

 自己破産申し立て件数10万超

押しつけ融資



  「家計簿を付けよう。欲しい物はコツコツためて買う」


利息制限法  年18%が上限 40.04%で刑事罰
※ 大手消費者金融はグレーゾーンの25%前後


 米国の自己破産 = フレッシュ・スタート

1998年 140万件超 免責型と再建型

→ ローン社会の安全弁充実を

  ① 出資法の上限金利引き下げを早めに


  ② 貸しすぎチェックを



□「日本版401K」だれのため              

自民党 1999.6
企業年金の追加負担から逃れたい企業の声に押される形で「確定拠出型年金」の試案



  年金資金試算の運用先を従業員が指定でき,従業員の拠出金や運用収益も税制の面で
 優遇される点が受け米国でブームに

↑↓

 ※ 日本では企業と従業員との関係をますますドライにする面も


     
 ◎ 雇用流動化の時代に突入

日本側の企業年金改革は企業側主導で急ピッチに進んでいる

   = 年金に関わるリスクを都合良く従業員に押しつけようとしている

 ※米国 「従業員退職所得保障法(エリサ法)」

「競争と責任の時代」

     ←→ ①十分な情報提供                         
         ②法制度救済制度














☆キーワード「作文」① 「作文嫌いはこうして生まれる」戸田唯巳 明治図書 1992年【再掲載 2012.10】
 
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□子どもの作文を読まない教師は子どもを作文嫌いにする

 ◎とにかく書かせる

  → それを読んでみる 

  → 手をつけずにおられなくなる

 

 ◎書かせて良かった
  子どもの本音が分かる
(知らずにいたこと 気付かずにいたこと 見落としていたこと) 




□書かせることの少ない教師は子どもを作文嫌いにする

◎ 書かずに書く力は着かない

 
 ◎話す場合

  「おう」「おう」だけで通じる

   話以外の助け = 表情 身振り 声の出し方 場面 空気等

 
 ◎書く場合 
  助けがない(話以外の)  = 「言葉の選択」と「言葉の配列」のみ 
 
                
      |

  ※ 子どもに書き慣らせる(大儀がらせない)
 





◇書き慣らせるには

 ◎書きやすいことを多く  - たったこれだけでよい
 
□作文の見方が悪いと子どもを作文嫌いにする

 「こんなものしか書けないのか」 

   - 子どもの顔を頭に浮かべて


 作文の見方が分からない

   - 生の作文を多く読む



 ◎ 一日三編






◇見方のよりどころ 

 ① 顔が浮かんでくる

② 分かるように書けているか
 



□急いではなるまい「ハッとしたことを書け」

◎同じことばかり書くな 

  → 見方を変えて  = 同じ題材でも違った題で


 ◎ハッとしたことを書け

  → もっと元のところ

  → 何でも書けるぞ
 



□とやかく言うまい「題の付け方」

「題の付け方を工夫せよ」は困る 

   … せめて書き上げた後で


 ◎題のための題はほめない 

  - 焦点を絞る


 ◎何が書きたいかをはっきりしよう 
   
   題を小片に書かせる
  
   ↓

   手際よく助言 焦点をはっきりさせる
 



□おおまかでよい「はじめ・中・終わり」

◎無理な構想表づくり

   作文のための表づくり 対 表のための表づくり


 ◎ダラダラ文が出発点

  「そして」「それから」ダラダラ文も可



ダラダラ文をおおらかに受け止める


 ◎一足飛びにはいかない

  題を書かせる 



3つ4つメモを取らせる(メモにこだわらない)



無理につなげようとはしない
 



□「くわしく」と言うだけでは「くわしく」ならない

 ◎添削は子供向きではない

  - 借り物の言葉はダメ


 ◎詳しさの中身を  
   「詳しさの中身」をつかませる

具体的な指示を!







◇尋ねて思い出させる

 ◎「子どもに尋ねて思い出させる」=子ども自身が


 ◎尋ね方
  ① 詳しさのほしいところ

② 一度に一つか二つ

③ 首を傾げたときは深追いしない
余白にメモ


 ◎書き直しはしなくて良い

  → 尋ねて答えさせることにより力が着く
 



□「思いや感じが書けない」と言う前に

 ◎思いも感じもせず書いてはいない


 ◎パターン化させてはならない
△ 「おもしろい・うれしい・楽しい・悲しい・寂しい・悔しい…」
    という言葉を付け加えて良しとしてしまう?

 
 ◎思ったり感じたりしたときの様子を
「どうしたか」「どうしていたか」
 



□「お話」づくりは深入りすまい
◎絵を見てお話を書こう  
  
  自分の暮らしに関連する絵を



  その絵が子どもの暮らしに近いものだと,子どもは作り話のつもりでも、やはり、
  自分の生活経験を語ってしまう

 
 ◎多用は禁物

   興味付けがねらい = 時々だと効果がある
 



□お説教よりまず共感

 ◎事実を思い出させる

  「ありのまま」は生活指導の前提

 


□前置きを短く

 注文 書く時間には書かせればよい
 



□読み返す癖

 ◎声を出して読み返す = 癖付け
 



□赤ペンでケチをつけるな

 ◎対話を生む赤ペン 

   ① 分かりやすく

 ② 赤ペンを多く入れるな

③ 楽しみ・励まし


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