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「もう一度読みたい子どものための文学」西本鶏介 ポプラ社 2014年 ⑦ / 「生活コンセプト1998」ハイライフ研究所 PHP研究所 1998年 ② 【再掲載 2012.2】 [読書記録 教育]

今回は、12月18日に続いて、西本鶏介さんの
「もう一度読みたい子どものための文学」の紹介 7回目です。



朝読書の本選び、子どもたちへの読み聞かせの本選びにぴったり、おすすめの本です。
紹介されている本はかなり以前に出版されたものが多いのですが、定番の本です。


出版社の案内には、

「『母子の愛憎』『動物への愛』『子どものユートピア』『探偵小説のヒーロー』など、そ
 のテーマにふれた内外の作品を二点ずつとりあげ、比較対照的に解説。異なる時代や環
 境で描かれた作品の本質から、人間らしく生きることの意味を考える。」


とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「『一ふさのぶどう』有島武郎 偕成社文庫  本物の教師とは何か」

- 友達のものを盗ってしまった子どもへの対処の仕方に学びます。
  鈴木秀子さんがこの話について詳しく書かれています。 


・「『ぼくのお姉さん』丘修三 偕成社」

- 元養護学校の教員の丘修三さんの短編集です。
  特別支援学校に通う子どもたちの姿が生き生きと描かれています。
  特別支援の子どもたちの素直さ、すばらしさが丁寧に分かりやすく表されています。  
 「ぼくのお姉さん」を、よく子どもたちに読みました。
  いつも、泣きそうになってしまいます。






もう一つ、再掲載となりますが、ハイライフ研究所による
「生活コンセプト1998」②を載せます。
22年前の世相、生活を懐かしく思い出します。
我が家の二人のこどもたちが賑やかなころでした。




<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「もう一度読みたい子どものための文学」西本鶏介 ポプラ社 2014年 ⑦

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◇人

◎「藤野先生」魯迅 講談社文芸文庫
   
 ノートを直し続けた藤野先生




◎「一ふさのぶどう」有島武郎 偕成社文庫
   
 本物の教師とは何か




◎「ちいちゃんのかげおくり」あまんきみこ あかね書房




◎「みどりのゆび」モーリス・ドリュオン 岩波少年文庫
 
 ファンタジーで書いた戦争童話の傑作




◎「ヒルベルという子がいた」ペーター・ヘルトリング 偕成社




◎「ぼくのお姉さん」丘修三 偕成社




◎「きかんしゃやえもん」阿川弘之 岩波書店




◎「ちいさなきかんしゃレッドごう」ダイアナ・ロス あすなろ書房
   
 1940年代イギリス




◎「急行北極号」CVオールズバーグ あすなろ書房
   
 サンタクロース




◎「子うさぎましろのお話」佐々木たづ ポプラ社
   
 クリスマス
   
 自ら悔いることにより罪から解放される




◎「山へいく牛」川村たかし 偕成社
   
 いかなる試練にもへこたれない意志の強さ




◎「はなのすきなうし」マンロー・ノーフ 岩崎書店
   
 ふえるじなんど 筋金入りの平和主義者




◎「風が吹くとき」レイモンド・ブリッグス あすなろ書房
   
 核戦争の恐ろしさ




◎「汽笛」長崎源之助 ポプラ社
   
 ほんとうにあったできごと




◎「ゆきのひ」エズラ・ジャック・キーツ 偕成社
   
 雪を喜ぶ




◎「だんだんやまのそりすべり」あまんきみこ 福音館書店
   
 仲間と一緒にする雪遊びの楽しさ




◎「皇帝の新しい服」アンデルセン 福音館文庫
   
 はだかの王様 

「何も着てやしないよ」痛烈に皮肉る




◎「おしゃべりなたまごやき」寺村輝夫 福音館書店
   
 天衣無縫

 子供たち自身の姿




◎「ふれ、ふれ、あめ」カレン・ヘス 講談社青い鳥文庫
   
 夏の日の恵みの雨




◎「おじさんのかさ」佐野洋子 講談社













☆「生活コンセプト1998」ハイライフ研究所 PHP研究所 ② 1998年 【再掲載 2012.2】

<出版社の案内> 1998年当時

長引く不況で先行き不透明な時代が続く日本。本書は、時代の「言葉」に明日のヒントを
見つけ、時代の半歩先を読んだ企画マン必読の書。



あと数年経つと二十一世紀を迎える。本書は、この歴史的な大変換を前にして、人々の生
活に何が起こり、それが何を意味し、次に何が起こるかを見つめ、まとめた本である。現
在の暮らしの中から特徴的な商品やサービスを洗い出し、次にそれらを括り、ポイントに
なるキーワードを探し出す。そして最後に、98年を読み解くためのコンセプトを練りあ
げた。

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◇原点復活

① 70年代回帰  

     ファッション,レトロバイク,キティ


② 日本の和み

     和ものブーム,将棋,下駄,無糖茶,緑茶


③ 楽しみの原点

     オープンカー,ポケモン,ミニ四駆


④ 原作復活

     スターウォーズ,ジャングル大帝,ミゼットⅡ





◇脱出願望

 ① 自己投影    

     失楽園,つぶやきシロー


 ② 気軽リセット

     一人旅,転職,離婚


 ③ 縁切り行動

     シングルマンション,共同墓地





◇存在確認

 ① つながり確認  

     プリクラ,女子高生写真消費

      = ビジュアルなしのコミニュケーションが得意ではない


 ② 役割感確認

     育てゲーム・たまごっち


 ③ 一体感確認

     エヴァンゲリオン ジモティ





◇他者委託

 ① 託宣願望    

     脳内革命,船井ワールド,自己啓発セミナー,ザ・スタア・オーディション


 ② 自己鑑定

     占いブーム,アロマ・クラブ


 ③ 依存症候群

     ペットロス症候群,ポケベル症候群,パチンコ症候群





◇自己放棄

 ① 引きこもり

     出社拒否,不登校


 ② 自己逃避

     ホームレス,アジア逃避
     
     (日本人が忘れた人々の生きる姿)


 ③ 現状破壊

     自殺,覚醒剤





◇衣

 ① 本物は繰り返す


 ② 自然にこだわる


 ③ 意外性の価値発見





◇食

 ① 手間をかけるか手を抜くか


 ② 体の中を健康にする 

     コラーゲン,サプリ,ウィダーインゼリー,キシリトール


 ③ 食のエンタティメント化


 ④ 数字で読ませる食品価値  

     十六茶,LA2.5  





◇住

 ① 日常をこだわる     

     ガーデニング 


 ② 安全・快適・健康住宅

     バリアフリー,アレルギーフリー,家の安全


 ③ 一家屋定住主義

     リフォーム増


 ④ 情報装置化

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