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戸田唯巳さんはこんなことを ② /「私の遺言」佐藤愛子 新潮社 2002年 ① 【再掲載 2012.12】 [読書記録 教育]

今回は、1月21日に続いて、わたしの「教育ノート(要約)」から
「戸田唯巳さんはこんなことを」の紹介 2回目です。

戸田唯巳さんは、教育界では知られた教育実践者です。
多数の御著書から、わたしは、たくさんのことを教わりました。


今回紹介する『お母さんの知恵』は1968年、半世紀前に出版された本です。
古い本になりましたが、今でも内容はいきているように感じます。



今回紹介分で強く印象に残った言葉は…

・「付け焼き刃の100点より、力を養いながらの60点」


・「お母さんのお尻が重くなるのと比例して子どものお尻も重くなっている」


・「大人がどれくらい「ムダだ」と言っても,子ども自身がそれを実感として持たない限
  り生きてこない。」



もう一つ、再掲載となりますが、佐藤愛子さんの
「私の遺言」①を載せます。
信じるか信じないか…





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆戸田唯巳さんはこんなことを ②

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◇「お母さんの知恵」 明治図書 1968年 (2)
 
□恥ずかしがる子

 照れ隠し

 … 仕草がふざけて見えたり図々しく思われたりふてぶてしく受け取られたり

    ↓

友達を利用する

 


□欲の先取りをする子

 「できる」と「できそうだ」を混同する

 お母さんの心の持ち方 気の持ちよう



 ◎ 付け焼き刃の100点より、力を養いながらの60点

 


□お尻の重い子

 小さいころは手伝ったのだが
子どもが使いやすくなったので自分が楽をし始めた(気分本意)



◎ お母さんのお尻が重くなるのと比例して子どものお尻も重くなっている。

  子「私ばかり使って…」

親「大きくなるほど横着になる」



 ◎ 意識を「しつけているんだ」教育してるんだ

 


□むずがる子  

 気ままは依頼心の表れ



 依頼心が強いため生じているきつさ 勝手さ 気ままさ

他人のせいにして腹を立てる

↓↑

 ◎ 世話の焼きすぎ
 



□物を欲しがる子

「安物買いの銭失い」も必要

 ムダの効用



 ◎ 一言が消える
 
 ◎ 大人がどれくらい「ムダだ」と言っても,子ども自身がそれを実感として持たない
  限り生きてこない。-子どもの予算生活

 


□後かたづけのできない子

 片づけに興味を持たせる

 


□几帳面すぎる子

 逆らうことがかたくなにしている



 ◎ 偏食を矯正しようとしてかえって食わず嫌いをつくるのに似ている



 ◎ さからわない 無関心を装う

 ◎「融通が利く」 = ものごとを見分ける目が必要


           
 ※ 子どもにゆとりを持たせる













☆「私の遺言」佐藤愛子 新潮社 2002年 ① 【再掲載 2012.12】

<出版社の案内
北海道に山荘を建てたときからそれは始まった。屋根の上の足音、ラップ音、家具の移動
をともなう様々な超常現象、激しい頭痛。私はあらゆる霊能者に相談してその原因を探っ
た。そうせずにはいられなかった。やがてわかった佐藤家の先祖とアイヌとの因縁。霊界
の実相を正しく伝えることが私に与えられた使命だったのか。浄化のための30年に及ぶ
苛烈な戦いを記した渾身のメッセージ

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◇試練の始まり

□「不思議なこと」-「妖しい気」



□死ぬとは無になることではない 
  
「死後の世界」四次元的世界



□守護霊4つ 
  
 ① 主護霊    400~700年前に他界した先祖(基督教 聖隷)

 ② 指導霊    人の趣味・職業

 ③ 支配霊    運命をコーディネート

 ④ 補助霊    三役霊を手伝う 古くない先祖
  


□輪廻転生  魂の浄化のため

「魂は霊性の進化を続ける旅人だ」

前世の記憶は消されているが波動(前世の観念・先祖の観念)はインプットされている


<寺坂多枝子女史>
   日本霊科学教会代表


 <江原啓之氏>
   北沢八幡宮神職 和光大中退・國學院大卒

   今の人格を上げることが最良  

   霊能者は皆孤独

日本心霊科学教会


 <大西弘泰氏>
   審神者(さにわ) - 神託の解釈者,神のお告げを承る人

   招霊は霊媒と審神者が組んで行う
ホンモノか見極める眼力と語りかける口調

  3つの霊媒の型
     ① インスピレーション型霊媒

② 半入神型霊媒

③ 完全入神型霊媒
  


□昭和49(1974)年 
  
 小林秀雄「信ずることと知ること」講演

「…府は技を不思議とする心(素直な)を失っている…」



□アイヌへのシャモのひどい仕打ち

アイヌ勘定」鰊や鮭の交換

  <例>
   マキリ(小刀)一挺と鮭10本の校勘

  「始まり」12345678910「おしまい」 = 全部で12本取る
 
   → 人を疑うことを知らない純朴な人々

  長い長い蝦夷侵略の歴史と日本人の傲慢さ

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「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ④(最終) / 有田和正さんはこんなことを ⑥【再掲載 2012.9】 [読書記録 一般]

今回は、1月25日に続いて杉山正明さんの
「京都御所西一松町物語」4回目の紹介 最終です。



出版社の案内には

「京都御所の西にある小さな街区「一松町」から定点観測すれば、京都1200年の出来事
 が鮮やかによみがえる。この町の住人でもある歴史家が、ローカル&グローバルな視点
 で語る、まったく新しい京都歴史読本。」

とあります。


ここ何年か、年に数回行っていた京都ですが、一昨年の暮れからいけない状況です。
時々訪ねたくなります。


今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「恐るべき古さ  667年 誓願寺(今は新京極)」


・「兼好が語る『こかわ』 89段『奥山に猫またというもの』-小川のほとり」


・「『小河』の水上レストラン  ~ 鴨川・納涼床のはしり?」


・「秀吉は時代の魔術師 パタパタと扇を仰ぐように日本をとりまとめた~急ごしらえ」





もう一つ、再掲載となりますが、わたしの教育ノートから
「有田和正さんはこんなことを」⑥を載せます。
教育実践家として知られた有田和正さん(故人)から多くのことを教わることができます。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg




<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ④(最終)

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Ⅵ 過ぎし日の一条小川の記憶  京外の祈りと楽しみの場

1.はじまりは誓願寺か

  恐るべき古さ  

  667年 誓願寺(今は新京極)



2.小川と誓願寺に関わる二人

  清少納言と和泉式部

  才女たちの時代

  二人の女人伝説



3.女人往生の寺と和泉式部伝説

  誓願寺と法然  浄土宗

  和泉式部と一遍 そして謡曲

  時空を超えて生きる和泉式部



4.兼好が語る「こかわ」と一条室町

  89段 「奥山に猫またというもの」
  
      小川のほとり 

  小川と革堂

  魔女のウワサ



5.故書が伝える小川の姿

「小河」の水上レストラン
   ~ 鴨川・納涼床のはしり?

 小川一町
   ~ 小川うつぼや町(靫屋町)






Ⅶ 秀吉が開いた近世京都 豪奢絢爛たる時代

1.信長から始まる次なる京への道

  信長と京都
    信長と一松町界隈

  1559年 上洛 - 寄宿先は室町通上京うら辻

  1570年 上洛(義昭を奉じて)「上京・ろ庵」に投宿

    「元ろあん町」と武者小路での築城プラン

「上京ろ庵」 ~ 「半井馬廬庵」名高い医師

     上京中学の北側 = 一松町の南端辺り

        |

  信長 自分の城計画 武者小路通辺りに



2.幻の信長の居城 そして京都御苑

  一松町には一条殿と日野殿の公家屋敷



3.稀代(きたい)のイリュージョナリスト秀吉

  秀吉への悪口は徳川家へのコンプレックスの裏返し

  徳川・松平
   ~ もともと新田・足利近辺時宗の破れ坊主の流れ者
  
     三河の土豪程度の未亡人の入り婿が始まり 



 ◎ 「下民からの成り上がり」という秀吉への悪口はうさんくささをごまかすため
 秀吉は時代の魔術師
パタパタと扇を仰ぐように日本をとりまとめた ~ 急ごしらえ



4.秀吉の京都大改造と聚楽第の出現

  秀吉 京都大改造
  
     伏見城 聚楽第 お土居  

  大航海時代というナンセンスな考え
小さな船

  巨大な外城・外郭・団郭をもつ



5.聚楽第とお土居

  日本史上唯一の王城を囲む壁

  1591年 全長23㎞羅城-京廻ノ堤

高さ3.6~5.4m 厚さ18~20m

  幻の聚楽第
上京中学・新町小学校から金箔瓦



6.京極竜子の光と影

  京極家のお姫様

  信長・光秀・そして秀吉



7.秀吉が憧れた京極竜子

  おねと京極竜子

  京極竜子と誓願寺

  洛中の寺院を寺町通に移させた





Ⅷ 幕末・明治維新と御所西一帯

1.日本と世界がともども変わる時代

  ペリーの世界史的意味

  再び京都が政局の焦点となる
薩摩 - 相国寺からの借地  → 同志社

  悲劇の皇女和宮の降嫁



2.京に吹く時代の嵐

  京都守護職・松平容保(かたもり)の登場

  新撰組と壬生の屯所



3.朔平門外の変 - 姉小路公知の暗殺

  文久3年5月20日京都御所の北

  桜田門外の変と

  町田さんの推論



4.蛤御門の戦いと「ドンド焼け」

  七卿落ちを逆襲する長州





Ⅸ 戦争から現代で

1.不幸と困難の始まり

5.一松町についての記憶













☆有田和正さんはこんなことを ⑥【再掲載 2012.9】

◇「学級づくりと社会科授業の改善」明治図書

□中学年・学級づくり
 
 中学年の子供の特徴

  = ○行動したとおり考える
○やりたいことが多く注意散漫
○活発な自己主張 
  ○グループを好む
○自信に満ちあふれた子供


 学級づくりの課題
  ①意見の対立しやすい教材の提示

②「はてな?がたくさん出て調べられる学習」

③「紙芝居,地図づくり,パノラマ,新聞づくり-活動的な学習」



   ◎ 事実に学ぶ
◎ 足で稼ぐ社会科

 

□授業を深める学級づくり

(1) 問題解決的話し合いをどうつくるか

  → 知的好奇心をゆさぶる


(2) 集団思考をどう指導するか

  → 集団化の契機

集団思考を深める

 

□求められる授業感の転換

(1)「問い」を発見する授業

新鮮な出会いをさせる

固定観念のひっくり返し →問いを持つ子から問いを発する子に

教材や他の子供によるゆさぶり


(2)体験的な学習

  見学 調査 実験 制作 操作 作業 身体表現

 

□中学年社会科

中学年で育てたい力
①事実を確かに見る力

②事実で考える力

③足で調べる

④個性的表現力





◇「このユーモアが明るい子を育てる」 有田和正 企画室 ①

□ユーモアは笑うことから

 とにかく笑いましょう
   小さな事に笑える人になろう
     ①母親がいつも笑う

②十分な睡眠

③朝食をきちんと採る

  ◎ 笑うのに理屈はいりません ただ笑えばよいのです 
   
  ◎ おもしろいから笑うのではありません 笑うからおもしろいのです
   
  ◎ 悲しいから泣くのではありません 泣くから悲しいのです 
 


 笑いの練習を始めよう
明るく元気な返事をする

おもしろい話を見つけて話す

おもしろい見方をするように練習する

「すごい見方ができるね!」
◎ 子供は植物と同様太陽の方に伸びていく ほめられた方向に伸びる

 「笑いを忘れたカナリア」からの脱出法

「毎朝鏡の前で笑顔を作りなさい!」

「いつまでいい夢見ているの?」

「○○ちゃんてよく笑うね」と暗示を掛ける
 


□三種類の笑い 

① 快の笑い

    口が目より先に行く = 動作を伴う


 ② 社交上の笑い

    目と口が同時に動く


 ③ 緊張緩和の笑い

    目が先に笑う
 

 笑う門には福来たる
 「健康ほど幸せなことはないでしょ」

 「笑いのある家が幸せよね」
  子供をその気にさせるお母さんの不思議な力
  母親は医者、易者

 ◎ ユーモアは子供への最大のプレゼント

 ◎ 笑いは病気を治す
 

明るく機嫌のいい子に! 
◎「君はいつも明るいね」
 ◎「暗示の効用」
 ◎「あなたっておもしろい人ね」


 ◎ お母さんがまず笑いの模範を!


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