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「先生」クレオ編集部 クレオ 1998年 /「現代教育直語」八ツ塚実 光雲社 ① 1998年【再掲載 2012.12】 [読書記録 教育]

今回は、クレオ編集部による
「先生」を紹介します。



出版社の案内には

「戦中世代も、団塊世代も、現代っ子も、みんな書いた!あのときのあの先生のこと」

とあります。


本を読むと、心にじんとくるのですが、
要約の技術不足でそれがうまく伝わりません。
機会があれば、ぜひお読みください。
心が温まる本です。




もう一つ、再掲載となりますが、八ツ塚実さんの「現代教育勅語」①を載せます。
今から20年以上前、NHKラジオ深夜便「こころの時代」で
八ツ塚さんの「教壇で学んだ人間学」を聞きました。
その実践に心振るわされ、以降、八ツ塚さんがわたしの目標の存在となりました。
何冊かの本が出されていますが、いずれも教員としての意欲を高めてくれます。







<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。










☆「先生」クレオ編集部 クレオ 1998年

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◇先生

何より信頼関係



「ロケットのねじ」 
  ロケットはたった1つの部品でも欠けていたら飛ぶことができない



「あのてのぬくもり」 
  教頭先生



「私を変えてくれた先生」
  いじめ



「ぱっとしない親父」
 「顔見たら安心したよ」



「T先生が私に与えてくれたもの」
  夏休みの宿題 - 紙芝居作り

出来上がるまで根気よく仕上げる - 待つ



「頼むぞ」 
  メダカ係を指示されて知らないフリをして「頼むぞ」



 無愛想な先生の深遠さ
  朝刊一面のコラムを読んでから授業を!



 心優しい山口先生
  退学の子どものために…



 田中先生の処方箋 
  それぞれの子どもに応じて処方箋

ものさし背筋 目立たない子に肩たたき 家庭へのお願い
  


 2人の先生の言葉
  「なによあの土方」

「土方がいけないことなのか」



 こころの絵の具 
  安部広海(静岡 教員 46歳)
子どもの頃貧しくて絵の具を買えず

先生に果物の汁での絵の具(写生大会)

→ 工夫して描くことを覚える(感動と心)
  


 ありがとう嘘をついてくれて
  恵まれない子どもをとにかく励ます



 先生の背に見たもの  
  耳痛の子を病院・家へと40分背負って歩いて(小1)

山道 - 雪 長靴を脱いで(滑るから)

  → 50歳過ぎても雪のたびに先生を思い出す

あのころはみんなの中に素朴な厳しさがあった



 カレーと水着と先生 
  陰で子どもを支える



 涙に仰げば月も泣き 
  「人生」は挑戦だ 

   挑戦は夢を実現し幸せを運んでくれる
             
   幸せの基盤は人間関係である


※第1回クレオ公募コンテスト「あのときのあの先生」 1175通応募 平成10年11月











☆「現代教育直語」八ツ塚実 光雲社 ① 1998年【再掲載 2012.12】

<出版社の案内>

キレル・シラケル・いじめ・荒れる子どもをどう救うか。教育を崩壊させないための 33ケ条。

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◇「叩きのめされた八ツ塚教育」   埼玉県本庄市立本庄東中学校教頭より
「感動は日々作り出していくものである」


真似るべきは,人間への限りない信頼であり,愛情である


アルバム資料
  ・「神泉中の実践」
 
  ・「塙保己一の偉業」

  ・「星野富弘さんとの出会い」





◇「許されぬ人変わらぬ人柄」   剣塾:横山良輔より

八ツ塚さんの口癖

「『人間ってのは,生きさせてもらっている』この心を忘れてはいけないよ。他の生命
 に,他の人に対して,ありがたいと思って生きなきゃあ。」







◇本文より

1.自殺したくないから学校へ行かない

「熱血教師」? 「教師面」×


「教師面」ほど鼻持ちならないことはない

    無反省な教師面が教育の仕事を毒してしまう

           ↑↓

 ◎「教育は特別なもの」という意識  しかし,教育もまた社会生活の一分野    

※文部省の不登校統計 

「この調べて発表するやり方こそ,こどもたちの中に学校から遠ざからずにおられない
  子どもを作っている」





2.「6月23日は何の日?」

□阿波根昌鴻(あわごんしょうこん) 伊江島で平和運動

1月26日沖縄の新聞-145000人の戦死者の名前

「平和の礎」1995年6月


□NYタイムズ ボールドウィン

「生きるために戦う者(米軍)と死ぬために戦う者(日本軍)との世界史上空前絶後の大決戦
 だったと伝えています。礎には軍籍・国籍を問わず,全ての死者の名前が刻み込まれま
 した。」



※ 「何かと言えば折り鶴」に一石




3.人間は時として自然より凶暴だ

□沖縄教組教育会館 
   
 3階会議室のステージ壁面は子どもの名前で埋め尽くされている
        
  = 沖縄戦で亡くなった子ども・教職員の名前

 
□1995年6月 全戦没者の名を刻む礎 1186面の黒御影石の刻銘板
 
 ◎全員の名前ではない - 20万超の人の名が確認できずにいる人も
母国語で本名

   
 ◎「平和の灯」
   ① 座間味村阿嘉島の灯 
  
   ② 広島の「平和の灯」
  
   ③ 長崎の「誓いの灯」

 ※6月23日現在 234183名(執筆当時=ハマコウ註)




4.文部省にできないことをするのが日教組の使命

◎ 時代がどう変わろうと絶対に変えてはならないことがある。


◎ 変えてはならないものを絶対に変えないために,大胆に変えなくてはならないことが
 ある。

  ← 取り違えない確かさこそ

 
◎「人間関係なきところに教育なし」



集団としての営みの決着点に「個と個のかかわり」がある。

 
◎ 子どもの世界が病んでいるのは「人間関係に思いが至らない粗雑な教育現場」であり,
 そういう大人社会なのだ。

 
◎ 日教組の使命は,文部省にできないことをすること,末端の組合員の哀歓を守り続け
 ること,教職員が最終の責任と「個として果たす」ことを保障し続けること            
                ∥

※ 個の仕事を支えて育てて守ることこそ日教組の使命




5.どんな言葉,どんな行為で子どもと向き合うか
 
□体罰の問題をマスコミや現場知らずの教育評論に委ねてよいのか?

「人間関係の成立の有無」
 
 ◎ 殴ってもメッセージが伝わるほどの人間関係ならば,当然穏やかな中で通じる
     
   
 ◎ 人間関係が欠落した間柄なら殴っても伝わらないし 穏やかでも伝わらない    

 
□教育現場最前線にいる人につきつけられている問い
   
 ◎ どんな言葉で子どもと向き合うか  

   
 ◎ どんな行為で子どもと向き合うか




6.50年前国を挙げて「ダイニッポン真理教」に入信していた

□かつての日本  
   
 教育が巨大なイニシエーション機構と化していた
各学校はことごとくサティアン 

   奉安殿と称する礼拝施設



 ◎ 国を挙げての「ダイニッポン真理教」に入信していた
   
   脱会届も許されない ~ 死を賛美する  

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