SSブログ

「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ② /「なぜ学校に行かせるの」寺脇研 日本経済新聞社 1997年 ① 【再掲載 2012.1】 [読書記録 一般]

今回は、1月16日に続いて杉山正明さんの
「京都御所西一松町物語」2回目の紹介です。



出版社の案内には

「京都御所の西にある小さな街区「一松町」から定点観測すれば、京都1200年の出来事
 が鮮やかによみがえる。この町の住人でもある歴史家が、ローカル&グローバルな視点
 で語る、まったく新しい京都歴史読本。」

とあります。


京都市の地図を調べると、
京都市、上京区一松町は3年前まで学生だった長男が間借りしていたところのすぐ近く。
歩いて、1、2分の場所。よく通ったところでした。
懐かしく思い出すと共に、訪ねたくなります。コロナ禍でいけないのですが。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「焦点は中心京都御所 1855年再建 東西294m 南北448m 33万坪」
- 京都を訪ねると必ず訪れた京都御苑。歩くのが好きでした。


・「意外なほどに話題の多い霊光殿天満宮」
- 「天下無敵必勝利運」の額が鳥居に掛けられています。
  元寇と関係があるとのことです。


・「室町通と一条通が交差する辻がかつては京都の中心」
「かつて京の街の中心は室町一条の周辺 - 本田味噌の周辺」


もう一つ、再掲載となりますが、寺脇研さんの
「なぜ学校に行かせるの」①を載せます。
およそ20年前に出版された本ですが、
当時「ゆとり教育」を引っ張った寺脇研さんの本は今どのように評価されるでしょうか。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg




<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ②

1.jpg

Ⅱ 御所町とその四周

1.ぶらぶら歩きの楽しさ

□今出川通  

 ハイセンス
   同志社大学 同志社女子大学


□木立の中の梨木神社


□廬山寺と紫式部


□壮大な相国寺

 今は物静かな空間

  1392年 南北朝合一時に完成




2.京都御苑の中の文化遺産

□「桂の御所」和宮


□旧近衛邸跡 

 桂の御所の西側一帯

 近衛池


□焦点は中心京都御所

 1855年再建 

 東西294m 南北448m 33万坪


□九条池と九条邸のすばらしさ そして厳島神社

 御所南
   女神・海の神

白雲神社・宗像神社・厳島神社




3.御苑の内と外

□御苑の西南

 宗像神社


□西園寺家と共に生きた白雲神社

 西園寺家の妙音堂 → 白雲神社

 西園寺公望 私塾「立命館」→ 名を受け継ぐ

御所東に広小路学舎


□まことにつつましやかな菅原院天満宮

 菅原邸址

 静か~北野天満宮との隔たり


□意外なほどに話題の多い霊光殿天満宮

 新町通西に霊光殿天満宮

村社-弘安の役にちなむ(家康)「天下無敵必勝利運」

若江家







Ⅲ 上京御所西・一松町-暮らしの中の街角

□これから始まるいくらかの前置きとして

 一松町と言うところ


 虎屋角を西に折れると一条通
室町通りと交錯

  「花の御所」-足利義満
今出川通を越えたところ

  西に向かって室町通りに門を開いた
 
            ∥
  
          室町幕府         
 
 ◎室町通と一条通が交差する辻がかつては京都の中心(~江戸中期)
     
  - 一松町 



1.京の中心はどこだったのか

□「一松町新聞」のささやかな連載


□かつて京の街の中心は

 室町一条のその周辺 

 - 本田味噌の周辺
   

□一条札辻とは
      
 室町一条 ~ 立て札     

 京の中心(~1740)




2.一松町という立て筋の通り

□一条通

 ~ 今よりもっと太い大通り  

 平安京のはし




3.「図子」がつくる小世界




4.四百年前の面影

□一条坊図子の北側

 -「む志やの小路」 → 武者小路通


<武者小路通と武者小路千家>

 茶室「官休庵」 四代 一翁宗家












☆「なぜ学校に行かせるの」寺脇研 日本経済新聞社 1997年 ①【再掲載 2012.1】

<出版社の案内>

現役文部官僚が世間のジョーシキに大反論。子どもは「人質」ではない。いますぐできる
「学校を楽しくする方法」教えます。

1.jpg


◇寺脇研
  
 1952(昭和27)年   福岡生まれ
  
 1975(昭和50)年   東京大学法学部卒業 ミスター偏差値

 以後 広島県教育長 文部省医学教育課長 

 現在 文部省生涯学習局生涯学習振興課長(註:執筆当時-ハマコウ)



◇何でもあり 
  
 前提 - 情報伝達手段の発展・国の豊かさ

 「何でもあり」   ←→   「こうでなければいけない」
学習             教育 
 


◇熱血先生  
  
 熱血先生は押しつけ先生 - 先生の独りよがり = 押しつけ


これからの先生

  「本当にやるべき責任だけを果たしてもらって,それ以上のことは押しつけがましく
   やらない」



※ 本当にやるべく事をあつく
 


◇権利と責任 
  
 家庭教育

 「していいことといけないことのけじめを教える」

  ※ 権利と義務は表裏一体 = 家庭教育の役割


 先生の守備範囲
 
 本分 = 指導要領の中味をきちんと身に付けさせること

   家庭・地域・自主性に任せる部分を



 ※ 一生懸命にやってもだめだったら,それを自分の責任で引き受けていくことも大切
 


◇骨は強いが関節が弱い

 小中のつなぎ 中高のつなぎ

小中一貫   中高一貫
 


◇勉強    
  
 理由目的
  「夢を実現したいから」 → 苦しいことには耐えられる 



※ 自発的に勉強する子を育てる


 ※ 進路指導 = 子供が夢を見つけていく時間 生活科・社会科
 


◇生きる力  
  
 人生80年 生きる力 = 百年を生き抜いていく力
 


◇小中学校教育 
  
 市町村の裁量で - 負担も市町村民が


 30人学級も可能 ~ 予算上積・自己負担
        
 
 先生は親や子供によく説明すべき = 説明責任 

  
 官僚制
   ~ 人への責任転嫁・自分のみ大過なく
  
     日教組対文部省
 


◇学校が変われば生徒も変わる

 悪いと思われている学校ほど中を見せるべき



今以上に評判が悪くなることはない

= 積極的に学んでいる姿を外に
 


◇公立と私立 

 私立 … 特定の目的

公立 … 特定の意識を持たない ~ いろいろな人間
 


◇校区の弾力化 
 留意 … 学校を選ぶのはあくまでも子供 - 定数制が問題
 

◇就職協定廃止 
  
 企業
 「学歴・卒業歴ではなく,学校で何を学んできたか,どんな人間かをじっくり見て採用
  する」事が大切
  
              ↓

  ※ 良い学校に入ったらいい企業に入る世の中の崩壊



  ※ 企業が変わっている(終身雇用制の崩壊)
 


◇学校序列  

 どんな職業があるかどんな役割を果たしているかどんなやりがいがあるか,その職業に
就くにはどんな資格や勉強が必要か



 ※ 情報を的確に伝え将来の進路を選ぶ手助けをしてもらいたい



「医者がだめならこんな職業もあるよ」
 

nice!(140)  コメント(2) 
共通テーマ:学校