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「私塾の研究」童門冬二 PHP文庫 1993年 ⑥(最終) /「津波と原発」佐野眞一 講談社 2011年 ②【再掲載 2012.7】 [読書記録 歴史]

今回は、2月19日に続いて、童門冬二さんの
「私塾の研究」6回目の紹介 最終です。



出版社の案内には

「松下村塾、適々塾、藤樹書院など、江戸期の私塾からは有能な人材が輩出し、近代日本をつくる大きな原動力となった。なぜ若者は私塾にひかれ、いったいそこでどんな教育が行なわれたのか。本書は全国の著名な私塾20カ所を取材し、当時の状況を詳しく解説した。」

とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「豊後の三賢人 広瀬淡窓・三浦梅園・帆足万里」


・「重商主義を主張した二人の思想家 海保青陵と本多利明」


・「保科正之 秀忠の隠し子 → 家光が優遇 高遠藩主に」


・「名を残さない努力をした人々」



   
もう一つ、再掲載となりますが、佐野眞一さんの
「津波と原発」②を載せます。
原発が生まれた背景を本書で知ることができました。




25日の未明、いくつものサイレンの音が聞こえました。
一度目が覚めたのですが、再び寝て、起きたのは4時頃。
一仕事をして5時30分過ぎ、いつもと同様、20分間くらいの犬の散歩に出かけました。
少し歩いて角を曲がると、いくつかの赤燈が回っています。
先に消防の方が交通整理をしていて、いつもの道は通れませんでした。
焦げ臭い匂いがして、先に白い煙がもくもくと上がっていました。
帰宅後消防情報を検索すると、町のお宮さんの近くだと分かりました。
乾燥が続き、強い風が続きます。
火の元の用心に注意しなければと思っています。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「私塾の研究」童門冬二 PHP文庫 1993年 ⑥(最終)

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◇西えん精舎(大分県日出町)

 弟子の隠れた才能を見抜く 帆足万里


 日出の神童・帆足万里
豊後の三賢人 広瀬淡窓・三浦梅園・帆足万里

  1778年生 
   1815年 脇愚山に学ぶ
1821年 大阪 中井竹山に学ぶ
1822年 京都 皆川淇園に学ぶ
1824年 福岡 亀井南実に学ぶ


 書物をほとんど記憶した暗記力


 適材適所を見抜く師
小田 記憶力乏しい → 華岡清州を紹介 → 魯庵 外科医に


 学生を三段階に分けた


 和魂洋芸の思想と大学設立の志
   グローバルな目に


 学者家老の財政改革 
   人事大刷新+財政総点検





◇拠遊館(金沢市)

 流通経済の解放を模索した上田作之丞


 重商主義を主張した二人の思想家
海保青陵と本多利明


 藩政批判としての塾
本多利明の説を尊重 → 本多家が登用 やがて浪人
   ↓

小立野に塾 拠遊館 奥村追放目指す


 ポスト独占で挫折した改革 
   黒羽織党,ふぐ党 上田門人の独占


 金沢の今
   城下町の面影





◇天山塾(長野県高遠町)

 隠居後も門人育成に努めた坂本天山


 砲術と易経の融合
坂本天山 砲術家-兵器の哲学化  鉄砲の改良に中国儒学

  藩校 進徳館 伊沢修二(唱歌)・多喜男(官僚)兄弟 中村不折(洋画家)


 高遠桜の悲話 
   耳や眼は常に高遠の外に


 保科家と内藤家
   保科正之 秀忠の隠し子 → 家光が優遇 高遠藩主に

    
   徳川家への忠誠
会津藩の伝説 会津魂,会津精神

   内藤家(元禄~)1745.5.23 
     天山生 23歳で家を継ぐ

120石の給与

「文を学べ,武はむしろ余技にすべきだ」
荻野流砲術

荻野照良の教えを請うた → 独力で


陥れられたお役後免に蟄居処分


足で学びフィードバックする


坂本天山の史跡 

  高遠石工で有名





◇明道館(福井市)

たった一年で人材を育てた橋本左内


徳川幕府再建の志
    橋本左内 安政の大獄で井伊直弼に殺された



◎ 挙国一致による幕府再建が彼の目的


 橋本左内の史跡


 十五歳の「啓発録」稚心を取ろう


 国を富ませるのは誰だ 
   1849年適塾入り


 改革を根本は政教一致にあり
  

 1855.3.15明徳館 左内が改革

わずか一年の明道館改革




◇藤樹書院(滋賀県安曇川町)

「愛敬」の思想を説いた中江藤樹


 中江藤樹の精神が宿る町


 馬方に教えた人の道


 自分との戦いそして脱藩
塾の敷地中に藤棚 祖父の指導 「大学」書物に

自分と戦い自分の至らなさを克服して聖人に 独学で

                              
 学問の到達点 「愛敬」


 門人 熊沢蕃山 商売-酒売 売る量を労働時間に応じて決めた

   弟子ためのテキスト

   了以のため「医学の早わかり手引き」テキスト書いた


 名を残さない努力をした人々











☆「津波と原発」佐野眞一 講談社 2011年 ②【再掲載 2012.7】    

<出版社の案内>

日本の近代化とは、高度成長とは何だったか?三陸大津波と福島原発事故が炙り出す、日
本人の精神。東日本大震災にノンフィクション界の巨人が挑む、書下ろし四〇〇枚。東日
本大震災ルポの決定版。
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第2部 原発街道を往く

◇第1章 福島原発の罪と罰

□逮捕覚悟で原発地帯に入って

 4月25日 双葉町へ


 大メディア

 「彼らは事実を伝える代わりに学者や評論家のもっともらしい言説を載せて言論機関と
  しての体面を保とうとしている」

↑↓

◎ 功名心むき出しのジャーナリスト



□浜通りと原発銀座

 ・浜通り    埴谷雄高 島尾敏雄


 ・中通り    文化の雑種性  西田敏行 梅沢富美男


 ・会津     頑固 筋っぽい  佐藤慶 長峯ヤス子



□東電OL・渡辺泰子とメルトダウン

 ・東電幹部の慇懃無礼



□現代版「原発ジプシー」



□無人の楢葉町役場と「天守閣」



□満開の桜と野生化したペット 「沈黙の春」



□禁止区域に立ち入る牧場主

「ここに来て悲しそうな牛の目を見てみろ。言いたいのはそれだけだ」
    

 福島県警の隊員
  「国はデータを隠している もうここにはいない方がいいですよ」

  
 エム牧場(浪江)農場主 吉沢正巳氏(57)



□原発には唄も物語もない



□ほうれん草農家の消息



□陸軍の飛行場が原発に



□天明の飢饉と集団移民

相馬中村藩 1783~ 4年間飢饉 最盛時の半分に

  人手不足により農地荒廃 → 集団移民


 幕府に隠れて 加賀・越中・越後・能登・因幡から 
因幡から浄土真宗大谷派 正福寺が北陸移民の拠点

◎他藩からの移民 「シンタチ」と呼ばれ差別 新立 垢新立
      「…これまで苦労してきた先祖のためにも…」


 ※ 原発建設に伴う国からの潤沢な電源三法交付金は「福島県のチベット」をたちまち
  裕福な町にした

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「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ」shizu 講談社 2013年 ①  /「すがすがしい空間」 曽野綾子 『2011 ベスト・エッセイ』光村図書 より 2011年 【再掲載 2013.11】 [読書記録 教育]

今回は、わたしの「教育ノート(要約)」shizuさんの
「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ」の紹介 1回目です。



出版社の案内には、

「手を洗うときの言葉かけ、食事をしながらの言葉かけ、いっしょに料理をするときの言
 葉かけ、散歩のときの言葉かけ、遊びながらの言葉かけ―ABA(応用行動分析)を利用
 した『言葉かけ』をすれば、楽しみながら家庭で子どもの力を伸ばせます。」

とあります。



ABAの働きかけ8つのポイント、支援の基本であり大変大切だと感じます。
常に忘れないようにと、自分に言い聞かせます。




今回紹介分より、強く印象に残った言葉は…

・「目標を小刻みにして『できたら褒める』を繰り返す」


・「褒め言葉は適切な行動の直後に掛けよう」


・「楽しみながら無理なく反復練習できる工夫を」


・「必ず成功体験で終わりにしよう」





もう一つ、再掲載となりますが、曾野綾子さんの
「すがすがしい空間」を載せます。

光村図書から毎年出される「ベスト・エッセイ」、毎年読みます。
暮らしの中からいろいろなことに気づかせてくれます。おすすめです。








<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ」shizu 講談社 2013年 ①

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◇はじめに
 
□切実な問題
   
  ① なかなか診断が付けられない


  ② 診断はされたけれど実際にどのように対応すればよいか医療機関では教えてもら
   えないことが多い



□代表的療育法 ABA(Applied Behavior Analysis 応用行動分析)





◇ABAを利用した言葉かけのすすめ
 
□ABA
  ① 課題を細かく分け(=スモールステップ)、できたら褒め、成功体験を重ねて自
   己肯定感を高める

  ② 定着させたい行動を褒めることによって強化する

 
 
□ABAの働きかけ8つのポイント
① 親と子のいい関係を築こう

② スモールステップで成功体験を重ねよう 

 ③ 褒め言葉を効果的に使おう

 ④ できない課題には手助け(プロンプト)を
子どもの背後から動作の補助
   
 ⑤ コンプライアンスを築こう
子どもが療育の指導者に従う姿勢 - 親の毅然とした態度も

 ⑥ 繰り返して記憶や行動を定着させよう

 ⑦ 必ず成功体験で終わりにしよう

 ⑧ 課題を設定し記録を付けよう




① 親と子のいい関係を築こう

笑いとスキンシップ



② スモールステップで成功体験を重ねよう

目標を小刻みにして「できたら褒める」を繰り返す



③ 褒め言葉を効果的に使おう

褒め言葉は適切な行動の直後に掛けよう

お菓子のご褒美は与え方に一工夫
    子どもとのハイタッチもOK



④ できない課題には手助け(プロンプト)を

指さしプロンプトで正解に導こう

    プロンプトに頼りすぎない



⑤ コンプライアンスを築こう

コンプライアンス  -  サリバン先生とヘレン・ケラー-

  一貫して自分が指導 → しっかりとコンプライアンス
  
  あきらめず働きかけることの大切さ



⑥ 繰り返して記憶や行動を定着させよう 

根気強く付き合おう

楽しみながら無理なく反復練習できる工夫を



⑦ 必ず成功体験で終わりにしよう



⑧ 課題を設定し記録をつけよう

課題には短期集中で取り組み行動を定着させよう
今月の課題 ・目あわせ練習 ・指さし練習 ・歌いながら手遊び
         ・毎日絵本2冊 ・配膳の手伝いをさせる ・一日30回褒める

  日々の記録は療育の励みやヒントにつながる

        |

  ※ 過去と現在を比べて褒めよう      














☆「すがすがしい空間」 曽野綾子 『2011 ベスト・エッセイ』光村図書 より 2011年 【再掲載 2013.11】


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 子供の頃は、部屋の中を乱雑にして暮らしていた。


 壮年中年の頃は、作家の部屋は足の踏み場もないほど本が散らかっていて当然という意
識だった。


 どんなに乱雑でもほしい本はどの辺にあると覚えているものだ、というのは、半ば本当
で半ば嘘だった。


 埋もれた本はなかなか探せない。


 しかし本の中の必要な項目が、右か左かのページのどの辺に書いてあったかということ
は不思議と残像現象のように正確に覚えていた。


 中年を過ぎて体力がなくなる頃から、私は今度は整理魔、捨て魔になった。


 その背後には、83歳で亡った母の身じまいの見事さがある。


 彼女は、死後、整理だんす一棹分の身の廻りのものしか残していなかった。死後の整理
は半日で済んだ。




 私はまず家中の飾り物を捨てた。


 文鎮、記念品、写真、手紙、手書き原稿などをどんどん捨てた。


 原稿と写真は何千枚と数日掛かりで焼いたので、夫と二人、煙で喉を悪くした。


 私には整理の才能があるようだった。若い頃は陶器も好きで買い込んだが、また今度は
惜しげもなくもらってもらった。


 物置も食器戸棚も、整理すると空間が生まれる。


 私はその空間を、貴重なものと感じるようになったのである。


 その空間は、私が死んだ時には、残された家族が「片づけなくていいので」ほっとする
空間だろうと思われた。


 私が残すべきは、ものではなくて、彼らが何にでもすぐさま使える空間であるべきだっ
た。


 空間はまたしかし、私に心の自由も与えてくれた。


 もしほんとうに再び欲しいものができたら、本でも陶器でも買えばいい。


 そう思うことで、私は未来が閉ざされているのではなく、まだ前方に開けている、と感
じることができた。


 私は冷蔵庫の整理もうまくなった。


 常備菜、パンを食べる朝に必要なジャムやバターやチーズ類、などはそれぞれ一つの小
さなプラスチック・ケースに入れた。これでケースごと取り出すだけで、すべてが揃って
いることになる。


 私は料理が好きなので、何一つ食材を残さない。冷蔵庫の中はきれいに整理されていて、
奥の壁が見えるほどになっている。


 戦後の食料のない時だったら、この空間は不安と貧乏の象徴だろう。


 しかし今私はそれをすがすがしく感じていた。


 私が死んだ時、周囲がすがすがしく思ってくれたら、それも一つの大成功だと思えるよ
うにもなっていた。

                  その・あやこ(作家)「オール読物」1月号



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