「学び続ける理由99の金言と考えるベンガク論」戸田智弘 ディスカヴァートウェンティワン 2014年 ⑩ /「なぜ人間には宗教が必要なのか」ひろさちや 講談社 2002年 ②【再掲載 2011.9】 [読書記録 教育]
今回は、2月7日に続いて戸田智弘さんの
「学び続ける理由99の金言と考えるベンガク論」10回目の紹介です。
出版社の案内には
「自分の人生を停滞させずに、変化、進化、成長していくためには、学ぶことは欠かせな
い。『なぜ学ぶのか』『いつ学ぶのか』『どのように学ぶのか』などを、人生の先輩たち
の名言を引用しながら自問自答したベンガク論。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「すぐに役立つことはすぐに役立たなくなる 橋本武」
・「数学ができる人ほど年収が高い 同志社大 八木匡教授 京都大 西村和雄特任教授」
・「教えることは二度学ぶことである ジョセフ・シューベル」
・「ずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく
井上ひさし」
もう一つ、再掲載となりますが、ひろさちやさんの
「なぜ人間には宗教が必要なのか」②を載せます。
ひろさちやさんの言葉は心に響きます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「学び続ける理由99の金言と考えるベンガク論」戸田智弘 ディスカヴァートウェンティワン 2014年 ⑩
◇数学を学ぶ意味
◎損をしないための数学
◎映画は因数分解
◎数学を学ぶ意味は抽象化能力
論理的に説明する力
□№78 すぐに役立つことはすぐに役立たなくなる 橋本武(旺文社の専門家)
旺文社の専門家
「とにかく(文系を目指そうとも)最後まで数学を捨てない生徒が伸びる」
「数学ができる人ほど年収が高い」
同志社大学 八木匡教授
京都大学 西村和雄特任教授
|
◎ 数学は「未知の問題を解決する能力を磨く学問」
◎ 数学を学び直せば論理力は上がる
□№79 教育とは学校で習ったことをすべて忘れた後に残っているところのものである
アインシュタイン
◇考える技術と精神(1)
□№80 教えることは二度学ぶことである
ジョセフ・シューベル
教えることは学ぶこと
「半学半教」 ~ 江戸民間
□№84 むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく
井上ひさし
□№85 教える能力というのは面白く教えることである。どんな抽象的な教材でもそれ
が生徒の心の琴線に共鳴を起こさせるようにし、好奇心をいつも活動しておかな
ければならない
アインシュタイン
ソクラテス
「僕は何一つ教えていない。君が想起したんだ。つまり、すでに君が知っていたことを
君が思い出したのだ。僕はそれを手助けしただけ。」
◎先生は産婆役 ◎学生は主役
☆「なぜ人間には宗教が必要なのか」ひろさちや 講談社 2002年 ②【再掲載 2011.9】
<出版社の案内>
キリスト教とイスラム教は、どっちが侵略的? 神と仏はどう違う? 首相の靖国参拝はなぜ
悪い? 味の素事件はなぜ起きた? など、必要なのに誰も教えてくれない「宗教」の知識、
基礎の基礎を教えてくれる宗教教科書。
◇「神の愛」と「仏の慈悲」はどう違うか?
□神は一方的に無条件で人々を愛する
→ 他人を愛することが神を愛することになる
裁きは神に委ねる
□欺瞞と傲慢=キリスト教の押しつけ・押し売りの論理
帝国主義 - 強制加入宗教
□仏教では愛は否定される
愛は自分本位 → 自分の都合 → 都合悪くなると憎しみに変化
「愛欲」「盲目」
↑
仏教は愛を否定
布施 「自分のためにさせていただく」 = 執着の心を離れて行うこと
× 相手のため
□ 自分のため
□全てのものは自分が愛おしい
お釈迦様
「いかなる生き物にとっても自分自身ほど愛しいものは他にない。だからこそ,わたした
ちは他人を傷つけてはならないのだ。」
∥
隣人愛への出発点
「それぞれの人が自分自身を愛していることに心底から気付いた時,他者を尊重すること
ができる。」
↑
◎ 他者の尊重につながらない自己愛はエゴイズム
◎ 「皆自分が愛しい。だから他人を害するな。」
□慈悲とは共に呻くこと
慈 … 友情
悲 … 呻き
◎ 嘆き苦しんでいる者に友情を持ち,そのかたわらにあって自分もまた同情のうめき
声を発するのが慈悲。
大乗の境地
「あなたの苦しみはわたしの苦しみであり,あなたの喜びは私の喜びである。
= 他人とわたしが一体になる境地」
|
◎ 菩薩においては他人と自分は一体
□イエスは「人間」か「預言者」か「神の子」か?
イエス = 人間 … ユダヤ教
イエス = 神の子 … キリスト教 イエス・キリスト(救い主)
イエス = 預言者 … イスラム教
□イエスは「神の子」,釈迦は「宇宙の仏」
お釈迦様 … 長い長い過去生の修行があり,その上での悟りであった
□宇宙のプログラミングによりお釈迦様は現れたのだ
宇宙は「無私無終」
宇宙の有り様を仏 - 宇宙菩薩
宇宙の縁起 - 因果生気 科学は因果律のみ
種の発芽 … 様々な条件が縁 ~ 縁が分からないのが科学
◎ 縁起の世界のありよう
「如」 = ありのまま
◎ 宇宙という「如」から「来た」から如来
□時空を超越して存在する 有って有る者
密教 - 宇宙語の説法 顕教 と 密教
(るしゃなぶつ) (大日如来)
◎ 宇宙仏を受信できない - 煩悩
◇神道,儒教は宗教?
□神が地上に降りてきて関係を結ぶ
神道
「いかに神さまとつきあえばよいか」 = 神々との付き合い方
カミは「気」
□神道は共同体の宗教
□カミとは世の常ならぬもの
□儒教 - 天があってわたしがある
天命という大いなるものに置き換え
◇死者をどう祀るか
□信ずる者は救われる
□天国行きが予定されている
予定説
よいこと…「神を信じること」
悪いこと…「神を信じないこと」
死後の世界は考えるな,捨て置け
「考えても分からないことだから考えるな 毒矢のたとえ
= よいことをすれば天界に生まれる」
□本来の仏教は葬儀を行わなかった
□仏教が葬式・法事をするようになったのは江戸時代から
起源はキリシタン禁圧 → 寺請制度
お経は死者が坊さんになるためのトレーニング
□明治時代 新しい国教としての国家神道
祭政一致,神仏分離令
◎国家神道
「戦死者は死んだ瞬間,和御霊(にぎわみ)=カミとなる」
◎14人のA級戦犯も合祀
1978年 33回忌による集合霊として
∥
◎ 鎮魂が行われてすでに個性が無くなった集合霊として祀られてい
「戦犯だから分祀しろ」はおかしな話
◎ すでに鎮魂された霊であり,集合霊となっているので分けられない
◇宗教はなぜ必要なのか
□人間は宗教を持つから動物と区別できる
◎エコノミックアニマル
= 宗教を持たない人間は「損か得か」の経済的原理でしか動かない
∥
◎ 自分たちさえ繁栄すればよい
◎ 企業 = ヤクザ
◎「わたしたちは企業のために生きているのではありません。自分と家族の幸せのために
働いている。そのための規範となるものが宗教・道徳である。競争原理とは,ありと
あらゆる人が幸せになってはならないという考え。」
↑
◎ 学校教育の存在は?
※ 日本は「企業型」の資本主義
∥
国家を挙げて企業型の資本主義を応援している
|
◎ 学校教育は企業型の資本主義に歪められている
(今の学校教育は企業人をつくりあげるための場になっている)
|
◎ 競争原理 = 「みんながしあわせになれるはずがない」
↑↓
◎ 仏さまの考え
「ありとあらゆる人が幸せになってほしい。」
「すべてのものが(動植物も)幸せになってほしい」
◎ 『ウサギとカメ』は弱肉強食の原理
→ カメはウサギを起こしてやるべき
◎神さま仏さまからいただいたものと受け取る
病気になったら病気になったと言うこと。
努力すれば幸せになるのではなく,幸せだから努力できる。
人間は「思うがまま」にしようとして苦にしている
↓
◎ 今の時代はまともな人間になるための転換期
「学び続ける理由99の金言と考えるベンガク論」10回目の紹介です。
出版社の案内には
「自分の人生を停滞させずに、変化、進化、成長していくためには、学ぶことは欠かせな
い。『なぜ学ぶのか』『いつ学ぶのか』『どのように学ぶのか』などを、人生の先輩たち
の名言を引用しながら自問自答したベンガク論。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「すぐに役立つことはすぐに役立たなくなる 橋本武」
・「数学ができる人ほど年収が高い 同志社大 八木匡教授 京都大 西村和雄特任教授」
・「教えることは二度学ぶことである ジョセフ・シューベル」
・「ずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく
井上ひさし」
もう一つ、再掲載となりますが、ひろさちやさんの
「なぜ人間には宗教が必要なのか」②を載せます。
ひろさちやさんの言葉は心に響きます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「学び続ける理由99の金言と考えるベンガク論」戸田智弘 ディスカヴァートウェンティワン 2014年 ⑩
◇数学を学ぶ意味
◎損をしないための数学
◎映画は因数分解
◎数学を学ぶ意味は抽象化能力
論理的に説明する力
□№78 すぐに役立つことはすぐに役立たなくなる 橋本武(旺文社の専門家)
旺文社の専門家
「とにかく(文系を目指そうとも)最後まで数学を捨てない生徒が伸びる」
「数学ができる人ほど年収が高い」
同志社大学 八木匡教授
京都大学 西村和雄特任教授
|
◎ 数学は「未知の問題を解決する能力を磨く学問」
◎ 数学を学び直せば論理力は上がる
□№79 教育とは学校で習ったことをすべて忘れた後に残っているところのものである
アインシュタイン
◇考える技術と精神(1)
□№80 教えることは二度学ぶことである
ジョセフ・シューベル
教えることは学ぶこと
「半学半教」 ~ 江戸民間
□№84 むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく
井上ひさし
□№85 教える能力というのは面白く教えることである。どんな抽象的な教材でもそれ
が生徒の心の琴線に共鳴を起こさせるようにし、好奇心をいつも活動しておかな
ければならない
アインシュタイン
ソクラテス
「僕は何一つ教えていない。君が想起したんだ。つまり、すでに君が知っていたことを
君が思い出したのだ。僕はそれを手助けしただけ。」
◎先生は産婆役 ◎学生は主役
☆「なぜ人間には宗教が必要なのか」ひろさちや 講談社 2002年 ②【再掲載 2011.9】
<出版社の案内>
キリスト教とイスラム教は、どっちが侵略的? 神と仏はどう違う? 首相の靖国参拝はなぜ
悪い? 味の素事件はなぜ起きた? など、必要なのに誰も教えてくれない「宗教」の知識、
基礎の基礎を教えてくれる宗教教科書。
◇「神の愛」と「仏の慈悲」はどう違うか?
□神は一方的に無条件で人々を愛する
→ 他人を愛することが神を愛することになる
裁きは神に委ねる
□欺瞞と傲慢=キリスト教の押しつけ・押し売りの論理
帝国主義 - 強制加入宗教
□仏教では愛は否定される
愛は自分本位 → 自分の都合 → 都合悪くなると憎しみに変化
「愛欲」「盲目」
↑
仏教は愛を否定
布施 「自分のためにさせていただく」 = 執着の心を離れて行うこと
× 相手のため
□ 自分のため
□全てのものは自分が愛おしい
お釈迦様
「いかなる生き物にとっても自分自身ほど愛しいものは他にない。だからこそ,わたした
ちは他人を傷つけてはならないのだ。」
∥
隣人愛への出発点
「それぞれの人が自分自身を愛していることに心底から気付いた時,他者を尊重すること
ができる。」
↑
◎ 他者の尊重につながらない自己愛はエゴイズム
◎ 「皆自分が愛しい。だから他人を害するな。」
□慈悲とは共に呻くこと
慈 … 友情
悲 … 呻き
◎ 嘆き苦しんでいる者に友情を持ち,そのかたわらにあって自分もまた同情のうめき
声を発するのが慈悲。
大乗の境地
「あなたの苦しみはわたしの苦しみであり,あなたの喜びは私の喜びである。
= 他人とわたしが一体になる境地」
|
◎ 菩薩においては他人と自分は一体
□イエスは「人間」か「預言者」か「神の子」か?
イエス = 人間 … ユダヤ教
イエス = 神の子 … キリスト教 イエス・キリスト(救い主)
イエス = 預言者 … イスラム教
□イエスは「神の子」,釈迦は「宇宙の仏」
お釈迦様 … 長い長い過去生の修行があり,その上での悟りであった
□宇宙のプログラミングによりお釈迦様は現れたのだ
宇宙は「無私無終」
宇宙の有り様を仏 - 宇宙菩薩
宇宙の縁起 - 因果生気 科学は因果律のみ
種の発芽 … 様々な条件が縁 ~ 縁が分からないのが科学
◎ 縁起の世界のありよう
「如」 = ありのまま
◎ 宇宙という「如」から「来た」から如来
□時空を超越して存在する 有って有る者
密教 - 宇宙語の説法 顕教 と 密教
(るしゃなぶつ) (大日如来)
◎ 宇宙仏を受信できない - 煩悩
◇神道,儒教は宗教?
□神が地上に降りてきて関係を結ぶ
神道
「いかに神さまとつきあえばよいか」 = 神々との付き合い方
カミは「気」
□神道は共同体の宗教
□カミとは世の常ならぬもの
□儒教 - 天があってわたしがある
天命という大いなるものに置き換え
◇死者をどう祀るか
□信ずる者は救われる
□天国行きが予定されている
予定説
よいこと…「神を信じること」
悪いこと…「神を信じないこと」
死後の世界は考えるな,捨て置け
「考えても分からないことだから考えるな 毒矢のたとえ
= よいことをすれば天界に生まれる」
□本来の仏教は葬儀を行わなかった
□仏教が葬式・法事をするようになったのは江戸時代から
起源はキリシタン禁圧 → 寺請制度
お経は死者が坊さんになるためのトレーニング
□明治時代 新しい国教としての国家神道
祭政一致,神仏分離令
◎国家神道
「戦死者は死んだ瞬間,和御霊(にぎわみ)=カミとなる」
◎14人のA級戦犯も合祀
1978年 33回忌による集合霊として
∥
◎ 鎮魂が行われてすでに個性が無くなった集合霊として祀られてい
「戦犯だから分祀しろ」はおかしな話
◎ すでに鎮魂された霊であり,集合霊となっているので分けられない
◇宗教はなぜ必要なのか
□人間は宗教を持つから動物と区別できる
◎エコノミックアニマル
= 宗教を持たない人間は「損か得か」の経済的原理でしか動かない
∥
◎ 自分たちさえ繁栄すればよい
◎ 企業 = ヤクザ
◎「わたしたちは企業のために生きているのではありません。自分と家族の幸せのために
働いている。そのための規範となるものが宗教・道徳である。競争原理とは,ありと
あらゆる人が幸せになってはならないという考え。」
↑
◎ 学校教育の存在は?
※ 日本は「企業型」の資本主義
∥
国家を挙げて企業型の資本主義を応援している
|
◎ 学校教育は企業型の資本主義に歪められている
(今の学校教育は企業人をつくりあげるための場になっている)
|
◎ 競争原理 = 「みんながしあわせになれるはずがない」
↑↓
◎ 仏さまの考え
「ありとあらゆる人が幸せになってほしい。」
「すべてのものが(動植物も)幸せになってほしい」
◎ 『ウサギとカメ』は弱肉強食の原理
→ カメはウサギを起こしてやるべき
◎神さま仏さまからいただいたものと受け取る
病気になったら病気になったと言うこと。
努力すれば幸せになるのではなく,幸せだから努力できる。
人間は「思うがまま」にしようとして苦にしている
↓
◎ 今の時代はまともな人間になるための転換期