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「すぐわかる日本の呪術の歴史」武光誠 東京美術 2001年 ⑤ /「どうしたら算数ができるようになるか」(小学校編) 銀林浩 日本評論社  2001年 ①【再掲載 2013.6】 [読書記録 歴史]

今回は、2月21日に続いて、武光誠さんの
「すぐわかる日本の呪術の歴史」5回目の紹介です。



出版社の案内には


「呪術がどのように日本の歴史を動かしてきたのかを時代順に1テーマ見開き2ページで
 解説。原始的なアニミズムにたつ呪術から、現代の風水や各種占いの流行にいたるまで
 呪術の流れがよくわかる。」


とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「太子の怨霊をおそれて太子を神のように祭り上げた伝説があわてて作られた」


・「道教のペテン」


・「中国伝来の道教的呪術で病を癒す」


・「呪符木簡(伊場遺跡) 『急急如律令』道教 勅令であるが速やかに実行せよの意味」
- 浜松市の伊場遺跡からは多数の木簡が出土しています。





もう一つ、再掲載となりますが、銀林浩さんの
「どうしたら算数ができるようになるか」①を載せます。
中学校までは、不得意でというほどでもなかったのですが、
高校初の中間試験で恐ろしい点数をとって以来、なぜか苦手意識がつきまとっています。
子どもたちに苦手意識をもたせないように、と本書を読みました。
20年前に出版されたものですが、おすすめの本です。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「すぐわかる日本の呪術の歴史」武光誠 東京美術 2001年 ⑤

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◇奈良時代・聖徳太子と長屋王 729年長屋王の変
  
 729年 長屋王の変


 怨霊信仰 
  「非業の死を遂げた者たちが朝廷を脅かす」


「日本書紀」と聖徳太子の怨霊
  太子の怨霊をおそれて太子を神のように祭り上げた伝説があわてて作られた


 非業の宰相・長屋王の怨霊
729年 左大臣長屋王 
         藤原氏により自殺に追い込まれる

   密告「左道を学び国家を傾けようとしている」


      ◎ 9年後 虚偽密告と判明




◇奈良時代・稀有の妖僧道教 769年宇佐八幡神託事件

 天皇になり損ねた雑密の達人


 宿曜道(すくようどう)で女帝を救う
僧としては非凡
     梵語(サンスクリット)が読めた 仏教の法を扱う

宿曜道(密教の占星術)で皇族の病気治療

霊山・葛城山で修行したとされる


 
  769年 宇佐八幡の神託「道教を天皇に」 ← 称徳天皇の愛

   弟・弓削浄人配下
     和気清麻呂事件

別部穢麻呂と改名して大隅へ流罪 → 失脚後復帰





◇奈良時代・光仁天皇呪詛事件 772年井上皇后廃位

 
 厭魅の罪を背負って謎の死を遂げた皇后
夫を呪った嫌疑

772年3月 井上内親王に天皇を呪い殺そうとしたという疑い
裳昨足嶋 謀反のため厭魅を行ったと自主
                                                                       
 他戸親王 皇太子 → 庶民
773年 元皇后と元皇太子は大和国宇智郡に幽閉されてしまった

   775年4月27日 死す


 怨霊となった井上内親王
他戸親王を葬るための陰謀

山部親王(桓武天皇)を皇太子に立てた藤原百川の策略



   桓武天皇即位後 
    800年 井上内親王に皇太后の位を贈る
御霊神社(京都市上京区)




◇奈良~平安時代・呪禁師(じゅごんし) 718年典薬

 中国伝来の道教的呪術で病を癒す


 悪鬼を除く治療
  呪禁師の斜陽 - 9世紀末消滅


 密教 ~ 陰陽道 ~ 呪禁


 呪符木簡(伊場遺跡) 「急急如律令」道教 勅令であるが速やかに実行せよの意味










☆「どうしたら算数ができるようになるか」(小学校編) 銀林浩 日本評論社  2001年 ①【再掲載 2013.6】

<出版社の案内>

本書は、算数の中で親御さんが感じる、あるいは抱いておられると思われる疑問・質問を
挙げて、それにお答えする「Q&A」のかたちを取った。内容はすべてを網羅するのでは
なく、特に大事だと思われることに限定した。乗除の関係を図に表現した「かけわり図」
を活用し、問題の分数をやはり図に表わした「分数図」を採用した。これで分数の本当の
意味もわかるし、文章題などで子どもが発する例の「これ、かけるの、わるの?」という
迷いも減らすことができる。各質問には、子どもにどう教えたらよいかを、家庭や学校で
すぐできるようにできるだけ具体的に解説した。


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◇どうしたら算数ができるようになるか

□親の成績との関連  

 多 = 体育・図工・音楽

 少 = 算数


 
□低学年で大事なこと 
 
 「数の計算ができるようになること」が大切


 
□中・高学年で大事なこと

 中学年   「できる」→「わかる」の過渡期
        小数 = 外延量

 高学年    分数 = 内包量


 
□急がせてはいけない


 
□3割削減 

 ・基本構造は変わらない

 ・数計算の内容はズタズタに


□早期教育は「砂上の楼閣」


 
□幼児期6つの要素的な基本操作

(1)分類 
  
(2)1対1対応 
  
(3)系列化・順序づけ

(4)分解・統合 
  
(5)マトリックス(2次元の表)
  
(6)予測






◇風呂場の算数 

□「数えることの理解」

 ①「集合数」(基数)

 ②「順序数」(序数)


 ※ 1対1対応ができることが大事





◇物はいらないか

□数 

 ① 個別的数(直感的数) 「ぼくの母の父の」


 ② 具体的数 離散量  「リンゴ3個」


 ③ 抽象的数      「3」


 ④ 一般的数 自然数系


 
□半具体物の利用 → タイルが適





◇指折り

□数え足しの限界

「5の缶詰」を利用する → 5と幾つ


 
□数のトランプカードで遊びましょう

「神経衰弱」

「ばば抜き」

「5並べ」

「うすのろまぬけ」

 
※ わたしは先輩の先生から教わった『計算トランプ』取り入れています。たし算、ひき
 算を基本に競うゲームです。特別支援学級で行っていますが、最初はなかなかできませ
 んでした。しかし、一年間続けて行うと、一桁同士のたし算、ひき算の計算が正確にで
 きるようになります。4月には嫌がっていた子どもたちが、半年経つとせがむようにな
 ります。トランプゲームをおすすめします。



□「十のタイル」で考えさせる

 「百タイル」もつくろう


 
□「数字・数詞・タイル」の三者関係を掴ませる


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