「すぐわかる日本の呪術の歴史」武光誠 東京美術 2001年 ⑨ /「子どもはなぜモンスターになるのか」スー・パーマー著 青木創訳 小学館 2007年 ①【再掲載 2012.11】 [読書記録 歴史]
今回は、3月11日に続いて、武光誠さんの
「すぐわかる日本の呪術の歴史」9回目の紹介です。
出版社の案内には
「呪術がどのように日本の歴史を動かしてきたのかを時代順に1テーマ見開き2ページで
解説。原始的なアニミズムにたつ呪術から、現代の風水や各種占いの流行にいたるまで
呪術の流れがよくわかる。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「方違えを浮気の口実に(源氏物語)」
・「中世布教者は <地獄> <異界の者> を利用」
・「『もののふ』と『もののけ』」
もう一つ、再掲載となりますが、スー・パーマーさんの
「子どもはなぜモンスターになるのか」を紹介します。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「すぐわかる日本の呪術の歴史」武光誠 東京美術 2001年 ⑨
◇雅な呪術の世界
□「源氏物語」占いと占術
天皇の物忌みの日
- 所用貴族前日から宮中に入った
方違えを浮気の口実に
生き霊の存在(葵の巻)
→ ホラー小説
◇武家政権と呪術の消長
□新宗派が蠢く中世の闇
「もののふ」と「もののけ」
□中世の政治的呪術
徳政令も呪術
彗星発見のたびに祈祷 → 変事があると徳政令
□物の怪の増殖
庶民にありがたさ → 分かりやすいイメージづくり
中世布教者は <地獄> <異界の者> を利用
□戦国時代の呪術
士気を高めるため占い祈祷を利用
□信長 → 仏教・地方勢力も降参
↑
◎ 人々は僧や呪術者と言えども、有力な大名に歯向かえば生き残れないことを悟
り、武力と財力を呪力以上に確かなものとして信頼するようになった
◇鎌倉中期・蒙古調伏の祈祷 1274・1281元寇
□神仏総動員で蒙古を撃退
1274年10月
フビライ・ハン 2万6千人の大軍
↓
◎ 各地の社寺に加持祈祷
↓
1281年5月末
全国社寺一斉に加持祈祷 15万超の元軍
□祈祷で神々が戦場に出陣
各派の伝説
「神仏が日本を守った」 → 神国思想
◇鎌倉~室町時代・性愛呪術真言立川流 14世紀立川流大成
□性の快楽を柱にした中世カルト集団
どくろの前の性交 祖は学僧・仁寛
陰陽道 ~ 性行為は陰と陽の和合として肯定
仁寛 ~ エクスタシーこそ即身成仏への近道
□消えたセックス教
天台宗 玄旨帰命壇力を伸ばす - 正統派からは厳しく糾弾された
真言宗 「理趣教」の取り扱いに注意
☆「子どもはなぜモンスターになるのか」スー・パーマー著 青木創訳 小学館 2007年 ①【再掲載 2012.11】
◇はじめに 毒に冒される子どもたち
□いま先進国で何が起きているか
先進国で問題児の急増
- この四半世紀あまりにも発展が急で人間がついて行けない
「テクノロジーに支配されている文化と人間の遺伝的性質にずれがあるため,子どもたち
の考えたり学んだり,行動をコントロールしたりする能力が損なわれている。」
2004年 イギリス
「この30年間で子どもの問題行動は倍増し,精神障害は70%増加している」
□変わりゆく子どもたち
※ 注意力に欠け,衝動的で行動に問題のある者が増えている
↓
◎ 集団をコントロールするために教師が頼多くの時間と労力を割かなければならなくなる
□問題行動が引き起こすもの
◎ イギリスではリタリンの処方が10年間で10倍になった
□過去はもはや参考にはならない
「電気のスピード」マクルーハン
◇ついジャンクフードを与えていないか - 子どもの食事に責任をもつということ
□時間を掛けて蔓延したジャンクフード
□「クール」なマーケティングにつられる
□ジャンクフードがもたらす悪循環
ピア・プレッシャー(同調圧力)
□「シュガー・ハイ」になる子どもたち
砂糖は有害無益 … 落ち着きを失う
□添加物カクテルの作用
◎ 肉の脂肪より魚の脂肪を
□避けがたい有害な脂肪
広がる「孤食」
□食事はマナーや他人への配慮を学ぶ場
◇危ないという理由で外遊びの機会を奪ってはならない
□行き過ぎた恐怖を防ぐために
□安全に縛り付けられている子どもたち
→ 取り越し苦労で体力低下に
□作り物の冒険に引きこもる
= 仮想世界の友達から社会的機能は学べない
□子どもの走り回る権利を取り戻すために
□自然が生きる力を育てる
「すぐわかる日本の呪術の歴史」9回目の紹介です。
出版社の案内には
「呪術がどのように日本の歴史を動かしてきたのかを時代順に1テーマ見開き2ページで
解説。原始的なアニミズムにたつ呪術から、現代の風水や各種占いの流行にいたるまで
呪術の流れがよくわかる。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「方違えを浮気の口実に(源氏物語)」
・「中世布教者は <地獄> <異界の者> を利用」
・「『もののふ』と『もののけ』」
もう一つ、再掲載となりますが、スー・パーマーさんの
「子どもはなぜモンスターになるのか」を紹介します。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「すぐわかる日本の呪術の歴史」武光誠 東京美術 2001年 ⑨
◇雅な呪術の世界
□「源氏物語」占いと占術
天皇の物忌みの日
- 所用貴族前日から宮中に入った
方違えを浮気の口実に
生き霊の存在(葵の巻)
→ ホラー小説
◇武家政権と呪術の消長
□新宗派が蠢く中世の闇
「もののふ」と「もののけ」
□中世の政治的呪術
徳政令も呪術
彗星発見のたびに祈祷 → 変事があると徳政令
□物の怪の増殖
庶民にありがたさ → 分かりやすいイメージづくり
中世布教者は <地獄> <異界の者> を利用
□戦国時代の呪術
士気を高めるため占い祈祷を利用
□信長 → 仏教・地方勢力も降参
↑
◎ 人々は僧や呪術者と言えども、有力な大名に歯向かえば生き残れないことを悟
り、武力と財力を呪力以上に確かなものとして信頼するようになった
◇鎌倉中期・蒙古調伏の祈祷 1274・1281元寇
□神仏総動員で蒙古を撃退
1274年10月
フビライ・ハン 2万6千人の大軍
↓
◎ 各地の社寺に加持祈祷
↓
1281年5月末
全国社寺一斉に加持祈祷 15万超の元軍
□祈祷で神々が戦場に出陣
各派の伝説
「神仏が日本を守った」 → 神国思想
◇鎌倉~室町時代・性愛呪術真言立川流 14世紀立川流大成
□性の快楽を柱にした中世カルト集団
どくろの前の性交 祖は学僧・仁寛
陰陽道 ~ 性行為は陰と陽の和合として肯定
仁寛 ~ エクスタシーこそ即身成仏への近道
□消えたセックス教
天台宗 玄旨帰命壇力を伸ばす - 正統派からは厳しく糾弾された
真言宗 「理趣教」の取り扱いに注意
☆「子どもはなぜモンスターになるのか」スー・パーマー著 青木創訳 小学館 2007年 ①【再掲載 2012.11】
◇はじめに 毒に冒される子どもたち
□いま先進国で何が起きているか
先進国で問題児の急増
- この四半世紀あまりにも発展が急で人間がついて行けない
「テクノロジーに支配されている文化と人間の遺伝的性質にずれがあるため,子どもたち
の考えたり学んだり,行動をコントロールしたりする能力が損なわれている。」
2004年 イギリス
「この30年間で子どもの問題行動は倍増し,精神障害は70%増加している」
□変わりゆく子どもたち
※ 注意力に欠け,衝動的で行動に問題のある者が増えている
↓
◎ 集団をコントロールするために教師が頼多くの時間と労力を割かなければならなくなる
□問題行動が引き起こすもの
◎ イギリスではリタリンの処方が10年間で10倍になった
□過去はもはや参考にはならない
「電気のスピード」マクルーハン
◇ついジャンクフードを与えていないか - 子どもの食事に責任をもつということ
□時間を掛けて蔓延したジャンクフード
□「クール」なマーケティングにつられる
□ジャンクフードがもたらす悪循環
ピア・プレッシャー(同調圧力)
□「シュガー・ハイ」になる子どもたち
砂糖は有害無益 … 落ち着きを失う
□添加物カクテルの作用
◎ 肉の脂肪より魚の脂肪を
□避けがたい有害な脂肪
広がる「孤食」
□食事はマナーや他人への配慮を学ぶ場
◇危ないという理由で外遊びの機会を奪ってはならない
□行き過ぎた恐怖を防ぐために
□安全に縛り付けられている子どもたち
→ 取り越し苦労で体力低下に
□作り物の冒険に引きこもる
= 仮想世界の友達から社会的機能は学べない
□子どもの走り回る権利を取り戻すために
□自然が生きる力を育てる