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「ひげうさぎ先生の子どもを本嫌いにする9つの方法」つげ書房新社 2004年 後半 /「一生に一度の学び―カラ元気、男の介護体験」八ツ塚実 光雲社 1994年 ②【再掲載 2012.4】 [読書記録 教育]

今回は、3月24日に続いて、ひげうさぎ先生(岡崎一実)さんの
「ひげうさぎ先生の子どもを本嫌いにする9つの方法」の後半を紹介します。



出版社の案内には、


「教室で読み聞かせを実践している著者が、楽しい読み聞かせのコツを、教師や親に伝授。
 本好きの子どもはどうやって作られるのか。実際に読み聞かせに選んだ本を題材に、失
 敗談も交えながら解説。」


とあります。



今回は、ひげうさぎ先生によるガイドブックの紹介です。





もう一つ、再掲載となりますが、八ツ塚実さんの
「一生に一度の学び―カラ元気、男の介護体験」②を載せます。
わたしが尊敬する教育者のお一人、本を通して大切なことを教えていただけます。
「美しく老いることは内面を鍛えること」
内面を鍛えていくことができたらどんなにかよいでしょう。


<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「ひげうさぎ先生の子どもを本嫌いにする9つの方法」つげ書房新社 2004年 後半

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◇読み聞かせのためのガイドブック

「なぞなぞライオン」佐々木マキ 理論社 1997



「1ねん1くみ1ばんでっかい」後藤竜二 長谷川知子 ポプラ社 1999.5



「1ねん1くみ1ばんわる」1984



「ぶたぬきくん」齋藤洋 森田みちよ 佼成出版 1998.11



「ノートに書いたながれ星」 岡田なおこ 講談社 1996.10

    盛り上がってホロリ



「おにの赤べえ」寺村輝夫 和歌山静子 理論社 1997

    低学年の定番 5分×6回



「ぼく、ロケットになりそうだ」今関信子 長谷川知子 教育画劇 1992.8 

甘い初恋物語 23年 5分×7回



「ドングリ山のやまんばあさん」富安陽子 大島妙子 理論社 2002.9

続編「やまんばあさん海へ行く」2003




「ふたりでまいご」いとうひろし 徳間書店 2002.2

姉と弟のユーモラスな冒険



「きずだらけのリンゴ」きむらゆういち 村上豊 講談社 2001.1

たぬき 「どうどうめぐのじゅつ」 5分×10回 ゲラゲラのちしんみり



「いたずら人間チョロップ」たかどのぼうこ ポプラ社 2002.4

古い布でできた人形チョロップ 5分×17回



「ごくらくらくご/ごくらくらくご2」桂文我 飯野和好 小学館 2002.10

  桂文我 全国で「おやこ寄席」 7分×12回 作者の実況CD



「のらいぬクロの冒険」那須正幹 永田萌 毎日新聞社 2003.10

    5分×15回



「怪盗道化師」はやみねかおる 杉作 講談社青い鳥文庫

    「名探偵夢水清志郎」シリーズ



「竜の巣」富安陽子 小松良佳 ポプラ社 2003.12

    低学年で一人で読むにはストレス 担任の読み聞かせならついてこれる



「ねこの手もかりんと、ひとつ」矢玉四郎 偕成社

    家で ナンセンス 面白い本に飢えている



「さらば猫の手」金治直○ こぐれけんじろう 岩崎書店 

    だめ男とおたすけマン 優れた作家



「恐竜の谷の大冒険 マジックツリーハウス」メアリー・ホープ・オズボーン メディアファクトリー 2002.3

    マジックハウスツリーシリーズ  7分×10回で1話

    全米ベストセラー



「ゆうれい出したら3億円」メナール・ジャン・ブランソワ 国土社 2001.11



「大あばれ山賊小太郎」那須正幹 小松良佳 偕成社 2002.12



「スーパーガールいちごちゃん」上條さなえ 岡本順  学研       

子どもの権利条約 いじめ 5分×12回



「用寛さん本伝 出発の巻」杉山亮 藤本ともひこ フレーベル館 1995.10

    講談師になるつもりで



「おとうさんがいっぱい」三田村信行 佐々木マキ 理論社フォア文庫 1988.10

    不思議で怖い  初出1965



「めちゃめちゃごためぜ」パウル・マール 虎頭惠美子 古味正康 岩崎書店 1996.10

    ナンセンスストーリー集 1973独



「まんじゅうざむらい」今江祥智 伊藤秀男 解法出版社 1996.12

   「ぼんぼん」4部作 おいしくてあたたかい人生の物語  5分×20回



「ズッコケ家出大旅行」那須正幹 ポプラ社 2000.12



「アリーテ姫の冒険」ダイアナ・コールス 学陽書房 1989.12

    ジェンダー 5分×11回



「きまぐれロボット」星新一 角川文庫 1966の再刊

    1週間で十分 やみつきに



「ラブ・レター」あさのあつこ 牧野知子 新日本出版社 1998.7

    生き生き  5分×20回



「おれがあいつであいつがおれで」山中恒 理論社 1998.7

    「転校生」原作  5分×40回



「宇宙のみなしご」森絵都 講談社 1994.11

    5分×30回



「ムジナ探偵局」富安陽子 おかべりか 童心社 1999.3



「12歳たちの伝説」後藤竜二 新日本出版 

    あれた教室  5分×60回





◇教室読み聞かせ Q&A

 「担任が毎日5分間」が原則

 ◎月刊誌「こどもの本」             










☆「一生に一度の学び―カラ元気、男の介護体験」八ツ塚実 光雲社 1994年 ②【再掲載 2012.4】

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◇忍耐力

□優しさは徹底的に忍耐



□床ずれ 

 ① 良く動かす

②「きざし」部分を良く温めて血行をよくする

③ アルコール消毒して乾燥

④ 手で叩くといい



 ◎ 手抜きが取り返しつかないものに ← 生徒指導





◇家族の絆

□親による「家族選び」

良いときは家族 
   状況が悪くなると家族であることを嫌悪する



 ◎ 家族選びが子供の成長を大きくゆがめてしまう
 
 ◎ 「良いときばかりではない」





◇絆  

「絆なきところに教育なし」-「絆のみが想いを伝える」

□思春期 = 「自分で選ぶ人生」 


  
□雑菌だらけの世界 - 様々な誘惑

↑↓

菌に打ち克つ力 + 行為に対するブレーキ
◎ それを支えるのが家族の絆





◇蔑視笑い

□テレビ番組の「蔑視笑い」

何様気取りのキャラクターを中心に取り巻き連中がお愛想笑いではびこっている。
 中心の人物は、次々と他人の弱点を笑いものにする。爆笑が起こる。ますます調子に乗
った「笑いづくり」がエスカレートする。
    
 → 「蔑視笑い」のコーチとなっている





◇歌 点滴時に鉄道唱歌の曲に合わせて母が唄った

1 烏がカーカー啼いている       

スズメもチュンチュン啼いている

障子が明るくなってきた

早く起きぬとおそくなる


2 着物着替えて帯び締めて  

顔は丁寧に良く洗い

きれいになったらおはようと

朝の礼儀をいたします


3 ご飯は静かに頂いて        

紙や手ぬぐい忘れずに

持ったら行きましょ学校へ

さっさと歩いて遅れずに


◎ 生活の基本 = 今の教育が忘れた大事な部分





◇教員時代

□子供たちに

「親と仲良くしろよ。親と仲良くするのが一番いい。大事にするんだよ。親ほど有難
 いものはないんだから。」





◇家族日記

□ローテーションを組んで毎日日記

 → チームワークの結晶に





◇礼儀

□礼儀のない社会は人間の社会ではない



□礼儀を他人とのつき合いの様式だととらえている人も案外いる

私の場合は違う



□礼儀は身近から出発して広がっていくもの

まず親に対する礼儀

妻や子に対する礼儀

そして隣人に対して





◇あいさつ

□退職の挨拶

「中学校教員としての出発をさせてくれたK中学校が、きしくも私の最後の学校となりま
 した。中学生と一緒にテクテク歩き続けた三十年間の道のりを幸せに感じています。
 生徒たちに絶えず生きることの大切さを語ってきた私は、母の病気によって、今自分の
 生き方が試されていると思いました。
 教員生活の中でいつも興味深い教材教具をと、新しい教材発掘に情熱を傾けてきた私で
 す。
 『一番やりたいことでも、やめなくてはならないこともある』
 はからずも、これが私の作った最後の教材になりました。
 長い間お寄せ頂いたご厚情に心から感謝いたします」





◇美しく老いる

□老人の宝物

 ◎ 広い視野 

 ◎ ものの見方考え方の原則をわきまえている

 ◎ 本物のとっておきの優しさ、おだやかな説得力



□老人に徹すること = 美しさ

 美しく老いることは内面を鍛えること



□「老いの美しさ」
 ◎ その人がそれまでの人生をどう生きてきたかと言うこと

 ◎自分を恭い、尊敬してくれる人間を、どれだけ作ったかということこそ大切なのだ





◇家族選び

 ◎ 家族のメンバーは自分の好き嫌いで選べない

 ◎ 生活や関係が快い状態の時だけ家族ではない。例え不快な状況になろうとも家族は
  家族。生活を続けて行かなくてはならない。

 ◎ ところが世の中には、快いときだけ家族で、猫かわいがりや溺愛をするか、ひとた
  びそれが壊れると突き放してしまう人がいる。家族選びをするというわけだ。

 ※ 快いことも快くないことも合わせて受け止めていくのが家族

 ※ 家族というチームプレーは教育援助そのものなのだ。

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