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大村はまさんはこんなことを ③-「日本の教師に伝えたいこと」筑摩書房 1995年 (3) /「他人と比べずに生きるには」高田明和 PHP新書 2011年 ② 【再掲載 2012.7】 [読書記録 教育]

今回は、5月 1日に続いて、大村はまさんの
「大村はまさんはこんなことを」の紹介 3回目です。




国語科教師として知られる大村はまさん。
教師の仕事の厳しさを教えてくれます。
読むたびに気持ちが引き締まります。




今回も「日本の教師に伝えたいこと」の紹介です。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「発言力の弱い人もちゃんと生かして意見を引き出して私たちの発展のために役立てて
いくというのが本当のいい話し手」


・「教師の対話か?問答か?討議か?といったわきまえが大切」


・「相互評価を子供にやらせるべきではない」


・「話し合いで傷つけない → 恥をかかせたら再起不能になってしまう」





もう一つ、再掲載となりますが、高田明和さんの、
「他人と比べずに生きるには」②を載せます。
-「困ったことは起こらない」
マイナス思考に陥らないようにと、よくこの言葉をつぶやいています。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
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☆大村はまさんはこんなことを ③-「日本の教師に伝えたいこと」筑摩書房 1995年 (3)


<話し合うこころ>-1

◇「話し合い」の大切さ

□「話す」ことや「話し合い」の取り組みの弱さ

 → 発見も感動もない話し合いになってしまっている

 ※ 発言力の弱い人もちゃんと生かして意見を引き出して私たちの発展のために役立て
  ていくというのが本当のいい話し手



□教師のわきまえが大切

 ◎ 「対話」か「問答」か「討議」か?

 



◇問答の難しさ

□本当に聞くということ

 必要に迫られた場面でなければ本当の問答はない

 → 本気のやりとりに



□教室に「話のコーナー」

 



◇真実の言葉が使えるように

□学校型優等生 → とにかく早く答える

 「ほかに」が考えることよりも答えなければ大事だと慣らされていく
  
          ↓

 ◎ 教師に喜んでほしいから何かを言う

   = 教師は何か言うとほっとする



□読後の感想 

 → 「良かった」に集約されてしまう

◎ もっと楽に本当の気持ちを言わせる工夫が必要

    |

  ◎ 子供の気持ちを「こうかな?」と言葉にしてみせる

その時の言葉をぐっと覚える



 ◎話し合いをするには一人一人が真実を話せるようになっていることが必要



   相互評価を子供にやらせるべきではない


 


◇比較せずに聞く

 ◎一人に読ませる 

  → 人と比べることもしないで聞く癖を!


 ◎朗読は見ないで聞く 
    「どこが悪かったか」は×

 



◇話し合いで傷つけない

 ◎ 恥をかかせたら再起不能になってしまう

 



◇話す中身をもたせる

 ① 司会者を決める話し合い 

    教室真ん中に1グループモデルを


 ② 話す内容をめいめいに準備を


 ③ 話題が大切


 ④ 司会はしばらく教師が

 



◇話し合いの中で話し合いを育てる

 ◎ 話を譲り合う









☆「他人と比べずに生きるには」高田明和 PHP新書 2011年 ② 【再掲載 2012.7】


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◇理想をもたない生き方

□人間は無意味なことで悩む

 「鼻先が見える」 
    

  パスカル(仏)

    「迷ったらサイコロで決めなさい」



□煩悩は才能だ! 新藤兼人



□理想をもつことは不幸につながる
    
  理想をもてば必ずそれを自分と比較する





◇人の運勢はだいたい似ている

□「困ったことは起こらない」の言葉で立ち直る

  道元「座禅は安楽の法門なり」



□逃れられない因果の法則

 因果の法則 

 = すべてのものは因に縁が働いて果が生じ、それがまた因になってそれに縁が働き次
  の果が生まれる


 米粒(果)と籾(因)
籾がまかれ肥料や陽光に恵まれるような縁によって発芽する



□業の貯金通帳  

  人には一生幸せと言うことはあり得ない



□祈りやお告げも因果の法則に従う

  自分の蒔いた種は自分で刈り取らなくてはいけない


 「小因大果」


 伊豆の龍澤寺・山本玄峰老師

「人の願いというのは偉大なもので、一度や二度は叶うこともあるが、必ず反動のツケ
  が来て、もっと不幸になる」

~ 幸運は理由もなく来ない





◇「生きることは苦である」ことを理解する

□4つの聖なる諦め 
   
 「四聖諦」

   苦諦・集諦(じったい)(比べない)・滅諦・道諦(日々の生活の工夫)

 

□逃げられない 生老病死の苦しみ

  病に徹し死に徹する


  良寛

  「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬる時節には死ぬがよく候。これは災
   難を逃るる妙法に候」



□考えない工夫 

  比較しない~考えない



□苦しみの原因 

  苦しみはなくすことができる



□人は生まれ、苦しみ、死んでいく

 

□優越感をもとうとしない     





◇後悔で苦しまないための生き方

□過去は現在とは無縁 
    
  オックスフォード大学 ウィリアム・オスラー「医の倫理」


 「過去と縁を切る」ことが大切



□過去を悔いても過去は変わらない



□過去の自分にも分を認めてやる



□何も思い出さないことが大切  
   
  過去の自分は死んでいる

  → 過去の自分を成仏させてあげる   

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