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「日本フォーク私的大全」なぎら健壱 ちくま文庫 1999年 ② /「辞書引き術・ノート術」深谷圭助・菊池省三 フレーベル館 2010年【再掲載 2012.8】 [読書記録 一般]

今回は、6月27日に続いて、なぎら健壱さんの
「日本フォーク私的大全」の紹介 2回目です。



出版社の案内には、


「'60年代末から'70年代にかけて吹き荒れた日本フォークの嵐。思いをぶつけるような、
 ドロ臭くて新しい『唄』にショックを受けた少年は、そのただ中に飛び込んだ。奇妙で
 愛すべきミュージシャンたち、音楽とビジネスの相克、変転する時代。笑いに彩られた、
 貴重な体験的フォーク史。」


とあります。



今回は、岡林信康さんと五つの赤い風船の項。


今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「岡林信康 『フォークの神様』 強烈なインパクト- 若者を心酔」


・「1970年・岡林信康壮行会コンサート - 『はっぴいえんど』をバックにロック
『はっぴいえんど』が注目されるようになった  - 類似『ザ・バンド』」


・「西岡たかしの明るいしゃべり」


今月、同じくなぎら健壱さんの「高田渡に会いに行く」を読んだばかりです。
今年の1月に出された300ページ以上の本。
「…家族や友人たちの証言を通して、当時の時代背景や音楽シーンの状況も踏まえつつ、
 “ほんとうの高田渡"に迫る力作です。」
とある出版社の案内の通りだと感じました。
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もう一つ、再掲載となりますが、深谷圭助さん、菊池省三さんの、
「辞書引き術・ノート術」を紹介します。
今でこそ、各学校でよく見られるようになった「付箋だらけの国語事典」。
紹介された当時は、驚いたものでした。







<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト

 ※ オリーブチョコのファンです(ハマコウ)。
 




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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 ※「地域」を感じる個店です(ハマコウ)。




<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
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 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

 ※ 楽しいところですよ(ハマコウ)。





☆「日本フォーク私的大全」なぎら健壱 ちくま文庫 1999年 ②

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◇岡林信康

 1946(昭和21).7.22 滋賀県出身 
   同志社大学神学部中退


1968.9 「山谷ブルース」デビュー


 「フォークの神様」


 強烈なインパクト
  - 若者を心酔 
    詩の過激さ レコ倫


 大手のレコ倫に反対

→ アート音楽出版界および高石音楽事務所の社長秦政明が会員制のアングラレコー
   ドクラブ(URC)を設立


 1969.9.4 岐阜の労音コンサートを最後に蒸発

       労音 コンサートのあとの討論会に辟易


 1970.3.18 TBS「ヤング720」に姿

   424 渋谷公会堂で「サトウキビ刈りの岡林信康壮行会」コンサート

  「はっぴいえんど」をバックにロック
「はっぴいえんど」が注目されるようになった 
    - 類似「ザ・バンド」


 1975 演歌に
    日本のフォークブームの終わり



◎ ニューミュージックに


 名曲
   <手紙>

   <チューリップのアップリケ>


1987 自分のスタイル「エンヤトット」






◇五つの赤い風船

西岡たかし 1944(昭和19)5.27生 大阪府出身 


1967 五つの赤い風船


 1969.2 「遠い世界に」URC


1972 グループ解散


 「五つの赤い風船」
リーダー・西岡たかし ヴォーカル・藤原秀子 サイドギター・中川イサト
   有山じゅんじ  喜田年亮


 西岡たかしの明るいしゃべり














☆「辞書引き術・ノート術」深谷圭助・菊池省三 フレーベル館 2010年【再掲載 2012.8】

<出版社の案内>
子どもの学ぶ力を伸ばすための2つのスキル、「辞書引き術」と「ノート術」を徹底的に
紹介。自分でできるようになる1冊です。
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◇辞書引き術 深谷圭助
〈国語辞典〉
 
□並び方  

 ◎五十音順 
 
 ひらがなはカタカナより前

 「-」は直前母音として
 
 「゛」は「゜」より前

 「ゃ」「ゅ」「っ」は大きい字より後ろ

 

□言葉集め

 ◎付箋を貼ってノートに意味を書き写そう
   
 1 同じ読みで意味が違う言葉
   
 2 同じような意味の言葉 

 3 反対の意味の言葉

 4 四字熟語

 5 英語以外の外来語
  
 

□やってみよう

 1 辞書引きレース

    ① 問題用紙配付
             
    ② 号令でスタート
       見付けたら音読・付箋

    ③ 5分間で終了
       グループ言葉の数を合計

    ④ 一番点数が高いグループが勝利

   
 2 意味から推理 言葉当てクイズ
 
  ◎ グループで問題を十個ずつ考える

  ① 一方のグループが出題
答えられるのは一人1回

  ② 交代で出題




〈漢字辞典〉
 
□書かれていること

 ① 筆順 

 ② 成り立ち

 ③ 意味

 ④ 熟語



□言葉集め     

 ◎ 付箋を貼ってノートに書き写そう

  1 部首だけの言葉 
   
  2「木」部で食べられる実のなる

  3 総画数20以上のもの 
   
  4 訓読みしかないもの
  
  5 人の名前に漢字を当てはめてみよう
   
 

□記事から漢字を集めてみよう
 
 1 同じ部首の漢字 
   
 2 総画数□字以上のもの

 3 漢字の読みと意味調べ

 

□やってみよう  
   
 1 組み合わせて分解漢字クイズ ツ+女+木=

 2 熟語でつなげ、しりとりゲーム



   ◎ 自学力を付ける





◇ノート術 菊池省三
 
□ノート教室4つの掟 
   
 1 ノートは毎日忘れずに

 2 破ったり落書きしたりしない

 3 2B鉛筆で太くきれいな字を

 4 背筋を伸ばしたよい姿勢で

 

□ノートの基本
  
 A 3つの役割
    ①「授業を記録する」

    ②「復習に使う」
 
    ③「覚えるために見る」

  
 B 約束事   
    1 日付 
         
    2 教科書のページ 
         
    3 単元名・めあて

    4 気付いたこと、感想を書く 
         
    5 丁寧に書く

   ※ 机の上は ノート、鉛筆、消しゴム、定規、赤青鉛筆

  

 C ノート練習 

   正しく書き写してみよう

    ① 丁寧さも勝負、方眼うめゲーム 
個人 十分

    ② 次々速写して伝言ゲーム
 
  1 聞いたことを書き写そう
集中して聞くことが大切
ノートの余白にメモを 短い言葉や矢印等の記号

      話を聴くポイント
       ①接続詞 
       ②数字と単位
③固有名詞 熟語カタカナ

     
  2 友達の発言を聞き取ろう

     
  3 情報を聞き書きしよう
①ニュース ②ラジオの天気予報 ③料理番組

 

□書き足しノートで練習を  
    
  家でノートを見ながら書き足し
   
 

□書き足しで自分だけのノートを 
    
  家で自由に復習
    
  進んで調べて書き足す

 

□ノートコンテスト 
   
 ・読みやすい字で賞

 ・ポイントが分かりやすいで賞

 ・文頭がきちっとそろっているで賞

 ・まとまりが分かりやすいで賞
   
 ・テスト前に貸してほしいで賞

 ・整理上手で賞
   
 ・シンプルで読みやすいで賞


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共通テーマ:学校

「ことばの魔術師井上ひさし」菅野昭正 岩波書店 2013年 ①(前半) /「教育とは何だ」重松清 筑摩書房 2004年【再掲載 2012.7】 [読書記録 一般]

今回は、菅野昭正さんの
「ことばの魔術師井上ひさし」1回目の紹介です。


出版社の案内には、


「ことばの滋養作用と笑いの強壮効果を無尽に駆使し、戯曲と小説に新しい地平をひらい
 た井上ひさし。人とことばと劇場空間を愛し、信頼した作家が、私たちに遺したものは
 大きく、深く、あたたかい。その世界にさまざまな形で交わりをもった人びとが、“こ
 とばの魔術師"の根源的な魅力について語った講演の記録。」


とあります。


中学校一年生の時の出席番号が41番で、気になって読んだ『四十一番の少年』。
以後、井上さんの作品をよく読みました。
「ことばの魔術師」がピタリと当てはまるように感じます。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「井上ひさしの三位一体   難しさ 易しさ 面白さ」


・「権力に逆らって」


・「松本清張さんからの激励 = 徹して庶民の味方  資料 面白さ」


・「難しいことを易しく 易しいことを深く 深いことを愉快に愉快なことを真面目に書く」






もう一つ、再掲載となりますが、重松清さんの
「教育とは何だ」を載せます。
佐藤学(教育学者)さんの言葉、

「こんな教育省は世界のどこにもありません。きちんとした分析も知識もなく,思いつき
 だけでやっている。リクルート事件で有能な官僚がみんな文部省から出されてしまった
 のですね。彼らが追い出された後は,素人も同然の人たちが政治家に振り回されてやっ
 ているだけなんです。」

「新自由主義に基づく教育政策」「教育の責任を全てサービスに置き換えていくやり方」
が進行し、地域・コミュニティが急激に崩壊している害が表れているように、わたしは
感じます。 



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「ことばの魔術師井上ひさし」菅野昭正 岩波書店 2013年 ①(前半)

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◇井上ひさしの三位一体 菅野昭正
 
 難しさ 易しさ 面白さ
 

 ことばを操る天賦の才  
   井上演劇との出会い  

   異能の現代小説家
  

 国家とは何か
   文体と小説の構造  

   権力に逆らって  

   未完の遺作の数々


◇小説の書き手として読み手として 阿刀田高
  
 同じ時代を生きて
   井上ひさし昭和9(1934)年11月生 


 日本文化の正当性に位置する駄洒落
   モチーフをもって書く


 井上さんの小説作品 
   好き「吉里吉里人」
     「四千万歩の男」
     「不忠臣蔵」


 戯曲と小説の違い
   10回幕が開かなかった 

   好き「父と暮らせば」
     「薮原検校」
「マンドナわが町」


 松本清張さんからの激励 
   徹して庶民の味方 資料 面白さ

   気掛かり  … パターンなんだよな

   すごいなあ … ユーモアと笑い、確かなモチーフ


 文学賞選考委員としての姿勢 
  

 社会的問題に対しての考え

 - 平和憲法 米づくり 原子力
「難しいことを易しく 易しいことを深く 深いことを愉快に愉快なことを真面目に書く」

昭和56(1981)下期 直木賞選考委員 甘めの評価


 世界文学としての井上作品
   世界に紹介すべきだった





◇自立と共生の街ボローニャに恋して 横山眞理子

 井上さんのボローニャ話 
  「井上ひさしのボローニャ紀行」


 16枚の企画書
   「横山さん、企画書僕が書きます」


「僕がホームレスになって…」
   2週間のロケハンージワッと伝わってくる魅力のある街

番組のハイライト - ホームレスの組合


 井上さんとボローニャとの出会い
仙台孤児院 

   ドメニコ会の神父の口利き カナダ人の神父様

   ドメニコ会の総本山・ボローニャ・ドメニコ教会に行ってみたい


 1964年~ NHKに潜り込む - 局付き作家
「ひょっこりひょうたん島」

  「吉里吉里独立す」(ラジオ番組)

「ネコジャラ市の11人」


 共に生きる街 ボローニャ
学問の街 食の街 塔が百本

人口37万人

ボローニャ文学 
     1088~ 法律 
   
     学生が組合作り大学 協同組合「ウニベルシタ」

   とびっきりの先生
     エラスムス ガリレオ コペルニクス

   共に生きる街 寛容の精神


 ボローニャシステムの誕生
地区評議会 ボランティア

  中小零細企業のための組合 CWA 分社(大きくなると)スピンオフ


 井上作品に投影されたボローニャの街
  「ネコジャラ市の11人」


 ボローニャ紀行裏話
ボストンバッグの盗難 200万円 ボローニャノート

「横山さん、僕はバッグを盗まれてよかったと思います。あのノートがあったら固定
   観念でボローニャはこうだと思って見てしまって、何も新しいものが見えなかった
   かもしれません。帰って盗まれてよかったんです。神さまが新しい目でボローニャ
   と対峙しろと言ってたんです」











☆「教育とは何だ」重松清 筑摩書房 2004年【再掲載 2012.7】

<出版社の案内>

教育の「現場」、知っていますか?「教育論」から「給食」まで、学校で起きているほんと
うのこと。

教育の問題は、「現場」で起こっている! 現場の最前線で活躍する、藤原和博、清水良典、
滝川洋二、苅谷剛彦ら18人のエキスパートに取材した「教育論」から「給食」まで、学
校で起きているほんとうのこと。
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◇重松清  
 
 1963年 岡山県生 早稲田大学教育学部卒 
 

 1999『ナイフ』『エイジ』



◇教育論とは何だ 苅谷剛彦

 欧米では経済政策と教育政策はセット 


臨教審 ~ バブル時代 ズレ


いろんな政策のツケがみんな教育に回されている

← 赤字 ~ 積み重なる経済政策の失敗


「なぜ社会を語る文脈で教育を語らないか」
ゆとり   → 確かな学力
生きる力 学力向上




◇学校英語は敗北したか 東後勝明

英語教育 3時期 
  Ⅰ期 ~1940 グラマー・トランスレイション・メソッド
  文法・翻訳の学び方


Ⅱ期1950~1970年代 ミシガン・メソッド
  口頭練習中心


Ⅲ期 1980年代~  コニュニカティブ・ランゲッジ・ティーチング




◇分からないからこそ分かるが深くなる 新井紀子

数学教育
   途中点がつく

「ガーン」となる経験はたくさんした方がいい




◇教科書を作るジレンマ 清水良典

国語教育 高ためシリーズ

定番 高1 芥川『羅生門』 

     高2 中嶋『山月記』漱石『こころ』

     高3 鴎外『舞姫』


 道徳の肩代わり

  ~ 際限のないお説教


 現代の若者は「活字まみれ」




◇全てのは場所に学びの共同体を 佐藤学

9000回以上,授業を見てきた


1984年 臨教審

   ~ 新自由主義に基づく教育政策
  
     教育の責任を全てサービスに置き換えていくやり方 


 東アジア諸国 
アメリカの核の傘下 ~ 経済・教育に!

苛酷な受験戦争 - 日本・台湾・中国・ホンコン・シンガポール



  ◎ 学びからの逃走 - 地域・コミュニティの崩壊 1970年頃~


 親のボランティア? 親の責任
小学生  本来の力の7割しか発揮していない

             ↑↓

   教師   週52時間働いている うち26時間は会議と雑務  


佐藤
「こんな教育省は世界のどこにもありません。きちんとした分析も知識もなく,思いつき
 だけでやっている。リクルート事件で有能な官僚がみんな文部省から出されてしまった
 のですね。彼らが追い出された後は,素人も同然の人たちが政治家に振り回されてやっ
 ているだけなんです。」




◇学校に居酒屋を 上野淳

 <校舎>
   明治28年 4間×5間 20坪  西側に黒板

  ロッカーはアイデンティティを保つ最後の砦




◇さまよえる保健室 山田真

「教師らしくないひと」として存在してほしい


カウンセラーに反対




◇食べる力は生きる力

雨宮正子 給食

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「絵の具屋の女房」丸谷才一 文藝春秋 2003年  /「子どもの本のカレンダー」鳥越信・生駒幸子 創元社 2009年 ⑥【再掲載 2014.6】 [読書記録 一般]

今回は、丸谷才一さんの
「絵の具屋の女房」を紹介します。


出版社の案内には、


「宮本武蔵は実在しなかった!という仮説から、なぜ明治帝・大正帝が養子だったか?の論
 考まで―。深遠玄妙かつ抱腹絶倒。おなじみ丸谷さんの最新エッセイ集。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「今川系2家(大沢家 吉良家)を儀典係に」
「大沢家 - 遠州堀江城、堀河城(今川系→徳川に)」
- わたしが住んでいるところは旧堀江領地。
  堀江領は、大半が浜名湖の近く、舘山寺周辺にありますが、
  わたしのところは浜松藩の中に飛び地のようにありました。
  浜松藩の中にあるのですが、
 「村は堀江大沢領であり、周辺は浜松藩であった。そのため『浜松で罪を犯した者の逃
  げ隠れ場所』となっていた」
  と、鈴木實さんの『倉松考 松尾神社と寿福寺』にあります。
  明治時代には堀江県もあったのですが…
   

・「『仮名手本忠臣蔵』-御政道を批判するのは禁物 と設定が変更された」


・「人生ってものは敵が千人で味方が千人なんです。敵の千人が減ることは絶対にない。
  とすれば、味方の千人が減らないようにするしかないんですよ」池島信平





もう一つ、再掲載となりますが、鳥越信さん、生駒幸子さんの
「子どもの本のカレンダー」⑥を載せます。
日付で紹介される本、楽しく読みました。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。




☆「絵の具屋の女房」丸谷才一 文藝春秋 2003年

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◇吉良上野介と高師直

 大沢、吉良の両家が高家の始め
     
    高家  - 幕府の礼法を司る家元 朝廷との外交
    
    大沢家 - 遠州堀江城、堀河城(今川系→徳川に)  


 今川系2家を儀典係に
   家の格と文化程度が高かった今川家への心理

  ↓

   1659年 
    6家に 
      今川家 
      吉良家
      品川家
      上杉家
      大沢家
      戸田家

   ↓

   26家に
     今川氏末か織田家の後  
       六角家 由良家も


 →「仮名手本忠臣蔵」大星由良之助

  ◎御政道を批判するのは禁物
浅野内匠頭 → 塩治判官   

     吉良上野介 → 高師直

     大石内蔵助 → 大星由良之助 

     江戸 → 鎌倉 



  ◎大きなプラスに!  
    史実の事件の欠点を隠し、主題を美化 大がかりに




◇木下籐吉郎とポルターガイスト

 信長の「長槍か短槍か?」
上島主水(短槍) 

    木下籐吉郎(長槍)



 ◎実施の試合



  講談「長短槍試合」
大石進 五尺の竹槍 先端に槍→突く

 ※「甲子夜話」にポルターガイスト




◇剣豪

 池島信平

「人生ってものは敵が千人で味方が千人なんです。敵の千人が減ることは絶対にない。と
 すれば、味方の千人が減らないようにするしかないんですよ」







☆「子どもの本のカレンダー」鳥越信・生駒幸子 創元社 2009年 ⑥【再掲載 2014.6】

<出版社の案内>

「自分の誕生日が出てくるお話の本が読みたい」九州のとある公共図書館への子どものリ
クエストに応えて、1年間366日毎日の日付の入った子どもの本を紹介する。「○○ちゃ
んのお誕生日の本はどれかな?」「次はお父さんのお誕生日の本を読んでみようか」会話が
広がり、自然と本好きになる楽しい本。

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◇6月

 1日 「ムギと王さま」 ファージョン 岩波書店 1987年


 2日 「磁石が果実を甘くする」 刈谷市立冨士松中学校理科部 童心社 1992年


 4日 「家がながれて大航海」 パット・ハッチンス 佑学社 1983年 英国パロディ


 5日 「赤いリュックの7人きょうだい」 鈴木喜代春 あすなろ書房 1983年


 7日 「あばれ天竜を恵みの流れに」 赤座憲久 PHP研究所 1993年 明善


8日 「鳥の島漂流記」 谷真介 講談社 1785年日本版ロビンソンクルーソー


13日 「やったね大スクープ」 マウリ・クンナス 偕成社 1991年    


14日 「ブリスさん」 J.R.トールキン 評論社 1993年 ユーモアいっぱい


15日 「夢を掘り当てた人」 ヴィーゼ 岩波書店 1969年


18日 「だれが石を投げたのか」 ミリアム・プレスラー さ・え・ら書房 現代ドイツ社会は


19日 「ネズミ島物語」 椋鳩十 偕成社 1973年


20日 「トムは真夜中の庭で」 フィリパ・ピアス 岩波書店 1967年 タイムファンタジー


21日 「父さんと歌いたい」 キャサリン・パターソン 偕成社 1973年 ジョンソンファミリー


24日 「天上の虹」 里中満智子 講談社 1984年 壬申の乱


27日 「ちんじゅの森のなぞをさぐる」 浜島繁隆 文研出版 1985年


28日 「コンチキ号とわたし」 エリク・ヘッセルベルク 文化出版局 1980年


30日 「生命の樹」 ピーター・シス 徳間書店 2005年 ダーウィンとビーグル号

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「日本フォーク私的大全」なぎら健壱 ちくま文庫 1999年 ① /「教師のための携帯ブックス①  73のネタ大放出」中村健一 黎明書房 ① 2009年【再掲載 2013.5】 [読書記録 一般]

今回は、なぎら健壱さんの
「日本フォーク私的大全」1回目の紹介です。


わたしがよく知らない、'60年代末の頃の様子が分かりました。


今回は、「高石ともや」さんの項の紹介です。



出版社の案内には、


「'60年代末から'70年代にかけて吹き荒れた日本フォークの嵐。思いをぶつけるような、
 ドロ臭くて新しい『唄』にショックを受けた少年は、そのただ中に飛び込んだ。奇妙で
 愛すべきミュージシャンたち、音楽とビジネスの相克、変転する時代。笑いに彩られた、
 貴重な体験的フォーク史。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「ザ・イーグルス<昭和二世>」
- '60年代に日本にイーグルスがあったのですね。 


・「1968 2月 高石友也 立教大学8年生 <受験生ブルース>」
- <受験生ブルース>を聞くと、受験生だった頃を思い出してしまいます。


・「高石友也 - 反骨精神の強い人 先駆者 先導者」


・「一貫して独自のスタイルを変えない、そして今もフォークソングの素晴らしさ、楽し
  さをステージからみんなに投げかけてくれる。」なぎら健壱
- 高石さんの大きさが伝わってくる文章です。



もう一つ、再掲載となりますが、中村健壱さんの
「教師のための携帯ブックス① 73のネタ放出」を載せます。
レクリエーションゲームをイラストなしの書き言葉だけで伝わるのかが大いに不安です。
法則発見ゲーム「カタカタカタカタカタツムリ」と「「これなんだ だいこん」ゲームが
お薦めです。
身近な人に試してみることから始めてください。不評をおそれずに。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg






<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「日本フォーク私的大全」なぎら健壱 ちくま文庫 1999年 ①

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◇高石ともや

□本名:尻石友也 北海道出身 1941(昭和16)12.9生 


 1966.12 「かごの鳥ブルース」デビュー

 1967 高石音楽事務所

所属 岡林信康、高田渡、五つの赤い風船など


 1971 ナターシャセブン


 当初 「ブロードサイドフォー」長澤久雄

「MFQ」マイク眞木

「PPMフォロワーズ」小室等、森山良子


 1966 マイク眞木<バラが咲いた>

ブロードサイドフォー<若者たち>


1967 秋 ザ・フォーク・クルセダーズ<帰ってきたヨッパライ>
著作権 アート音楽出版 秦政明
亜流 ジャイアンツ<ケメ子の唄> ザ・イーグルス<昭和二世>


 1968 2月 高石友也 立教大学8年生 <受験生ブルース>

1966.9月から 各地のコンサートに登場(関西)

高石音楽事務所

1970.1 「音楽舎」に代わりURC(アングラレコードクラブ)マネジメント




1972.10 「如月音楽一家」に受け継がれる

<受験生ブルース> は中川五郎の作品

雑誌に「フォークソングの魂を歌う放浪の歌手 高石友也」

なぎら - 高石のステージの美しさと唄の持つ力を感じた


 1969.3.27 労音「フォークの集い」に参加(なぎら高1か高2)
高石友也、岡林信康、高田渡、五つの赤い風船
泥臭さの塊

「自分の気持ちを素直に歌に乗せて伝えるメッセージ」



□第2次フォーク時代

高石友也 - 反骨精神の強い人 先駆者 先導者

「ヤング720」TBS毎朝7:20~8:00

関口宏 土居まさる 北山修 由美かおる


 高石 - 仲間内から「人の唄を勝手に盗った」 



1969.12.7 大阪フェスティバルホール「冬眠コンサート」 → 渡米


  マルヒナ・レイノルズ(女性フォークシンガー)から、「日本に帰ってフォークシンガ
 ーを続けなさい。テレビやレコード会社のない街で暮らして仲間をつくりなさい。」と
 言われて、京都で歌う決心がつき、帰国。


高石はアメリカのトラディショナルフォークを吸収

  → 高石音楽会をやめ、福井県名田庄村で歌を創り「ナターシャセブン」


 1973 「京都祇園祭宵々山顔見せコンサート」

ゲストに渥美清


※ 一貫して独自のスタイルを変えない、そして今もフォークソングの素晴らしさ、楽し
 さをステージからみんなに投げかけてくれる。












☆「教師のための携帯ブックス①  73のネタ大放出」中村健一 黎明書房 ① 2009年【再掲載 2013.5】

<出版社の案内>
「笑い」は「仲間はずれにされないかな」「笑われないかな」という子どもたちの不安を
なくし、安心して自分の力を発揮できる教室をつくります。また、教師にも心の余裕を与
えます。さあ、この本を片手に、子どもの心をつかむ、楽しい笑いの絶えない教室をつく
りましょう。
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◇はじめに

 子ども同士・子どもと先生の距離を縮める
 = 安心な場所


 教室を安心感の場所にするアイテムの一つが笑い




<初めての出会い> 

◇じゃんけんさようなら  
  
 同じものがそろえばOK



◇逆しりとり  

 「ん」で終わる言葉を言えたら勝ち



◇3文字イェーイ真ん中○ 
  
 真ん中が○の3文字言葉→言えたらチェンジ



◇やじるしパニック    
 
「みーぎー」右に両手を伸ばす 

  → 左・上・下



◇歌合戦 
  
 でんでんむしVS桃太郎
前に二人が出て「でんでん虫」  
 
   対して「桃太郎」→クラス全員




<「くだらない」で間違いを恐れなくなる>

◇話した○○の命令ゲーム 
  
 鼻の下に鉛筆を一本挟む

 → 鉛筆が落ちたらアウト

「右手上げる」
  「下ろす」
  「しゃがむ」
  「一回回る」
  「一回ジャンプ」
  「早口言葉」  がおすすめ



◇頭上注意の命令ゲーム  
  
 頭上に教科書を載せる 

 → 教科書が落ちたらアウト
 
  「両手をあげる」
  「手を振る」
  「目をつぶり片足で立つ」
「先生の真似をしながら軽くジャンプ」 → 次々とレベルアップ



◇だるまさんが転んだ転ばない
 
「だるまさんが転んだ」と言ったら転ぶ

 - 転んでない人アウト


「だるまさんが転ばない」

 - 転んだ人はアウト



◇お笑いボール止め

 ①3~4m間隔


 ②一人がドッジボールを転がし,止める場面を設定「おしり」「あたま」


 ③反対に返して「ひじ」「ひざ」



◇ダジャレにらめっこ 
 
 笑ったら負け 
   
  ① ダジャレが得意な子を前に
   
   
  ② 教師が「ダジャレにらめっこ」と言ったらクラス全員笑ってはいけない


  ③ 一つのダジャレを言ったら十秒ぐらい沈黙

   
  ④ 笑った子はくすぐりの刑



◇法則発見ゲーム① カタカタカタカタカタツムリ

 ◎ カタカタカタカタカタツムリと言いながら ある物を指さして尋ねる
   〈子どもが 聞いている人の 目の開き方に気づくかどうか?〉

 A 片目をつぶれって指さした物はカタツムリ

 
 B 両目を開けて指さした物はでんでん虫

カタカタカタカタカタツムリ これはカタツムリ

カタカタカタカタカタツムリ これはでんでん虫

  これは?



◇法則発見ゲーム② 「これなんだ だいこん」

 ◎末尾の音に気づくかどうか 
  
 人差し指を指しながら 「これなあんだ」 「だいこん」

  
 中指を指しながら   「これなあに」  「にんじん」 


 薬指を指しながら   「これは」    「はくさい」


 人差し指を指しながら 「じゃあ これは」 「はくさい」

  
 最後に        「これなにき」 



◇伝言 お絵かきバトル
 
 列対抗で  
  

 一番前の子が教師のところで絵を見る(ランドセル,筆箱,ちりとり)
  
               ↓

             20秒でかく   



5秒で見せる

               ↓

             20秒でかく   



5秒で見せる



◇鼻つまみチェンジ

 右手で鼻をつまみ,左手で右耳をつまむ


「チェンジ」でチェンジ  

「せえの」で万歳してチェンジ

 「せえの 万歳 チェンジ」

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「校内授業研究の視点を変える」 玉置崇(愛知県・海部教育事務所長)  「教師のチカラ」より 年度不明 /「日本をめぐって」網野善彦著作対談集 講談社 2002年 ②【再掲載 2012.8】 [読書記録 教育]

今回は、玉置崇さんの
「校内授業研究の視点を変える」を紹介します。



出典は教育雑誌「教師のチカラ」です。
出版年度は不明です。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「業研究の視点が教師側の活動(発問、指示、教材等)に偏りすぎている」


・「授業を通して生徒がどのように変容したのかをつかむことが大切」


・「生徒の様子を観察し合い、それらの情報を共有するとよい」


・「15分間程度でよいので、それをもとに情報交流をする」




もう一つ、再掲載となりますが、網野善彦さんの対談集、
「日本をめぐって」②を載せます。
日本歴史と日本民俗の自分の知識が深まったような気にさせてくれます。





<浜松のオリーブ園>

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和Olieve 園のサイト







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休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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☆「校内授業研究の視点を変える」 玉置崇(愛知県・海部教育事務所長)  「教師のチカラ」より 年度不明

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 私は「校内授業研究の視点を変える」ことを提案します。


 中学校での校内授業研究会では、「私は教科が違いますので…」といった発言を聞くこ
とがしばしばあります。


 教材について深く話し合うような時には、この発言は理解できます。


 しかし、授業を検討する際の視点は様々ありますがら、こういった発言が聞かれるのは、
授業研究の視点が教師側の活動(発問、指示、教材等)に偏りすぎているのかもしれませ
ん。




 そこで、私は「授業研究の視点を生徒側に置く」ことをお勧めします。


 教師の発問や指事、教材よりも、生徒の動き(つぶやき、表情、話し合い、ノート作業
など)に重点を置き、それらを記録し授業検討の材料とするのです。


 授業の最終目的は生徒の学力向上にあるわけですから、授業を通して生徒がどのように
変容したのかをつかむことが大切です。


 当然のことですが、教師一人で生徒のすべてをつかむことはできません。だからこそ、
互いに協力して、生徒の様子を観察し合い、それらの情報を共有するとよいと思うのです。


 では、具体的にどのようにしたちよいか。


 中学校現場の忙しさを考えると、年間にわたって校内授業研究会を何度も行うことは難
しいと思います。

 
 とはいえ、教師は授業のプロであるので、研鑽を怠るわけにはいきません。


 そこで校内授業研究会を3、4人で始めるのです。この程度の人数であれば、参加者の
授業を自習にすることはありません。


 生徒観察情報は、やや大きめの付箋紙に書くようにするとよいでしょう。



 10:42

  太郎君は、教師の質問を聞いていて、すぐに教科書28ページの3行目をマーカーし
 た。  (玉置崇)



 10:55

  花子さんは、隣の次郎君へ「このやり方でやればいいの」と質問していた。(玉置崇)



 あらかじめ付箋紙への記入の仕方を決めておきます。


 1行目には記入した時刻・2行目からは観察記録、最終行には記入者の氏名を書くよう
にします。


 観察記録には事実だけを書きます。


 その場で行動の分析をする必要ありません。


 授業後はその付箋紙を集めて、A4用紙等に時系列に並べてそのまま印刷します。


 これだけで立派な生徒観察記録となります。


 そして15分間程度でよいので、それをもとに情報交流をするのです。


 その時には、付箋紙が集中している時刻での生徒の様子を中心に振り返ってみるとよい
でしょう。


 生徒が、なぜつぶやいたのか・暗い表情をしたのはなぜだろうか、隣同士で活発に話し
合えた理由はなにか、つまずいた原因はどこにあるのかなど、生徒の動静をつくり出した
教師の活動をふり返っててみるのです。


 もちろん、その答えは容易に出るものではありませんが、事実を踏まえて授業を振り返
ることが大切なのです。


 こうした事実に基づいた具体的な振り返りの積み重ねは、必ず授業力を高めさせること
になるでしょう。











☆「日本をめぐって」網野善彦著作対談集 講談社 2002年 ②【再掲載 2012.8】

<出版社の案内>
海外交流、漂泊民という視点から見た新しい「日本」像。「日本は島国で農業社会である」
という既成の日本観をくつがえした歴史家が、新しい国家観をめぐって6人の論客と論じ
合う。網野史学の真実を照らし出す対談集。
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◇21世紀の新しい歴史像のために 姜尚中(かんさんしゅん) 

□姜尚中 1950年熊本生東京大学教授
  
 

□土地を持たない者への蔑視 

 大塚久雄の歴史観「土地制度史観」
土地を持たない者への蔑視 

   15~16世紀江戸時代 → 明治以降強固に
   
  
「マルクス主義」
   土地を基盤とした生産力中心の見方
  
 

□農村中心主義史観の呪縛 

 

□国民国家は近代のフィクションか?

 天皇は1300年間に過ぎない
  
 

□日本と亜細亜の歴史蔵の再構成 

 ライシャワー
 「日本は封建制を潜りぬけたから初めて近代化できた」
  
 

□「自由主義史観」への批判

 西尾幹二は戦後歴史学の鬼子

 不徹底・不透明のまま進んでしまった

 日本は国名を変えるべきだったか?
  
 

□国家に回収された戦後日本の可能性 

 日米
 「違うメロディを奏でながらも、ぎこちなく一緒にダンスを踊っていた」
 
 ※ 国家主義と訳されるようなナショナリズムはダメだが、他方でアメリカの支配に対
  しては「民族の発見」をしなければならない

※ 国家に収斂する歴史意識がDNAのように日本人に刷り込まれている

   終戦敗戦を通しても、意識の上での連続性が断ち切れなかった
  
 

□アジアと日本のナショナリズム 

 「倭寇」 
   列島西部 済州島・朝鮮半島南部・中国大陸南部にまたがる


 国家・国境を越えた「海の民」の活動
後期倭寇は日本人よりも中国大陸の人が多かった
  
 

□日韓の戦後50年間の違い

 日本 戦後1950年代 

    「国際派」と「民俗派」の対立


 韓国 「分断ナショナリズム」「檀君神話」が出る



 敗戦時 日本を徹底的に見直すことができなかった
ずるずると曖昧な状態に





◇人類史的転換期に於ける歴史学と日本 小熊英二 

□小熊英二 1962生 慶応大学助教授

 

□「青年期」から「壮年期」へ

 日本の転換期は14世紀

= 民族意識資本主義など近代社会の原点、浮浪者などへの差別は中世から

  
 「民俗派」の立場

  - 国民的歴史学運動 1953年に網野は退く
  
 

□「保守」歴史学との格闘
 
 生活重視 - 津田左右吉 清水三男

 
 津田左右吉 
   歴史の根底に「生活」のはたらきがある

インテリ左翼の観念性を批判

「天皇への愛着は民族文化そのものの中から生まれてくるものだ」

 
□「落ちこぼれ」だった1960年代

 宮本常一
  「石母田や藤間はだめだけれども、清水は立派だ。松本はまだ良い」

 網野
  「自由主義史観は『勝とう勝とう』史観である」



 ◎ 文明的・理論的なものに対して原始的・周辺的なものを位置する
   勝者よりも敗者を描きたかった
  
 

□「悪党」と全共闘

 松本新八郎の南北朝観  一種の封建革命


 中村直勝・清水三男の見方をマルクス主義風に

  ・悪党をどう評価するか

  ・南北朝をどう評価するか
  
 

□「原始」と「民族的」 

 無縁・公界・楽(日本) = 自由・平等・平和(西欧)


 無縁の世界の評価
 

「寄合」 
  宮本常一は肯定的

  杉本仁は「寄合民主主義に異議あり」
  
 

□「東と西」 

 宮本常一『忘れられた日本人』の影響
     
 ◎ 西の人は西日本中心

  - 先進・後進の考え方を批判している = 異質の社会
  
 

□日本論の視座 

 1980年代
  ①「アジールと王権論の網野」

  ②「社会史の網野」

 1990年代 
  ③「日本論の網野」
  
 

□国民・国家論について 

 国民国家批判論

日本の近代に対する過大評価 = 江戸時代以前の日本社会の過小評価


 「日本国」に完全に足を取られている


百姓は自由民

  ~ 非常に多様な生業を営む人々
  
 

□「自由主義史観」について 

 自由義史観  - 日本の誇り


 日本人
  ◎近代以前から持っていた内発的発展力、エネルギーや能力が非常に高いものであっ
   たからこそ明治に入って近代化が進んだのである

      ↓

  ◎ 日本国家の誇りではなく日本民衆の誇りである

 

□歴史は誰のものか?  

 「民衆に力と希望を与えることができるかどうか」



 ◎「歴史家は学会に向けてだけでなく民衆に向かって発言すべきだ」

 ※ 歴史学は実証を基礎としつつ歴史像を叙述する必要があり、それを自らの課題とし
  ている



 ◎ 現在の学会が人々の生活感覚と離れている
 
 ◎ 学問は決して歴史家だけの専売特許だけではない

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「やおよろず的」玄有宗久 四季社 2005年 ②(後半) / 有田和正さんはこんなことを ①【再掲載 2012.2】 [読書記録 宗教]

今回は、6月22日に続いて、玄有宗久さんの
「やおよろず的」2回目、後半の紹介です。



出版社の案内には、


「最新メッセージ。もっと楽に生きてみませんか。“玄侑流”生き方の妙。」


とあります。


今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「私認識は2歳以上の人間とチンパンジーしかない」


・「犬は時間を捏造しない 犬や猫には前の記憶がない 」


・「比叡山はパートみたい。総合的で八百万的。道教,儒教,仏教がごちゃ混ぜに」


・「日本人は,コントロールできない自然や非合理をもともと昔から大切にしてきた。そ
  こから八百万の神々が生まれてきた。」


・「駿河には過ぎたるものが二つあり富士のお山に原の白隠」





もう一つ、再掲載となりますが、
「有田和正さんはこんなことを」①を載せます。
有田和正さんが亡くなられて7年が経ちました。
小学校社会科を中心とする「熱い」実践に意欲を喚起されました。





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☆「やおよろず的」玄有宗久 四季社 2005年 ②(後半)

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◇表現によって生まれる「時間と自己」

 時間は流れていくか 
   スピードによって違いが出る

   寝たときも起きたときも今日
  


 自分という「時間と自己」 
私認識は二歳以上の人間とチンパンジーしかない

私と世界はミルクティ 
     ミルクが私で紅茶が世界

  ミルクティを味わうことはできるが、単独にそこから紅茶を取り出すことがで
    きない



 犬は時間を捏造しない 
   犬や猫には前の記憶がない 

   十日以上みそ汁懸けご飯でもOK

その日暮らし
  


 日々是好日 
   にちにちこれこうにち 



 言葉による表現はフィクション



 因果に落ちてはいけない
因果に落ちるな 「不落因果」
     いいことをしても期待しない 因果一如

   太る原因は脳のストレス



 因果をくらまさない 
   お陰様


 
 挫神 
   自己と時間をほどく

   アラン:うずまき状に時間は構造



 揺らぎを風流という 
   風流と思って楽しむ



「やおよろず」から





◇「やおよろず」から見た禅

 日本仏教のやおよろず性
   比叡山

   ~ デパートみたい 総合的 八百万的 = 道教,儒教,仏教がごちゃ混ぜに



 月という非合理の世界
イサナギの三人の子ども 

     ①太陽   天黒大神  合理性

     ②月   月説尊 わりきれない

     ③風   須佐之男神



 民族の集合的無意識



 合理だけでない仏教の健康観
   阿弥陀 … 夕陽シンボライズ

       - 死にゆく人を迎え入れてくれる



 本当は恐い唯一絶対の価値観
煙草 … ニコチン酸 

   → 心筋梗塞の特効薬 認知症に効果



 すべてを受け入れる阿弥陀如来
病気は抱えながら逝く仲間



 禅はへそ曲がり
日本人は,コントロールできない自然や非合理をもともと昔から大切にしてきた。
そこから八百万の神々が生まれてきた。

         ∥

   ◎ 非合理も認めるが故に「やおよろず」になった       


   禅 - 非合理が好き

脱俗 枯高 簡素 静寂 閑


   禅文化 ~ 余白の美



 白隠さんの魔境

  「駿河には過ぎたるものが二つあり富士のお山に原の白隠」

    白隠は原の松蔭寺住職 
      臨済宗中興の祖 - 禅定体験



 「やおよろず」の時代が到来 
    阿羅耶識(アラヤシキ)

    やおよろずの自分





◇七福神のデビュー  

 七福神は「やおよろず」を表しているか










☆有田和正さんはこんなことを ①【再掲載 2012.2】


◇紳士録
 
 教室の後ろに「紳士録」ノートを用意


 日記,発表等「がんばったこと」を友達が自由に記入していく。



◇教師はお・な・か
 
  だやかに話す  

  がい目で見る  

  題を小さくして与える



◇3つのことを重点に

 1 挨拶は1日目が勝負  

     笑顔で明るく どちらが早いかの競争を


2 学習の武器(参考書,辞書)と進め方指導

     自分で調べて自分で考えを出す


3 規律のある「自由」の大切さの指導



◇学級の荒れが見えるか

 1 喧嘩が増える


2 ポツンとした子が出てくる



   ◎ 子どもが教師についてきているか



◇笑い

「一時間の授業で笑いが一度もないなんて砂漠のようだ。もっとも良い教師とは子供と共
 に笑う教師である。もっとも良くない教師は子どもを笑う教師である。」 - ニイル


「今日からこのクラスは○○学級です。○○学級で一番大切なことは良く笑うことです。
 笑えない子どもでも○○学級に入ればたちまち大笑いできるネアカな子どもになりま
 す。」



◇おたよりノート
 
 黒板に今日のできごと(事務的連絡やみんなに知らせたいことや良いこと)や翌日の予定
を板書



□連絡帳に視写 

 → 検印 
 
 → 週末までには全員のこの良いと思うことを一行

 
□「子どもを鍛えるもの」=おたよりノートの機能

 1 学級通信  
    おもしろく書いて親が読みたくなるもの


2 子どもを鍛える 
    視写力 
    聴写力


3 文章表現力の刺激  
    ネタの見つけ方 
    ユーモアなど


□内容
  
 ① 連絡事項(学校→家庭)

 
 ② 親に伝えたいこと,注意してほしいこと,読んでほしいこと


 ③ 子どもに伝え,記録に残したいこと


 ④ 今日の子どもの様子 今日のできごと


 ⑤ 明日の予定 持ち物 一週間の予定


 ⑥ 時事問題


 ⑦ 季節変化(虫 花 風等)

 
□帰りに

 書き終えると捺印 

 綺麗に書いてある子にはシール

  ※ 遅い子には「コピーライター」をつける

 
□ポイント 

 ◎ 親に毎日見てもらえるようにする 

 ◎ 親宛の内容を入れる



◇ノート「思考を創る道具」

□改善ポイント 

 子供たちが「表現したい」と思うようにすること

 使いたくなり使うことによりよく分かるようになる

 ・情報インプット

・思考の作戦基地


□ 「ノートは思考の作戦基地」 = 学習の財産



◇マナーづくり

 一つだけ「あっ」と言われるようなマナーを身につけよう。

 たった一つ。小さなことで。



 ◎ 確認(絵や文で)
     例 1月「どうぞ」「ありがとう」

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キーワード「日本の食事情」③(最終) /「公立小学校の挑戦」志水宏吉 岩波ブックレット №611 2003年 ①【再掲載 2015.6】 [読書記録 一般]

今回は、6月21日に続いて
キーワード「日本の食事情」の紹介3回目 最終です。


出典は不明です。


東海林さだおさんと椎名誠さんとの対談のおもしろさを思い出しました。
わたしは、東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズが大好きです。
思わずクスクス笑ってしまい、家族から気味悪がられます。
電車の中で読むのは、わたしには無理です。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「調理は 生食、煮る、蒸す、焼く」


・「玉葱は『実力があるけれども恵まれない状況』」


・「キャンプは訳の分からない内に始まって訳の分からない内に終わる」


・「おでんの竹輪麩の哀しさ。大根が王道。おでんはサラリーマン」





もう一つ、再掲載となりますが、志水宏吉さんの
「公立小学校の挑戦」①を載せます。
公立学校の教育を充実させるためのアイデアを教えてくれます。
かつて勤務先での講演会で聞き、大変納得できた、「スクールバス・モデル『力のある学校』の8つの要素」を思い出しました。
どこに力を集中させればよいかが分かります。





<浜松のオリーブ園>

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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

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☆キーワード「日本の食事情」③(最終)



◇日本食
 
□調理  

 ① 生食

 ② 煮る

 ③ 蒸す

 ④ 焼く  

 ※ 煮るが主役 … 植物性のものが多い → 醗酵文化



□主食物と副食物



□塩梅(塩…   梅…酢)





◇「人生途中対談」東海林さだお・椎名誠 文藝春秋 1996年

<出版社の案内> 
ラーメン、酒、野菜、魚、おでん、CM、病気、本屋…。この15年間にさまざまなテー
マで語り合ったショージとシーナの二人の対談が一冊に。あまねく、人生の指標として読
んでもらいたい。
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□牛肉とシソの葉のバター丼

 バターを

 → すぐ牛肉(火を通す)醤油・お酒

 → シソの葉(一人分五枚) + バターの小さな塊

 → ご飯に熱々で
 


□つまみ 

 ① ビール   → カツ系統,塩鱈,たこの薫製

 ② 日本酒   → 刺身,貝,モツ煮込み

 ③ ウィスキー → ピーナッツ,チーズ
 


□玉葱  

 保守系議員みたい 地味・保存性有り

「実力があるけれども恵まれない状況」
 


□湯麺  

 野菜の甲子園



□アウトドア料理

 おにぎり         → お抜き

 アウトドア
   カレー・豚汁 

   → 缶詰 マヨネーズ革命

   →バーベキュー


 キャンプファイヤー純情物語
キャンプ 訳の分からない内に始まって訳の分からない内に終わる

     ↓

   ◎ 「あのとき声を掛ければ!」


 屋外の飯は気分がうまい 
   ウィスキーは屋外がよく似合う


 焚き火
   沈黙が許される

   火が有れば怖い動物は来ない。温かくて気持ちがいい。



   ◎ 文明の最初は火

焚き火は贅沢
 


□おでん 

 おでん三役
  ① コンニャク

  ② 竹輪 

  ③ 昆布

  ◎ 竹輪麩の哀しさ  大根が王道  おでんはサラリーマン












☆「公立小学校の挑戦」志水宏吉 岩波ブックレット №611 2003年 ①【再掲載 2015.6】

<出版社の案内>
2002年に刊行し話題を呼んだブックレット『調査報告「学力低下」の実態』において明
らかになった、子どもたちの学力の全体的な低下と階層間格差の広がり。学校に今できる
ことは何なのか。同報告において特筆すべき例として挙がった『効果のある学校』の姿を,
実地での調査・聞き取りをもとに描き出す。」
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◇教育改革と学力問題

1 問われる90年代 改革路線  - 教育の武装解除

□イギリス 1988年 教育改革法

  ①「教育の中央集権化」

②「教育の場への市場原理の導入」



◎ 効率、競争を重んじる経営主義



◎ 教育の場に市場主義・競争原理


↑↓


□日本 「新しい学力観」「観点別評価」「教育の個性化・個別化」



 藤田英典 イギリス 「教育の再武装化」

日本   「教育の武装解除」



 ◎ 教育機会の制度的平等や高水準でバラツキの少ない学力など諸外国に対して日本が
  誇りうる教育の成果をみすみす損なってしまうような改革路線を日本はひた走った

 
 1999年~ 
   「学力低下」論

  「学びからの逃走」(佐藤 2000年)



◎ ゆとり教育路線





2「効果のある学校」の発見 

□東京大学

  市川伸一、志水宏吉、苅谷剛彦、耳塚寛明

    ↓

 ① 子どもたちの「基礎学力」は着実に低下している


② それは、子どもたちの生活・学習状況の変化と密接に関連している


③ また、子どもたちの学力には「分極化」傾向が見られる


④ それは、子どもたちの家庭背景と密接に関係している


⑤ しかしながら、そうした「学力低下」や「格差の拡大」を克服している学校が確か
  に存在する


□克服している学校

◎ 大阪府松原市立松原第三中学校

◎ 大阪府松原市立布忍(ぬのせ)小学校



  ◎ 意欲も基礎学力も高い

◎欧米「効果のある学校」effectiv schools





3 フィールドワークの概要と本書の構成

□志水宏吉

 2003.4~ 大阪大学

 週一回 布忍小学校 フィールドワーク調査に入る

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「無印ニッポン」堤清二・三浦展 中公新書 2009年 /「間違いだらけの塾選び」杉山由美子 WAVE出版 2004年 ①【再掲載 2013.12】 [読書記録 一般]

今回は、堤清二さん、三浦展さんの
「無印ニッポン」を紹介します。





出版社の案内には、


「T型フォードの発売からリーマン・ショックまで一〇〇年。自動車の世紀だった二〇世
 紀が終わり、消費文化は大きな曲がり角を迎えている。大流通グループ『セゾン』を牽
 引し、無印良品を生み出した堤と、地域の文化の衰退を憂慮する三浦が、消費の未来、
 日本の将来を語る。『これがいい』ではなく、『これでいい』という『無印』の思想は、
 企業主導ではない個人主体の生き方を勧めるものである。本当の消費者主権とは何か。」


とあります。


今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「田中角栄は食糧の自給率を高めようとしたので,アメリカからロッキード事件で刺さ
  れたのではないか?」


・「竹中平蔵
  -テクノクラートとしては優秀なのかもしれないけれど,社会デザインがない」


・「商店街はソサエティ → ロードサイドと生活の均質化 古い社会には個人があった」


・「セゾンがなくなったからフリーターが増えた」


・「地方再建のために 国立大学の学費を0に」





もう一つ、再掲載となりますが、杉山由美子さんの
「間違いだらけの塾選び」①を載せます。
子ども人数の減少により、塾も変わってきました。




<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg






<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「無印ニッポン」堤清二・三浦展 中公新書 2009年

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◇アメリカ型大衆消費社会の終わり
  
□自動車の世紀が百年で終わる  

 ◎人材の枯渇・石油文明の曲がり角
    
 「あれがいい」「これがいい」

   
  →「これでいい」「これで十分だ」
無印良心的価値観
     

 日本の自立

 - 田中角栄は食糧の自給率を高めようとしたので,アメリカからロッキード事件で刺
  されたのではないか?
  


□派遣切り  

 雇用システムはアメリカ化したのか 
   経営者の体質が古い
                          
   労働権・スト権を認めない


 アメリカに対するマイナスイメージ

   竹中平蔵
    ・テクノクラートとしては優秀なのかもしれないけれど,社会デザインがない


 メディアへの懸念
霞ヶ関の能力を引き出す 

   新聞の雑誌化 
     
   新聞はタテ社会 

   セゾン文化が論壇誌を潰した





◇戦後日本とアメリカ

□アメリカ体験 

 アメリカの圧倒的豊かさ

 → 日本人の欲望の肥大化


 アメリカ消費文化とソ連崩壊
   消費は自由にする 

   反親父 = 近代化
  

 地元への愛着
   商店街はソサエティ 
   
   ロードサイドと生活の均質化
                   
   ◎ 古い社会には個人があった
         

 「これでいい」という価値観と日本の今後
   ネガティブな無印 



□百貨店とファストフード

 文化のセンター(イオンモールにはない) 
   西武美術館


 社会の下流化とファストフードの発展

  - 下流の人は片手で食べられるものが好き


 生活の24時間化の恐ろしさ ファミレス=「ファミリー・レス」

   ※ 生活の24時間化が日本人の暮らしをすごくゆとりのないものにしている





◇無印ニッポン

□無印良品は反体制商品 シアーズ・ローバックのラボラトリー 
             消費者主権の反体制商品



□「じぶん新発見」



□ユニクロと無印良品 

 ジャパネスク 

 ユニクロとの共通点

 ハンズは生まれがいい  

 もてない男とキャバクラ嬢
  


□セゾンと女性とフリーター

 隷従状態の女性
   JCの男が嫌われている 
    

 セゾンがなくなったからフリーターが増えた


 セゾングループから
   保坂和志,車谷長吉,町田康
  


□都市・建築・生活

 つかしん  → 不眠都市 


 都市のイオンモール化

 ~ 内側だけ
    

 パッケージ型都市 = 物販至上主義  

  ◎ 生活を愛せなくなった日本人





◇日本のこれから

□何が失われたのか

 求めているものは多様性なのか?

   画一化の進行



□資本と労働の古くて新しい対立 
        
  55年体制-日本の企業社会自体が社会主義的になった

  労使対立はノーマル


  すべての能力を労働に振り向ける「総力戦」の貧しさ

  ケータイで24時間職場とつながっている

  - 搾取の道具


  インテリ女工哀史
  


□シンプル族と最大公約数的な情報

  上流ほどシンプル指向  

  みんな動かされたがっている
  


□日本の経営再考  

  消費から共費へ 

  ユニクロ的経営 
    伊勢丹の営業力の源泉
  

  
□地方再建のために

 国立大学の学費を0に 

 専門学校を無料化 

 ワークライフバランス
    
 個性を失った日本企業 誇り 











☆「間違いだらけの塾選び」杉山由美子 WAVE出版 2004年 ①【再掲載 2013.12】


<出版社の案内>
母の目で取材した「親業」定番書。公立の中高一貫校対策など、合格率だけに頼らない塾
業界の最新事情がわかります
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◇受験事情

 日能研,四谷,サピックス




◇どんな塾がいいの

□マトリックス  
   
 ① 総合塾  
   
 ② 補習塾  
   
 ③ 進学塾  
   
 ④ ドリル塾


 
□四谷大塚と日能研が二大巨頭,サピックスが追い上げる

『四谷大塚の予習シリーズ』がよい 
  4年 週3回 

   5年 週3回

   6年 週5回

 
  <予習シリーズ + 日曜テスト + 公開模試>


 
□都市型ママを魅了する しどう会LEF(学習指導会)

 「しどう会」
     楽しい授業,単科制,家庭学習指導が丁寧,四谷大塚YTネット

    
 親と子のニーズが優先
   ◎ 志望校は自分で決める


                  

 母親教育が行き届いている 

 - 講習会,個人面談
  

 
□超エリートが売りのサピックス  
   
 名物講師:霜山幸夫さん
  

 
□合格100%を目指す啓明社  
   
 予習主義,オリジナルテキスト,456年3年間コースのみ            
   
 日曜テストは月1回   
  

 
□市進  
   
 長時間拘束しない,専任講師が多い,家庭学習に驚き,オリジナルテキスト   

   
 8時まで
  小4で週2回  国算  2学期より選択で理科社会一日コースも
  
   授業時間120分

小む5~6で週3回 1日2科目120分

人材育成に力を注いでいる





◇中学受験をリードする進学塾
 
□日能研 
   
 分業システム 


 
□リーズナブルで親切な桐杏学園  
   
 独自テキスト,熱心な講師


 
□明るく元気 
   
 早稲田アカデミー 四谷大塚YTネット


 
□ベテラン  
   
 ENA国立学園
   1クラス30人以下


 
□少人数制アットホーム 
   
 栄光ゼミナール  経営上手


 
□小規模専門塾の台頭


 
□関西では  
  
 浜学園 希学園 日能研  個人塾




◇塾では何をどのように教えているか

□選択科目ができるか,志望校別コースを選べるか,進路指導がしっかりしているか


 
□費用 
 
  日能研  週3回  21800円

 
  四谷大塚 週4回  39600円  オプションつけると


  桐杏学園 週2回  25000円 4万円以上


市進        28000円 4年生-2万

                                                                                  早アカデミ   39000円 5年生-4万 


※ オリジナルテキスト
四谷大塚の予習シリーズ 全標(日能研)  受験全解(みくに出版)


 
□現代の子に必要なのは体系付けたきちんとした知識

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「やおよろず的」玄有宗久 四季社 2005年 ①(前半) /「ようこそようこそ」 東井義雄 -『ママもっと笑って』青い窓の会 光雲社 1987年の紹介文【再々掲載 2011.7】 [読書記録 宗教]

今回は、玄有宗久さんの
「やおよろず的」1回目の紹介です。


出版社の案内には、


「最新メッセージ。もっと楽に生きてみませんか。“玄侑流”生き方の妙。」


とあります。


今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「嫌だと思いながらやっていれば嫌さは増します
→ 楽しいなと思いながら掃除する」


・「8は(日本の)聖数  中国の聖数は9  インドの聖数は7」


・「イスラム教、ユダヤ教、キリスト教は仲の悪い兄弟」


・「候文は日本で作られた最初の共通語」


・「たった一人の自分の中にあるあらゆる人間の可能性が含まれている
一つ選んでペルソナ パーソナリティ 便宜上一つ」


・「日本人はいわば古代神道の『やおよろず』という基本ソフトの上に,仏教やキリスト
  教,儒教とか道教というアプリケーションソフトを開いている民族」






もう一つ、再々掲載となりますが、東井義雄さんの
「ようこそようこそ」(『ママもっと笑って』青い窓の会 光雲社 1987年の紹介文)を
載せます。
福島県郡山市の柏屋さんの支援とともに50年以上続く児童詩集「青い窓」。
単行本をつくったときの東井義雄さんの文章を読んだだけで、
その内容が伝わり、心あらわれたような気分になります。
心の垢を落とそうと、わたしは定期的に読み直しています。
経済的には貧しかった昭和中期、精神的には豊かだったのではないかと感じてしまいま
した。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
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☆「やおよろず的」玄有宗久 四季社 2005年 ①(前半)

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◇福聚寺

□400年のサクラ

「柳は緑,花は紅,真面目」
  自分 = 自然の分身   我が身も自然

     ↑↓

 座禅は不自然な努力



□禅修行の日々 

 嫌だと思いながらやっていれば嫌さは増します

 → 楽しいなと思いながら掃除する



□「やおよろず」 

 若いとき

 ~ 内部にいろんな自分がいる





◇やおよろず的人生のススメ

□「八百万」

  八 = 聖数

      
  中国は9   偶数が陰で奇数が陽 陽の最大が九

         → 三三九度 三拝九拝


  インドは7  7×7=49日
  


□中央集権化しない価値観  

 欧米 - 一神教 



□「やおよろず」から「ユナイト」へ

 キリスト教 - ヒエラルキーの世界


 候文
  ~ 日本で作られた最初の共通語


 日の丸
  ~ 山形・鶴岡の酒井家

薩摩・海軍旗



借りる



□なぜ世界は「ユナイト」へ進むのか

 明治 富国強兵・殖産興業



世界をユナイトする 均一化

   イスラム・ユダヤ・キリスト教 = 仲の悪い兄弟



□日本人の「やおよろず」性

 日本

 ~ 権力が偏らないことが大切

アイデンティティ - 個人も自己同一化?

↑↓

 ◎ 人間は六道輪廻する存在

地獄・飢餓・畜生・修羅・人間・天止
一番下が金輪際  一番上が有頂天


 ◎ 仏教は本来的に人間に違いがある



□人間を分かりたい  

 狐憑き ~ 保留 器に



今は精神病



□昏睡状態の意識

 科学は繰り返さないものしか対照にしない = 万能ではない


 アーノルド・ミンデル(米)

 ~ ドリーム・ボディ
「抑圧された自分」
  


□御縁に任せては 

 たった一人の自分の中にあるあらゆる人間の可能性が含まれている

 → 一つ選んでペルソナ パーソナリティ 便宜上一つ
  


□偶然を楽しむ 

 修行は我慢ではない 

 → 人間の遺伝子は3%しか目覚めていない
  


□一貫性を求めてしまう本能 

 人間というものに一貫性を求めてしまう

コロコロ変わると考えると死刑にできない



□「やおよろず」の基本精神

 正統の仏教はない
   ある意味で日本の仏教はみな奇形



 ◎ 日本人はいわば古代神道の「やおよろず」という基本ソフトの上に,仏教やキリス
  ト教,儒教とか道教というアプリケーションソフトを開いている民族



 ◎ 今こそ「やおよろず」という考え方が大切

   聖徳太子
     第十条「人のたがうを怒らざれ。人皆心あり」













☆「ようこそようこそ」 東井義雄 -『ママもっと笑って』青い窓の会 光雲社 1987年の紹介文【再々掲載 2011.7】 

<出版社の案内>
新聞・テレビ・ラジオ・雑誌で話題!「お父さんはとうめい人間」パート2、お母さん編。
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◇富田林市・金剛コロニーの辻新太郎君

 精薄に生まれただけでなくひどいてんかんの病気を背負っていた。


 高血圧で左半身が不随でもあった。何重もの苦しみを背負いながら見事に耐えて生きて
いた彼であったが、三年ばかり前、遂にいのちが尽さて亡くなった。


 亡くなってから発見された彼のノートには

 


  ぼくの母が訪ねてきた                         

  やせてしまって細い体になっていた

  苦労したんやな

  ぼくのために

  母ちゃん ゆるしてや

  ほくがバカヤってんな

  ゆるしてや 母ちゃん




と書き遺されていたという。


 何重もの重い苦しみを、最後の日まで耐えぬかせたものは、「やせたお母さん」だった
のである。
 





◇兵庫県立盲学校の全盲の六年生のことば


「先生、そりや、もし見えたらお母ちゃんの顔が見たいわ。

 けど、見えたら、あれも見たい、これも見たいいうことになって、ぼくなんか気が散っ
て、ダメになってしまうかもしれん。見えんかて別にどういうことあらへん。

 そりゃ、見えんのは不自由やで。でも、ぼく、不幸や思ったこといっペんもあらへん。
 先生、不自由と不幸は違うんやな」


といったという。


 大好きな、お母さんの顔さえ見たことのない、光のない世界を生きながら、何という明
るさであろうか。


「そりや 、見えたら、お母ちゃんの顔が見たいわ」


と言っていることからも、この子の心の中には、「お母さん」が、ちゃんと生きていてく
ださり、それが


「不幸や思ったこと、いっペんもあらへん」


と、言わしめているのである。





◇おうちがだんだん遠ざかっている

 お母さんさえ、子どもの心の底に戻ってくだされば、盲学校の全盲の6年生の子どもの
ように、光のない世界をきえも見事に生きぬいてくれるのである。


 それなのに、お母さんたちの心は、どんどん子どもから遠ざかってしまいつつあるので
はないか。


 この夏、島根県の幼い子どもたちを預かっておられるお寺の奥さんから



「預かり始めた十数年前には、朝、お母さんと子どもの別れがたいへんでした。親も子も、
 泣き別れだったのです。それが、今では、至極あっさり別れていきます。預かる方もし
 やすいのですが、ふと、これは喜んでいいことなのかな?と、心にひっかかるものを感
 じるのです」


 ところが、過日、宮崎県のある保育園に伺ったときにも、園長先生がおなじことをおっ
しゃるのである。


 子どもが、家へ帰りたがらなくなっているとも聞いた。


 この詩集の中に、編者は、北海道の3年生の女の子が



「日本じゅうの3年生に、おかあさんの『おかえりなさい』ということばを聞かせてやり
 たい」


という詩を入れてくださっているが、いまのお母さん方に、ぜひ、子どもたちのこの願い
を、考えてみてやっていただきたいと思う。


 昔だってお母さんたちは忙しかった。


 国中が貧しかったから、お母さんたちは、外に出て働かれた。


 しかし、家に、心は残していてくださった。ある、農村の2年生の女の子の作文を思い
出す。


 ◎◎◎◎◎
                         
 きょうもおかあちゃんは、はたけだろうなとおもいながら、学校からかえってみると、
やっぱり、うちの大戸がしまっていました。


 わたしは、つまらないなあとおもいながら、よいしょと大戸をあけました。


 戸をあけたわたしはびっくりしました。

 
 にわじゅういっぱいに、なにかかいてあります。


 よくみると、それは、けしずみでかいたおかあさんのかおでした。


 大きなかおのところのそばに


「おかえり、やきやまのはたにいるよ」


とかいてありました。
 

 わたしは、けしずみでかいたおかあさんがまっていてくれたのでさみしくないとおもい
ました。

 わたしは、かばんをおろしてから、けしずみを一コもってきました。


 そして、おかあさんのかおのところのそばに、小さいわたしをかさました。


 リボンをつけたわたしにしました。


 そして、おかあさんのほうに手をのばして、かたたたきをしているところにしました。


「かあちゃん、かたたたいてあげるよ」


とかきました。


 はんたいがわに


「あしたもまっててね」


とかきました。


 すっかりかきあがったので、手をあらって、おやつをたべてから、おかあさんのかおの
ところのそばで、ゆうがたまで、いっぽんふみをしてあそびました。              
   
 ◎◎◎◎◎ 




 こういうお母さんによって、子どもたちは、人間の心を育てられていくのである。


 それなのに、お母さんの心が、子どもから遠ざかるようになって、子どもは、だんだん
人間でなくなりはじめている。


 昭和39年頃までの詩には、


 ◎◎◎◎◎

 「おかあさんのおっぱい」
                東京都一年 たけとみまつ子

 せんせい

 おかあさんの

 おちちのことが

 きになってくるので

 まいにち

 きになってくるので

 せんせい

 どうやって                                  

 わすれますか



 というように「おかあさんのおっぱい」についてのものがいくつもでてくる。


 それが、その後、すっかり出てこなくなっている。


 これは偶然であろうか。        


 学校給食が普及して、お母さんたちは、弁当づくりの苦労から解放されなさったかもし
れない。が、



 ◎◎◎◎◎

 「母」
           6年 樫本輝雄

 けさ学校に来がけに

 ちょっとしたことから母と言いあいをした

 ぼくは どうにでもなれと思って

 ボロクソに母を言い負かしてやった

 母がこまっていた

 そしたら 学校で 昼になって

 母の入れてくれた弁当のふたをあけたら

 ぼくのすきなかつおぶしが

 パラパラとふりかけてあった

 おいしそうに かおっていた

 それを見たら

 ぼくは けさのことが思い出きれて

 後悔した

 母は いまごろ

 さびしい心でごはんをたべているだろうかと

 おもうと

 すまない心が

 グイグイ こみあげてきた




 こういう感動は、今の子どもたちにはなくなってしまっているのである。


 毎日、学校で給食を受けているのだから、遠足の弁当くらい、手づくりのおむすびに、
手紙でも添えてやれば、子どもがどれだけ感動するかもしれないのに、遠足の弁当まで、
おすし屋さんのおすしにしてしまうのである。


 この詩集の中に「こたつ」という詩が出されている。

 5年生の女の子の詩である。

 

 ◎◎◎◎◎
                                         「こたつ」
          福島県 5年 佐藤悦子

 あたたかいこたつ

 家のかぞくは 五人

 「五角のこたつならいいのに」

 と おねえさん

 一番あとからはいる

 かあちゃんは

 私と同じ所

 私は やっぱり

 四角でもいい




 子どもは、こんなふうに、お母さんとの触れ合いの時と所を求めているのである。

                


 ◎◎◎◎◎
     
 「ポケット」
         東京都 3年 粟辻安子

 お母さんの エプロンの

 ポケットの中をみると

 ボタンや はんけち 小さなえんぴつ

 ちり紙や ひもも はいっている

 そのほかにも まだはいっている

 ポケットに手を入れて いそがしそうに

 はたらいている

 くしゃみをすると すぐちり紙を

 出してくれる

 妹のかおが きたないと

 はんけちを出して かおをふく

 おかあさんだけのポケットではない               

 みんなのポケットだ




「みんなのポケット」とは、よくぞ言い切ったものだ。


「みんなのポケット」ということは「みんなのお母さん」ということだ。 
 

 お母さん方、どうか、どうか、この詩集を手がかりに、「みんなのお母さん」に戻って
やってください。


 それにしても、佐藤先生、ようこそ、ようこそ、日本の子どもたちのねがいを、このよ
うに見事にまとめてくださいました。


「ありがとうございます」


と、こころからお礼を申します。
   

 おしまいに、一昨年いただいた熊本の女子高校生の作文を紹介させていただきたい。


          

 ◎◎◎◎◎
     
 「母の日」
             熊本県 高一 小林ルリ子

 
 私が母の日を意識しはじめたのは、小学4年のときでした。


 一週間100円の小づかいの中から、50円出して、お母さんの大好きな板チョコをプ
レゼントしたのが始まりでした。


 あのときは、きまりがわるくて、お母さんのエプロンのポケットにほおりこむなり、逃
げるようにふとんにもぐりこみました。


 そして、あんなものでもよろこんでくださるかしら、誰かが聞いたら笑うんじゃないか
しらと、喜びとも、不安ともつかない複雑な気もちのまま、わたしは、いつか深い眠りに
おちていきました。


 翌朝、目をさますと、わたしの枕もとに、一枚の手紙と、板チョコの半分が銀紙に包ん
でおいてありました。


「ルリ子、きのうはプレゼントどうもありがとう。お母さんね、いままで、こんなおいし
 いチョコレート、たべたことがなかったよ。こんなにおいしいんだもの、お母さん一人
 で食べるのはもったいなくて、お母さんの大好きなルリ子にも半分食べてほしくなりま
 した。どうか、これからも、元気で、そしてすなおなよい子になってくださいね」
  


 
 読んでいる中に、涙がこみあげてきて、あのときほど、お母さんの子に生まれたことを
ほこりに思ったことはありませんでした。


 あのときの感激は、生涯、忘れることができないでしょう。


というのである。




 この詩集にも「おかあさんのようなおかあさんになりたい」という詩を出してくださっ
ているが、いま、お母さん方が、ほんとうのお母さんに戻ってくださることが、いまの女
の子たちを「おかあさんのようなおかあさんになりたい」と身構えさせることにもなると
考え、それを期待するからである。


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キーワード「日本の食事情」② /「学力づくりで学校を変える」 久保齋 子どもの未来社 2002年 ①【再掲載 2012.7】 [読書記録 歴史]

今回は、6月18日に続いて
キーワード「日本の食事情」 2回目の紹介です。


出典は不明です。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「昔は日常の生活で米を食べなかった
→ 米どころでさえ屑米を粉にして焼き餅,干し米を刻んでカテメシ」


・「昔(300年前)は一日に2回の食事。一日に食べる量は5合。一回に2合5勺。
  だから2合5勺の升がどこにでもあった」


・「秀吉の前までは360坪一年間の食糧をまかなうことが出きる広さを一反(いったん)
  秀吉が一反を300坪に減らした。土地を測る単位は人が一日に,或いは一年に食べ
る食料を単位にして決めたものだったようだ。秀吉の時代になって、一坪でできる米
  が技術の発展により増えて一反を300坪になったのではないか」





もう一つ、再掲載となりますが、久保齋(くぼ いつき)さんの、
「学力づくりで学校を変える」①を載せます。
久保さんも、旧「学力の基礎を鍛え落ちこぼれをなくす研究会」に関わる方です。
今回紹介分に書かれている「授業づくり私案(久保)」は大変参考になり、
読んだ年度に早速実践し、大きな効果を得ることができました。
『一斉授業の復権』も大変参考になる本だと、わたしは思っています。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
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 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆キーワード「日本の食事情」②

◇飯
 
□ご飯  

 メシ = 召すもの  

 元々は「イイ」



□食べる

 = 賜るからきた言葉



□米調理 
  
 ① 飯  

   米を甑で蒸したもの = オコワ 

   特別の日に食べるもの
    

 ② 堅粥

   今のご飯 

   水を入れて炊くものはかゆ
カタカユ 

ヒメカユ 水気のあるもの



   ◎ 昔は日常の生活で米を食べなかった

◎ 米所でさえ屑米を粉にして焼き餅,干し米を刻んでカテメシ
ヒエメシ ムギメシ イモメシ




◇食事の回数 

□昔(300年前)は一日に2回


□一日に食べる量は5合


□5合を2回に分けてだから一回に2合5勺

2合5勺の升がどこにでも                                                                                                        

□ハタゴ

 一日の食糧の5合米 = 水田一坪(6尺四方)から採れるもの



 秀吉の前までは360坪,一年間の食糧をまかなうことが出きる広さを一反(いったん)
という
             
 → 秀吉が一反を300坪に減らした

◎ 土地を測る単位は人が一日に,或いは一年に食べる食料を単位にして決めたものだっ
 たようだ

 → 一坪でできる米が技術の発展により増えて一反を300坪に
 




◇魚
 
□獣肉を昔は食べていた

 → 仏教のために食べなくなった



□熨斗(ノシ) 

 生臭さを消すもの 

 ノシアワビ





◇凶作
 
□江戸時代 

 藩内で処理すべき問題  他藩が津留(米移出禁止)

     ∥

 対策 

 → 酒造米制限 

   所有米調査 

   力ある者の施米 

   幕府廻米

   囲籾

   郷倉

   義倉

  → 田舎を捨てる



□学者は飢饉時の食物について啓蒙



 ◎ 飢饉から救ったのは鎖国解放による交易の自由












☆「学力づくりで学校を変える」 久保齋 子どもの未来社 2002年 ①【再掲載 2012.7】

<出版社の案内>
NHKスペシャルで紹介された京都・新林小学校の「基礎・基本プロジェクト」の実際を
紹介。学校ぐるみで、子どもたちに基礎・基本の学力をつけさせるという取り組みはどの
ように進められたのかを記す。

いま、ふつうの学校であたりまえの教育をすることが求められている。先輩教師たちが長
年積み重ねてきた日本の教育の技術をより深め、子どもたちの足腰をしっかりとたくまし
く育てる教育が。本書は、日本のどこの小学校でもすぐにできる、そんな取り組みで子ど
もたちをきたえ育てている京都・新林小学校の教師たちの記録である。

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◇京都 京都・新林小学校

「一か月で学習規律の確立を!百日間で子どもを変える実践を!」

1.基礎基本の充実

2.学習規律の確立

3.授業改善の取り組み



◇キーワードは「授業で鍛える」(1)

□全校の子どもたち一人一人を育てよう

「追いかける生徒指導」から「育てる生徒指導」へ


実態調査が第一歩



□15年間「学力の基礎をきたえ,どの子も伸ばす研究会」
   
 旧「学力の基礎を鍛え落ちこぼれをなくす研究会」



□仮説

「読み書き計算を徹底して鍛えると,学力の基礎を培うだけでなく,子どもたちの学習意
 欲と自己肯定感を喚起させ,同時に,荒れやキレの問題をも解決できるのではないか」  
  

□生徒指導 
  
 ・ 読み書き計算などの学力の基礎を鍛え,一人一人の認識力を高める。
  
 ・ 明るく規律ある学級,学年集団を作り,その中で社会的認識を深めさせ、社会道徳
  を身に付けさせる。
  
              ∥
       
  ◎ 授業は学力を高めると共に社会性をも高めていく    
  


□実態調査が学力作りの第一歩
  
 基礎学力調査を実施する   
  
 5年生ならば,1234年生用4つのテストを行う。
  
 定期的に 4月,7月,10月,2月に調査
             
     ※ 計算力と読解力  



□「公開授業」で授業のあり方を見せる
  
 授業で実践・理論を見せる
 
 ◎生徒指導 - 「授業を通しての規律ある学級づくり」」



□「授業を通しての規律ある学級作り」 5月12月



「鍛えられた子どもを見てもらう場」

 ◎ すぐれた授業は教師によってつくられるのではなく、教師によって優れて育まれた
  子どもたちがつくる
  
 × 「教師の授業展開能力を見せる場」


 <読み・書き・計算> + <話す・聞く>
音読 漢字  言葉遣い
ノート指導 百マス
    


□授業づくり私案(久保)
 
① 学校は勉強する所です。授業中は先生の指示に従いなさい。遊び時間や放課後は君た
 ちの自由にどうぞ。


② 文房具はえんぴつ2本,赤えんぴつ,定規,消しゴムだけ。他の物は授業中,机の上
 に出さないこと。


③ 音読は,読点で息を吸い,読点から読点までは一息で読みます。聞く人に心地よいよ
 うに,大きさだけでなく,明るく澄んだ声で読みなさい。

  
④ 先生の発問には必ず答えを用意すること。手を挙げなくても当てます。答えがない時
 は「後に回してください」と言います。必ず後で当てます。

  
⑤ 答えが間違っているのは問題にしません。間違った答えはみんなを賢くするからです。

  
⑥ 先生の発問を聞いたら自分で考え,次に隣の人に聞いてもらい,発言の準備をします。

  
⑦ 始めに当たった人が発言し,その後司会をします。何人か発言したら,「先生,この
 ような意見が出ましたがいかがですか」と先生に戻します。

  
⑧ 発言は一文を短くし,接続詞を使って明確に話すこと。みんなで考えているのだから,
 独り占めしただらだら発言を戒めます。

  
⑨ 授業の最後に,今日学習したことについて,話せるようにしておきなさい。

  
⑩ どの教科も,教科書の音読,発問,討論,ノート指導を徹底します。

  
⑪ 宿題はB4版のプリント。表は漢字の完璧写しと計算ドリル,裏は授業のノートの写
 し,教科書写しと,今日学習したことの言語化・文章化です

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「池上彰のお金の学校」池上彰 朝日新聞出版 2011年 ③(最終) /「大人がいない」清水義範 ちくま新書 2006年 ①(前半)【再掲載 2014.12】 [読書記録 一般]

今回は、6月17日に続いて、池上彰さんの
「池上彰のお金の学校」の紹介3回目 最終です。



出版社の案内には、


「そもそも、お金とは何でしょう?金利とは?株とは?保険とは?GDPとは?あなたは説明で
 きますか?わかりやすい解説で定評のある池上彰が、わかっているようでわかっていな
 い、お金のしくみを徹底解説。基礎がわかれば、お金の流れがすんなりわかる。」

とあります。


途中までの要約でした。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「株価の急激な乱高下を起こしているのはAI」


・「目論見書にはリスクも載っている。読む必要あり」


・「忘れてしまうぐらいの額がちょうどいい」


・「年金は『長生きするリスク』に備えた保険」






もう一つ、再掲載となりますが、清水義範さんの
「大人がいない」①を載せます。
責任ある大人の姿を子どもたちに見せたいですね。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「池上彰のお金の学校」池上彰 朝日新聞出版 2011年 ③(最終)

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◇投資

□株式投資 

 「会社の情報」と「世間の人がどう考えているか」
  

  証券会社は何をやっているか


  株式会社にお金が入る仕組みとは


株式会社の歴史


ウォール街の誕生


日経平均は日本の体温計



□株価

株価が上がるとどんな得があるか

  ① 社会的な信用度が高い

② 新株の発行を有利に行える


株式会社の怪


 非上場にする意味 
① 会社を建て直したい

② 株主がうるさい


株価の急激な乱高下を起こしているのはAI 
高速取引



□債権  国債 社債

 格付け会社の役割


 外国債を買うときは為替変動リスクに気をつけて



□投資信託

専門家にお任せ


 信託報酬って何


 目論見書をよく見る
リスクも載っている

読む必要あり


 ファンドの仕組み


 「お金を儲ける」以外の価値がある


 忘れてしまうぐらいの額がちょうどいい



□FX 

FXはギャンブルなのか



□金投資

通貨の信用が落ちると金の価値が上がる

 「売り」の量が限られている金



□FTF

わかりやすさが特長のFTF



□先物取引

 江戸時代から



□個人で投資を始める前に知るべきこと

 NISA 5年間 120万円まで非課税
日経平均株価連動型FTF


日銀が「日本の体温計」を操作している





◇保険

□「リスクに備えた助け合いのシステム」 = 保険

リスクに備えるもの



□生命保険

  貯蓄型と掛け捨て型



□損害保険
 
  保険会社の保険会社



□年金

  年金は「長生きするリスク」に備えた保険
 

  なかなか進まない年金改革


  1986年 60歳→65歳





◇税金

※P202まで











☆「大人がいない」清水義範 ちくま新書 2006年 ①(前半)【再掲載 2014.12】

<出版社の案内>
教育談義では、よく「親の顔が見たい」という言葉が使われるが、最近のこの国では、さ
ながら「大人の顔が見たい」というような場面に遭遇することが多くなった。戦国時代、
三河徳川家では、殿様の側近らは「大人衆」と呼ばれ、畏怖されていた。「老」=「偉」
の時代である。平成の現在、「大人」はいったい、どこへ行ってしまったのか?誰も教えて
くれなかった「大人のあり方」を、いろいろな角度から考える、平成版「大人入門」。
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◇「大人」と「大人でない」

□「大人」とは何か 
   
 徳川家  
   オトナ衆 … ものの分かった重臣
  
          大老-老中-若年寄(役職名)

            |

   高身分  「老人」「大人」老いているのが大人

         ◎ 大人とは知恵あるもの

  

□年齢や性別に関係なく
  
 二つの大人

   ① 肉体的成熟 = アダルト

② 分別のある一人前の人間



□近頃の人間はみんな子ども?
   
 マッカーサーの「日本人12歳説」
      
  ~ 日本の過ちを弁護するニュアンスか
 


□「大人」と「大人でない」の良い面,悪い面

 ◎大人の良い面  
    ・経験と知識を元にして正しい判断

   ・自己コントロールができる - 自律

   ・対人関係が構築できる 押すところ,引くところ-自他の違い

   ・子を教育する


 △大人の悪い面  
    ・個人の自由を認めない → 専横

   ・突き詰めず,折り合いを付ける → 事なかれ主義・ごまかし
   ・他人のことに口を挟む


 ◎大人でないの良い面 
    ・自由にものを考えられる 常識には縛られない

   ・新しいこと,未知への挑戦意欲がある

   ・学んだだけ向上する


 △大人でないの悪い面  
    ・自分本位になりがち 欲望のコントロールができない

   ・視野が狭い 経験の少なさ

   ・生活力がない 口先だけ






◇「若い」という魅力

□「若いですね」は褒め言葉


 
□未熟なのは「可愛い」 
   
 可愛いものが好きと言っていると,自然に可愛く未熟に懐いていく


 
□日本人は若く見える

 人間にはネオテニーの傾向がある 
  
 
 ネオトニー = 幼形成熟

  「ヒトは胎児化されたサルである」



  ◎ 人間とは大人になりきらないで成熟する動物だ


 
□成熟しない国民性






◇大人になりたくない

□家庭から教育力が消えた 子どもと同レベルに

 友達親子は,どちらもうまく大人になれないまま次の世代にバトンタッチしていた。


 
□一家の大黒柱だった父親


 
□楽に生きられるなら成長することはない


 
□フリーターという選択制 
   
 大人にならない = 責任を持たない


 
□64万人のニート 
   
 1990年代初頭40万人 → 2005年64万人 
   
 自立の拒否


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「ラジオ深夜便」 2008年2月号 /「教育の論点」文藝春愁編 文藝春秋 2001年 ②【再掲載 2013.2】 [読書記録 一般]

今回は、月刊誌「ラジオ深夜便」2008年2月号を紹介します。


ラジオ深夜便、4時台を中心に、20年くらい愛聴しています。
この月刊誌も「神沢書店」さんに毎月届けてもらっていますが、楽しみに読んでいます





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「微腹圧呼吸法を一日三分」


・「インナーマッスル深層筋を鍛えるためにその場足踏みをスローに」


・「鬼が柊を怖がるのは火にくべるとパチッバチッとはぜて大きな音がするから」


・「『鬼』とは人間に悪さをする得体の知れない存在」


・「サクラには田起こしのころ稲の神が宿ると考えられていた」





もう一つ、再掲載となりますが、文藝春秋の
「教育の論点」②を載せます。
20年前に出版された本です。
この20年間で大きく変わったと思われましたか。
それとも、あまり変わらないと感じられましたか。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg






<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。




☆「ラジオ深夜便」 2008年2月号

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◇ラジオ 木津川計

 トーク・マスター・スリム


 「上方芸能」代表 


 「木津川計の一人語り劇場」





◇身心恕の健康法  樺島勝徳

□京都薬師禅寺住職 1949年福岡生


 
□心が先か体が先か 
 
 「自然治癒力」は諸刃の刃


 
□内蔵を鍛えて健康に - 微腹圧呼吸法

 微腹圧呼吸法 一日三分 

 ① いすに腰掛け両足を浮かせる 
   
     腹筋に自然に力が入った状態

 
  ② 足を浮かせたままゆっくり腹式呼吸

  胸を動かさないよう注意して10吐10吸


 
□体の中心軸が精神を作る
 
 インナーマッスル 深層筋

  ~ その場足踏み スローに

 
 ごぼう天のごぼう ←→ ちくわ人間





◇日本の行事に息づく植物 湯淺浩史

□神を迎える植物 

 マツ 冬でも青々 - 生命力「神を待つ」

    日本 - 「神を迎える」 

    中国 - 「鬼をはらう」爆竹
  

 
□鬼が柊を怖がるのはなぜ 

 出雲伊勢ではトベラ
   常緑で葉の表皮が厚い


 ヒイラギ・トベラも火にくべるとパチッバチッとはぜる 

 → 大きな声

音で鬼を祓うのではないか

豆 - 煎った大豆  
     → 炒ると弾ける 鬼が嫌う音


 
□「鬼」
   
 人間に悪さをする得体の知れない存在

 ~ 害虫・病気


 「虫の口焼き」~ においも有効
  

 
□日本独自の行事・花見 

 サクラ
   「サ」   早苗,早乙女,五月    = 穀物の霊

「クラ」  馬の鞍などを座を表す言葉 = 神の座

  ~ 稲の神が宿ると考えられていた (田起こしのころ)
  

 
□魔よけと清めの願いを込める
   
 芋名月   クリスマスと日本人 













☆「教育の論点」文藝春愁編 文藝春秋 2001年 ②【再掲載 2013.2】

<出版社の案内>

子供にとって、何が最良の選択か。石原慎太郎、中西輝政、重松清、立花隆、鹿島茂、曽
野綾子、榊原英資、桐野夏生ら各界の第一人者が、現代の教育問題について共に考える。

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<なぜ勉強しなければならないのか>

◇本能から科学へ 西沢周一・岩手県立大学長(ミスター半導体)
 
□「勉強することによって喜びを得るために勉強する」  
 
  知識が相互につながったものを「智」と呼ぶ
 

 「学ぶ」行為は遠い将来を見て初めて納得できることが多い



□学ぶという本能

 必要な知識・技法は植物・動物でも学んでいる



□学習から科学へ
 
 「心に灯がついた状態」にあること



□旧制高校に学ぶこと

 「知困」 = くるしむをしる  『礼記』






◇東大生はバカになったか 立花隆と東大立花ゼミ

□東大生はエリートか?

 昔の東大生 
 
「俺たちは選ばれて国の税金を湯水のように使って勉強しているエリートだから、それだ
 け社会に還元する義務がある」

 = エリート意識のある学生
 
 → 自分以外を国民と呼ぶ
 


□シケプリ構造 

  試験対策用プリントつくり係

  |

 「僕らにとっては高校生まではできるだけ少ない労力でいい成績を上げることがいいこ
  とだった」


 進振り

 ~ 希望通りの専攻に進めない
 


□東大は進化的に弱い 

前期 - 普通  

 後期 - 小論文 櫛引も!


 同質化こそ問題
 


□教養学部は必要か

学生同士の刺激が大


リベラルアーツ


理系 2年間の専門ではパンク


 ◎「早く専門教育を」と叫んでいる専門課程の先生たちは、ほとんど専門分化

  = 近視眼的人間

  = 教養がない人間 - 「専門バカ」 = タダのバカ



 教養課程 = 理系文系関係なく学ぶ アーツ・アンド・サイエンス

        ◎ 大枠を教える



「日経新聞」の記事全部が分かれば「教養が身に付いている」

 

 教養
  ① 論を立てる能力

  ② 計画を立て、遂行する能力-他人 オーガナイズ

  ③ 情報収集・整理・利用能力



 
  ◎ 教養とは < 理論能力 + 計画能力 +情報能力 >



  ◎ 社会 リソースの必要性

  <専門家を説得して味方に引き入れるだけの知識と説得力>



上に立ってリソースを動員してオーガナイズする能力

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