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キーワード「生徒指導」⑮ /「浜松の城と合戦」城郭遺産による街づくり協議会 サンライズ出版 2010年 ②【再掲載 2015.7】 [読書記録 教育]

今回は、6月 5日に続き、わたしの教育ノート(要約ノート)より、
キーワード「生徒指導」⑮を紹介します。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「日本の寂しさ(谷沢永一:評論家)
 ① ほめられないこと  拍手喝采がなくなった
② おこることも大事  おこられなくなった 」

- 叱られなくなりました。
  言うべきことは言いたい、言われるべきことは言われたい。
  ただし、「そのこと」について。 


・「ほめほめ作戦」

- 20年以上前にまとめたものです。懐かしく感じます。


・「最後の行動を示してから子供を動かせ」

- 昔々の法則化運動関係の本からの引用でしょう。
   






もう一つ、再掲載となりますが、城郭遺産による街づくり協議会の
「浜松の城と合戦」②を載せます。
浜松城公園の一画にあった元城小学校は近くの別の場所に北小学校と統合され移転しました。
加藤理文さんには以前同じ職場で大変お世話になりましたが、いつもエネルギッシュな方です。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆キーワード「生徒指導」⑮


◇日本の寂しさ(谷沢永一:評論家)

□ほめられないこと  

 拍手喝采がなくなった



□おこることも大事  

 しかし怒り方に節度を持つことはもっと大切

 ※ 上手にほめて 効果的に叱ることができればよいのですが





◇ほめほめ作戦(ハマコウ)

① 予定帳でほめる 

  「いいことをしたとき」「目に見えて頑張ったとき」子供に予定帳を持ってこさせま
 す。ノートの連絡欄や余白に,教師がそれをペン書きします。(いいことだけです)

  親は予定帳を見るもの。子供に声掛けをしてくれます。

 

② 兄弟姉妹をほめる

   廊下で担任している子の兄弟姉妹に出会ったら…。

   呼び止めて,声を掛けます。(いいことだけです)

   「最近□□君,掃除を頑張っているよ。さすが,お兄さんがいいものなア」

   「この前□□さんが君のこと(姉兄)優しいってほめていたよ。」
   家に帰って家の人に伝えてくれれば…。
 


③ 帰りの会でほめる

   帰りの会で一日の生活を振り返る場面を設定します。

   友達の良さを発表させます。

   一週間の最後の日に今週頑張った子に学級の花瓶の「花びら」をあげて表彰します。
  名札にセロテープでくっつけます。

   頑張った子じゃなくても先生が理由を付けて,これと思う子に。 



④ 助勤でほめる   

   助勤に入ったとき最後の5分間をもらって,ゲーム,読書,手品をします。

   このクラスの□□が良かったから(適当に見つけます)と理由を付けて。

   私は「怖い話」(タイトルは怖くて実際は面白い話)専門でしたが。

   「この先生おもしろそうだな」と伝えるいいチャンス。

 

⑤ 先生の日記   

   一日を振替って担任が日記を原稿用紙に書きます。いいことを見つけて書いたり、
  がっかりしたことを書いたりします。おもしろい言葉も忘れずに。
 
  (例)
    昨日君らが帰った後ドラエもんが来て,上靴の整頓をほめていったよ。のび太に
   見せたいって、いって帰っていったけど…。






◇子供を動かす法則[群れ]1原則5補足
  
 原則  最後の行動を示してから子供を動かせ


 補足
  ① 何をするのか端的に説明せよ


  ② どれだけやるのか具体的に示せ


  ③ 終わったら何をやるのか指示せよ


  ④ 質問は一通り説明し終えてから受けよ


  ⑤ 個別の場面を取り上げてほめよ

  スピーディーに ほめる ほめてほめてほめまくれ












☆「浜松の城と合戦」城郭遺産による街づくり協議会 サンライズ出版 2010年 ②【再掲載 2015.7】

<出版社の案内>

武田・徳川が争奪戦を繰り広げた遠江の城。発掘調査で明らかになった中世から織豊期に
かけての城づくりの変遷を紹介するとともに、三方ヶ原合戦の歴史的評価を小和田哲男、
漫画家・宮下英樹を交えて語る。平成21年11月に浜松で開催された講演会・シンポジ
ウムを再録
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◇織田・豊臣時代の遠江の城 加藤理文

□織豊系城郭の成立と展開  石垣+瓦葺建物
   
 3つの建物(橋、倉庫、御殿)で機能

  
 信長の安土城

 - 新技術 → 本体は山の上

   
 秀吉の大阪城

 - 新技術 → 低地に築城 = 政治的な意味合い

| <平和の到来>


 秀吉は見せつけたかった
配下の武将にも同構造の城を造らせる(ミニ大阪城)

↓例 近江・佐和山城
       
    ※ 抑止力になる
  


□東海地域における織豊系城郭の誕生 

 石垣山城 - 小田原攻めの時、秀吉が造った陣城







◇今よみがえる浜松城  三浦正幸

□浜松城の縄張りと建物の概略
日本でもトップクラスの城


天守、天守以外も

  - 城の規模 が非常に大きい

    四万あるうちのトップ10に入る

      
  元城小(現在は浜松城公園)あたりが二の丸 
石垣の部分は天守曲輪と本丸部分のみ

残りはほとんど土塁


 
□二の丸に浜松城主が住んでいた(ほとんどが老中-江戸にいた)

 「鉄門」くろがねもん 
 
     50万石以上にしかないはずだが・・・高い格式

 
    |

 ◎江戸時代 天守がなくなっていて、規模は巨大だが建物は貧弱



□天守曲輪と天守台 
   
 不等辺多角形

 - おおざっぱに7角形
   
   
 天守台も不等辺多角形

 - 技術不足



 ※ 豊臣時代(関ヶ原以後は技術革新)



□浜松城天守の大きさ

 天守台 

 → 大きい 八間四方(現在は八間×五間)

∥ ◎ 本来は今の天守より大(1階床面積1.5倍以上)


  ◎ 松本城に匹敵するぐらいの巨大天守



  ◎ 浜松城天守が今残っていたら日本で五本の指に入る巨大天守
   
       | (関ヶ原以前としては最大)

◎ 堀尾吉晴の「大きな天守好き」 = 松江城も
  


□浜松城天守の規模形式  
   
 三重四層 か 四重四層天守



□天守台の歪みと天守台の特徴 
   
 天守に地下室

 ~ 穴蔵の中に井戸
   

望楼型と層塔型の天守



□二の丸御殿の構成 
 日本で五番目ぐらい



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