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「やおよろず的」玄有宗久 四季社 2005年 ②(後半) / 有田和正さんはこんなことを ①【再掲載 2012.2】 [読書記録 宗教]

今回は、6月22日に続いて、玄有宗久さんの
「やおよろず的」2回目、後半の紹介です。



出版社の案内には、


「最新メッセージ。もっと楽に生きてみませんか。“玄侑流”生き方の妙。」


とあります。


今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「私認識は2歳以上の人間とチンパンジーしかない」


・「犬は時間を捏造しない 犬や猫には前の記憶がない 」


・「比叡山はパートみたい。総合的で八百万的。道教,儒教,仏教がごちゃ混ぜに」


・「日本人は,コントロールできない自然や非合理をもともと昔から大切にしてきた。そ
  こから八百万の神々が生まれてきた。」


・「駿河には過ぎたるものが二つあり富士のお山に原の白隠」





もう一つ、再掲載となりますが、
「有田和正さんはこんなことを」①を載せます。
有田和正さんが亡くなられて7年が経ちました。
小学校社会科を中心とする「熱い」実践に意欲を喚起されました。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「やおよろず的」玄有宗久 四季社 2005年 ②(後半)

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◇表現によって生まれる「時間と自己」

 時間は流れていくか 
   スピードによって違いが出る

   寝たときも起きたときも今日
  


 自分という「時間と自己」 
私認識は二歳以上の人間とチンパンジーしかない

私と世界はミルクティ 
     ミルクが私で紅茶が世界

  ミルクティを味わうことはできるが、単独にそこから紅茶を取り出すことがで
    きない



 犬は時間を捏造しない 
   犬や猫には前の記憶がない 

   十日以上みそ汁懸けご飯でもOK

その日暮らし
  


 日々是好日 
   にちにちこれこうにち 



 言葉による表現はフィクション



 因果に落ちてはいけない
因果に落ちるな 「不落因果」
     いいことをしても期待しない 因果一如

   太る原因は脳のストレス



 因果をくらまさない 
   お陰様


 
 挫神 
   自己と時間をほどく

   アラン:うずまき状に時間は構造



 揺らぎを風流という 
   風流と思って楽しむ



「やおよろず」から





◇「やおよろず」から見た禅

 日本仏教のやおよろず性
   比叡山

   ~ デパートみたい 総合的 八百万的 = 道教,儒教,仏教がごちゃ混ぜに



 月という非合理の世界
イサナギの三人の子ども 

     ①太陽   天黒大神  合理性

     ②月   月説尊 わりきれない

     ③風   須佐之男神



 民族の集合的無意識



 合理だけでない仏教の健康観
   阿弥陀 … 夕陽シンボライズ

       - 死にゆく人を迎え入れてくれる



 本当は恐い唯一絶対の価値観
煙草 … ニコチン酸 

   → 心筋梗塞の特効薬 認知症に効果



 すべてを受け入れる阿弥陀如来
病気は抱えながら逝く仲間



 禅はへそ曲がり
日本人は,コントロールできない自然や非合理をもともと昔から大切にしてきた。
そこから八百万の神々が生まれてきた。

         ∥

   ◎ 非合理も認めるが故に「やおよろず」になった       


   禅 - 非合理が好き

脱俗 枯高 簡素 静寂 閑


   禅文化 ~ 余白の美



 白隠さんの魔境

  「駿河には過ぎたるものが二つあり富士のお山に原の白隠」

    白隠は原の松蔭寺住職 
      臨済宗中興の祖 - 禅定体験



 「やおよろず」の時代が到来 
    阿羅耶識(アラヤシキ)

    やおよろずの自分





◇七福神のデビュー  

 七福神は「やおよろず」を表しているか










☆有田和正さんはこんなことを ①【再掲載 2012.2】


◇紳士録
 
 教室の後ろに「紳士録」ノートを用意


 日記,発表等「がんばったこと」を友達が自由に記入していく。



◇教師はお・な・か
 
  だやかに話す  

  がい目で見る  

  題を小さくして与える



◇3つのことを重点に

 1 挨拶は1日目が勝負  

     笑顔で明るく どちらが早いかの競争を


2 学習の武器(参考書,辞書)と進め方指導

     自分で調べて自分で考えを出す


3 規律のある「自由」の大切さの指導



◇学級の荒れが見えるか

 1 喧嘩が増える


2 ポツンとした子が出てくる



   ◎ 子どもが教師についてきているか



◇笑い

「一時間の授業で笑いが一度もないなんて砂漠のようだ。もっとも良い教師とは子供と共
 に笑う教師である。もっとも良くない教師は子どもを笑う教師である。」 - ニイル


「今日からこのクラスは○○学級です。○○学級で一番大切なことは良く笑うことです。
 笑えない子どもでも○○学級に入ればたちまち大笑いできるネアカな子どもになりま
 す。」



◇おたよりノート
 
 黒板に今日のできごと(事務的連絡やみんなに知らせたいことや良いこと)や翌日の予定
を板書



□連絡帳に視写 

 → 検印 
 
 → 週末までには全員のこの良いと思うことを一行

 
□「子どもを鍛えるもの」=おたよりノートの機能

 1 学級通信  
    おもしろく書いて親が読みたくなるもの


2 子どもを鍛える 
    視写力 
    聴写力


3 文章表現力の刺激  
    ネタの見つけ方 
    ユーモアなど


□内容
  
 ① 連絡事項(学校→家庭)

 
 ② 親に伝えたいこと,注意してほしいこと,読んでほしいこと


 ③ 子どもに伝え,記録に残したいこと


 ④ 今日の子どもの様子 今日のできごと


 ⑤ 明日の予定 持ち物 一週間の予定


 ⑥ 時事問題


 ⑦ 季節変化(虫 花 風等)

 
□帰りに

 書き終えると捺印 

 綺麗に書いてある子にはシール

  ※ 遅い子には「コピーライター」をつける

 
□ポイント 

 ◎ 親に毎日見てもらえるようにする 

 ◎ 親宛の内容を入れる



◇ノート「思考を創る道具」

□改善ポイント 

 子供たちが「表現したい」と思うようにすること

 使いたくなり使うことによりよく分かるようになる

 ・情報インプット

・思考の作戦基地


□ 「ノートは思考の作戦基地」 = 学習の財産



◇マナーづくり

 一つだけ「あっ」と言われるようなマナーを身につけよう。

 たった一つ。小さなことで。



 ◎ 確認(絵や文で)
     例 1月「どうぞ」「ありがとう」

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