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「絵の具屋の女房」丸谷才一 文藝春秋 2003年  /「子どもの本のカレンダー」鳥越信・生駒幸子 創元社 2009年 ⑥【再掲載 2014.6】 [読書記録 一般]

今回は、丸谷才一さんの
「絵の具屋の女房」を紹介します。


出版社の案内には、


「宮本武蔵は実在しなかった!という仮説から、なぜ明治帝・大正帝が養子だったか?の論
 考まで―。深遠玄妙かつ抱腹絶倒。おなじみ丸谷さんの最新エッセイ集。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「今川系2家(大沢家 吉良家)を儀典係に」
「大沢家 - 遠州堀江城、堀河城(今川系→徳川に)」
- わたしが住んでいるところは旧堀江領地。
  堀江領は、大半が浜名湖の近く、舘山寺周辺にありますが、
  わたしのところは浜松藩の中に飛び地のようにありました。
  浜松藩の中にあるのですが、
 「村は堀江大沢領であり、周辺は浜松藩であった。そのため『浜松で罪を犯した者の逃
  げ隠れ場所』となっていた」
  と、鈴木實さんの『倉松考 松尾神社と寿福寺』にあります。
  明治時代には堀江県もあったのですが…
   

・「『仮名手本忠臣蔵』-御政道を批判するのは禁物 と設定が変更された」


・「人生ってものは敵が千人で味方が千人なんです。敵の千人が減ることは絶対にない。
  とすれば、味方の千人が減らないようにするしかないんですよ」池島信平





もう一つ、再掲載となりますが、鳥越信さん、生駒幸子さんの
「子どもの本のカレンダー」⑥を載せます。
日付で紹介される本、楽しく読みました。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。




☆「絵の具屋の女房」丸谷才一 文藝春秋 2003年

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◇吉良上野介と高師直

 大沢、吉良の両家が高家の始め
     
    高家  - 幕府の礼法を司る家元 朝廷との外交
    
    大沢家 - 遠州堀江城、堀河城(今川系→徳川に)  


 今川系2家を儀典係に
   家の格と文化程度が高かった今川家への心理

  ↓

   1659年 
    6家に 
      今川家 
      吉良家
      品川家
      上杉家
      大沢家
      戸田家

   ↓

   26家に
     今川氏末か織田家の後  
       六角家 由良家も


 →「仮名手本忠臣蔵」大星由良之助

  ◎御政道を批判するのは禁物
浅野内匠頭 → 塩治判官   

     吉良上野介 → 高師直

     大石内蔵助 → 大星由良之助 

     江戸 → 鎌倉 



  ◎大きなプラスに!  
    史実の事件の欠点を隠し、主題を美化 大がかりに




◇木下籐吉郎とポルターガイスト

 信長の「長槍か短槍か?」
上島主水(短槍) 

    木下籐吉郎(長槍)



 ◎実施の試合



  講談「長短槍試合」
大石進 五尺の竹槍 先端に槍→突く

 ※「甲子夜話」にポルターガイスト




◇剣豪

 池島信平

「人生ってものは敵が千人で味方が千人なんです。敵の千人が減ることは絶対にない。と
 すれば、味方の千人が減らないようにするしかないんですよ」







☆「子どもの本のカレンダー」鳥越信・生駒幸子 創元社 2009年 ⑥【再掲載 2014.6】

<出版社の案内>

「自分の誕生日が出てくるお話の本が読みたい」九州のとある公共図書館への子どものリ
クエストに応えて、1年間366日毎日の日付の入った子どもの本を紹介する。「○○ちゃ
んのお誕生日の本はどれかな?」「次はお父さんのお誕生日の本を読んでみようか」会話が
広がり、自然と本好きになる楽しい本。

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◇6月

 1日 「ムギと王さま」 ファージョン 岩波書店 1987年


 2日 「磁石が果実を甘くする」 刈谷市立冨士松中学校理科部 童心社 1992年


 4日 「家がながれて大航海」 パット・ハッチンス 佑学社 1983年 英国パロディ


 5日 「赤いリュックの7人きょうだい」 鈴木喜代春 あすなろ書房 1983年


 7日 「あばれ天竜を恵みの流れに」 赤座憲久 PHP研究所 1993年 明善


8日 「鳥の島漂流記」 谷真介 講談社 1785年日本版ロビンソンクルーソー


13日 「やったね大スクープ」 マウリ・クンナス 偕成社 1991年    


14日 「ブリスさん」 J.R.トールキン 評論社 1993年 ユーモアいっぱい


15日 「夢を掘り当てた人」 ヴィーゼ 岩波書店 1969年


18日 「だれが石を投げたのか」 ミリアム・プレスラー さ・え・ら書房 現代ドイツ社会は


19日 「ネズミ島物語」 椋鳩十 偕成社 1973年


20日 「トムは真夜中の庭で」 フィリパ・ピアス 岩波書店 1967年 タイムファンタジー


21日 「父さんと歌いたい」 キャサリン・パターソン 偕成社 1973年 ジョンソンファミリー


24日 「天上の虹」 里中満智子 講談社 1984年 壬申の乱


27日 「ちんじゅの森のなぞをさぐる」 浜島繁隆 文研出版 1985年


28日 「コンチキ号とわたし」 エリク・ヘッセルベルク 文化出版局 1980年


30日 「生命の樹」 ピーター・シス 徳間書店 2005年 ダーウィンとビーグル号

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