岸本裕史さんはこんなことを ④-「のびる子の育て方」小学館 2000年 (1) /「健康長寿の処方箋 №11」-「のどの健康長寿」大渕修一 『ラジオ深夜便』NHK出版 2017年1月号より [読書記録 教育]
今回は、6月13日に続いて、キーワード「岸本裕史」でまとめたもの、
「岸本裕史さんはこんなことを」4回目の紹介です。
本日は、「のびる子の育て方」(1)です。
出版社の案内には、
「岸本式先行体験を豊かにする、具体的なノウハウ満載!子どものやる気をぐんぐん引き
出す『遊びの教科書』。勉強好きな子に育てる遊ばせ方の大全科。学力の根っこをぐん
ぐん太らせるアイディアを集めました。2002年新学習指導要領対応。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「『見えない学力』とは『見える学力』を支えるもの。整理整頓,友達と楽しく遊べる、
自己抑制力,克己心など」
・「朝の身支度大作戦」
・「意識を言葉にすることが子供の表現力を高めることにつながる。そのためにも会話を
積み重ねることが大切になる」
・「強制ではなく説得を」
もう一つ、月刊「ラジオ深夜便」2017年1月号より、大渕修一さんの
「のどの健康長寿」(連載「健康長寿の処方箋」 №11)を載せます。
ときどきむせることが増えてきました。
嚥下障害による肺炎もよく聞きます。
のどを鍛える対策、勉強になりました。
ラジオで聞くのもいいのですが、
月刊「ラジオ深夜便」もコンパクトに記事がまとめられていて楽しめます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆岸本裕史さんはこんなことを ④-「のびる子の育て方」小学館 2000年 (1)
◇はじめに
□親の願い
① いつも元気な子(体力)
② 友達と仲良く遊べる子(社会的能力)
③ しっかり勉強できる子(基礎学力)
□「見える学力」 ← 支えるものが「見えない学力」
見えない学力 = 整理整頓,友達と楽しく遊べる
自己抑制力,克己心
□自立
① 身辺的自立
身の回りのことが自分でちゃんとやれる
起床・寝間着たたみ・歯磨き・洗顔・食事・排便
② 精神的自立
甘え・すね・まつわりつきからの自立
③ 経済的自立
日常生活でのお金の負担
◇朝の身支度大作戦
□自分専用の目覚まし時計
□食事支度の手伝い
□自分で持ち物チェック
□レッスン1
目覚ましセット・起床,洗顔,着替え,トイレ,朝の手伝い,持ち物点検
→ 「行ってきます」
◎「一人でできる充実感」を
◎言葉の表現訓練も
「意識を言葉にすること」 → 子供の表現力
会話の積み重ねを!
◇生活態度改造大作戦
◎リズムとけじめを付ける
「ただいま」の挨拶
靴を揃えて脱ぐ
家の戸締まり
正しいうがい
正しい手洗い
着替え(整頓)
持ち物整理
□出かける時は
① 行き先を告げる
② 帰宅時間を守る
□「強制」ではなく「説得」を
ほめてやりながら
◇お手伝いガンバルマン作戦
◎お手伝いの学力アップ効果
初級レベル 洗濯物たたみ 箸・茶碗並べ テーブルカラぶき 玄関靴並べ
おつりなしの買い物 電話・来客を知らせる(~6歳)
中級レベル 料理皿運び ごはんよそい 食器洗い 食卓ふき
玄関・庭掃除 ハンカチ洗い メモ2~3品物を買う
上級レベル サラダ・ドレッシング作り トイレ掃除・風呂掃除
自分の靴洗い 家族の靴磨き ハンカチにアイロン 来客伝言
◎本来子供は仕事好き
スイミングスクールインストラクターの言葉
「練習終了後ビート板・コースロープの片づけ,洗面台周りの簡単な掃除を進んで手伝
う子は必ず伸びる」
∥
◎ 一定時間内で手順を考え計画性を持って仕事をこなす能力が備わっている子は吸収
能力がある
□習慣作り
① 親も一緒に
② 自分ブランドを与える
③ 新しいことに挑戦
④ 中断は認めない
◎失敗しても叱らない
☆「健康長寿の処方箋 №11」-「のどの健康長寿」大渕修一 『ラジオ深夜便』NHK出版 2017年1月号より
お正月、おいしいものを食べる機会も増えますね。お餅を思う存分食べていただくために、
今回は「のどの健康長寿」について書いてみましょう。
具体的には嚥下力~飲み込む力~をいかに保つかについて解説します。
のどは空気や食べ物の通り道です。
飲み込む力が弱くなると窒息や誤嚥性肺炎につながりますし、食べるたびにむせてしまう
のでは、食べる楽しみも減ってしまいます。
のどは体の健康長寿とも密接に関係しています。
高齢期では不顕性誤嚥といって、本人が知らないうちに誤嚥してしまうこともあるので要
注意です。
嚥下に必要な動作は3つです。
1.ロをしっかり閉じる。
2.舌を上あごにぴったりと密着させる。
3 気管と食道の間にある弁をうまく動かして気管を閉じる。
この3つの動作はほぼ無意識に行われているので、加齢による嚥下力の低下に気づきに
くいのでず。のどの健康長寿は、これらの動作を意識することから始めます。
まずはロを閉じる動作。
ほんの少し唇を開いて、ゴックンと空嚥下してみてください。
わずかに開いただけでも格段に飲み込みが難しくなりますね。
ロをしっかり閉じることは嚥下にとってこれほどにも重要なのです。
これを意識するのに良い方法は、ロを閉じて「ぶくぶく」とうがいすることです。ロから
水が漏れる場合は要注意です。
唇をとがらすなどロの周りの筋肉を鍛えるのも効果的です。
次に、舌が上あごにぴったりと密着しているかを確認してみましょう。
ロを閉じた状態で前歯に舌を少しだけ挟むようにして、空嚥下してみてください。
いかがですか。
舌の動きを制限すると、ロを開けたとき以上に飲み込みにくくなります。
舌の動きを意識するには、なんといっても「あっかんベー」です。
舌は筋肉の束でできています。舌に力を入れると歯磨きのチューブのように周りの筋肉が
中の筋肉を押し出し、舌が伸びるのです。
つまり「あっかんベー」ができれば筋肉が働いている証拠になります。
最後に気管と食道の間の弁を見てみましょう。
この弁は意識的に動かすのが難しいので、「ぱたか」といった破裂音を連続して速く
発音することで確認します。
ろれつが回らなく不明瞭になったら、弁がうまく動いていない証拠といえます。
破裂音は、気道に空気をいっぱいにためて弁を一気に開け、すぐに閉じることによって発
声します。
破裂音を繰り返し発声することで、弁の開閉のスムーズさを推し量ることができます。
この弁の動きを意識するには、先ほどの三つの破裂音に「ら」を加えて、語呂よく「ぱ
たから」を繰り返すのがお勧めです。むせやすい人とそうでない人では、明瞭度が
全く違うので是非試してください。
のどの健康長寿は、まずは無意識の動作を意識化する。
それぞれの動作を日常的に意識しながら行うことで、無意識の動作の円滑さが高まります。
お餅をいつまでもおいしく、楽しく食べられるように、日頃からのどの健康長寿を意識し
てみてください。
◇大渕修一
1964(昭和39)年、東京生まれ、北海道育ち。
東京都健康長寿医療セ ンター研究所研究部長。
専門は理学療法学、老年学、リハビリテーション医学。
「岸本裕史さんはこんなことを」4回目の紹介です。
本日は、「のびる子の育て方」(1)です。
出版社の案内には、
「岸本式先行体験を豊かにする、具体的なノウハウ満載!子どものやる気をぐんぐん引き
出す『遊びの教科書』。勉強好きな子に育てる遊ばせ方の大全科。学力の根っこをぐん
ぐん太らせるアイディアを集めました。2002年新学習指導要領対応。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「『見えない学力』とは『見える学力』を支えるもの。整理整頓,友達と楽しく遊べる、
自己抑制力,克己心など」
・「朝の身支度大作戦」
・「意識を言葉にすることが子供の表現力を高めることにつながる。そのためにも会話を
積み重ねることが大切になる」
・「強制ではなく説得を」
もう一つ、月刊「ラジオ深夜便」2017年1月号より、大渕修一さんの
「のどの健康長寿」(連載「健康長寿の処方箋」 №11)を載せます。
ときどきむせることが増えてきました。
嚥下障害による肺炎もよく聞きます。
のどを鍛える対策、勉強になりました。
ラジオで聞くのもいいのですが、
月刊「ラジオ深夜便」もコンパクトに記事がまとめられていて楽しめます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆岸本裕史さんはこんなことを ④-「のびる子の育て方」小学館 2000年 (1)
◇はじめに
□親の願い
① いつも元気な子(体力)
② 友達と仲良く遊べる子(社会的能力)
③ しっかり勉強できる子(基礎学力)
□「見える学力」 ← 支えるものが「見えない学力」
見えない学力 = 整理整頓,友達と楽しく遊べる
自己抑制力,克己心
□自立
① 身辺的自立
身の回りのことが自分でちゃんとやれる
起床・寝間着たたみ・歯磨き・洗顔・食事・排便
② 精神的自立
甘え・すね・まつわりつきからの自立
③ 経済的自立
日常生活でのお金の負担
◇朝の身支度大作戦
□自分専用の目覚まし時計
□食事支度の手伝い
□自分で持ち物チェック
□レッスン1
目覚ましセット・起床,洗顔,着替え,トイレ,朝の手伝い,持ち物点検
→ 「行ってきます」
◎「一人でできる充実感」を
◎言葉の表現訓練も
「意識を言葉にすること」 → 子供の表現力
会話の積み重ねを!
◇生活態度改造大作戦
◎リズムとけじめを付ける
「ただいま」の挨拶
靴を揃えて脱ぐ
家の戸締まり
正しいうがい
正しい手洗い
着替え(整頓)
持ち物整理
□出かける時は
① 行き先を告げる
② 帰宅時間を守る
□「強制」ではなく「説得」を
ほめてやりながら
◇お手伝いガンバルマン作戦
◎お手伝いの学力アップ効果
初級レベル 洗濯物たたみ 箸・茶碗並べ テーブルカラぶき 玄関靴並べ
おつりなしの買い物 電話・来客を知らせる(~6歳)
中級レベル 料理皿運び ごはんよそい 食器洗い 食卓ふき
玄関・庭掃除 ハンカチ洗い メモ2~3品物を買う
上級レベル サラダ・ドレッシング作り トイレ掃除・風呂掃除
自分の靴洗い 家族の靴磨き ハンカチにアイロン 来客伝言
◎本来子供は仕事好き
スイミングスクールインストラクターの言葉
「練習終了後ビート板・コースロープの片づけ,洗面台周りの簡単な掃除を進んで手伝
う子は必ず伸びる」
∥
◎ 一定時間内で手順を考え計画性を持って仕事をこなす能力が備わっている子は吸収
能力がある
□習慣作り
① 親も一緒に
② 自分ブランドを与える
③ 新しいことに挑戦
④ 中断は認めない
◎失敗しても叱らない
☆「健康長寿の処方箋 №11」-「のどの健康長寿」大渕修一 『ラジオ深夜便』NHK出版 2017年1月号より
お正月、おいしいものを食べる機会も増えますね。お餅を思う存分食べていただくために、
今回は「のどの健康長寿」について書いてみましょう。
具体的には嚥下力~飲み込む力~をいかに保つかについて解説します。
のどは空気や食べ物の通り道です。
飲み込む力が弱くなると窒息や誤嚥性肺炎につながりますし、食べるたびにむせてしまう
のでは、食べる楽しみも減ってしまいます。
のどは体の健康長寿とも密接に関係しています。
高齢期では不顕性誤嚥といって、本人が知らないうちに誤嚥してしまうこともあるので要
注意です。
嚥下に必要な動作は3つです。
1.ロをしっかり閉じる。
2.舌を上あごにぴったりと密着させる。
3 気管と食道の間にある弁をうまく動かして気管を閉じる。
この3つの動作はほぼ無意識に行われているので、加齢による嚥下力の低下に気づきに
くいのでず。のどの健康長寿は、これらの動作を意識することから始めます。
まずはロを閉じる動作。
ほんの少し唇を開いて、ゴックンと空嚥下してみてください。
わずかに開いただけでも格段に飲み込みが難しくなりますね。
ロをしっかり閉じることは嚥下にとってこれほどにも重要なのです。
これを意識するのに良い方法は、ロを閉じて「ぶくぶく」とうがいすることです。ロから
水が漏れる場合は要注意です。
唇をとがらすなどロの周りの筋肉を鍛えるのも効果的です。
次に、舌が上あごにぴったりと密着しているかを確認してみましょう。
ロを閉じた状態で前歯に舌を少しだけ挟むようにして、空嚥下してみてください。
いかがですか。
舌の動きを制限すると、ロを開けたとき以上に飲み込みにくくなります。
舌の動きを意識するには、なんといっても「あっかんベー」です。
舌は筋肉の束でできています。舌に力を入れると歯磨きのチューブのように周りの筋肉が
中の筋肉を押し出し、舌が伸びるのです。
つまり「あっかんベー」ができれば筋肉が働いている証拠になります。
最後に気管と食道の間の弁を見てみましょう。
この弁は意識的に動かすのが難しいので、「ぱたか」といった破裂音を連続して速く
発音することで確認します。
ろれつが回らなく不明瞭になったら、弁がうまく動いていない証拠といえます。
破裂音は、気道に空気をいっぱいにためて弁を一気に開け、すぐに閉じることによって発
声します。
破裂音を繰り返し発声することで、弁の開閉のスムーズさを推し量ることができます。
この弁の動きを意識するには、先ほどの三つの破裂音に「ら」を加えて、語呂よく「ぱ
たから」を繰り返すのがお勧めです。むせやすい人とそうでない人では、明瞭度が
全く違うので是非試してください。
のどの健康長寿は、まずは無意識の動作を意識化する。
それぞれの動作を日常的に意識しながら行うことで、無意識の動作の円滑さが高まります。
お餅をいつまでもおいしく、楽しく食べられるように、日頃からのどの健康長寿を意識し
てみてください。
◇大渕修一
1964(昭和39)年、東京生まれ、北海道育ち。
東京都健康長寿医療セ ンター研究所研究部長。
専門は理学療法学、老年学、リハビリテーション医学。